Difference between revisions of "Interviews"

From Detective Conan Wiki
(Otona Fami Interview #2 RAW)
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===Mid 90s Interview Unknown===
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===Mid 90s Newtype Interview===
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Unknown issue of the magazine "Newtype"<br>
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Pictures from: http://ayase.blog4.fc2.com/blog-entry-803.html
 
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[[File: interview with image of gosho and kaito.jpg|300px]]
 
[[File: interview with image of gosho and kaito.jpg|300px]]
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ある時、先生のサインが欲しくて、「ください』ってお願いしたら、また達也みたいに「オマエはライバルだからやらねーちて言われましたもんね。でもある時、先生の息子さんがコナン好きで、先生が僕にサインを頼みましたよね。僕は、交換条件で先生のサインを頂きました(笑)。南ちゃんが「がんばれ剛昌」と言っているイラスト入りのサインです。ある時、サンデーの後書きで「地震があったら何を持って逃げますか?』という質問があり、僕は「あだち先生のサイン』と答えています。今でも南ちゃんに励まされ、僕は頑張ってます。本当に一生の宝物です。まっ、そんなエピソードを並べなくても、『名探偵コナン』を読めば、僕がどれだけ先生を好きかバレバレすね。だってコナンの目は、あだち充の描く目と同じですから。
 
ある時、先生のサインが欲しくて、「ください』ってお願いしたら、また達也みたいに「オマエはライバルだからやらねーちて言われましたもんね。でもある時、先生の息子さんがコナン好きで、先生が僕にサインを頼みましたよね。僕は、交換条件で先生のサインを頂きました(笑)。南ちゃんが「がんばれ剛昌」と言っているイラスト入りのサインです。ある時、サンデーの後書きで「地震があったら何を持って逃げますか?』という質問があり、僕は「あだち先生のサイン』と答えています。今でも南ちゃんに励まされ、僕は頑張ってます。本当に一生の宝物です。まっ、そんなエピソードを並べなくても、『名探偵コナン』を読めば、僕がどれだけ先生を好きかバレバレすね。だってコナンの目は、あだち充の描く目と同じですから。
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[[File:Sunday1983.jpg|600px]]<br>
 
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Raw Images
 
Raw Images
 
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[[File:Otona Fami 2010-06.jpg|800px|top]]<br>
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[[File:Otona Fami 2010-06.jpg|600px]]<br>
 
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===Monthly BLT Interview RAW===
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===Sankei News Interview RAW===
月刊BLT 6月号 2012<br>
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『産経ニュース』のインタビュー 「転機 話しましょう」<br>
June 2012<br>
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June 23rd, 2012<br>
http://conan-4869.net/post-20045
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http://conan-4869.net/post-7967
 
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斉藤…「青山先生も、サッカーファンだと聞いています。いつ頃から、どういうきっかけでサッカーが婦きになったんですか?」。
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ミステリーをお願いできませんか」
  
青山剛昌先生(以下、青山先生)「サッカーが好きになったのは”ドーハの悲劇(93年に開催された日本代表とイラク代表のサッカーの国際試合の頃からだね。あの試合は93年だから、コナンが始まる前だね。日本中が、がっかりした試合だったけど・・・頑張れって気持ちにもなった、あの頃からサッカーは好きですね」。
+
漫画家生活8年目に入った平成5年、「週刊少年サンデー」編集部から新しい企画の依頼があった。
  
斉藤「ロベルト・バッジョ選手(イタリアの至宝と呼ばれた選手)が好きだと聞いたのですが、他に好きな選手は?」。
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ドキリとした。「大変じゃないか、と。トリックを考えるのも設定も」
  
青山先生「確かにバッジョ選手は好き。他にはCSKAモスクワで活躍している本田圭佑選手もいい。カッコいいよね、喋りが。面白いし、ああいう選手が好き。あと昔だと、ヒデかな。コナンにもヒデっているけど、コナンの方のヒデ”赤木英雄”の方が先ですから(笑)」。
+
昭和61年、同誌掲載の「ちょっとまってて」でデビュー。平成5年に「YAIBA(やいば)」で小学館漫画賞(児童部門)を受賞した期待の漫画家だった。ライバル誌では、高校生探偵が活躍する「金田一少年の事件簿」が人気を博し、少年漫画にミステリーのジャンルが確立されつつあった時期だ。
  
内山「そんなサッカーファンの先生だからこそ、今回、劇場版シリーズとして”サッカー”を題材にするにいたって、先生のこだわりが込められたと思いますが、いかがですか?」。
+
構想を練っていると、子供のころ好きだった推理小説を思い出した。イギリスのコナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」、フランスのモーリス・ルブラン「アルセーヌ・ルパン」、そして日本の江戸川乱歩「少年探偵団」…。小学校の図書館で借りて、ドキドキしながら全巻を夢中になって読んだ。
  
青山先生「やっぱり前回のワールドカップ南アフリカ大会での遠藤選手のプリーキック、凄かったよね。遠藤選手の、あのときのフリーキックは凄いカーブで、弧を描きゴールネットに・・・これを、コナンに蹴らせたい!!そう思ったんだよね。その思い入れは、込められたかな(笑)。本田の無回転シュートもいいんだけど・・・今回の作品的に無回転だと無理かなと思って(何で無理かは劇場で確認して下さいね)」。
+
特に、ドイルの短編「踊る人形」では、名探偵ホームズが黒い人形の暗号を解く姿にしびれた。
  
斉藤「劇中でコナン君、リフティングがすごく上手でしたね」。
+
「子供の落書きみたいな人形の絵を見たホームズは、これはアルファベットの『N』だと暗号を解く。これがすごくかっこいい。もし、この本を読んでいなかったら、たぶんコナンは描いていなかった」
 +
自身の小学校入学前後、映画館で長編アニメ「長靴をはいた猫」を見て、アニメーターになりたいと思ったという。漫画家を本気で目指したのは大学時代だ。
  
青山先生「えっ~とね、1巻ぐらいにしか出てこないんだけど・・・コナンが推理をするときに、リフティングをしていたら面白いなあ~と思ったんだけど、リフティングのシーンを描くと意外とコマをくっちゃうんだよね(笑)。だから1回しか、やってないんだよ。だから今回は、せっかくだし・・・コナンにリフティングを思う存分、やらせてみました(笑)」。
+
アニメ制作のために入った大学の漫画研究会で、漫画家の先輩、阿部ゆたかさんから「お前は、絵がうまいな。漫画家になってみないか」と誘われた。
  
内山「現役の選手の方々に声優を実際にして戴きましたが、どうでしたか?」。
+
ところが、実家で父親の大反対にあう。
  
青山先生「みなさん、頑張って戴いてよかった。カズさん(三浦知良選手)は、とても自然な感じだったし」
+
「俺はお前よりずっと絵がうまい友達を知っている。カニを描いたら今にも動き出しそうだ。しかし、そいつは貧乏で食うにも困っている。お前が絵で生きていけるわけがない!」
  
松田「今回の作品の構想期間はどれぐらいでしたか?」
+
しかし、自信はあった。大学在学中にあみだした独自の画法だ。それまでの絵は、目が「タッチ」のあだち充さんで、つんとした鼻は「あしたのジョー」のちばてつやさん、口角が上がった口は「ルパン三世」のモンキーパンチさん-という有名漫画家の作品を生かした合体技。しかし、自身の絵に特徴をつけたいと、試行錯誤を続ける。発見したのが、交通標識のような独特の印象を持つ目の描き方だ。
  
青山先生「う~ん、だいたい2年前から始めたね。それぐらいから始めないと、間に合わないから」。
+
「これはいける!と思った。こんな描き方をする人は、他にいない。描きやすいし、一発で俺の絵と分かる」と直感した。
  
蛇川「作品中に出てくる東京スピリッツ、ビッグ大阪のユニフォームデザインは、どこかのチームのユニフォームからインスピレーションはありました?」。
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一つのストーリーのために、トリックやヒント、犯人の動機、舞台設定などについて12時間以上も細かく打ち合わせするのは、心底、作品とミステリーを愛しているからだろう。古今東西のミステリー小説、ドラマ、映画、実在の生活や友人、知人の職業、すべてを参考資料として活用する。
  
青山先生「そうですね、東京スピリッツはイタリア、セリエA”ユベントス”。昔(ロベルト・バッジョがいた、あのチーム。ビッグ大阪は、特にないんだけど・・・あえて言うなら、昔の浦和レッズ、鹿島アントラーズの襟部分など参考にしたかな」。
+
「話を考えるのも好きだし、絵を描くのも好き。好きなことを仕事にするのは本当に楽しい」
  
小林「私は試験勉強など集中したいときは朝起きて、自分の世界に入り込むようにするのですが、先生は作品を描かれるときどうされていますか?」。
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一方で、「もし連載開始がバブルの時代なら18年も続かなかった」とも思う。その時代は次々と新しいものが求められた。バブル崩壊後の連載だからこそ「せっかく誕生した面白いものを長く続けないとやばいと思った」という。
  
青山先生「音楽がかかっていると集中できないかな、だから無音ですね。たまに気分転換したいときに、音楽をかけたり気晴らしに映画を見たりします。集中して考えるときは、絶対に音はない。逆に絵を描くときは、音楽をかけますね。昔は大滝詠一さんとか、ブルーハーツ(後のハイロウズ)。ブルーハーツは”100のバイオリン”という曲が大好き。がっかりすることがあると、この曲を聴くんです。だいたい、オレの頭の中って、この曲の歌詞みたいですよ。ちなみにブルーハーツって、コナンの最初の主題歌寿ル(”胸がドキドキ”という曲)。あとはアニメを流したり・・・もしますね。例えば”ちはやふる”は超面白くて、あれはいいですね。”ちはやふる”を流しながら、コナンの殺人シーンを描いたりしましたよ(笑)」。
+
危機感は意図的に作り出す。毎年ゴールデンウイークに合わせて公開される映画では、常に「これが最後」と思い、全力投球する。
  
内山「今回のようにサッカーという要素の中に、事件、推理、爆破などの要素を入れて、一つの作品として完成させるのは大変だったと思いますが、どうでしたか?」。
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人気に甘えず、常に緊張感を持って描き続けたことが、成功を引き寄せた。「いつかアニメの映画監督もしたい」。創作意欲はもちろん、旺盛なチャレンジ精神はまだまだ衰えない。
  
青山先生「もう大変でしたよ(笑)。たぶん知っていると思うけど、漫画の原作でサッカースタジアムで犯人が狙撃して、コナンが阻止するというのをやってしまったので、狙撃はもうできないし(笑)。狙撃できないなら爆発しかないよね(笑)」。
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--少年時代は?
  
内山「打ち合わせは何度も重ねるんですよね?」。
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「コナンでいうと(少年探偵団の)光彦みたいにいろんなことを知っていて、知ったかぶりするタイプ。漫画もアニメも好きで、絵もよく描いていました」
  
青山先生「打ち合わせは、だいたい僕の家でするんだけど、暗号をどうしようとみんなで悩んでいたとき、仕事場でトリックの一部を完成させて。これにしよう”と言って決めたり・・・。トリックは思い浮かんで決まるときは早いんですよ。作品を完成させるときは、まず。トリックを完成させる、トリックが決まらないと全然、語しにならないので。今回の場合だと、サッカーに全体が引っ張られ過ぎると、よくないし。トリックをしっかり決め、そしてサッカーの要素などを加えて、完成させました」。
+
--今はどんな生活ですか?
  
児玉「今回の作品は、今までの作品と比べて実在する人が登場人物として出演していましたが、実在する方が登場する上での、先生のご苦労を教えて下さい」。
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「朝の6時ごろまで仕事をして昼の12時に起きます。コナン君を描いて18年ですが、自分にとってはまだ5、6年しかたっていない感じ。『小1から読み始め、今は一児の母です』などと読者から報告を受けると、感慨深いですね」
  
青山先生「オレの苦労はなくて、出演交渉する人が大変だったと思う(笑)。オレは”こんな選手がいいよね”とか言っていただけだから。脚本家の古内さんが遠藤選手や実在する選手に合わせた台詞を考えたりするのも大変だったと思う」。
+
--今年1月3日の「青山剛昌ふるさと館」などが主催したイベントで「コナンは100巻まで続かない」と発言されたとか?
  
児玉「これまでの作品で、実在する人がモデルになっているキャラクターはいますか?」。
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「続くかもしれないし、続かないかも…。でも、結末は決めていますよ」
  
青山先生「う~ん、あったかな?そうそう、高木刑事だけ実在ではないけど、漫画家”よしまさこ”さんの作品で、です・ます調のキャラクターがいて、そのキャラの見た目でなく、中身を参考にさせてもらった」。
+
--コナンに登場する犯罪組織の黒幕は、男ですか、女ですか
  
藤田「先生が今回の作品を実際に観て特に印象に残ったシーンや”細かいところだけど、ここにも気づいて欲しい”というシーンがあれば、教えて下さい」。
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「それは言えない。でも、今までにフルネームで登場している人です」
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青山先生「お~っと思ったのは、スタジアムの電光掲示板が爆発して・・・あることがおきるじゃない!?あとコナンのサスペンダーが(あとは劇場で)。それとカズのシーンが良かった、全体的にアップテンポな進行の中で、ゆったりとしていて」。
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distant photograph of newspaper Raw
 +
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[[File:Sankei Newspaper interview 1.jpg|600px]]
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藤田「先生は劇場版のコナンを一般の映画館で観たりしますか?」。
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===Gosho's True Intentions Interview RAW===
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剛昌先生の本音 ─ ホントの声<br>
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November 2012<br>
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Posted at : http://andantets.blog90.fc2.com/blog-entry-550.html
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まずは半スタッフさん(九州からいらしたコアなファンの方四名)からの質問!
  
青山先生「いやいや、恥ずかしくて、一般の映画館では観ない。でも、”世紀末の魔術師”という作品で、”怪盗キッドを出そう”ってオレが言ったんだけど、本当に作品に登場するのか?と思って、映画館へ、”世紀末の魔術師”の予告編だけを確認しに、ガメラか何かの作品を観に行きましたよ(笑)。あのときの怪盗キッドはオレが描いた原画だったし、スクリーンサイズで観れて感動した」。
+
Q山村警部は映画で昇進したのに原作でも昇進しましたね?<br>
 +
A漆黒の打合せで「いいですか」って聞かれたので「いいよ」と。<br>
 +
でも群馬の方から群馬の恥だから止めてとお手紙を頂きました(笑)
  
内出「先生は映画がお好きで、多くの映画を見ていると聞きました。5作目”天国へのカウントダウン”で蘭が飛び降りるシーンがありますが、あれはダイ・ハードですよねー!?」
+
Qコナン13巻、テレビ中継の有藤選手は4番サードの有藤ですか?<br>
 +
A野球が上手い編集さんからとりました。<br>
 +
同一人物ではないですよ。
  
青山先生「はい、そうですよ」。
+
Q劇場版の監督はしてみたいですか?<br>
 +
Aやりたいけど時間が無いなあ。でも大幅に直してるよ!
  
内山「今回のコナン君は、冒頭からハードアクションでしたが、どんなアクション作品のイメージとかあったのでしょうか?」。
+
Q逆に先生からファンに質問などは?<br>
 +
A千葉と高木について手紙で質問貰いました。タメ口から先輩後輩になったのは何故ですかって。<br>
 +
ごめんね、それ忘れてた(笑)アニメにつられてついそうなりました。
  
青山先生「そうだなあ~、ダイ・ハードか24(トゥエンティフォー)かな。それと”パニック・イン・スタジアム”というスタジアムの中が大騒ぎになる作品も少しイメージしたかな」。
+
Q贈られて困るものは?<br>
 +
A生物(なまもの)は止めて!!手紙が嬉しいなあ。
  
松田「コナン君の持っている道具で何か追加してみたいとお考えの道具ってありますか?」。
+
ここから会場から質問タイム。<br>
 +
埼玉、茨城、中国、台湾と、かなり遠くからかなりコアな方々が集まっておりました(・・;)
  
青山先生「そうね~っ、やはりメガネとか普段から使っているものじゃないとね。もうサスペンダー、ベルトまでやっちゃったからね(笑)。コナンがピアスしているのもヘンだし(笑)。難しいね・・・でもありそうで、なさそうなのがいいね」。
+
Q由美さんは元彼がいるという話がありましたが、そういう恋の話は描かれますか?<br>
 +
Aありますよ!かなりイケメン、ホストみたいなイメージです。<br>
 +
元彼は今も由美さんを追いかけてます。でも由美さんは嫌いなんですよね。<br>
 +
気が向いた時に描きます、描かないかもね(笑)
  
松田「今回の作品で蘭が新一に携帯電話で連絡をするシーンがありましたが・・・」。
+
Q素敵な車が沢山作中に出ますが、まだ描きたい車はありますか?<br>
 +
A結構描いちゃったなー。<br>
 +
白馬のバアヤの車とか好きかな。<br>
 +
あ、スカイライン描きたいな。これまだだよね?<br>
 +
(アニメで高木の車ですとめっちゃ突っ込みたかったww)
  
青出先生「原作では既にエクスペリアじゃなくてエクスペリカンというスマホを使っていますし、灰原はプ〇ダフォンだし、ベルモットはアイ〇オンだしね」。
+
Q黒の組織との対決はあと何戦しますか?<br>
 +
Aあといくつかは分からないけど、もういいとこまでいってるよ。<br>
 +
ただ、きちんとは段取りしていません。
  
松田「コナン君はそのうち、ツイッターとかするようになりますか?」。
+
Qイラストレーターになりたいんですがアドバイスを。<br>
 +
A一杯描いて、真似て、そこからだね。<br>
 +
僕はモンキーパンチ先生やあだち先生を真似てました。
  
青山先生「え~っ、あいつは、つぶやくようになるのかな!?でもオレは”週刊少年サンデー”のツイッターで、つぶやきますよ」。
+
Q原稿が順調じゃない時はどうされますか?<br>
 +
A間に合わないとか無い(笑)<br>
 +
すごい大変でね、ストーリーも難しいし遅れて当たり前なのに!こんな話なのが悪いんだ!って気持ち(笑)
  
斉藤「今回も蘭など素敵な女の子たちが登場していましたが”名探偵コナン”という作品の中で特に好きな女の子は誰ですか?」。
+
~ここでフィーリングゲームタイム~<br>
 +
ゲームの内容はまた別に書きたいと思います。
  
青山先生「女の子、限定!?う~ん、やっぱヒロインの蘭かな。好きなのは蘭、そして特別なのが灰原かな」。ミスキャンパス「うん、わかります(一同うなずく)」。
+
改めて質問タイム!
  
青山先生「”こなん通信社”の中で灰原の一言もオレが考えているんだけど、ほぼ灰原はオレの代弁者になっているね。あと蘭は勇往遭進というか(新一のことを)待っていてくれるのは嬉しいというか・・・あと強いしね。
+
Q映画の高木刑事には甥がいることになってますが、兄や姉は出ますか?<br>
 +
Aそうなの!?スタッフが勝手にやっちゃった可能性があるなあ。<br>
 +
和葉のオカンとか、いることになってるけどまだ、ってキャラは、今後出る可能性があります。
  
ちなみに、女の子が強いシーンを描くのって嬉しいんですよ。今、世良(真純)ちゃんも出ているけど、描くのが楽しいですよ…・・・目の下にクマがあるけど(笑)。
+
Q来年の映画は?<br>
 +
A言っていいの??(ファンを確認して)<br>
 +
平次と和葉は出ます。あと、海関係です!
  
藤田「学生時代、剣道をされて、今は野球をされ、それもジャイアンツが好きだと聞きました。劇場版の作品で、スポーツに関する題材としてどんなスポーツをやってみたいですか?」。
+
Q主題歌の中でもB'zでは何が好きですか?<br>
 +
Aギリギリchop!<br>
 +
主題歌以外なら『愛のままに~』が好きだな。<br>
 +
普段は有線で邦楽を聞いてます。
  
青山先生「野球だね。でもジャイアンツに肩入れするのも・・・ね(笑)。やるなら世界的に有名なスポーツがいいと思う。オレね、スポーツを観戦するのが好きなんですよ。基本、何でも見ますから」。
+
Q原稿はどのくらいかかりますか?<br>
 +
Aネームに3日、下書きに2日、ペン入れに2日かな。
  
内山「私たちミスキャンパスのみんなは色々な学部の子がいるのですが”ミスキャンパス殺人事件”という感じの作品を、もし先生が考えて戴く場合、どういう展開をお考えになりますか?」。
+
Q先生は本もお好きですが、オススメは?<br>
 +
A次のコミックス折り返しでは、チーム・バチスタの白鳥を書きますよ。(ファンの反応が薄い)<br>
 +
あれっ、みんな知らない!?<br>
 +
あれも出版社さんに許可をもらって書きます。
  
青山先生「例えば”私が一番なのに”みたいなことから事件が・・・。あとミスコン当日に皆さんが審査員をやることになるなら、それが動機になったりしそうだよね」。
+
Q白鳥警部の大ファンですが、髪型が難しくて描けません。コツを教えて下さい。<br>
 +
A正直俺も難しい(笑)<br>
 +
珊瑚礁をイメージしてね。
  
斉藤「ミスコンの当日はウェディングドレスや、振袖を着たりはします」。
+
Q思い出に残る事件は何ですか?<br>
 +
Aベルツリー急行!アシも死んでました。<br>
 +
原稿が遅れて、休みを貰ったりも。休めない休み(笑)
  
青山先生「そうなの?ウエディングドレスを着るなら殺人事件に合いそう、やはり白いから血の赤がはえそう」。ミスキャンパス「それ、凄く面白い展開になりそうですね。」
+
Q伊達刑事と安室は同僚だったんですか?今後描かれますか?<br>
 +
A言っちゃっていいの?<br>
 +
……ってことは続きあります(笑)<br>
 +
根幹の部分なんで、詳しくは言えません。
 +
 
 +
Qコナンくんたちはよくお出かけしますが、場所はどう決めていますか?<br>
 +
Aリクエストは色々来るよ。沖縄とか北海道とか、端が多いかな。<br>
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方言はやりすぎると違うとか分からないとかあるから、控えめにしてます。<br>
 +
あ、関西弁以外ね。あれはみんな分かるからやります。
 +
 
 +
Qどうして『コナン』を描こうと思ったんですか?<br>
 +
Aあの頃マガジンで『金田一少年~』が流行っててね。<br>
 +
で、描いてみろって言われたから(笑)
 +
 
 +
Q高木刑事は鳥取出身なんですか?そんな描写がありますが、味噌汁が辛いが分からないし…違うんですか?<br>
 +
Aえ、俺鳥取出身て描いた!?<br>
 +
あー、田舎の母ちゃんは、東京かもね(笑)ずっと生まれも育ちも東京かもよ。<br>
 +
Qちなみにプライベートが全く分からないんですが……<br>
 +
Aまだ、ね。<br>
 +
※ここの高木くんについては私が質問させて頂いたので、かなり記憶があやふやです;※
 +
 
 +
Qミステリーツアーに、先生は携わっているんですか?<br>
 +
Aいや全く。あ、でもパスリングを使うようなのをやりたいねって話はありますよ。
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Sankei News Interview RAW===
+
===Otona Fami Interview #4 RAW===
『産経ニュース』のインタビュー 「転機 話しましょう」<br>
+
オトナファミ6月号(2013)<br>
June 23rd, 2012<br>
+
June 2013 <br>
http://conan-4869.net/post-7967
+
http://conan-4869.net/post-20020
 
<spoiler>
 
<spoiler>
ミステリーをお願いできませんか」
+
─ 今同は先生ご自身に各キャラクターの輝いたシーンやエピソードを選んでいただきたいと思います。
  
漫画家生活8年目に入った平成5年、「週刊少年サンデー」編集部から新しい企画の依頼があった。
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青山:頑張ります。こういう企画とか、いつも取材が終わったあといろいろ思い出して「あのシーンも良かったな」って後悔するタイプなんですけど(笑)。
  
ドキリとした。「大変じゃないか、と。トリックを考えるのも設定も」
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─(笑)ではコナンからお願いします。
  
昭和61年、同誌掲載の「ちょっとまってて」でデビュー。平成5年に「YAIBA(やいば)」で小学館漫画賞(児童部門)を受賞した期待の漫画家だった。ライバル誌では、高校生探偵が活躍する「金田一少年の事件簿」が人気を博し、少年漫画にミステリーのジャンルが確立されつつあった時期だ。
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青山:『謎めいた乗客』のワンシーンです。コナンが「逃げるなよ灰原・・・自分の運命から逃げるんじゃねーぞ・・・」っていう台詞。構図と相まって自分の中でも「これは決まったな」と思いました。
  
構想を練っていると、子供のころ好きだった推理小説を思い出した。イギリスのコナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」、フランスのモーリス・ルブラン「アルセーヌ・ルパン」、そして日本の江戸川乱歩「少年探偵団」…。小学校の図書館で借りて、ドキドキしながら全巻を夢中になって読んだ。
+
あと最近だと『ホームズの黙示録」の蘭への告白シーン。これは新一のベストになるのかな?イギリス取材に行った際、告白は絶対ビッグベンの前でと決めました。やっぱり絵になるでしょ?時計の時刻も僕が実際に写真を撮った時刻と同じ。
  
特に、ドイルの短編「踊る人形」では、名探偵ホームズが黒い人形の暗号を解く姿にしびれた。
+
あとは『空飛ぶ密室工藤新一最初の事件』の中の一ページは迫力が出ましたね。過去編に切り替わる演出が上手くいきました。実は、蘭の乗っている飛行機が。”バード航空”から、ルナ航空〃に切り替わってるコマがあるんでよ。注意深く見ていれば変わったことに気付けるようになってるんです。
  
「子供の落書きみたいな人形の絵を見たホームズは、これはアルファベットの『N』だと暗号を解く。これがすごくかっこいい。もし、この本を読んでいなかったら、たぶんコナンは描いていなかった」
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ほかにも、『殺人犯、工藤新一・新一の正体に蘭の涙』で、蘭にだけ聞こえるように「下がってろよ」というシーンとか、ただの指紋の説明なのに、「人間が生まれながらにして天より授かった・・・終生不変のエンブレム・・・」っていう台詞とかね。いや、指紋だろって(笑)
自身の小学校入学前後、映画館で長編アニメ「長靴をはいた猫」を見て、アニメーターになりたいと思ったという。漫画家を本気で目指したのは大学時代だ。
 
  
アニメ制作のために入った大学の漫画研究会で、漫画家の先輩、阿部ゆたかさんから「お前は、絵がうまいな。漫画家になってみないか」と誘われた。
+
─ 次は蘭が輝いたシーン、行ってみましょう!
  
ところが、実家で父親の大反対にあう。
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青山:『スキーロッジ殺人事件』かな。読者人気も高いですね。蘭は優しすぎるので、これ以降、かわいそうになっちゃって探偵役はやらせていません(笑)。
  
「俺はお前よりずっと絵がうまい友達を知っている。カニを描いたら今にも動き出しそうだ。しかし、そいつは貧乏で食うにも困っている。お前が絵で生きていけるわけがない!」
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あとは『バレンタインの真実』の「強かったらよかったのにね・・・」というところも、女の子らしい一面が出せたかな。『猿と熊手のトリ物帖も、おみくじを信じて空手を封印する女の子らしさと、その後に胴回し回転蹴りを放つ強い蘭のどちらも描けて良かった。
  
しかし、自信はあった。大学在学中にあみだした独自の画法だ。それまでの絵は、目が「タッチ」のあだち充さんで、つんとした鼻は「あしたのジョー」のちばてつやさん、口角が上がった口は「ルパン三世」のモンキーパンチさん-という有名漫画家の作品を生かした合体技。しかし、自身の絵に特徴をつけたいと、試行錯誤を続ける。発見したのが、交通標識のような独特の印象を持つ目の描き方だ。
+
─ コナンのライバルのひとり、怪盗キッドはどうでしょう?
  
「これはいける!と思った。こんな描き方をする人は、他にいない。描きやすいし、一発で俺の絵と分かる」と直感した。
+
青山:『集められた名探偵 工藤新一VS怪盗キッド』。まさか小五郎に変装しているとは思わなかったでしょ?おっちゃんがヘリから飛び出すところまで、読者をうまく騙せたかなと思います。
  
一つのストーリーのために、トリックやヒント、犯人の動機、舞台設定などについて12時間以上も細かく打ち合わせするのは、心底、作品とミステリーを愛しているからだろう。古今東西のミステリー小説、ドラマ、映画、実在の生活や友人、知人の職業、すべてを参考資料として活用する。
+
あと「怪盗キッドの驚異空中歩行』もカッコよく描けた。「海のブルーと空のブルー」という表現が出てくるんですが、それがまさにコナンと怪盗キッドの違いを表しているんです。快斗は明るい空のブルー。コナンはちょっと暗い、深みのある海のブルー。言いかたを変えるとスケベとむっつリスケベ(笑)。似てるんだけど、少し違う。
  
「話を考えるのも好きだし、絵を描くのも好き。好きなことを仕事にするのは本当に楽しい」
+
─ 『まじっく快斗』の怪盗キッドとコナンに登場する怪盗キッドは少し性格が違ってみえます。
  
一方で、「もし連載開始がバブルの時代なら18年も続かなかった」とも思う。その時代は次々と新しいものが求められた。バブル崩壊後の連載だからこそ「せっかく誕生した面白いものを長く続けないとやばいと思った」という。
+
青山:コナンに登場するキッドにはほとんどモノローグを入れてないんですよ。内面描写がない分、クールに見えるだけで、実は頭の中で「あ、やべー」とか思ってるはず(笑)。「怪盗キッドの瞬間移動魔術『テレポーテーションマジック」』で出てくる。”サーストンの3原則”は、アメリカの名マジシャンの名前を冠した実在する法則で、ネタ的にも本当は『まじっく快斗』でやりたかった話ですね。
  
危機感は意図的に作り出す。毎年ゴールデンウイークに合わせて公開される映画では、常に「これが最後」と思い、全力投球する。
+
ちなみにアニメでキッドの父の盗一の声は池田秀一さんが担当されているんですが、これは以前「まじっく快斗』のアニメ化の話があった時、僕が『機動戦士ガンダム』のシャアがすこく好きで、盗一役はぜひシャアの声優で有名な池田秀一さんでと思っていたのがきっかけです。
  
人気に甘えず、常に緊張感を持って描き続けたことが、成功を引き寄せた。「いつかアニメの映画監督もしたい」。創作意欲はもちろん、旺盛なチャレンジ精神はまだまだ衰えない。
+
そのあとコナンで池田さんが赤井秀一役になった後、アニメ『工藤新一少年の冒険』で盗一役もお願いしたんです。最初は池田さんも「なんで俺?」と仰ってましたが、説明すると納得して引き受けてくださいました。夢が叶いましたね(笑)
  
--少年時代は?
+
─ ところで、赤井と言えば78巻で注目の展開に・・・。
  
「コナンでいうと(少年探偵団の)光彦みたいにいろんなことを知っていて、知ったかぶりするタイプ。漫画もアニメも好きで、絵もよく描いていました」
+
青山:詳しくは秘密です(笑)。赤井が撃たれる『赤と黒のクラッシュ』『嫌疑/潔白/決死/殉職』は、ホームズがモリアーティ教授と戦ってライヘンバッハの滝から落ちる「最後の事件』をモチーフにしてます。赤井が落ちるのも”来葉峠(ライハ峠)”ってね。
  
--今はどんな生活ですか?
+
─ それでは西の名探偵・平次はいかがでしょうか?
  
「朝の6時ごろまで仕事をして昼の12時に起きます。コナン君を描いて18年ですが、自分にとってはまだ5、6年しかたっていない感じ。『小1から読み始め、今は一児の母です』などと読者から報告を受けると、感慨深いですね」
+
青山:『ホームズ・フリーク殺人事件』です。奥の平次と手前のコナンとで、コナンで初めて一ページぶち抜いたカットです。この時の下書きをアシスタントが保管していて、後で高く売れるかもって話したことあるんですよ(笑)。平次と和葉の絡みでは『そして人魚はいなくなった』もいいね。和葉の決意が凄い。
  
--今年1月3日の「青山剛昌ふるさと館」などが主催したイベントで「コナンは100巻まで続かない」と発言されたとか?
+
─ 以前、弊誌のインタビューで、描いていて楽しいキャラは灰原と仰っていましたね。
  
「続くかもしれないし、続かないかも…。でも、結末は決めていますよ」
+
青山:はい。『競技場無差別脅迫事件』の「時の流れに人は逆らえないもの・・・」とか『1年B組大作戦!』の「方言は言葉に付けたアクセサリー」とか、灰原はとにかく台詞が好きで、僕の思ってることとかを代弁させやすい。
  
--コナンに登場する犯罪組織の黒幕は、男ですか、女ですか
+
でも一番は『黒の組織との再会』で、「眼鏡をとったあなたはスーパーマンってわけ?」っていうシーンな。僕はスーパーマンが大好きで、この台詞を言えて良かったなあって。あと「まるで井戸からはい上がったコーデリアね・・・」とかもね。このシーンは灰原の名前の元となった女探偵コーデリア・グレイの『女には向かない職業』という小説で、彼女が煙突を上るエピソードがあって、そのオマージュになってます。
  
「それは言えない。でも、今までにフルネームで登場している人です」
+
─ 先生が一番描きやすいキャラは?
</spoiler>
 
  
distant photograph of newspaper Raw
+
青山:描きやすいのは小五郎かな。これまでの僕の漫画でいなかったタイプですが、僕自身小五郎に似ている部分があるから。おっちゃんですしね。それに実際にコナンみたいな奴ばっかりだと、なんかムカつくだろうし(笑)。他のキャラだったら不謹慎に感じることも、小五郎が言うと、「小五郎だし、まあいいか」ってなって憎めないでしょ。かっこつけだけど、優しいところもあるし、たまに冴えてる時もあるし。『小五郎の同窓会殺人事件』とか、まさに小五郎の見せ場。まあ、毎回眠らされて「コイツ、大丈夫か?」って心配になりますけどね(笑)。
<spoiler>
 
[[File:Sankei Newspaper interview 1.jpg|600px]]
 
</spoiler>
 
  
===Gosho's True Intentions Interview RAW===
+
本当によく寝る大人ですよね(笑)。そのほかのキャラクターのベストシーンについて教えてください。
剛昌先生の本音 ホントの声<br>
 
November 2012<br>
 
http://conan-4869.net/post-8824
 
<spoiler>
 
Q:黒の組織との対決はあと何戦ぐらいありますか?
 
  
A:結構いいところまで来てます。ラストはもう考えてありますが、これがこうなって、ああなって~というところまでは考えていません。
+
少年探偵団で言えば、光彦と灰原がちょっぴりいい感じですよね。『きのこと熊と探偵団』の「最高のレスキュー隊員よ!」ていうシーンが好きです。
  
Q:伊達刑事と安室透の話の続きはありますか?
+
あと気になるのは、高木&美和子の刑事コンビ。最近でも「命を賭けた恋愛中継『中継開始/絶体絶命/現場突入』で見せつけてくれましたけど、あれは『CSI:科学捜査班』を見ていて思い付いたんです。『CSI』では映像の受信がPCでしたが、やっぱり現代だとタブレット端末のほうが面白いだろうなと。
  
A:あります。でも、物語の根幹にかかわることなので言えません。
+
─ インスパイアされるのはやっぱり刑事ドラマなどが多いのでしょうか?
  
Q:宮本由美さんの元彼の話が出てきましたが、由美さんにもほかの刑事さん達のような恋の話はありますか?
+
青山:ドラマや映画、小説などなんでも。人から聞いた話も多いです。例えば『泡と湯気と煙』で使った塩でビールを泡立たせるネタは、打ち合わせの際に編集から聞いて実験しながら考えました。
  
A:あります。元彼はホスト風のイケメンで、今でも由美を追っかけています。でも由美は嫌ってるんです。気が向いたら描きます。気分次第なので書くかどうかは未定です。
+
僕が一番気に入っているエピソードの『揺れる警視庁1000万人の人質』(36-37巻収録)は、爆弾モノをやろうと決めてから、リチャード・ハリスの『ジャガーノート』(74年)をはじめ、いろいろな爆弾モノ映画を10本以上観ました。その中で見つけた水銀スイッチの仕掛けに触発されて、振動させたり傾けたら即爆発する水銀レバーのエピソードに繋げたんです。あの事件は話としても上手くまとまっていて、読者人気も一番ですね。
  
Q:映画で高木刑事には甥っ子がいると言っていましたが、兄や姉がいるということですよね?今後出てきますか?また、他にも原作で存在が明らかにされているけど登場していないキャラについてはどうですか?
+
─ 最後に先生が一番好きなキャラクターを教えてください!
  
A:映画の場合スタッフが勝手にやっちゃったということもあるなぁ。和葉のお母さんとか(原作で存在のみが明らかにされているキャラ)出るかもしれません。
+
青山:コナン・ドイルは記者の質問に「(登場人物は)全て自分の性格の一部です」と答えたらしいですが、僕もここはドイルに習います。みんな大好きで選べないですから。全て僕の一部なんです。
</spoiler>
 
===Otona Fami Interview #5 RAW===
 
オトナファミ6月号(2013)<br>
 
June 2013 <br>
 
http://conan-4869.net/post-20020
 
<spoiler>
 
─ 今同は先生ご自身に各キャラクターの輝いたシーンやエピソードを選んでいただきたいと思います。
 
  
青山:頑張ります。こういう企画とか、いつも取材が終わったあといろいろ思い出して「あのシーンも良かったな」って後悔するタイプなんですけど(笑)。
+
─ 青山先生は、今回の劇場版ではどのように関わられたのでしょうか?
  
─(笑)ではコナンからお願いします。
+
青山:例年通りトリックや事件など全体的にアイデアを出しましたね。今回は、僕が大好きな『相棒』の櫻井さんが脚本を担当して下さって、念願だったコナンとのコラボが叶いました。脚本など何度もやり取りしたんですけど、櫻井さんはとても仕事が速い人。やっとチェックが終わって脚本を返したら、ひと息つく間もなくすぐに修稿が上がってきて「え?嘘でしょ?」みたいな(笑)。
  
青山:『謎めいた乗客』のワンシーンです。コナンが「逃げるなよ灰原・・・自分の運命から逃げるんじゃねーぞ・・・」っていう台詞。構図と相まって自分の中でも「これは決まったな」と思いました。
+
─ イージス艦も櫻井さんの発案だったのでしょうか?
  
あと最近だと『ホームズの黙示録」の蘭への告白シーン。これは新一のベストになるのかな?イギリス取材に行った際、告白は絶対ビッグベンの前でと決めました。やっぱり絵になるでしょ?時計の時刻も僕が実際に写真を撮った時刻と同じ。
+
青山:そうです。最初は驚きましたけど、「やるからにはリアルにしたいね」と話し合って、実際に取材にも同行しました。ですから、劇中で描写されている艦内の様子はかなり実物に近いですよ。取材時に、艦全体がものすこく整頓されて綺麗なことに驚いたら、艦長日く「清潔であることが規律に繋がる」と。「さすがー!」と思っていたのですが、後で別のクルーに聞いたら「先生が来ると言うので、念入りに掃除したんです。大変でしたよ」だって(笑)。残念だったのは、取材の日に海軍力レーが食べられなかったこと。曜日感覚を保つため、カレーは金曜日と決まっているみたいです。
  
あとは『空飛ぶ密室工藤新一最初の事件』の中の一ページは迫力が出ましたね。過去編に切り替わる演出が上手くいきました。実は、蘭の乗っている飛行機が。”バード航空”から、ルナ航空〃に切り替わってるコマがあるんでよ。注意深く見ていれば変わったことに気付けるようになってるんです。
+
─ 先生から見た今回の映画の見どころは?
  
ほかにも、『殺人犯、工藤新一・新一の正体に蘭の涙』で、蘭にだけ聞こえるように「下がってろよ」というシーンとか、ただの指紋の説明なのに、「人間が生まれながらにして天より授かった・・・終生不変のエンブレム・・・」っていう台詞とかね。いや、指紋だろって(笑)
+
青山:やっぱり今回はイージス艦の描写ですね。訓練風景とか、レーダーやモニ一夕ーとかお父さんと子供で見に行ったらどっちもワクワクするんじゃないかな(笑)。あとは終盤にかけての怒涛の展開と、蘭のピンチ。今回のキーアイテムとして”電波時計”が出てくるんですけど、スクリーンに登場したらちょっと注目してみて下さい。そうそう、僕が食べられなかった海軍力レーも登場しますので、お楽しみに(笑)。
 +
</spoiler>
 +
===Shonen Sunday Lupin Vs Conan Secret Report RAW===
 +
少年サンデー51号|ルパン3世 VS コナン SECRET REPORT<br>
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November 20th, 2013 <br>
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http://conan-4869.net/post-17477
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<spoiler>
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青山:「ただ今回ちょっと困ったのは、実は佐藤刑事の初恋の人がまんがやアニメのルパン三世という設定だったんですけど、映画では本物が・・・」
  
─ 次は蘭が輝いたシーン、行ってみましょう!
+
モンキー:「僕は「ルパン」のまんがは一話完結で設定をひきずらないようにしていたから別に気にならないな(笑)。出てくる女性もボンドガールみたいに毎回そんなに変えられないから、設定が違ってもみんな峰不二子にしてたくらいだしね。」
  
青山:『スキーロッジ殺人事件』かな。読者人気も高いですね。蘭は優しすぎるので、これ以降、かわいそうになっちゃって探偵役はやらせていません(笑)。
+
青山:「子供の頃読んでいて、この不二子、この前死んだよなとか思ってたんですけど、そんな理由が・・・ちなみに不二子ちゃんが僕自身の初恋の相手です。新一のお母さんは、まんま不二子ちゃん(笑)」
  
あとは『バレンタインの真実』の「強かったらよかったのにね・・・」というところも、女の子らしい一面が出せたかな。『猿と熊手のトリ物帖も、おみくじを信じて空手を封印する女の子らしさと、その後に胴回し回転蹴りを放つ強い蘭のどちらも描けて良かった。
+
山:「不二子ちゃんの3サイズも今回映画の中で、自分のあるキャラクターに勝ってに言わさせちゃいました。スイマセン。」
  
─ コナンのライバルのひとり、怪盗キッドはどうでしょう?
+
モンキー:「いやいや、あの3サイズ、元を考えてくれたのはアニメのスタッフなんだよね。アニメにはだいぶ助けられてる。」
  
青山:『集められた名探偵 工藤新一VS怪盗キッド』。まさか小五郎に変装しているとは思わなかったでしょ?おっちゃんがヘリから飛び出すところまで、読者をうまく騙せたかなと思います。
+
青山:「そうですね、僕も助けられてます。コナン定番の青ジャケット姿の配色も、TVアニメ化で初めて決まりました。」
  
あと「怪盗キッドの驚異空中歩行』もカッコよく描けた。「海のブルーと空のブルー」という表現が出てくるんですが、それがまさにコナンと怪盗キッドの違いを表しているんです。快斗は明るい空のブルー。コナンはちょっと暗い、深みのある海のブルー。言いかたを変えるとスケベとむっつリスケベ(笑)。似てるんだけど、少し違う。
+
モンキー:「ルパンの赤ジャケットは、連載当時、赤と黒の2色カラーページだったのもあって、赤に決めたんだよね。黒シャツと黄色ネクタイは「のらくろ」がモデル。」
  
─ 『まじっく快斗』の怪盗キッドとコナンに登場する怪盗キッドは少し性格が違ってみえます。
+
青山:「それとアニメ化で助けられたのが声優さん。まんがを描く時もそれぞれの声優さんの声をイメージして描いてます。」
  
青山:コナンに登場するキッドにはほとんどモノローグを入れてないんですよ。内面描写がない分、クールに見えるだけで、実は頭の中で「あ、やべー」とか思ってるはず(笑)。「怪盗キッドの瞬間移動魔術『テレポーテーションマジック」』で出てくる。”サーストンの3原則”は、アメリカの名マジシャンの名前を冠した実在する法則で、ネタ的にも本当は『まじっく快斗』でやりたかった話ですね。
+
モンキー:「声は本当に大きいよね。キャラクターの話し方も変わってくるほど。」
  
ちなみにアニメでキッドの父の盗一の声は池田秀一さんが担当されているんですが、これは以前「まじっく快斗』のアニメ化の話があった時、僕が『機動戦士ガンダム』のシャアがすこく好きで、盗一役はぜひシャアの声優で有名な池田秀一さんでと思っていたのがきっかけです。
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身長:167cm 体重:50kg バスト:99.9cm ウェスト:55.5cm ヒップ:88.8cm
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そのあとコナンで池田さんが赤井秀一役になった後、アニメ『工藤新一少年の冒険』で盗一役もお願いしたんです。最初は池田さんも「なんで俺?」と仰ってましたが、説明すると納得して引き受けてくださいました。夢が叶いましたね(笑)
+
===Otona Fami Interview #5 RAW===
 +
オトナファミ1月号 2014 (Otona Fami or Adult Family January issue of 2014), published November 20, 2013<br>
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Raw Images
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<spoiler>
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[[File:Otona Fami 2014-01 Interview 1.jpg|600px]]<br>
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[[File:Otona Fami 2014-01 Interview 2.jpg|600px]]
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</spoiler>
  
─ ところで、赤井と言えば78巻で注目の展開に・・・。
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===Lupin the Third VS Detective Conan: Money Punch and Aoyama Gosho interivew===
 
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ルパン三世 VS 名探偵コナン『モンキー・パンチ&青山剛昌☆作品がひとり歩きしていくのもいい』<br>
青山:詳しくは秘密です(笑)。赤井が撃たれる『赤と黒のクラッシュ』『嫌疑/潔白/決死/殉職』は、ホームズがモリアーティ教授と戦ってライヘンバッハの滝から落ちる「最後の事件』をモチーフにしてます。赤井が落ちるのも”来葉峠(ライハ峠)”ってね。
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December 04, 2013<br>
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Source: [http://www.oricon.co.jp/special/828/ link]<br>
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Link includes video interview with Monkey Punch and Aoyama Gosho<br>
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as well written interview with soccer player Kazuyoshi Miura, a guest star in the movie
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<spoiler>
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2009年のテレビ初共演から4年。大いなる歴史を超えた“天下無敵の大泥棒・ルパン三世”VS“頭脳明晰の名探偵コナン”対決がスクリーンでふたたび実現! そんな同作の公開直前、ルパン三世ファンとコナンファンに向けて、モンキー・パンチ先生&青山剛昌先生の原作者同士の貴重な動画対談が実現! 世代、性別を超えてすべてのファンに贈る熱いメッセージとは☆ 友情出演の“キング”三浦知良、今作で声優に初挑戦した内野聖陽&夏菜のインタビューも!
  
─ それでは西の名探偵・平次はいかがでしょうか?
+
両作者が『ルパコナ』を語り合う!!
  
青山:『ホームズ・フリーク殺人事件』です。奥の平次と手前のコナンとで、コナンで初めて一ページぶち抜いたカットです。この時の下書きをアシスタントが保管していて、後で高く売れるかもって話したことあるんですよ(笑)。平次と和葉の絡みでは『そして人魚はいなくなった』もいいね。和葉の決意が凄い。
+
――テレビスペシャルから5年、ルパンとコナンの対決が映画になると聞いてどう思いましたか?<br>
 +
【モンキー・パンチ】 前作の評判も良かったし、映画もできるなって感じはしていましたね。映画でちゃんと対決できてよかったと思いました。<br>
 +
【青山】 僕も、たぶん映画になるなと思っていました。GWにコナン、冬にルパコナ、1年に2回も映画をやるとは思ってもみませんでしたけど(笑)。
  
─ 以前、弊誌のインタビューで、描いていて楽しいキャラは灰原と仰っていましたね。
+
――おふたりはいつからお知り合いなんですか?<br>
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【青山】 あるパーティーでモンキー・パンチ先生にお目にかかったことがあって、そのとき、僕はサインをいただきました。きちんとお話したのは前回のテレビスペシャルで対談したときなので、5年ぶりです。
  
青山:はい。『競技場無差別脅迫事件』の「時の流れに人は逆らえないもの・・・」とか『1年B組大作戦!』の「方言は言葉に付けたアクセサリー」とか、灰原はとにかく台詞が好きで、僕の思ってることとかを代弁させやすい。
+
――モンキー・パンチ先生から見た『名探偵コナン』の魅力は?<br>
 +
【モンキー・パンチ】 僕は少年漫画をあんまり読まないんだけど、『コナン』がうまいなぁと思ったのは、高校生が体だけ子どもになってしまうというキャラクター。このやり方は新鮮だなって思ったし、子どもをターゲットにする上で、うまいと思いました。ルパンもそれをやればよかったな(笑)。<br>
 +
【青山】 とても光栄です。
  
でも一番は『黒の組織との再会』で、「眼鏡をとったあなたはスーパーマンってわけ?」っていうシーンな。僕はスーパーマンが大好きで、この台詞を言えて良かったなあって。あと「まるで井戸からはい上がったコーデリアね・・・」とかもね。このシーンは灰原の名前の元となった女探偵コーデリア・グレイの『女には向かない職業』という小説で、彼女が煙突を上るエピソードがあって、そのオマージュになってます。
+
――青山先生から見た『ルパン三世』の魅力は?<br>
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【青山】 『007』的に変装でき、変声器を使わずとも声色を使い分け、どんな鍵がかかっていてもぱっと開けて盗み出す鮮やかな手口……、もうスーパーマンですね。
  
─ 先生が一番描きやすいキャラは?
+
――ルパン対コナンなんてありえない対決が実現すること自体、作品がひとり歩きして育っている感じがしませんか?<br>
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【モンキー・パンチ】 僕は作品がひとり歩きしていくのもいいと思っています。漫画とアニメーションでは表現の仕方が違いますから、アニメのスタッフには自由に作ってくださいと言っています。ただ、キャラクターだけは変えないでくださいってことだけですね。後は自由に作っていただいたらいい。僕が漫画のルパンを描き始めたのは1967年。46年も前ですから、当時の感覚のままでやっていたらかなり古くなってしまいますので、才能ある若い監督さんに今の感覚でやってもらったほうがよりおもしろくなると思っています。これからも思う存分やってくれといいたいですね。<br>
 +
【青山】 僕は原作通りにやってくれといいたがる方(笑)。もうちょっと年をとったらモンキー・パンチ先生のように好きにやってと言うかもしれないですけど。アニメオリジナルを作ることもあるので、そのときは僕もキャラクターだけは崩さないで、と言っています。原作者というだけでなくアニメの原画をやったりしていますし、今回の『ルパコナ』では絵コンテも書きましたし……。実は、アニメーターになりたかったので、アニメにも携われてよかったと思っています。
  
青山:描きやすいのは小五郎かな。これまでの僕の漫画でいなかったタイプですが、僕自身小五郎に似ている部分があるから。おっちゃんですしね。それに実際にコナンみたいな奴ばっかりだと、なんかムカつくだろうし(笑)。他のキャラだったら不謹慎に感じることも、小五郎が言うと、「小五郎だし、まあいいか」ってなって憎めないでしょ。かっこつけだけど、優しいところもあるし、たまに冴えてる時もあるし。『小五郎の同窓会殺人事件』とか、まさに小五郎の見せ場。まあ、毎回眠らされて「コイツ、大丈夫か?」って心配になりますけどね(笑)。
+
――お互い、この機会に聞いてみたいことってありますか?<Br>
 +
【モンキー・パンチ】 漫画家さんに聞きたいことはいっぱいあるんですけど……。ストーリーの作り方とか気になりますね。何をヒントに作っているのか、探偵もののなかで何を参考にしているか、聞いてみたいと思っていました。<Br>
 +
【青山】 ありとあらゆるものを参考にしています。刑事ドラマを観て、こういう切り口もありか? とか。僕からの質問は、モンキー・パンチ先生のなかで峰不二子は何歳なんですか?<Br>
 +
【モンキー・パンチ】 僕の漫画では、キャラクターの年齢をはっきり書いていないんですよね。観る人が感じた通りでいいんじゃないかと思って。子どもから見れば不二子はずいぶん年上に見えるだろうし、若者が見れば25~26歳かもしれないし、見る人の感覚にまかせていますね。<br>
 +
【青山】 不二子ちゃんは僕自身の初恋の相手です。先生にとって不二子は恋人ですか?<br>
 +
【モンキー・パンチ】 恋人ではないですね。<br>
 +
【青山】 恋人じゃないのか……。<br>
 +
【モンキー・パンチ】 女性のことはいまだにわからないところがありますから……(笑)。悪いことをしても許せる女性もいれば、腹が立つ女性もいる。不二子の場合はすべてひっくるめているんですよね。物語によってはものすごく腹が立つキャラクターになっている場合もありますし。僕のなかでは、はっきりした不二子像はないんです。
  
─ 本当によく寝る大人ですよね(笑)。そのほかのキャラクターのベストシーンについて教えてください。
+
――青山先生にとって『コナン』に登場する女性キャラは?<br>
 +
【青山】 好きなのは蘭ちゃんで、気になるのは灰原って感じかな(笑)。
  
少年探偵団で言えば、光彦と灰原がちょっぴりいい感じですよね。『きのこと熊と探偵団』の「最高のレスキュー隊員よ!」ていうシーンが好きです。
+
――映画『ルパコナ』に期待していることは?<br>
 +
【モンキー・パンチ】 僕の『ルパン』の漫画は大人向けの作品でした。アニメ化でだいぶ対象年齢は下がったんですけど、それでも完全な子ども向けではない。それが、コナンくんが出てくることで、一気に年齢層が広がる感じがしますね。<br>
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【青山】 確かに、『コナン』は子どものファンもけっこう多いので、逆に大人のファンが多い『ルパン』と対決することで、子どもから大人まで、あらゆる層の方に観ていただけるんじゃないかと期待しています。<br>
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【モンキー・パンチ】 この映画をきっかけに『ルパン三世』『名探偵コナン』ともども、その素晴らしい魅力を再確認してもらいたいです。
 +
</spoiler>
  
あと気になるのは、高木&美和子の刑事コンビ。最近でも「命を賭けた恋愛中継『中継開始/絶体絶命/現場突入』で見せつけてくれましたけど、あれは『CSI:科学捜査班』を見ていて思い付いたんです。『CSI』では映像の受信がPCでしたが、やっぱり現代だとタブレット端末のほうが面白いだろうなと。
+
===Monkey Punch and Gosho Aoyama Special Talk RAW===
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モンキーパンチ先生×青山剛昌先生のスペシャル対談<br>
 +
Unknown 2013 <br>
 +
Special talk on the official website of "Lupin the Third VS Detective Conan The Movie"<br>
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http://conan-4869.net/post-19729
 +
<spoiler>
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前作の2009年の「ルパン三世vs名探偵コナン」以来の対談ですが、前作の評判や反響はいかがでしたか?
  
─ インスパイアされるのはやっぱり刑事ドラマなどが多いのでしょうか?
+
青山剛昌先生:「ゴジラ対ガメラ」という感じですよね。ありえない対決というか。とにかく、うちの親が喜んでいました。「え!ルパンと?あんたやったわね!」って(笑)一作目の出来がかなり良かったので、たぶん映画になっちゃうんじゃないかなと思っていましたけど(笑)
  
青山:ドラマや映画、小説などなんでも。人から聞いた話も多いです。例えば『泡と湯気と煙』で使った塩でビールを泡立たせるネタは、打ち合わせの際に編集から聞いて実験しながら考えました。
+
モンキー・パンチ先生:話が来た時にどうやって対決させるのかなと興味はありましたね。さすがプロの脚本家だけあって、うまくまとめてるなという感じがしました。ただ勝負がなかなかつけにくいから脚本書く人は、書きにくかったんじゃないかな。
  
僕が一番気に入っているエピソードの『揺れる警視庁1000万人の人質』(36-37巻収録)は、爆弾モノをやろうと決めてから、リチャード・ハリスの『ジャガーノート』(74年)をはじめ、いろいろな爆弾モノ映画を10本以上観ました。その中で見つけた水銀スイッチの仕掛けに触発されて、振動させたり傾けたら即爆発する水銀レバーのエピソードに繋げたんです。あの事件は話としても上手くまとまっていて、読者人気も一番ですね。
+
青山剛昌先生:まぁこういうのって最終的には協力してって感じですよね。まあ今回は結構、対決しました。
  
─ 最後に先生が一番好きなキャラクターを教えてください!
+
モンキー・パンチ先生:いや今回のやつはストーリー見てもおもしろいですよ。ストーリー作る人もかなり苦労していると思います。いや、出だしから面白かった!
  
青山:コナン・ドイルは記者の質問に「(登場人物は)全て自分の性格の一部です」と答えたらしいですが、僕もここはドイルに習います。みんな大好きで選べないですから。全て僕の一部なんです。
+
今回、お二人からリクエストされたことはありましたか?
  
─ 青山先生は、今回の劇場版ではどのように関わられたのでしょうか?
+
モンキー・パンチ先生:僕は基本的には全部おまかせですね。初めのプロットだけちょっと読んで、ああ今回はこういう話かとちょっとわかっちゃったらあとは完成品が楽しみなんですよ。
  
青山:例年通りトリックや事件など全体的にアイデアを出しましたね。今回は、僕が大好きな『相棒』の櫻井さんが脚本を担当して下さって、念願だったコナンとのコラボが叶いました。脚本など何度もやり取りしたんですけど、櫻井さんはとても仕事が速い人。やっとチェックが終わって脚本を返したら、ひと息つく間もなくすぐに修稿が上がってきて「え?嘘でしょ?」みたいな(笑)。
+
ファンの人たちと同じように公開された時にどんなのができたかなっていう楽しみがありますから。 あんまり深入りしないです。あとで喜んで見てるという感じです。
  
─ イージス艦も櫻井さんの発案だったのでしょうか?
+
青山剛昌先生:僕は逆にめちゃくちゃ関わりました。もう、監督にご迷惑かけたくらい。(笑)。いやルパンはこうじゃないだろうとか。原作のファンですしね。特に不二子ちゃんが好きなんで(笑)
  
青山:そうです。最初は驚きましたけど、「やるからにはリアルにしたいね」と話し合って、実際に取材にも同行しました。ですから、劇中で描写されている艦内の様子はかなり実物に近いですよ。取材時に、艦全体がものすこく整頓されて綺麗なことに驚いたら、艦長日く「清潔であることが規律に繋がる」と。「さすがー!」と思っていたのですが、後で別のクルーに聞いたら「先生が来ると言うので、念入りに掃除したんです。大変でしたよ」だって(笑)。残念だったのは、取材の日に海軍力レーが食べられなかったこと。曜日感覚を保つため、カレーは金曜日と決まっているみたいです。
+
今回、不二子ちゃんと灰原哀ちゃんの絡みが結構ありますが?
  
─ 先生から見た今回の映画の見どころは?
+
青山剛昌先生:めちゃめちゃ口出ししました。
  
青山:やっぱり今回はイージス艦の描写ですね。訓練風景とか、レーダーやモニ一夕ーとかお父さんと子供で見に行ったらどっちもワクワクするんじゃないかな(笑)。あとは終盤にかけての怒涛の展開と、蘭のピンチ。今回のキーアイテムとして”電波時計”が出てくるんですけど、スクリーンに登場したらちょっと注目してみて下さい。そうそう、僕が食べられなかった海軍力レーも登場しますので、お楽しみに(笑)。
+
モンキー・パンチ先生:いや。おもしろかったですよ!なるほどね。かなり剛昌さんのこだわりも入ってるわけですね。
</spoiler>
 
===Shonen Sunday Lupin Vs Conan Secret Report RAW===
 
少年サンデー51号|ルパン3世 VS コナン SECRET REPORT<br>
 
November 20th, 2013 <br>
 
http://conan-4869.net/post-17477
 
<spoiler>
 
青山:「ただ今回ちょっと困ったのは、実は佐藤刑事の初恋の人がまんがやアニメのルパン三世という設定だったんですけど、映画では本物が・・・」
 
  
モンキー:「僕は「ルパン」のまんがは一話完結で設定をひきずらないようにしていたから別に気にならないな(笑)。出てくる女性もボンドガールみたいに毎回そんなに変えられないから、設定が違ってもみんな峰不二子にしてたくらいだしね。」
+
青山剛昌先生:あのお風呂シーンは僕が自分でコンテをきったくらい(笑)こだわらせてもらいました。
  
青山:「子供の頃読んでいて、この不二子、この前死んだよなとか思ってたんですけど、そんな理由が・・・ちなみに不二子ちゃんが僕自身の初恋の相手です。新一のお母さんは、まんま不二子ちゃん(笑)」
+
モンキー・パンチ先生:僕はどっちかっていうと人が作ったものを見て楽しむ方ですから。自分で作ってる時は楽しみより苦しみの方が大きいですね。漫画を描いてるときは早く逃げ出したいという気持ちで書いていましたから。週刊だから書いても書いても次がきて、いつ終わるんだろうって。
  
山:「不二子ちゃんの3サイズも今回映画の中で、自分のあるキャラクターに勝ってに言わさせちゃいました。スイマセン。」
+
青山剛昌先生:今、俺それですよ!(笑)
  
モンキー:「いやいや、あの3サイズ、元を考えてくれたのはアニメのスタッフなんだよね。アニメにはだいぶ助けられてる。」
+
モンキー・パンチ先生:いや、若いからやった方がいいよ!僕はもう、ざるで水を汲んでる感じで、もういい 加減に終わりたいなと思ってた。でも後でアニメになったり映画になったりして、そっちを見る方が楽しいですね。監督さんの作り方によって違ったルパンで、違うルパンであってもルパン三世には変わりないので。今度の監督さんはこういう作り方なんだなと、今度のルパンはまた違った面白さがあるんだなと感じたり、楽しんでいますね。
  
青山:「そうですね、僕も助けられてます。コナン定番の青ジャケット姿の配色も、TVアニメ化で初めて決まりました。」
+
不二子も映画によって全然違いますよね?
 +
 
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モンキー・パンチ先生:僕はそれでいいと思ってるんですよ。もともと不二子はボンドガールが原型にあって、ボンドガールはシリーズごとに違うけど、ルパンは毎週あるから。毎週違うルパンガールは出せないので、どんな性格の女性が出てきてもどんなコスチュームの女性が出てきても、全部、不二子で統一しちゃえって感じでやりましたから、不思議な女性になっちゃいました。
  
モンキー:「ルパンの赤ジャケットは、連載当時、赤と黒の2色カラーページだったのもあって、赤に決めたんだよね。黒シャツと黄色ネクタイは「のらくろ」がモデル。」
+
青山剛昌先生:子供心に混乱しましたね。あれ?この不二子死んじゃったんじゃなかったっけ?とか。たまに「ふじみねこ」と呼んでいたり、ルパンの大学時代の同級生だったり、殺し屋だったり。ひょっとしてこれは名前だけなんだなって思って。
  
青山:「それとアニメ化で助けられたのが声優さん。まんがを描く時もそれぞれの声優さんの声をイメージして描いてます。」
+
モンキー・パンチ先生:そう名前だけなんだよ。名前だけ統一しちゃって、女性はどう変わってもその名前でいっちゃおうって。それ以上の女性の名前が思いうかばなかったというか。毎週考えるのも面倒くさいしね(笑)名前だけは統一しちゃった。
  
モンキー:「声は本当に大きいよね。キャラクターの話し方も変わってくるほど。」
+
僕の場合、ルパン三世はどっちかというと続く話じゃないんですよ。一話完結なんですよね。次週に続く話だと、前の話を引きずって書かないといけないじゃないですか。前のこと忘れたときにえらいことになっちゃうので、(笑)この話はここで終わりにして、脈絡がなくてもいいんじゃないかという気持ちで連載をやっていたので、その週に初めてルパン三世を読んだ方でも話だけの面白さを感じてもらえればいいと思っていました。だから最初にアニメ化した人は、随分勇気がいるなと思いましたよ(笑)。
  
身長:167cm 体重:50kg バスト:99.9cm ウェスト:55.5cm ヒップ:88.8cm
+
工藤新一くんのお母さんのお名前は、旧姓が藤峰有希子で、不二子から取ったと。
</spoiler>
 
  
===Lupin the Third VS Detective Conan: Money Punch and Aoyama Gosho interivew===
+
青山剛昌先生:そうそう。藤峰は峰不二子から取って、有希子は不二子の初代声優の二階堂有希子さんから取らせてもらいました。顔もほとんど同じ顔、描いてるし(笑)。
ルパン三世 VS 名探偵コナン『モンキー・パンチ&青山剛昌☆作品がひとり歩きしていくのもいい』<br>
 
December 04, 2013<br>
 
Source: [http://www.oricon.co.jp/special/828/ link]<br>
 
Link includes video interview with Monkey Punch and Aoyama Gosho<br>
 
as well written interview with soccer player Kazuyoshi Miura, a guest star in the movie
 
<spoiler>
 
2009年のテレビ初共演から4年。大いなる歴史を超えた“天下無敵の大泥棒・ルパン三世”VS“頭脳明晰の名探偵コナン”対決がスクリーンでふたたび実現! そんな同作の公開直前、ルパン三世ファンとコナンファンに向けて、モンキー・パンチ先生&青山剛昌先生の原作者同士の貴重な動画対談が実現! 世代、性別を超えてすべてのファンに贈る熱いメッセージとは☆ 友情出演の“キング”三浦知良、今作で声優に初挑戦した内野聖陽&夏菜のインタビューも!
 
  
両作者が『ルパコナ』を語り合う!!
+
モンキー・パンチ先生:それはありがたいな。初めて聞きました。
  
――テレビスペシャルから5年、ルパンとコナンの対決が映画になると聞いてどう思いましたか?<br>
+
青山剛昌先生:あと、実は、最初はコナンくんのお父さんの工藤勇作の声を山田康夫さんにやってほしかったんですよ。コナンくんの笑った時の口がルパンと一緒だったり、足首が細かったり共通点がありますから。
【モンキー・パンチ】 前作の評判も良かったし、映画もできるなって感じはしていましたね。映画でちゃんと対決できてよかったと思いました。<br>
 
【青山】 僕も、たぶん映画になるなと思っていました。GWにコナン、冬にルパコナ、1年に2回も映画をやるとは思ってもみませんでしたけど(笑)。
 
  
――おふたりはいつからお知り合いなんですか?<br>
+
そういうところも前作や今作が、うまく融合した理由だったんですかね?
【青山】 あるパーティーでモンキー・パンチ先生にお目にかかったことがあって、そのとき、僕はサインをいただきました。きちんとお話したのは前回のテレビスペシャルで対談したときなので、5年ぶりです。
 
  
――モンキー・パンチ先生から見た『名探偵コナン』の魅力は?<br>
+
青山剛昌先生:俺がただファンだっただけなんですけどね(笑)うまくマッチしましたよね。どちらも日本テレビ系列だったり、同じアニメ会社だったのがツイていましたね。
【モンキー・パンチ】 僕は少年漫画をあんまり読まないんだけど、『コナン』がうまいなぁと思ったのは、高校生が体だけ子どもになってしまうというキャラクター。このやり方は新鮮だなって思ったし、子どもをターゲットにする上で、うまいと思いました。ルパンもそれをやればよかったな(笑)。<br>
 
【青山】 とても光栄です。
 
  
――青山先生から見た『ルパン三世』の魅力は?<br>
+
モンキー・パンチ先生:ラッキーだったね。ほんとに、ルパンとホームズを見てる感じだよね。
【青山】 『007』的に変装でき、変声器を使わずとも声色を使い分け、どんな鍵がかかっていてもぱっと開けて盗み出す鮮やかな手口……、もうスーパーマンですね。
 
  
――ルパン対コナンなんてありえない対決が実現すること自体、作品がひとり歩きして育っている感じがしませんか?<br>
+
映画館でコラボ作品というのはどのように期待されたり、どう見てほしいとかありますか?
【モンキー・パンチ】 僕は作品がひとり歩きしていくのもいいと思っています。漫画とアニメーションでは表現の仕方が違いますから、アニメのスタッフには自由に作ってくださいと言っています。ただ、キャラクターだけは変えないでくださいってことだけですね。後は自由に作っていただいたらいい。僕が漫画のルパンを描き始めたのは1967年。46年も前ですから、当時の感覚のままでやっていたらかなり古くなってしまいますので、才能ある若い監督さんに今の感覚でやってもらったほうがよりおもしろくなると思っています。これからも思う存分やってくれといいたいですね。<br>
 
【青山】 僕は原作通りにやってくれといいたがる方(笑)。もうちょっと年をとったらモンキー・パンチ先生のように好きにやってと言うかもしれないですけど。アニメオリジナルを作ることもあるので、そのときは僕もキャラクターだけは崩さないで、と言っています。原作者というだけでなくアニメの原画をやったりしていますし、今回の『ルパコナ』では絵コンテも書きましたし……。実は、アニメーターになりたかったので、アニメにも携われてよかったと思っています。
 
  
――お互い、この機会に聞いてみたいことってありますか?<Br>
+
モンキー・パンチ先生:僕、映画になる前から考えていたんだけど3Dにならないかなって。
【モンキー・パンチ】 漫画家さんに聞きたいことはいっぱいあるんですけど……。ストーリーの作り方とか気になりますね。何をヒントに作っているのか、探偵もののなかで何を参考にしているか、聞いてみたいと思っていました。<Br>
 
【青山】 ありとあらゆるものを参考にしています。刑事ドラマを観て、こういう切り口もありか? とか。僕からの質問は、モンキー・パンチ先生のなかで峰不二子は何歳なんですか?<Br>
 
【モンキー・パンチ】 僕の漫画では、キャラクターの年齢をはっきり書いていないんですよね。観る人が感じた通りでいいんじゃないかと思って。子どもから見れば不二子はずいぶん年上に見えるだろうし、若者が見れば25~26歳かもしれないし、見る人の感覚にまかせていますね。<br>
 
【青山】 不二子ちゃんは僕自身の初恋の相手です。先生にとって不二子は恋人ですか?<br>
 
【モンキー・パンチ】 恋人ではないですね。<br>
 
【青山】 恋人じゃないのか……。<br>
 
【モンキー・パンチ】 女性のことはいまだにわからないところがありますから……(笑)。悪いことをしても許せる女性もいれば、腹が立つ女性もいる。不二子の場合はすべてひっくるめているんですよね。物語によってはものすごく腹が立つキャラクターになっている場合もありますし。僕のなかでは、はっきりした不二子像はないんです。
 
  
――青山先生にとって『コナン』に登場する女性キャラは?<br>
+
青山剛昌先生:じゃあTHE MOVIEの2は3Dで(笑)
【青山】 好きなのは蘭ちゃんで、気になるのは灰原って感じかな(笑)。
 
  
――映画『ルパコナ』に期待していることは?<br>
+
モンキー・パンチ先生:これシリーズになってほしいですね。
【モンキー・パンチ】 僕の『ルパン』の漫画は大人向けの作品でした。アニメ化でだいぶ対象年齢は下がったんですけど、それでも完全な子ども向けではない。それが、コナンくんが出てくることで、一気に年齢層が広がる感じがしますね。<br>
 
【青山】 確かに、『コナン』は子どものファンもけっこう多いので、逆に大人のファンが多い『ルパン』と対決することで、子どもから大人まで、あらゆる層の方に観ていただけるんじゃないかと期待しています。<br>
 
【モンキー・パンチ】 この映画をきっかけに『ルパン三世』『名探偵コナン』ともども、その素晴らしい魅力を再確認してもらいたいです。
 
</spoiler>
 
  
===Monkey Punch and Gosho Aoyama Special Talk RAW===
+
青山剛昌先生:前回はルパンの世界にコナンがお邪魔したけど、今回はコナンの世界にルパンたちがやってきている。コナンはパスポートがないので、なかなか海外に行けないんですよ。(笑)
モンキーパンチ先生×青山剛昌先生のスペシャル対談<br>
 
Unknown 2013 <br>
 
http://conan-4869.net/post-19729
 
<spoiler>
 
前作の2009年の「ルパン三世vs名探偵コナン」以来の対談ですが、前作の評判や反響はいかがでしたか?
 
  
青山剛昌先生:「ゴジラ対ガメラ」という感じですよね。ありえない対決というか。とにかく、うちの親が喜んでいました。「え!ルパンと?あんたやったわね!」って(笑)一作目の出来がかなり良かったので、たぶん映画になっちゃうんじゃないかなと思っていましたけど(笑)
+
お互いのファンがかなり楽しめますよね。
  
モンキー・パンチ先生:話が来た時にどうやって対決させるのかなと興味はありましたね。さすがプロの脚本家だけあって、うまくまとめてるなという感じがしました。ただ勝負がなかなかつけにくいから脚本書く人は、書きにくかったんじゃないかな。
+
青山剛昌先生:昔懐かしいセリフやテイストが出てくるので色々楽しめると思います。ルパンもコナンも知っている人ってなかなかいないので、最初と後半は口出しちゃいました(笑)
  
青山剛昌先生:まぁこういうのって最終的には協力してって感じですよね。まあ今回は結構、対決しました。
+
モンキー・パンチ先生:僕も『DEAD OR ALIVE』で口出ししたのは、最初と終わりでした。
  
モンキー・パンチ先生:いや今回のやつはストーリー見てもおもしろいですよ。ストーリー作る人もかなり苦労していると思います。いや、出だしから面白かった!
+
青山剛昌先生:いや、オープニングは、原作の「ルパン三世」を見ているようで、めちゃくちゃカッコよかったんですよ。
  
今回、お二人からリクエストされたことはありましたか?
+
モンキー・パンチ先生:ここまでやってもらえてうれしいです。ファンの人に見てもらいたい。
  
モンキー・パンチ先生:僕は基本的には全部おまかせですね。初めのプロットだけちょっと読んで、ああ今回はこういう話かとちょっとわかっちゃったらあとは完成品が楽しみなんですよ。
+
青山剛昌先生:なかなか難しかったですよ。“両雄並び立たず”って言うじゃないですか(笑)
  
ファンの人たちと同じように公開された時にどんなのができたかなっていう楽しみがありますから。 あんまり深入りしないです。あとで喜んで見てるという感じです。
+
輸送機のシーンは先生もお好きな007シリーズを彷彿とさせましたね。
  
青山剛昌先生:僕は逆にめちゃくちゃ関わりました。もう、監督にご迷惑かけたくらい。(笑)。いやルパンはこうじゃないだろうとか。原作のファンですしね。特に不二子ちゃんが好きなんで(笑)
+
モンキー・パンチ先生:うまくやってるよね、すごくいいアイデア。ここまでアイデア作るのはすごい!僕は面倒くさくて、「もう任せるよ!」ってなってしまう。ご苦労様でした。(笑)
 +
僕は出来上がったものを一ファンとしてしか観ないからそれが僕は一番楽しいです。シナリオもあまり読みません。読んじゃうと楽しみがなくなっちゃいますから。何もない頭で完成されたものを観た方がより楽しめます。作る人は大変でしょうけど(笑)
  
今回、不二子ちゃんと灰原哀ちゃんの絡みが結構ありますが?
+
青山剛昌先生:今回、不二子の3サイズが出ますよ!たぶん今まで出てなかったんじゃないかな。調べたら、全部ゾロ目で、理由がモンキー・パンチ先生が覚えやすいから。なるほど!(笑)
  
青山剛昌先生:めちゃめちゃ口出ししました。
+
モンキー・パンチ先生:あれはアニメを作る人の助けもありました。形を作るためにデータが必要だからって。じゃあ覚えやすいのでいこうかってことになったんです。
  
モンキー・パンチ先生:いや。おもしろかったですよ!なるほどね。かなり剛昌さんのこだわりも入ってるわけですね。
+
青山剛昌先生:そういうのありますよね。コナンも青いジャケットを着ているのは、アニメの設定なんです。これいいなと思って、それから青のジャケット、赤い蝶ネクタイ、グレーのズボンにしました。
  
青山剛昌先生:あのお風呂シーンは僕が自分でコンテをきったくらい(笑)こだわらせてもらいました。
+
モンキー・パンチ先生:僕もアニメの人にずいぶん助けられてます。
  
モンキー・パンチ先生:僕はどっちかっていうと人が作ったものを見て楽しむ方ですから。自分で作ってる時は楽しみより苦しみの方が大きいですね。漫画を描いてるときは早く逃げ出したいという気持ちで書いていましたから。週刊だから書いても書いても次がきて、いつ終わるんだろうって。
+
青山剛昌先生:あと、声とか。
  
青山剛昌先生:今、俺それですよ!(笑)
+
モンキー・パンチ先生:そう!まったく同じ。僕も山田さんの声が入った時から、ルパンのネームが山田さん調になっちゃうんだよね。
  
モンキー・パンチ先生:いや、若いからやった方がいいよ!僕はもう、ざるで水を汲んでる感じで、もういい 加減に終わりたいなと思ってた。でも後でアニメになったり映画になったりして、そっちを見る方が楽しいですね。監督さんの作り方によって違ったルパンで、違うルパンであってもルパン三世には変わりないので。今度の監督さんはこういう作り方なんだなと、今度のルパンはまた違った面白さがあるんだなと感じたり、楽しんでいますね。
+
連載のスタートから2年で「ルパン三世」も「名探偵コナン」もアニメ化されていますよね。
  
不二子も映画によって全然違いますよね?
+
モンキー・パンチ先生:ルパンを書いてから今年で47年目。あと3年で50年。
  
モンキー・パンチ先生:僕はそれでいいと思ってるんですよ。もともと不二子はボンドガールが原型にあって、ボンドガールはシリーズごとに違うけど、ルパンは毎週あるから。毎週違うルパンガールは出せないので、どんな性格の女性が出てきてもどんなコスチュームの女性が出てきても、全部、不二子で統一しちゃえって感じでやりましたから、不思議な女性になっちゃいました。
+
青山剛昌先生:50周年で3Dですね(笑)
  
青山剛昌先生:子供心に混乱しましたね。あれ?この不二子死んじゃったんじゃなかったっけ?とか。たまに「ふじみねこ」と呼んでいたり、ルパンの大学時代の同級生だったり、殺し屋だったり。ひょっとしてこれは名前だけなんだなって思って。
+
モンキー・パンチ先生:3Dやりたいんだよなー。昔から好きでね。
  
モンキー・パンチ先生:そう名前だけなんだよ。名前だけ統一しちゃって、女性はどう変わってもその名前でいっちゃおうって。それ以上の女性の名前が思いうかばなかったというか。毎週考えるのも面倒くさいしね(笑)名前だけは統一しちゃった。
+
青山剛昌先生:おもしろいですよね。飛び出してくるから。メガネが面倒くさいけれど(笑)
  
僕の場合、ルパン三世はどっちかというと続く話じゃないんですよ。一話完結なんですよね。次週に続く話だと、前の話を引きずって書かないといけないじゃないですか。前のこと忘れたときにえらいことになっちゃうので、(笑)この話はここで終わりにして、脈絡がなくてもいいんじゃないかという気持ちで連載をやっていたので、その週に初めてルパン三世を読んだ方でも話だけの面白さを感じてもらえればいいと思っていました。だから最初にアニメ化した人は、随分勇気がいるなと思いましたよ(笑)。
+
モンキー・パンチ先生:メガネは面倒くさいね。でも3D観る人は気にならないんだよね。
  
工藤新一くんのお母さんのお名前は、旧姓が藤峰有希子で、不二子から取ったと。
+
青山剛昌先生:面白ければ、かけてるの忘れちゃいますしね。
  
青山剛昌先生:そうそう。藤峰は峰不二子から取って、有希子は不二子の初代声優の二階堂有希子さんから取らせてもらいました。顔もほとんど同じ顔、描いてるし(笑)。
+
モンキー・パンチ先生:『アバター』は2時間以上あったけど良かったですよ。
  
モンキー・パンチ先生:それはありがたいな。初めて聞きました。
+
青山剛昌先生:『アバター』良かったですよね。わざわざ川崎まで見に行ったら「どこからお越しですか?」ってインタビューされちゃってね。「あ、東京から!」って。(笑)
  
青山剛昌先生:あと、実は、最初はコナンくんのお父さんの工藤勇作の声を山田康夫さんにやってほしかったんですよ。コナンくんの笑った時の口がルパンと一緒だったり、足首が細かったり共通点がありますから。
+
最後に、劇場に見に来てくれる方にメッセージをお願いします。
  
そういうところも前作や今作が、うまく融合した理由だったんですかね?
+
モンキー・パンチ先生:アニメーションを観ている間は、世の中の嫌なことを全部忘れて没頭して見てほしいです。そういう風に作っているし、楽しめる作品だと思います。
  
青山剛昌先生:俺がただファンだっただけなんですけどね(笑)うまくマッチしましたよね。どちらも日本テレビ系列だったり、同じアニメ会社だったのがツイていましたね。
+
青山剛昌先生:時期的にもクリスマスが近いので、ルパンとコナンからのクリスマスプレゼントだと思って、大人から子供まで家族みんなで観に来てほしいです。
 +
</spoiler>
 +
Original link : http://lupicona-movie.com/specialtalk.html (page died)<br>
 +
Webpage screenshot
 +
<spoiler>
 +
[[File:Lupin the Third VS Detective Conan The Movie Special Talk.png|200px]]
 +
</spoiler>
  
モンキー・パンチ先生:ラッキーだったね。ほんとに、ルパンとホームズを見てる感じだよね。
+
===New Years Postcard list RAW===
 +
「青山先生の年賀状」まとめ<br>
 +
Collected postcard list from 2014 and 2015 <br>
 +
http://conan-4869.net/post-24061
 +
<spoiler>
 +
灰原には、まだ彼氏はいないよ~(笑)。
  
映画館でコラボ作品というのはどのように期待されたり、どう見てほしいとかありますか?
+
灰原はコナンのことを多分好きだと思うよ(笑)
  
モンキー・パンチ先生:僕、映画になる前から考えていたんだけど3Dにならないかなって。
+
沖矢の正体は映画でわかる・・・かも(笑)。
  
青山剛昌先生:じゃあTHE MOVIEの2は3Dで(笑)
+
100巻・・・越えちゃうかも(笑)。
  
モンキー・パンチ先生:これシリーズになってほしいですね。
+
定子おばさんって誰だっけ(笑)。
  
青山剛昌先生:前回はルパンの世界にコナンがお邪魔したけど、今回はコナンの世界にルパンたちがやってきている。コナンはパスポートがないので、なかなか海外に行けないんですよ。(笑)
+
絶海の探偵のコナンの涙みたいのは…【汗】です!!(笑)
  
お互いのファンがかなり楽しめますよね。
+
もしかしたら赤井は『恋』が苦手かも…(笑)
  
青山剛昌先生:昔懐かしいセリフやテイストが出てくるので色々楽しめると思います。ルパンもコナンも知っている人ってなかなかいないので、最初と後半は口出しちゃいました(笑)
+
3人同時に再会はあるかもね!(笑)
  
モンキー・パンチ先生:僕も『DEAD OR ALIVE』で口出ししたのは、最初と終わりでした。
+
いつもは無精ヒゲで小汚く、ネズミのようなのでチュウ吉。と由美は名づけたのだ(笑)
  
青山剛昌先生:いや、オープニングは、原作の「ルパン三世」を見ているようで、めちゃくちゃカッコよかったんですよ。
+
わざとです…(笑)
  
モンキー・パンチ先生:ここまでやってもらえてうれしいです。ファンの人に見てもらいたい。
+
</spoiler>
  
青山剛昌先生:なかなか難しかったですよ。“両雄並び立たず”って言うじゃないですか(笑)
+
===AnimeAnime Interview RAW===
 +
劇場版「名探偵コナン 異次元の狙撃手」公開直前 原作・青山剛昌先生インタビュー <br>
 +
(before) April 18, 2014 <br>
 +
http://animeanime.jp/article/2014/04/18/18340.html <br>
 +
http://conan-4869.net/post-20166
 +
<spoiler>
 +
―アニメ!アニメ!(以下、AA)
  
輸送機のシーンは先生もお好きな007シリーズを彷彿とさせましたね。
+
今回はこれまでと違う試みがいくつかあると思いますが、初めてスナイパーが犯人として登場しますね。
  
モンキー・パンチ先生:うまくやってるよね、すごくいいアイデア。ここまでアイデア作るのはすごい!僕は面倒くさくて、「もう任せるよ!」ってなってしまう。ご苦労様でした。(笑)
+
―青山剛昌先生(以下、青山)<br>
僕は出来上がったものを一ファンとしてしか観ないからそれが僕は一番楽しいです。シナリオもあまり読みません。読んじゃうと楽しみがなくなっちゃいますから。何もない頭で完成されたものを観た方がより楽しめます。作る人は大変でしょうけど(笑)
+
そうなんです。これまでは爆破シーンが多かったじゃないですか。だから今回はずっと登場させたかったスナイパーにしてみようと思ったんです。敵は自分が見えているのに自分は敵が見えない怖さ、スリルを出せると思いました。でもコナンは犯人追跡メガネを持っているから、ある意味彼もスナイパーみたいなものかもしれません(笑)
 +
子ども向けの映画ではりますが、ハードな部分もあって実はすごく大人向けなんです。
  
青山剛昌先生:今回、不二子の3サイズが出ますよ!たぶん今まで出てなかったんじゃないかな。調べたら、全部ゾロ目で、理由がモンキー・パンチ先生が覚えやすいから。なるほど!(笑)
+
―AA<br>
 +
世良真純、沖矢昴など原作の重要人物が劇場版に登場するのも初だとか。
  
モンキー・パンチ先生:あれはアニメを作る人の助けもありました。形を作るためにデータが必要だからって。じゃあ覚えやすいのでいこうかってことになったんです。
+
―青山 <br>
 +
こんなにサービスしたのは初めてです。この劇場版を見ないと原作がわからないというわけでは無いですが、原作でまだ出していないネタも出して、ネタばらししている部分もあります。
  
青山剛昌先生:そういうのありますよね。コナンも青いジャケットを着ているのは、アニメの設定なんです。これいいなと思って、それから青のジャケット、赤い蝶ネクタイ、グレーのズボンにしました。
+
―AA <br>
 +
青山先生は劇場版に対してどう関わっていますか?
  
モンキー・パンチ先生:僕もアニメの人にずいぶん助けられてます。
+
―青山<br>
 +
1作目からすごく関わっていますよ、原作ファンにはやっぱり楽しんでもらいたいから。
 +
僕もモンキー・パンチ先生みたいに「僕は見るのが楽しみ」なんておまかせでもいいかな、なんて思うこともありますが、僕も関わるのをけっこう楽しんでいますので。
 +
もちろん忙しさで大変な部分もありますが。
  
青山剛昌先生:あと、声とか。
+
―AA <br>
 +
年に一度のペースで劇場版を公開されていますが、青山先生にとって劇場版コナンはどんな存在でしょうか。
  
モンキー・パンチ先生:そう!まったく同じ。僕も山田さんの声が入った時から、ルパンのネームが山田さん調になっちゃうんだよね。
+
―青山 <br>
 +
怪盗キッドが劇場版に登場したら原作にも登場させたりと、原作と劇場版で一緒に盛り上げられる……
 +
そうですね、バイオリズムみたいなものです! オリンピック選手がオリンピックに向けて技術や体調を整えるように、僕もそこに向かって盛り上げる。今回のように原作と同じネタで盛り上がるのは初めてです。
  
連載のスタートから2年で「ルパン三世」も「名探偵コナン」もアニメ化されていますよね。
+
―AA<br>
 +
ゲストキャストとして参加している福士蒼汰さん(ケビン・ヨシノ役)、パトリック・ハーランさん(ジャック・ウォルツ役)はいかがでしたか。
  
モンキー・パンチ先生:ルパンを書いてから今年で47年目。あと3年で50年。
+
―青山<br>
 +
福士さんは声優初挑戦ということでしたが、クライマックスの演技がすごくうまくてびっくりしました。パックンの演技も言うことなしの良さだったと思います。
  
青山剛昌先生:50周年で3Dですね(笑)
+
―AA <br>
 +
試写を終えてみて、印象に残っているシーンは?
  
モンキー・パンチ先生:3Dやりたいんだよなー。昔から好きでね。
+
―青山 <br>
 +
クライマックスのベルツリータワーでのシーンです。劇場版を見たらきっとハラハラすること間違いなしです。
  
青山剛昌先生:おもしろいですよね。飛び出してくるから。メガネが面倒くさいけれど(笑)
+
―AA <br>
 +
原作連載20周年、劇場版も18作目ですが、アイデアはどこから得ていますか?
  
モンキー・パンチ先生:メガネは面倒くさいね。でも3D観る人は気にならないんだよね。
+
―青山 <br>
 +
映画やドラマを見て研究しています。最近のお気に入りはドラマ『福家警部補の挨拶』で音楽がかっこよくて好きです。最近見た映画では『ローン・レンジャー』『96時間 リベンジ』。
 +
映画は基本的にミステリーが多くて、気になる台詞があったら巻き戻してメモをとったりしています、やっぱり同業他社みたいなもので気になってしまうんです。
  
青山剛昌先生:面白ければ、かけてるの忘れちゃいますしね。
+
―AA <br>
 +
ただの悪いだけの人や良いだけの人ではなく、さまざまな背景をもつ魅力的なキャラクターによって世界が深まっていますが、キャラクターづくりについて教えてください。
  
モンキー・パンチ先生:『アバター』は2時間以上あったけど良かったですよ。
+
―青山 <br>
 +
僕は裏設定をすごくたくさん考えるんです。「この人、実はこうだったんだよ」とたまに登場させると奥行きが出るのかもしれません。裏設定がたくさんあるのに死んでしまった人もいますが、そういうのを考えるのも楽しいです。
 +
女子高生探偵の世良ちゃんも色々な設定を作り込んでいて、今回の劇場版のとあるシーンにもコッソリそれを盛り込んでもらっています。それがどこかは劇場で是非観てください!(笑)
  
青山剛昌先生:『アバター』良かったですよね。わざわざ川崎まで見に行ったら「どこからお越しですか?」ってインタビューされちゃってね。「あ、東京から!」って。(笑)
+
―AA <br>
 +
有名俳優や女優がキャストとして参加するだけでなく、柴咲コウさんが作品に出演したり、ルパン三世が登場したりとコラボも魅力の一つとなっていますが今後してみたいコラボはありますか?
  
最後に、劇場に見に来てくれる方にメッセージをお願いします。
+
―青山 <br>
 +
念願だったルパン三世とのコラボはやったので、夢が叶った状態ではあります。まさか実現するとは思わなかったです。
 +
でもこの秋に、20周年記念スペシャル企画も用意しているのでそこでも大きなコラボをやります。詳細はこれから公開ですが、乞うご期待です。
  
モンキー・パンチ先生:アニメーションを観ている間は、世の中の嫌なことを全部忘れて没頭して見てほしいです。そういう風に作っているし、楽しめる作品だと思います。
+
―AA <br>
 +
最後に、ファンにメッセージをお願いします。
  
青山剛昌先生:時期的にもクリスマスが近いので、ルパンとコナンからのクリスマスプレゼントだと思って、大人から子供まで家族みんなで観に来てほしいです。
+
―青山 <br>
 +
すごくかっこよく仕上がっていたと思います。劇場版を観てからサンデーの連載を読むともっと楽しめるかもしれません。まあ、読まなくても大丈夫ですけど!(笑)
 +
劇場版公開翌週の4月23日発売の「週刊少年サンデー」に掲載されている『名探偵コナン』では激震が走ります。「緋色シリーズ」という入魂のシリーズがスタートするので、劇場版とあわせて楽しんでください!
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
partial Raw
+
===Da Vinci Interviews (WITH RAWS)===
<spoiler>
+
Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the Japanese actor Takeru Satoh, leaked April 13, 2014<br>
[[File:Monkey Punch Gosho Aoyama interview 1.jpg|600px]]
+
Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the fans/reporters/whatever, leaked April 15, 2014<br>
</spoiler>
+
Translated by ALAKTORN <br>
  
===New Years Postcard list RAW===
+
So apparently a large chunk of this interview was never typed up AND this is only the cross talk with Takeru Satoh, <br>
「青山先生の年賀状」まとめ<br>
+
not the "LONG INTERVIEW" from this issue of the magazine.
Collected postcard list from 2014 and 2015 <br>
+
<BR><BR>
http://conan-4869.net/post-24061
+
'''Takeru Satoh x Gosho Aoyama Cross Talk translated (partial interview)'''
 
<spoiler>
 
<spoiler>
灰原には、まだ彼氏はいないよ~(笑)。
+
【佐藤】20年間『コナン』を続けるのは、尋常じゃないですよね。やっぱりトリックを考えるのが一番大変ですか?<br>
 +
(Interviewer?) Going on for 20 years is exceptional, isn’t it? Is thinking of the trick the hardest part?
  
灰原はコナンのことを多分好きだと思うよ(笑)
+
【青山】トリックは、最初に担当編集者と打ち合わせをしながら考えます。だから、担当が変わると面倒なの。黒ずくめの組織のボスは誰か、とか一から全部教えないといけない。<br>
 +
(Aoyama) I think of the trick together with the chief editor during meetings. So, every time the editor changes, it’s a bother. I have to explain to him things all over again, like who the boss of the organization is, etc.
  
沖矢の正体は映画でわかる・・・かも(笑)。
+
【佐藤】さりげなくすごいワードが。その話題は微妙だなあ。最後に真実を知って驚きたいから、僕はわざとあまり考えないようにしてるんです。でも、……ボスはいつくらいから決めていたんですか?<br>
 +
You’re nonchalantly talking about an amazing topic. That subject is sensitive… I’m purposefully not thinking much about it, because I want to be surprised at the reveal. But… when did you decide on who was the boss?
  
100巻・・・越えちゃうかも(笑)。
+
【青山】ああ……うーん、まあね、このあたりかな。(単行本のある巻を取り上げる)。<br>
 +
Hmm… it was about here, I guess. (While picking up a volume of the manga that was there)
  
定子おばさんって誰だっけ(笑)。
+
【一同】おおお――!! 大ヒントじゃないですか!<br>
 +
(all present) Ooooohh!! That’s a big hint!
  
絶海の探偵のコナンの涙みたいのは…【汗】です!!(笑)
+
【佐藤】これはダメだ。その巻読んだらわかっちゃう。これ、書いちゃダメです。『コナン』はラブコメも見所ですよね。<br>
 +
(interviewer) This isn’t good. If you read that volume you’ll figure it out. I can’t write this.
 +
A point worthy of note in Conan is also the love-comedy, isn’t it?
  
もしかしたら赤井は『恋』が苦手かも…(笑)
+
【青山】ラブコメシーンは結構大変です。いいセリフを描こうと思ったりして、時間がかかる。<br>
 +
The love-comedy scenes are a big hassle. It takes a long time to think up cool lines for those situations.
  
3人同時に再会はあるかもね!(笑)
+
【佐藤】僕、灰原が好きなんです。マジで相当好き。科学者でかっこいいし。<br>
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I love Haibara. I really do. She’s a scientist and so cool.
  
いつもは無精ヒゲで小汚く、ネズミのようなのでチュウ吉。と由美は名づけたのだ(笑)
+
【青山】灰原かー! 灰原、人気あるんですよ。<br>
 +
Haibara, huh? Haibara is pretty popular.
  
わざとです…(笑)
+
【佐藤】最初は敵か味方かわからない存在でしたよね。でも、ついに心を開いたなっていう瞬間があるんです。蘭が作ったおかゆを食べて、「あち…」って言う(41巻【トイレに隠した秘密】)。そこでグッと心をつかまれました。灰原は、絶対にコナンのこと好きだと思うんです。でも、複雑な事情を知っているから彼女からはアクションを起こせない。そんなところがほっとけないです。アニメの灰原役の林原めぐみさんも好きで。素敵な声ですよね。<br>
 +
At the beginning, we didn’t know if she was a friend or an enemy. But in the end, there is the moment where she opens her heart. She caught my heart when she ate Ran’s rice porridge and cutely said “hot…!” (volume 41, “The Secret Hidden in the Restroom”). I’m certain that Haibara likes Conan. But, understanding their complicated situation, she doesn’t take action. That’s on my mind. I also like Hayashibara Megumi-san. She has a beautiful voice.<br>
  
</spoiler>
+
【青山】キャラを作っていると、こう描けばこれくらい人気が出るだろうなって、だいたい予想できるんです。でも、灰原だけは予想をはるかに上回る人気ぶり。林原さんの声は大きいと思います。灰原哀の哀はね、実は「アイリーン・アドラー」から取ってるんです。シャーロック・ホームズを唯一負かした“あの女”。<br>
 +
When making a character, I think “if I draw/write her like this, she’ll be popular”, I can more or less anticipate it. But, just for Haibara, her popularity highly exceeded my expectations. I think Hayashibara-san’s voice is loud. Haibara Ai’s Ai comes from Irene Adler. The only one to have defeated Sherlock Holmes, “that woman”.<br>
  
===AnimeAnime Interview RAW===
+
【佐藤】あれ、それ、重大情報じゃありませんか!?<br>
劇場版「名探偵コナン 異次元の狙撃手」公開直前 原作・青山剛昌先生インタビュー <br>
+
Huh? Isn’t that important information!?<br>
(before) April 18, 2014 <br>
 
http://animeanime.jp/article/2014/04/18/18340.html <br>
 
http://conan-4869.net/post-20166
 
<spoiler>
 
―アニメ!アニメ!(以下、AA)
 
  
今回はこれまでと違う試みがいくつかあると思いますが、初めてスナイパーが犯人として登場しますね。
+
【青山】そう、今初めて明かしました。物語では、「女探偵のV・I・ウォーショースキーの“I”」と言ってるんだけど、本当はアイリーンなの。佐藤さんへのスペシャルプレゼントです。<br>
 +
Yes, it’s the first time I’ve revealed it. In the manga, it’s said that “Ai” comes from the “I” in “V.I. Warshawsky”, but the truth is that it comes from Irene. It’s my special present to you.<br>
  
―青山剛昌先生(以下、青山)<br>
+
【佐藤】すごい! ありがとうございます!<br>
そうなんです。これまでは爆破シーンが多かったじゃないですか。だから今回はずっと登場させたかったスナイパーにしてみようと思ったんです。敵は自分が見えているのに自分は敵が見えない怖さ、スリルを出せると思いました。でもコナンは犯人追跡メガネを持っているから、ある意味彼もスナイパーみたいなものかもしれません(笑)
+
Awesome! Thank you very much!<br>
子ども向けの映画ではりますが、ハードな部分もあって実はすごく大人向けなんです。
 
  
―AA<br>
+
Edit: forgot to translate the last line, it basically says that the magazine itself has much more about the interview, so maybe it’d be nice if we got that (or maybe it’s in the second link, haven’t read it yet).
世良真純、沖矢昴など原作の重要人物が劇場版に登場するのも初だとか。
 
  
―青山 <br>
+
【青山】「“あのネタ”をやるなら、リンクさせたほうがいいと思ったんです。そのネタは秘密なんですけど。いや……、“あの人”の正体がわかるというね」<br>
こんなにサービスしたのは初めてです。この劇場版を見ないと原作がわからないというわけでは無いですが、原作でまだ出していないネタも出して、ネタばらししている部分もあります。
+
(Aoyama) tn: I don’t know what he’s saying exactly. Attempted translation: “If I were to spoil “that”, I thought it’d be good to make them link. That information is secret though. Rather… you’d find out that person’s real identity.” tn: he says ano hito, not ano kata, so I’m not sure who he’s talking about…
  
―AA <br>
+
 えっ! さらっと重要なこと言いましたよね!?<br>
青山先生は劇場版に対してどう関わっていますか?
+
(interviewer?) Eh!? You just said something important without hesitation!?
  
―青山<br>
+
【青山】「今、描いていて楽しいのは、世良かな」<br>
1作目からすごく関わっていますよ、原作ファンにはやっぱり楽しんでもらいたいから。
+
Right now, Sera is fun to write.<br>
僕もモンキー・パンチ先生みたいに「僕は見るのが楽しみ」なんておまかせでもいいかな、なんて思うこともありますが、僕も関わるのをけっこう楽しんでいますので。
+
tn: yes he jumps from one topic to another randomly, these interviews are weird
もちろん忙しさで大変な部分もありますが。
 
  
―AA <br>
+
世良は赤井の妹ではないかと疑われており、コナンとも過去に関係があったらしい不可解な人物だ。彼女も今後の展開を大きく左右する存在であろう。一方ファンの間では、80巻に登場し名推理を披露した将棋棋士・羽田秀吉も、キーパーソンなのではと話題になっている。<br>
年に一度のペースで劇場版を公開されていますが、青山先生にとって劇場版コナンはどんな存在でしょうか。
+
(interviewer) She’s suspected of being Akai’s sister, and it seems like she’s related with Conan from the past, a mysterious person. She’ll probably influence future developments in a big way. The fans also think that Haneda Shūkichi is a key person.
  
―青山 <br>
+
【青山】「彼はねえ、なかなか複雑ですよ。これからも出てきます。今度、名人戦の取材に行きますしね。羽田の“羽”は、羽生善治さんから取ったんですよ。原作では、“あの人”の正体以上のことが次々明らかになっていきますよ。まずね、安室透の本名が判明する。彼の回想になぜか灰原の母・エレーナも出てきてね。とある二人の母同士が姉妹だとわかったり……。いろいろなことがつながりますね。まずいなあ、しゃべりすぎです。まあ、連載を楽しみにしてください」<br>
怪盗キッドが劇場版に登場したら原作にも登場させたりと、原作と劇場版で一緒に盛り上げられる……
+
Well, he is… quite complex. He’ll appear from now on too. Soon, I’ll go collect data at the professional shogi players' championship series. Haneda’s “Hane” comes from Yoshiharu Habu (tn: the kanji 羽 can be read both “Hane” and just “Ha”). In the manga, things like “that person’s” real identity and even more will be revelead one after the other. (tn: again, “ano hito”, not “ano kata”, so I’m not sure he’s talking about the boss, that would be insane…) First, Amuro Tōru’s real name will be revealed. Then, why did he think of Haibara’s mother, Elena, will also be explained. (tn: not sure about this phrase.) Two mothers will also be revealed as being sisters, etc.…… A lot of things are connected together. This is bad, I’m talking too much. Well, please look forward to the manga.
そうですね、バイオリズムみたいなものです! オリンピック選手がオリンピックに向けて技術や体調を整えるように、僕もそこに向かって盛り上げる。今回のように原作と同じネタで盛り上がるのは初めてです。
 
  
―AA<br>
+
どうか! どうか、あと二つ質問させてください! 黒ずくめの組織の目的とはナニ? APTX4869の作用から考えると、不老不死が怪しいのでは……。<br>
ゲストキャストとして参加している福士蒼汰さん(ケビン・ヨシノ役)、パトリック・ハーランさん(ジャック・ウォルツ役)はいかがでしたか。
+
Please! Please, let me ask 2 more questions! What is the BO’s goal? Going by the APTX4869, I would think immortality…
  
―青山<br>
+
【青山】「違います。確かにそう思っちゃうよね。今ね、組織の中では大変なことが起こっていますよ」<br>
福士さんは声優初挑戦ということでしたが、クライマックスの演技がすごくうまくてびっくりしました。パックンの演技も言うことなしの良さだったと思います。
+
That’s wrong. It’s true that you’d think that, isn’t it? You see, right now, something really big is happening within the organization.
  
―AA <br>
+
え―っ、すごい気になる! では、誰もが知りたい最大の謎。黒ずくめの組織のボス“あの方”とは誰ですか? 阿笠博士はかなり以前から取り沙汰され、青山は公式に否定している。コナンの父・工藤優作も有力候補の一人だが。<br>
試写を終えてみて、印象に残っているシーンは?
+
Eeeh, I’m super curious! Then, the question everyone wants answered. Who is Anokata? (tn: used “ano kata” this time, not “hito”.) Agasa Hakase was being rumored for a long time, but you have officially denied it. Conan’s father, Kudō Yūsaku is also a very big contender…
  
―青山 <br>
+
【青山】「優作も違います。もう決めました。これからは、“あの方”の質問は受け付けません! だってわかっちゃったらつまらないでしょ。読者の皆さんと俺で、これからも推理合戦をしましょう!」――<br>
クライマックスのベルツリータワーでのシーンです。劇場版を見たらきっとハラハラすること間違いなしです。
+
Yūsaku is also wrong. Now I’ve decided. From now on, I will never accept questions about “Anokata”! (tn: not “ano hito” this time.) I mean, it would be no fun if it was figured out. Readers, let’s continue our deduction battle!
 +
</spoiler>
 +
<BR><BR>
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'''TAKERU SATOH x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW'''
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<spoiler>
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[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview1.jpg|300px|]]
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[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview2.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview3.jpg|300px|]]
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[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview4.jpg|300px|]]
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</spoiler>
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<BR><BR>
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'''YUKI SUETSUGU x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW'''
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<spoiler>
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[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview1.jpg|300px|]]
 +
[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview2.jpg|300px|]]<br>
 +
[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview3.jpg|300px|]]
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[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview4.jpg|300px|]]
 +
</spoiler>
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<BR><BR>
  
―AA <br>
+
'''LONG INTERVIEW RAW'''
原作連載20周年、劇場版も18作目ですが、アイデアはどこから得ていますか?
 
  
―青山 <br>
+
<spoiler>
映画やドラマを見て研究しています。最近のお気に入りはドラマ『福家警部補の挨拶』で音楽がかっこよくて好きです。最近見た映画では『ローン・レンジャー』『96時間 リベンジ』。
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[[File:Davinci Long interview1.jpg|300px|]]
映画は基本的にミステリーが多くて、気になる台詞があったら巻き戻してメモをとったりしています、やっぱり同業他社みたいなもので気になってしまうんです。
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[[File:Davinci Long interview2.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Davinci Long interview3.jpg|300px|]]
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[[File:Davinci Long interview4.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Davinci Long interview5.jpg|300px|]]
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[[File:Davinci Long interview6.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Davinci Long interview7.jpg|300px|]]
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[[File:Davinci Long interview8.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Davinci Long interview9.jpg|300px|]]
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</spoiler>
  
―AA <br>
+
===Detective Conan Character Visual Book Voice Actor interviews===
ただの悪いだけの人や良いだけの人ではなく、さまざまな背景をもつ魅力的なキャラクターによって世界が深まっていますが、キャラクターづくりについて教えてください。
+
Voice Actor interviews September 2014<br>
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<spoiler>
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[[File:Character Visual Book1.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book2.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book3.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book4.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book5.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book6.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book7.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book8.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book9.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book10.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book11.jpg|300px]]<br>
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[[File:Character Visual Book12.jpg|300px]]
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[[File:Character Visual Book13.jpg|300px]]<br>
 +
</spoiler>
  
―青山 <br>
 
僕は裏設定をすごくたくさん考えるんです。「この人、実はこうだったんだよ」とたまに登場させると奥行きが出るのかもしれません。裏設定がたくさんあるのに死んでしまった人もいますが、そういうのを考えるのも楽しいです。
 
女子高生探偵の世良ちゃんも色々な設定を作り込んでいて、今回の劇場版のとあるシーンにもコッソリそれを盛り込んでもらっています。それがどこかは劇場で是非観てください!(笑)
 
  
―AA <br>
+
===20th Anniversary DVD collection guidebook interviews RAW===
有名俳優や女優がキャストとして参加するだけでなく、柴咲コウさんが作品に出演したり、ルパン三世が登場したりとコラボも魅力の一つとなっていますが今後してみたいコラボはありますか?
+
Pictures from: https://bbs.aptx.cn/thread-295749-1-1.html <br>
 +
'''Aoyama Interview'''
 +
<spoiler>
 +
<!--[[File:DVD collection 2016 interview1.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview2.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview3.jpg|300px]]<br>-->
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[[File:DVD collection 2016 interview5.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview4.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview7.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview6.jpg|300px]]
 +
</spoiler>
  
―青山 <br>
+
'''Aoyama Video Interview'''<br>
念願だったルパン三世とのコラボはやったので、夢が叶った状態ではあります。まさか実現するとは思わなかったです。
+
Spanish post: http://tanteikid.blogspot.it/2016/08/detective-conan-20th-anniversary.html <br>
でもこの秋に、20周年記念スペシャル企画も用意しているのでそこでも大きなコラボをやります。詳細はこれから公開ですが、乞うご期待です。
+
Red Thread English post with video: https://www.facebook.com/DCTheRedThread/videos/1199107286807889/
  
―AA <br>
+
'''Voice Actors'''
最後に、ファンにメッセージをお願いします。
+
<spoiler>
 +
Takayama Interiew (Conan)<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview9.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview8.jpg|300px]]
  
―青山 <br>
+
Yamazaki Wakana (Ran)<br>
すごくかっこよく仕上がっていたと思います。劇場版を観てからサンデーの連載を読むともっと楽しめるかもしれません。まあ、読まなくても大丈夫ですけど!(笑)
+
[[File:DVD collection 2016 interview10.jpg|300px]]
劇場版公開翌週の4月23日発売の「週刊少年サンデー」に掲載されている『名探偵コナン』では激震が走ります。「緋色シリーズ」という入魂のシリーズがスタートするので、劇場版とあわせて楽しんでください!
+
[[File:DVD collection 2016 interview11.jpg|300px]]
</spoiler>
 
  
===Da Vinci Interviews (WITH RAWS)===
+
Hori Yuitoshi (Gin)<br>
Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the Japanese actor Takeru Satoh, leaked April 13, 2014<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview12.jpg|300px]]
Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the fans/reporters/whatever, leaked April 15, 2014<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview13.jpg|300px]]
Translated by ALAKTORN <br>
 
  
So apparently a large chunk of this interview was never typed up AND this is only the cross talk with Takeru Satoh, <br>
+
Furuya Touru (Bourbon)<br>
not the "LONG INTERVIEW" from this issue of the magazine.  
+
[[File:DVD collection 2016 interview14.jpg|300px]]
<BR><BR>
+
[[File:DVD collection 2016 interview15.jpg|300px]]
'''Takeru Satoh x Gosho Aoyama Cross Talk translated (partial interview)'''
 
<spoiler>
 
【佐藤】20年間『コナン』を続けるのは、尋常じゃないですよね。やっぱりトリックを考えるのが一番大変ですか?<br>
 
(Interviewer?) Going on for 20 years is exceptional, isn’t it? Is thinking of the trick the hardest part?
 
  
【青山】トリックは、最初に担当編集者と打ち合わせをしながら考えます。だから、担当が変わると面倒なの。黒ずくめの組織のボスは誰か、とか一から全部教えないといけない。<br>
+
Hayashibara Megumi (Ai)<br>
(Aoyama) I think of the trick together with the chief editor during meetings. So, every time the editor changes, it’s a bother. I have to explain to him things all over again, like who the boss of the organization is, etc.
+
[[File:DVD collection 2016 interview16.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview17.jpg|300px]]
  
【佐藤】さりげなくすごいワードが。その話題は微妙だなあ。最後に真実を知って驚きたいから、僕はわざとあまり考えないようにしてるんです。でも、……ボスはいつくらいから決めていたんですか?<br>
+
Ikeda Shuuichi (Shuuichi)<br>
You’re nonchalantly talking about an amazing topic. That subject is sensitive… I’m purposefully not thinking much about it, because I want to be surprised at the reveal. But… when did you decide on who was the boss?
+
[[File:DVD collection 2016 interview18.jpg|300px]]
 
+
[[File:DVD collection 2016 interview19.jpg|300px]]
【青山】ああ……うーん、まあね、このあたりかな。(単行本のある巻を取り上げる)。<br>
 
Hmm… it was about here, I guess. (While picking up a volume of the manga that was there)
 
  
【一同】おおお――!! 大ヒントじゃないですか!<br>
+
Koyama Rikiya (Kogoro)<br>
(all present) Ooooohh!! That’s a big hint!
+
[[File:DVD collection 2016 interview20.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview21.jpg|300px]]
  
【佐藤】これはダメだ。その巻読んだらわかっちゃう。これ、書いちゃダメです。『コナン』はラブコメも見所ですよね。<br>
+
Yamaguchi Kappei (Kaitou Kid)<br>
(interviewer) This isn’t good. If you read that volume you’ll figure it out. I can’t write this.
+
[[File:DVD collection 2016 interview22.jpg|300px]]
A point worthy of note in Conan is also the love-comedy, isn’t it?
+
[[File:DVD collection 2016 interview23.jpg|300px]]
  
【青山】ラブコメシーンは結構大変です。いいセリフを描こうと思ったりして、時間がかかる。<br>
+
Horikawa Ryo (Heiji)<br>
The love-comedy scenes are a big hassle. It takes a long time to think up cool lines for those situations.
+
[[File:DVD collection 2016 interview24.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview25.jpg|300px]]
  
【佐藤】僕、灰原が好きなんです。マジで相当好き。科学者でかっこいいし。<br>
+
Hidaka Noriko (Masumi)<br>
I love Haibara. I really do. She’s a scientist and so cool.
+
[[File:DVD collection 2016 interview26.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview27.jpg|300px]]
  
【青山】灰原かー! 灰原、人気あるんですよ。<br>
+
Yuya Atsuko, Takagi Wataru, Chiba Isshin, Tanaka Rie, Kato Yuko, Inoue Kazuhiko, Morikawa Toshiyuki, Sugimoto Yu, Orikasa Ai, Chafurin (Police)<br>
Haibara, huh? Haibara is pretty popular.
+
[[File:DVD collection 2016 interview28.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview29.jpg|300px]]
  
【佐藤】最初は敵か味方かわからない存在でしたよね。でも、ついに心を開いたなっていう瞬間があるんです。蘭が作ったおかゆを食べて、「あち…」って言う(41巻【トイレに隠した秘密】)。そこでグッと心をつかまれました。灰原は、絶対にコナンのこと好きだと思うんです。でも、複雑な事情を知っているから彼女からはアクションを起こせない。そんなところがほっとけないです。アニメの灰原役の林原めぐみさんも好きで。素敵な声ですよね。<br>
+
Iwai Yukiko, Ootani Ikue, Wakagi Wataru, Ogata Kenichi (Detective Boys)<br>
At the beginning, we didn’t know if she was a friend or an enemy. But in the end, there is the moment where she opens her heart. She caught my heart when she ate Ran’s rice porridge and cutely said “hot…!” (volume 41, “The Secret Hidden in the Restroom”). I’m certain that Haibara likes Conan. But, understanding their complicated situation, she doesn’t take action. That’s on my mind. I also like Hayashibara Megumi-san. She has a beautiful voice.<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview30.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview31.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview32.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview33.jpg|300px]]<br>
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[[File:DVD collection 2016 interview34.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview35.jpg|300px]]
  
【青山】キャラを作っていると、こう描けばこれくらい人気が出るだろうなって、だいたい予想できるんです。でも、灰原だけは予想をはるかに上回る人気ぶり。林原さんの声は大きいと思います。灰原哀の哀はね、実は「アイリーン・アドラー」から取ってるんです。シャーロック・ホームズを唯一負かした“あの女”。<br>
+
Yamaguchi Kappei (Shinichi)<br>
When making a character, I think “if I draw/write her like this, she’ll be popular”, I can more or less anticipate it. But, just for Haibara, her popularity highly exceeded my expectations. I think Hayashibara-san’s voice is loud. Haibara Ai’s Ai comes from Irene Adler. The only one to have defeated Sherlock Holmes, “that woman”.<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview36.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview37.jpg|300px]]
  
【佐藤】あれ、それ、重大情報じゃありませんか!?<br>
+
Furuya Toru and Ikeda Shuichi (Amuro and Akai)<br>
Huh? Isn’t that important information!?<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview38.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview39.jpg|300px]]<br>
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[[File:DVD collection 2016 interview40.jpg|300px]]
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[[File:DVD collection 2016 interview41.jpg|300px]]
  
【青山】そう、今初めて明かしました。物語では、「女探偵のV・I・ウォーショースキーの“I”」と言ってるんだけど、本当はアイリーンなの。佐藤さんへのスペシャルプレゼントです。<br>
+
</spoiler>
Yes, it’s the first time I’ve revealed it. In the manga, it’s said that “Ai” comes from the “I” in “V.I. Warshawsky”, but the truth is that it comes from Irene. It’s my special present to you.<br>
+
'''Staff'''
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<spoiler>
 +
Yamamoto Yasuichirou (Director) X Shizuno Koubun (Director)<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff1.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff2.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff3.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff4.jpg|300px]]
  
【佐藤】すごい! ありがとうございます!<br>
+
Sakurai Takeharu (Scenario Writer)<br>
Awesome! Thank you very much!<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview staff5.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff6.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff7.jpg|300px]]
  
Edit: forgot to translate the last line, it basically says that the magazine itself has much more about the interview, so maybe it’d be nice if we got that (or maybe it’s in the second link, haven’t read it yet).  
+
Suwa Michihiko (Producer)<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff8.jpg|300px]]
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff9.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:DVD collection 2016 interview staff10.jpg|300px]]
  
【青山】「“あのネタ”をやるなら、リンクさせたほうがいいと思ったんです。そのネタは秘密なんですけど。いや……、“あの人”の正体がわかるというね」<br>
+
Oono Katsuo (Music)<br>
(Aoyama) tn: I don’t know what he’s saying exactly. Attempted translation: “If I were to spoil “that”, I thought it’d be good to make them link. That information is secret though. Rather… you’d find out that person’s real identity.” tn: he says ano hito, not ano kata, so I’m not sure who he’s talking about…
+
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[[File:DVD collection 2016 interview staff14.jpg|300px]]
  
 えっ! さらっと重要なこと言いましたよね!?<br>
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Sudou Masatomo (Character's format design / chief of animation directors)<br>
(interviewer?) Eh!? You just said something important without hesitation!?
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[[File:DVD collection 2016 interview staff16.jpg|300px]]
  
【青山】「今、描いていて楽しいのは、世良かな」<br>
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Kodama Kenji (Director)<br>
Right now, Sera is fun to write.<br>
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[[File:DVD collection 2016 interview staff17.jpg|300px]]
tn: yes he jumps from one topic to another randomly, these interviews are weird
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[[File:DVD collection 2016 interview staff19.jpg|300px]]
世良は赤井の妹ではないかと疑われており、コナンとも過去に関係があったらしい不可解な人物だ。彼女も今後の展開を大きく左右する存在であろう。一方ファンの間では、80巻に登場し名推理を披露した将棋棋士・羽田秀吉も、キーパーソンなのではと話題になっている。<br>
 
(interviewer) She’s suspected of being Akai’s sister, and it seems like she’s related with Conan from the past, a mysterious person. She’ll probably influence future developments in a big way. The fans also think that Haneda Shūkichi is a key person.
 
 
 
【青山】「彼はねえ、なかなか複雑ですよ。これからも出てきます。今度、名人戦の取材に行きますしね。羽田の“羽”は、羽生善治さんから取ったんですよ。原作では、“あの人”の正体以上のことが次々明らかになっていきますよ。まずね、安室透の本名が判明する。彼の回想になぜか灰原の母・エレーナも出てきてね。とある二人の母同士が姉妹だとわかったり……。いろいろなことがつながりますね。まずいなあ、しゃべりすぎです。まあ、連載を楽しみにしてください」<br>
 
Well, he is… quite complex. He’ll appear from now on too. Soon, I’ll go collect data at the professional shogi players' championship series. Haneda’s “Hane” comes from Yoshiharu Habu (tn: the kanji 羽 can be read both “Hane” and just “Ha”). In the manga, things like “that person’s” real identity and even more will be revelead one after the other. (tn: again, “ano hito”, not “ano kata”, so I’m not sure he’s talking about the boss, that would be insane…) First, Amuro Tōru’s real name will be revealed. Then, why did he think of Haibara’s mother, Elena, will also be explained. (tn: not sure about this phrase.) Two mothers will also be revealed as being sisters, etc.…… A lot of things are connected together. This is bad, I’m talking too much. Well, please look forward to the manga.
 
 
 
どうか! どうか、あと二つ質問させてください! 黒ずくめの組織の目的とはナニ? APTX4869の作用から考えると、不老不死が怪しいのでは……。<br>
 
Please! Please, let me ask 2 more questions! What is the BO’s goal? Going by the APTX4869, I would think immortality…
 
  
【青山】「違います。確かにそう思っちゃうよね。今ね、組織の中では大変なことが起こっていますよ」<br>
 
That’s wrong. It’s true that you’d think that, isn’t it? You see, right now, something really big is happening within the organization.
 
 
え―っ、すごい気になる! では、誰もが知りたい最大の謎。黒ずくめの組織のボス“あの方”とは誰ですか? 阿笠博士はかなり以前から取り沙汰され、青山は公式に否定している。コナンの父・工藤優作も有力候補の一人だが。<br>
 
Eeeh, I’m super curious! Then, the question everyone wants answered. Who is Anokata? (tn: used “ano kata” this time, not “hito”.) Agasa Hakase was being rumored for a long time, but you have officially denied it. Conan’s father, Kudō Yūsaku is also a very big contender…
 
 
【青山】「優作も違います。もう決めました。これからは、“あの方”の質問は受け付けません! だってわかっちゃったらつまらないでしょ。読者の皆さんと俺で、これからも推理合戦をしましょう!」――<br>
 
Yūsaku is also wrong. Now I’ve decided. From now on, I will never accept questions about “Anokata”! (tn: not “ano hito” this time.) I mean, it would be no fun if it was figured out. Readers, let’s continue our deduction battle!
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
<BR><BR>
+
'''Song Artist'''
'''TAKERU SATOH x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW'''
 
 
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[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview1.jpg|300px|]]
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Mai Kuraki (Music)<br>
[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview2.jpg|300px|]]<br>
+
[[File:DVD collection 2016 interview Music1.jpg|300px]]
[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview3.jpg|300px|]]
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[[File:DVD collection 2016 interview Music2.jpg|300px]]
[[File:Takeru Satoh x Gosho Aoyama interview4.jpg|300px|]]
 
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<BR><BR>
 
'''YUKI SUETSUGU x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW'''
 
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[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview1.jpg|300px|]]
 
[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview2.jpg|300px|]]<br>
 
[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview3.jpg|300px|]]
 
[[File:Yuki Suetsugu x Gosho Aoyama interview4.jpg|300px|]]
 
 
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<BR><BR>
 
 
'''LONG INTERVIEW RAW'''
 
  
 +
===Movie 20 "Truth in Black" Booklet===
 +
Pictures from : http://tieba.baidu.com/p/4508220071 <br>
 
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[[File:Davinci Long interview1.jpg|300px|]]
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[[File:Truth in Black 1.jpg|300px]]
[[File:Davinci Long interview2.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Truth in Black 2.jpg|300px]]<br>
[[File:Davinci Long interview3.jpg|300px|]]
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[[File:Truth in Black 3.jpg|300px]]
[[File:Davinci Long interview4.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Truth in Black 4.jpg|300px]]<br>
[[File:Davinci Long interview5.jpg|300px|]]
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[[File:Truth in Black 5.jpg|300px]]
[[File:Davinci Long interview6.jpg|300px|]]<br>
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[[File:Truth in Black 6.jpg|300px]]<br>
[[File:Davinci Long interview7.jpg|300px|]]
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===Detective Conan Character Visual Book Voice Actor interviews===
+
===Animedia Gosho Interview ===
Voice Actor interviews September 2014<br>
+
June issue of 2016 <br>
 +
released May 10th, 2016 <br>
 +
Issue has the phrase "Next Conan's Dream" across the bottom in pink cursive letters <br>
 +
Also has interviews with a few of the voice cast like Takayama Minami<br>
 +
 
 +
Sources of the images
 +
http://imgur.com/a/3g1cj <br>
 +
http://tieba.baidu.com/p/4539147071 <br>
 +
 
 +
Gosho Interview
 
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[[File:Character Visual Book1.jpg|300px]]<br>
+
<!--[[File:Animedia Gosho interview 1.jpg|600px|]][[File:Animedia Gosho interview 2.jpg|460px|]]-->
[[File:Character Visual Book2.jpg|300px]]
+
[[File:Animedia Gosho interview 3.jpg|400px|]]<br>
[[File:Character Visual Book3.jpg|300px]]<br>
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[[File:Animedia Gosho interview 4.jpg|500px|]]
[[File:Character Visual Book4.jpg|300px]]
+
[[File:Animedia Gosho interview 5.jpg|500px|]]<br>
[[File:Character Visual Book5.jpg|300px]]<br>
+
[[File:Animedia Gosho interview 6.jpg|500px|]]
[[File:Character Visual Book6.jpg|300px]]
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[[File:Animedia Gosho interview 7.jpg|500px|]]<br>
[[File:Character Visual Book7.jpg|300px]]<br>
+
[[File:Animedia Gosho interview 8.jpg|500px|]]
[[File:Character Visual Book8.jpg|300px]]
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[[File:Animedia Gosho interview 9.jpg|500px|]]<br>
[[File:Character Visual Book9.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Character Visual Book10.jpg|300px]]
 
[[File:Character Visual Book11.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Character Visual Book12.jpg|300px]]
 
[[File:Character Visual Book13.jpg|300px]]<br>
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
 +
===Complete Color Works Interview Aoyama 2016===
 +
Interview with Gosho from 2016 inserted into book after a reproduction of 2003 interview<br>
 +
images from : https://bbs.aptx.cn/thread-295984-1-1.html <br>
  
===20th Anniversary DVD collection guidebook interviews RAW===
 
Pictures from: https://bbs.aptx.cn/thread-295749-1-1.html <br>
 
'''Aoyama Interview'''
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
<!--[[File:DVD collection 2016 interview1.jpg|300px]]
+
<!--[[File:Complete Color Works 2015 interview 1.jpg|500px|]]-->
[[File:DVD collection 2016 interview2.jpg|300px]]
+
[[File:Complete Color Works 2015 interview 2.jpg|500px|]]
[[File:DVD collection 2016 interview3.jpg|300px]]<br>-->
+
[[File:Complete Color Works 2015 interview 3.jpg|500px|]]
[[File:DVD collection 2016 interview5.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview4.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview7.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview6.jpg|300px]]
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
'''Aoyama Video Interview'''<br>
+
===20 Year Cinema Guide interviews ===
Spanish post: http://tanteikid.blogspot.it/2016/08/detective-conan-20th-anniversary.html <br>
+
Interviews with the cast and crew of the movies as well as Gosho 2016.<br>
Red Thread English post with video: https://www.facebook.com/DCTheRedThread/videos/1199107286807889/
 
 
 
'''Voice Actors'''
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Takayama Interiew (Conan)<br>
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview1.jpg|300px]]<br>
[[File:DVD collection 2016 interview9.jpg|300px]]
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview2.jpg|300px]]
[[File:DVD collection 2016 interview8.jpg|300px]]
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview3.jpg|300px]]<br>
 
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview4.jpg|300px]]
Yamazaki Wakana (Ran)<br>
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview5.jpg|300px]]<br>
[[File:DVD collection 2016 interview10.jpg|300px]]
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview6.jpg|300px]]
[[File:DVD collection 2016 interview11.jpg|300px]]
+
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview7.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview8.jpg|300px]]
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview9.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview10.jpg|300px]]
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview11.jpg|300px]]<br>
 +
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview12.jpg|300px]]
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview13.jpg|300px]]<br>
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview15.jpg|300px]]<br>
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview17.jpg|300px]]<br>
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview30.jpg|300px]]
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[[File:20 Year Cinema Guide Inerview31.jpg|300px]]<br>
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 +
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview33.jpg|300px]]<br>
 +
</spoiler>
 +
 
 +
=== Asahi Newspaper Interview 2016 ===
 +
「名探偵コナン」青山剛昌さんがエール July 16, 2016 <br>
 +
Source: https://bbs.aptx.cn/thread-296434-1-1.html <br>
 +
Raw text<br>
 +
<spoiler>
 +
鳥取の球児 ガンバレ
  
Hori Yuitoshi (Gin)<br>
+
 第98回全国高校野球選手権鳥取大会がいよいよ開幕する。厳しい練習に取り組んできた県内の野球部員たちを応援してもらおうと、「名探偵コナン」などの作品で知られる北栄町出身の漫画家、青山剛昌さんにコナンのイラスト入りメッセージ色紙を寄せてもらった。(横山翼)
[[File:DVD collection 2016 interview12.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview13.jpg|300px]]
 
  
Furuya Touru (Bourbon)<br>
+
 ――野球好きと聞きましたが、きっかけは
[[File:DVD collection 2016 interview14.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview15.jpg|300px]]
 
  
Hayashibara Megumi (Ai)<br>
+
 ジャイアンツの長嶋(茂雄)選手です。
[[File:DVD collection 2016 interview16.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview17.jpg|300px]]
 
  
Ikeda Shuuichi (Shuuichi)<br>
+
 ――高校野球は見ていましたか
[[File:DVD collection 2016 interview18.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview19.jpg|300px]]
 
  
Koyama Rikiya (Kogoro)<br>
+
 思い出に残っているのは、原(辰徳)選手の東海大相模と、定岡(正二)選手の鹿児島実業が戦った延長戦です。夜遅くまで試合があり、なかなか決着がつかない試合を見て、手に汗握りました。
[[File:DVD collection 2016 interview20.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview21.jpg|300px]]
 
  
Yamaguchi Kappei (Kaitou Kid)<br>
+
 ――高校球児が主人公の「4番サード」など野球を題材にした作品も描かれています。野球漫画のだいご味は
[[File:DVD collection 2016 interview22.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview23.jpg|300px]]
 
  
Horikawa Ryo (Heiji)<br>
+
 ピッチャーだと、三振。バッターだと、ホームラン。カンタンやなぁ(笑)
[[File:DVD collection 2016 interview24.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview25.jpg|300px]]
 
  
Hidaka Noriko (Masumi)<br>
+
     ◇
[[File:DVD collection 2016 interview26.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview27.jpg|300px]]
 
  
Yuya Atsuko, Takagi Wataru, Chiba Isshin, Tanaka Rie, Kato Yuko, Inoue Kazuhiko, Morikawa Toshiyuki, Sugimoto Yu, Orikasa Ai, Chafurin (Police)<br>
+
 青山さんが挙げた東海大相模と鹿児島実の延長戦は、1974年の第56回全国高校野球選手権大会・準々決勝のこと。延長十五回の死闘の末、4―5で東海大相模が敗れている。原選手は野手で、定岡選手はエースだった。
[[File:DVD collection 2016 interview28.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview29.jpg|300px]]
 
  
Iwai Yukiko, Ootani Ikue, Wakagi Wataru, Ogata Kenichi (Detective Boys)<br>
+
     ◇
[[File:DVD collection 2016 interview30.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview31.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview32.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview33.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview34.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview35.jpg|300px]]
 
  
Yamaguchi Kappei (Shinichi)<br>
+
 あおやま・ごうしょう  1963年、北栄町(旧大栄町)出身。日本大学芸術学部卒。86年、「ちょっとまってて」で小学館新人コミック大賞少年部門に入選、94年から「週刊少年サンデー」(小学館)で「名探偵コナン」の連載を開始。単行本は89巻まで刊行され、世界21の国と地域で翻訳、出版されている。テレビアニメなどにもなり、映画は今年公開の「名探偵コナン 純黒の悪夢」で20作目。ほかに「まじっく快斗」「YAIBA」などの作品がある。
[[File:DVD collection 2016 interview36.jpg|300px]]
+
</spoiler>
[[File:DVD collection 2016 interview37.jpg|300px]]
 
  
Furuya Toru and Ikeda Shuichi (Amuro and Akai)<br>
+
Raw image
[[File:DVD collection 2016 interview38.jpg|300px]]
+
<spoiler>
[[File:DVD collection 2016 interview39.jpg|300px]]<br>
+
[[File:Asahi newspaper interview 2016.jpg|300px]][[File:Asahi newspaper interview 2016 2.jpg|300px]]
[[File:DVD collection 2016 interview40.jpg|300px]]
+
</spoiler>
[[File:DVD collection 2016 interview41.jpg|300px]]
 
  
 +
=== Akai and Amuro Secret Files Voice Actors Interview 2016 ===
 +
11/29/2016
 +
<spoiler>
 +
[[File:Secret Files Akai Amuro interview 2016.jpg|400px]]
 +
[[File:Secret Files Akai Amuro interview2 2016.jpg|400px]]<br>
 +
[[File:Secret Files Akai Amuro interview3 2016.jpg|400px]]
 +
[[File:Secret Files Akai Amuro interview4 2016.jpg|400px]]
 
</spoiler>
 
</spoiler>
'''Staff'''
+
 
 +
==Interviews==
 +
The interviews listed here are ones that I found listed on the DCW Translating interview thread. It would be preferable if we could find more interviews and get them located here. http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/
 +
 
 +
===Mystery Museum Interview===
 +
June 10th, 1997<br>
 +
Gosho profile, Gosho's 4 special secrets<br>
 +
Movie 1 producer and director interviews<br>
 +
Voice actors talk<br>
 +
Movie, and tv op / ed themes profiles<br>
 +
Translation by Yuniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/149893527591/mystery-museum-interview-97-english-123 part 1], [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/149940982821/end-mystery-museum-interview-97-english-4-5 part 2]<br>
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Yamamoto Yasuichirou (Director) X Shizuno Koubun (Director)<br>
+
Aoyama Gosho-sensei talks about Conan passionately!!<br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff1.jpg|300px]]
+
The first person whom we’ll interview is the author of ‘Meitantei Conan’,<br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff2.jpg|300px]]<br>
+
the one who creates Conan’s brilliant deduction, Aoyama Gosho-sensei!
[[File:DVD collection 2016 interview staff3.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff4.jpg|300px]]
 
  
Sakurai Takeharu (Scenario Writer)<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff5.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff6.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff7.jpg|300px]]
 
  
Suwa Michihiko (Producer)<br>
+
He just saw Conan movie, [Meitantei Conan, The Time-Bombed Skyscraper], so he’ll surely speak about it!
[[File:DVD collection 2016 interview staff8.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff9.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff10.jpg|300px]]
 
  
Oono Katsuo (Music)<br>
+
(I loved the movie!! I was really moved by it)
[[File:DVD collection 2016 interview staff11.jpg|300px]]
+
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff12.jpg|300px]]<br>
+
'''I created the last scene when I was in middle school.'''<br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff13.jpg|300px]]
+
Thank you, it’s Aoyama. [Meitantei Conan] became a movie, and I have to share a word or two of my happiness. When it became an anime, I thought that someday it could became popular. I loved movies since the very childhood.<br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff14.jpg|300px]]
+
I love detectives, of course, but the works of Kurosawa Akira are my favourite. His samurai works, for example. He kind of influenced my previous work before [Meitantei Conan], [YAIBA]. When I think about manga compositing, I look at it from filming angle. I draw thinking about camera positioning.<br>
 +
The last scene of [The Time-Bombed Skyscraper] was my idea I came up when I was a child. Around middle school age, or something like this, I imagined it after seeing a scene like this with spies. I come up with a lot of scenes after watching movies or TV. Especially when I watch something boring, I think something like 'I would’ve made it like this’. Though recently I’m not quite free to watch movies :)<br>
 +
'''Try to find a cell I drew!'''<br>
 +
Right-right, I just saw this movie… Whole movie :) I want to talk about the last scene. Like I just said, I had this idea since the very childhood. Connected by a red string… I wanted to make something like this. I wanted to use it in [Magic Kaito], but I didn’t get a chance. And it was not an idea that’ll suit [YAIBA]. Thus I put it off, but now had a chance to use it in a movie. Well, I came up with it when I was a child, but to tie this to Shinichi’s birthday… and other small details I thought off after getting a chance to use it in a movie. I want you to search key frames I drew for the last scene. 9 key scenes at all. I drew line art and it was filled by the incredible anime staff.<br>
 +
That’s why I really wanted to see the last scene. I really couldn’t wait for it. And
  
Sudou Masatomo (Character's format design / chief of animation directors)<br>
+
'''I’m extremely grateful to anime staff!'''<br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff15.jpg|300px]]
+
Anime staff has incredible people… About seiyuus, Conan could only be Takayama Minami-san. She’s the best for him. I really love OP and ED themes. [Mune ga Doki-Doki] is my favourite. Utoku Keiko-san’s [Hikari to Kage no  Roman] also differs from everything that were before and it’s a really nice feeling. I also really like [Happy Birthday].  <br>
[[File:DVD collection 2016 interview staff16.jpg|300px]]
+
I was a real fan of Kyoko-san’s husky voice since BARBEE BOYS :) Oono Katsu’s band’s music is also great. I loved them since they wrote the music to [Taiyou ni horoe!]. I always draw CD covers with all my might, as a way to say 'thank you’ to them :) Kodama director work was also cool. Anyway, I am really grateful to everyone if anime staff!<br>
 +
Anime’s benefit is that it has sound. Well, of course it is :) Especially it was great at Moonlight Sonata’s episode. When I drew the manga, I listened to 'Moonlight Sonata’, to be honest. Moonlight Sonata 2nd Movement is especially great! And it came up just like I thought.<br>
 +
Anime has a lot of benefits but… Manga will not surrender! Anime can’t show, for example, two-paged spread of Shinichi’s sudden appearance. Manga’s benefit is also that it helps reader to make their own deductions.
  
Kodama Kenji (Director)<br>
+
'''The anime became really good, so I’ll try my best for the manga not to be defeated!!'''
[[File:DVD collection 2016 interview staff17.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff18.jpg|300px]]<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview staff19.jpg|300px]]
 
  
</spoiler>
 
'''Song Artist'''
 
<spoiler>
 
Mai Kuraki (Music)<br>
 
[[File:DVD collection 2016 interview Music1.jpg|300px]]
 
[[File:DVD collection 2016 interview Music2.jpg|300px]]
 
</spoiler>
 
  
===Movie 20 "Truth in Black" Booklet===
+
'''4 secrets of Aoyama Gosho!'''<br>
Pictures from : http://tieba.baidu.com/p/4508220071 <br>
+
According to Puppeteer-Detective, Yama-chan’s manga, Aoyama-sensei really enjoys staying at home. While investigating whether this is true, we found it that he doesn’t go outside except for convenient stores and family restaurants! He usually goes to the places that are in 50m radius around his home/studio. When we found out what was the longest distance he went for recently… It was a press-conference for [Meitantei Conan, The Time-Bombed Skyscraper]. Looks like it is a 'record length Aoyama Gosho went out for’. When we invaded Aoyama-sensei’s studio/home, it was a really a really nice mansion with an incredible night view! Of course you wouldn’t want to go outside of such a nice place!<br>
<spoiler>
+
'''He doesn’t play games?'''<br>
[[File:Truth in Black 1.jpg|300px]]
+
Aoyama-sensei loved games since childhood… that was a rumour we heard, but turns out, according to Alco-Detective’s Tani Yutaka’s manga, he doesn’t play games at all recently. Is it true? After invading Studio/Home, we found it! A mountain of games, which weren’t even open! We also found a lot around his TV! The manga was true! According to the interview, Aoyama-sensei [Has to play everything since Dragon Quest VI~]. This game came out in 1995… That means he didn’t play his favourite game for a year?! That’s horrible…<br>
[[File:Truth in Black 2.jpg|300px]]<br>
+
'''You’re so busy, do you eat properly?'''<br>
[[File:Truth in Black 3.jpg|300px]]
+
Aoyama-sensei is so busy he can’t even play his favourite games. If he’s that busy, we’re worrying is he eats properly. Fatty Detective’s yonkoma shows that he’s eating well… Aoyama-sensei’s daily schedule is to create a storyboard once in 4 days, and the next two days lining it down with assistants, and only one free day. What does he do at 5 days without the assistants? After a week investigation, we found out which family restaurants and convenient stores he uses. There’s a rumour that when his favourite convenient store was closed due to remodelling, he was about to starve…<br>
[[File:Truth in Black 4.jpg|300px]]<br>
+
'''He’s really serious when it comes to work?'''<br>
[[File:Truth in Black 5.jpg|300px]]
+
And the last investigation was about his work! Bravo Detective’s yonkoma shows that he’s really strict at manga… looks like it, at least. But he doesn’t go anywhere, he can’t play his favourite games, eats in convenient stores and family restaurants… Didn’t he ever thought [I can’t stand [Meitantei Conan] anymore!] We decided to ask Aoyama-sensei himself!  <br>
[[File:Truth in Black 6.jpg|300px]]<br>
+
[I still have a lot I want to draw in [Meitantei Conan]. It doesn’t seem like ending (TN: It was 1997. I’m translating it in 2016 AND STILL GOING). [Kaito Kid] just appeared in it too finally… Wonder if I’ll see it in anime soon <3 Besides, I want to use Heiji’s hometown, Osaka as a stage more often… And I want to draw a Woman in Black too!!]… looks like our worries were for nothing.
[[File:Truth in Black 7.jpg|300px]]
+
 
[[File:Truth in Black 8.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Truth in Black 9.jpg|300px]]
 
[[File:Truth in Black 10.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Truth in Black 11.jpg|300px]]
 
This Page is Missing from the source link<br>  
 
[[File:Truth in Black 13.jpg|300px]]
 
[[File:Truth in Black 14.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Truth in Black 15.jpg|300px]]
 
[[File:Truth in Black 16.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Truth in Black 17.jpg|300px]]
 
[[File:Truth in Black 18.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Truth in Black 19.jpg|300px]]
 
[[File:Truth in Black 20.jpg|300px]]
 
</spoiler>
 
  
===Animedia Gosho Interview ===
+
'''Well then, next people we’ll interview are people who created [Meitantei Conan] anime.''' Kodama Kenji director, Yomiuri TV producer Suwa Michihiko-san amd Tokyo Movie producer, Yoshioka Masahito-san. You have different opinions about [Conan]? But they are the same in one - everyone loves it and had a lot of fun creating it, that’s why anime [Conan] is so great!
June issue of 2016 <br>
 
released May 10th, 2016 <br>
 
Issue has the phrase "Next Conan's Dream" across the bottom in pink cursive letters <br>
 
Also has interviews with a few of the voice cast like Takayama Minami<br>
 
  
Sources of the images
+
'''(We put in film a lot of stuff we were not able to put in TV anime)'''
http://imgur.com/a/3g1cj <br>
 
http://tieba.baidu.com/p/4539147071 <br>
 
  
Gosho Interview
+
First: Kodama Kenji
<spoiler>
 
<!--[[File:Animedia Gosho interview 1.jpg|600px|]][[File:Animedia Gosho interview 2.jpg|460px|]]-->
 
[[File:Animedia Gosho interview 3.jpg|400px|]]<br>
 
[[File:Animedia Gosho interview 4.jpg|500px|]]
 
[[File:Animedia Gosho interview 5.jpg|500px|]]<br>
 
[[File:Animedia Gosho interview 6.jpg|500px|]]
 
[[File:Animedia Gosho interview 7.jpg|500px|]]<br>
 
[[File:Animedia Gosho interview 8.jpg|500px|]]
 
[[File:Animedia Gosho interview 9.jpg|500px|]]<br>
 
</spoiler>
 
  
===Complete Color Works Interview Aoyama 2016===
+
'''Which anime did you wanted to create?'''<br>
Interview with Gosho from 2016 inserted into book after a reproduction of 2003 interview<br>
+
I wanted to create a piece that would be enjoyed by adults. But I also wanted children to enjoy it too.<br>
images from : https://bbs.aptx.cn/thread-295984-1-1.html <br>
+
'''What is special to anime?'''<br>
 +
Conan’s mystery solving is pretty easy to understand, I think. In manga it’s explained only by Conan himself, but in anime details are shown onscreen. Besides, characters can move.<br>
 +
'''This film is love romance?'''<br>
 +
[Conan]’s world’s love romance can be created only by Aoyama-sensei. If we’ll make something, we could break original manga’s world. That’s why we usually base everything on what was shown in manga. (TN: Cough. KaitoKid. Cough). In the film Aoyama-sensei planned a love romance subplot, so we started without second thoughts.
 +
'''What do you want to note in this film?'''<br>
 +
It enjoys all your senses. You watch you hear, your brain works out deductions, and your heart is moved by love romance. At the 5 minutes after beginning my heart started to beat quickly. The screen is so wide, so we can drew even smallest details, and that, I think, leaves a different impact than TV anime. That was the greatest work and I doubt I’ll be able to create something like that… said I, but guess what I’ll do if there would be another movie adaptation :)
  
<spoiler>
+
'''Three main points of anime [Meitantei Conan]?'''<br>
<!--[[File:Complete Color Works 2015 interview 1.jpg|500px|]]-->
+
Suwa: Maybe the fact that the anime is a big lie. It’s not real, but talks about reality a lot. And the deduction. That’s the best. TN: I didn’t get it. Maybe I’m wrong.<br>
[[File:Complete Color Works 2015 interview 2.jpg|500px|]]
+
Yoshioka: Three, huh. First is the deduction that even adults can enjoy. Second one is slapstick action with the Detective Boys. And the third one is love romance, which Aoyama-sensei spoke about.<br>
[[File:Complete Color Works 2015 interview 3.jpg|500px|]]
+
TV anime continues while using all three.<br>
</spoiler>
+
'''[Conan] movie had a lot of strong points'''<br>
 +
Yoshioka: The movie had those three main points I just spoke about.<br>
 +
Suwa: Felt like a big amusement park…  With a jet coaster, beautiful night view and a lot of attractions. Of course we enjoyed creating TV anime too, but this movie was something extra special. We hope that viewers had a lot of good experience with it.<br>
 +
'''What you tried to achieve with this movie?'''<br>
 +
Yoshioka: We want to make a lot of action we can’t do because of usual TV episode time limit. And on familiar scenery. Conan didn’t went overseas, and incidents and crimes happens nearby, with Detective Boys dealing with it.<br>
 +
Suwa: I wanted to tell a long story. Since the movie is something you can dive into and it has a long running time. But I wanted to make it with breathtaking speed.<br>
 +
Yoshioka: I wanted to create a movie with compilation of action and deduction.<br>
 +
Suwa:  That was a movie like a takoyaki with red pasta.<br>
 +
Yoshioka: That was really great till the very end. Like a jet coaster ride, where you can’t leave your seats.
  
===20 Year Cinema Guide interviews ===
+
'''We’re proud of our team work.'''<br>
Interviews with the cast and crew of the movies as well as Gosho 2016.<br>
+
'''Seiyuu-san, devoting their lives to anime [Meitantei Conan]. What do they think about characters they are playing? What is the atmosphere in the studio? Afrec (after recording) just ended, let’s hear them live!
<spoiler>
+
What is Conan’s charm?'''<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview1.jpg|300px]]<br>
+
Takayama: Conan has that self-devotion trait of his, you see. He’ll never cheat, and he will try to protect the one and only girl for his whole life. That’s his charm. I played a role of main character in Aoyama-sensei’s previous work, [YAIBA], and he’s such type.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview2.jpg|300px]]
+
I wonder if Aoyama-sensei himself is a man like this… Women should be very happy (TN: My heart melted, they married after, sadly divorced though ;v;)<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview3.jpg|300px]]<br>
+
'''What was like recording for the movie?'''<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview4.jpg|300px]]
+
Takayama: Even if it was a movie, it wasn’t really different from the usual.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview5.jpg|300px]]<br>
+
Kamiya: As usual, we acted according to the director.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview6.jpg|300px]]
+
Takayama: But the story really made me nervous. That was not random bombing? If you don’t solve it soon, everyone should be in danger!.. like this.<br> Director said that his heart was beating after first 5 minutes, and I felt the same.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview7.jpg|300px]]<br>
+
Kamiya: But it was a nice story. Really. I was about to cry. Especially at the last scene.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview8.jpg|300px]]
+
Takayama: Looks like there was a person who really cried.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview9.jpg|300px]]<br>
+
Horikawa: Who?<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview10.jpg|300px]]
+
Takayama: Not here at the moment, but Megure-keibu.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview11.jpg|300px]]<br>
+
Horikawa: Chafurin-san?<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview12.jpg|300px]]
+
Kamiya: Yep<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview13.jpg|300px]]<br>
+
'''What is Ran’s good side?'''<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview14.jpg|300px]]
+
Yamazaki: Ran is really strong, she’s doing karate, but when Shinichi is around, she becomes really worried.<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview15.jpg|300px]]<br>
+
Takayama: She always tells [Come back quickly, Shinichi!] at the phone..<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview16.jpg|300px]]
+
Yamazaki: But she can’t say anything in front of a real Shinichi.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview17.jpg|300px]]<br>
+
Kamiya: Yeah. Feels kind of off. Yamazaki-san plays her perfectly, but it is kind of strange.<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview18.jpg|300px]]
+
Yamazaki: When it comes to Shinichi, shows a brilliant deduction, but…<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview19.jpg|300px]]<br>
+
Kamiya: …soft on the inside.<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview20.jpg|300px]]
+
Yamazaki: That’s also Ran’s cute trait :)<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview21.jpg|300px]]<br>
+
'''Do you see Kogoro as father in this movie?'''<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview22.jpg|300px]]
+
Kamiya: I really like Kogoro. He has human weaknesses, like he can usually go astray, loves to drink, runs away of his own wife, and his child had to care about him… But sometimes he can be really cool. At the Kogoro’s Class Reunion Murder Case, for example.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview23.jpg|300px]]<br>
+
Takayama: He was really cool at that time. And strong too.<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview24.jpg|300px]]
+
Kamiya: At the movie, he showed that he really cares about Ran.<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview25.jpg|300px]]<br>
+
Horikawa: Kamiya-san has children too, do you understand Kogoro at that point?..<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview26.jpg|300px]]
+
Kamiya: You can say that too.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview27.jpg|300px]]<br>
+
'''Is Ayumi a girl in love?'''<Br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview28.jpg|300px]]
+
Kamiya: Ayumi feels like a boss.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview29.jpg|300px]]<br>
+
Iwai: Usually she is, but when Conan drank sake and could’ve returned to Shinichi, when she saw Conan leaning, she thought [I feel like I’ll never see him again], right? When Shinichi was leaving Ran in the very first chapter, Ran thought exactly the same.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview30.jpg|300px]]
+
Kamiya: Do you have episodes you like?<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview31.jpg|300px]]<br>
+
Iwai: [Detective Boys Survival Case]. I really love such adventures.<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview32.jpg|300px]]
+
'''What is the atmosphere in the studio after finishing recording lines?'''<br>
[[File:20 Year Cinema Guide Inerview33.jpg|300px]]<br>
+
Takayama: Conan and Heiji are really alike. They even act the same. Horikawa: They both love mysteries.<br>
 +
Takayama: After today’s recording (Holmes Freak Murder Case), I feel like Heiji was really cool. And Shinichi is in pinch?! :)<br>
 +
Horikawa: That’s my second Conan afrec (TN: No, third. You played an AO victim killed by chocolate), but it’s surprisingly easy to act.<br>
 +
Kamiya: Because everyone even breath in sync.Takayama: We’re on good terms here. <br>
 +
Kamiya: Every week I expect to meet everyone, that I work with pleasure and after that everyone goes eating. What a great work :)<br>
 +
Takayama: Today we’ll also go to eat after that <3
 +
 
 +
'''The magic of sound playing in the Mystery World.'''
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 +
And the last ones on the backstage are people who create Conan’s Sound, musicians with Music Life Show! They stir up [Meitantei Conan] famous scenes, and write songs and music!<br>
 +
Kyoko: '''Conan and Ran are always close, but they can’t say they love each other. That’s heartbreaking.'''<br>
 +
Thinking about people I miss… [Happy Birthday] is a song that tries to convey feelings for those who are dear to you but far away. When I was recording it in London, I thought about my friend and ex boyfriend… That is a song that will be played in the movie ending, after the incident is resolved. Last scene that makes you chuckle a bit (TN: after credits I believe) I saw at the cinema by myself.<br>
 +
They are below different skies and can’t tell ‘I love you’ to each other. It’s really sad not to be able to convey such feelings, but Conan-kun and Ran are always together, and yet they can’t tell their true feelings. I think that this is much more hard and sad situation. When I watched it, I thought [Why can’t you just understand he’s Shinichi?!] :) This song is sad, but it has optimistic subtext too. Goes well with Conan and Ran’s love.<br>
 +
Utoku Keiko: A singer of anime’s current (3/51 :D) ED [Hikari to Kage no Roman]. Warm, heartwarming sound and Keiko-san’s sweet singing voice is starting to sound after the incident. It has a like [I understand everything but still continue to love you]… Sound a lot like Ran’s loving heart!<br>
 +
Oono: '''It’s important to create music that goes with the story.'''<br>
 +
I created a lot of music for TV animes and movies, but that was my first time creating music for Conan. I was totally okay with that. I don’t care whether it’s drama or anime. Same with movies. I created it thinking about how  it will suddenly change going in sync with story. Conan is really interesting, don’t you think? Even when adults are reading it, sometimes it’s hard for them. When I first read it, I read everything till the end in one breath.<br>
 +
So both adults and children can enjoy it, so I created a lot of different types of music.<br>
 +
Conan, Ran and Kogoro are a great team. He fits in. Always going after them when there’s an incident. They are starting to become a nice team. I guess it’s the same with music. It’s starting to be familiar to Conan series. I like Conan more than Shinichi. And Ran is cute too.<br>
 +
'''What music would you recommend?'''<br>
 +
I created a music for Conan movie in around 10 days. 2 days for recording. It’s usually 5 days for TV anime. Movie sound has a thing called Dolby Sound, so we had to record it in a unique way. Because of that we had to record not only new music, but also old music, changing it a bit. Movie’s melody is half-new, and I felt some kind of familiar while creating it. Besides, it was an action movie, right? So it was different from TV, with a more intense rhythm.
 +
Music I can recommend? I don’t want to say it. I want you to listen to it and then decide.<br>
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[Time bombed skyscraper] has connections with Dolby Sound, so there were two different versions for CDs and for movies. Please listen to in in the cinema theater, you will be really excited.<br>
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
=== Asahi Newspaper Interview 2016 ===
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Raw Images
「名探偵コナン」青山剛昌さんがエール July 16, 2016 <br>
 
Source: https://bbs.aptx.cn/thread-296434-1-1.html <br>
 
Raw text<br>
 
 
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鳥取の球児 ガンバレ
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[[File:Mystery Museum interview1.jpg|300px]]
 
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[[File:Mystery Museum interview2.jpg|300px]]<br>
 第98回全国高校野球選手権鳥取大会がいよいよ開幕する。厳しい練習に取り組んできた県内の野球部員たちを応援してもらおうと、「名探偵コナン」などの作品で知られる北栄町出身の漫画家、青山剛昌さんにコナンのイラスト入りメッセージ色紙を寄せてもらった。(横山翼)
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[[File:Mystery Museum interview3.jpg|300px]]
 
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[[File:Mystery Museum interview4.jpg|300px]]<br>
 ――野球好きと聞きましたが、きっかけは
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[[File:Mystery Museum interview5.jpg|300px]]
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[[File:Mystery Museum interview6.jpg|300px]]<br>
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[[File:Mystery Museum interview7.jpg|300px]]
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[[File:Mystery Museum interview8.jpg|300px]]<br>
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[[File:Mystery Museum interview9.jpg|300px]]
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[[File:Mystery Museum interview10.jpg|300px]]
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</spoiler>
  
 ジャイアンツの長嶋(茂雄)選手です。
 
  
 ――高校野球は見ていましたか
 
  
 思い出に残っているのは、原(辰徳)選手の東海大相模と、定岡(正二)選手の鹿児島実業が戦った延長戦です。夜遅くまで試合があり、なかなか決着がつかない試合を見て、手に汗握りました。
+
===Conan Drill Official Book (WITH RAW)===
 
+
コナンドリル オフィシャルブック (Conan Drill Official Book), published May 1 2003<br>
 ――高校球児が主人公の「4番サード」など野球を題材にした作品も描かれています。野球漫画のだいご味は
+
Translated by: justwantanaccount
 
 
 ピッチャーだと、三振。バッターだと、ホームラン。カンタンやなぁ(笑)
 
 
 
     ◇
 
 
 
 青山さんが挙げた東海大相模と鹿児島実の延長戦は、1974年の第56回全国高校野球選手権大会・準々決勝のこと。延長十五回の死闘の末、4―5で東海大相模が敗れている。原選手は野手で、定岡選手はエースだった。
 
 
 
     ◇
 
 
 
 あおやま・ごうしょう  1963年、北栄町(旧大栄町)出身。日本大学芸術学部卒。86年、「ちょっとまってて」で小学館新人コミック大賞少年部門に入選、94年から「週刊少年サンデー」(小学館)で「名探偵コナン」の連載を開始。単行本は89巻まで刊行され、世界21の国と地域で翻訳、出版されている。テレビアニメなどにもなり、映画は今年公開の「名探偵コナン 純黒の悪夢」で20作目。ほかに「まじっく快斗」「YAIBA」などの作品がある。
 
</spoiler>
 
 
 
Raw image
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
[[File:Asahi newspaper interview 2016.jpg|300px]][[File:Asahi newspaper interview 2016 2.jpg|300px]]
+
Interview in Conan Drill from 2003 translated! No spoiler on the plot here, though there are a lot of interesting tidbits.<br>
</spoiler>
+
<br>
 
+
Note: I took a lot of liberty with the English this time, since I wanted to focus more on making the English sound natural and readable. I usually try to translate as directly as possible, but I realize that the weird English probably turns off a lot of people – let me know if I've taken too much liberty, though.<br>
=== Akai and Amuro Secret Files Voice Actors Interview 2016 ===
+
<br>
11/29/2016
+
Also, Gosho says a lot of things here that he mentions in future interviews, like how he was told to change Conan's name to Doyle since there was a work called Future Boy Conan, directed by Hayao Miyazaki. You kinda realize that interviewers keep asking the same questions, maybe because they don't bother looking over past interviews, ha ha.<br>
<spoiler>
+
<br>
[[File:Secret Files Akai Amuro interview 2016.jpg|400px]]
+
Highlights:<br>
[[File:Secret Files Akai Amuro interview2 2016.jpg|400px]]<br>
+
The plot for conan was planned in two weeks<br>
[[File:Secret Files Akai Amuro interview3 2016.jpg|400px]]
+
Gosho is not "high-strung / neurotic" - he seems pretty laid back<br>
[[File:Secret Files Akai Amuro interview4 2016.jpg|400px]]
+
Apparently, in File 125~, the dude pays the gal to be his lover<br>
</spoiler>
+
Gosho has an editor who is from Kansai, and looks at DC's Kansai-ben – this makes sense, I've read people on 2chan talk about how young Kansai people these days don't say "ame-chan" (Files 778-780), but since Gosho gets coached on Kansai-ben by an older guy, the Kansai-ben in DC is rather dated.<br>
 
+
Gosho has two younger brothers, one who's an engineer and another who's a doctor. The engineer helps Gosho with tricks related to cars, and the doctor helps Gosho with medicine-related topics, like APTX. The doctor is also an anime otaku who advices Gosho about which voice actor should voice whom.<br>
==Interviews==
+
Gosho also seems to have connections who are former police detectives, people working at banks, CSIs, etc.<br>
The interviews listed here are ones that I found listed on the DCW Translating interview thread. It would be preferable if we could find more interviews and get them located here. http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/
+
Gosho decided when he started that Conan won't cry<br>
 
+
Gosho only draws characters with names, leave backgrounds and characters without names to assistants - does that mean that the forensics dude who wasn't Tomo-san in File 756-758 will become important someday?! Lol I dunno.<br>
===Mystery Museum Interview===
+
Maybe you guys knew this already, but apparently Paikaru/Baiganer isn't a real brand of alcohol – the name comes from a character in Lupin III.<br>
June 10th, 1997<br>
+
<br><br>
Gosho profile, Gosho's 4 special secrets<br>
+
青山先生は大学を卒業してから漫画家になられたんですよね。学生時代から将来は漫画家に、と決めていたんですか?<br>
Movie 1 producer and director interviews<br>
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Q: Aoyama-sensei became a manga artist after graduating from college, right? Have you decided to be a manga artist from your student days?<br>
Voice actors talk<br>
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Movie, and tv op / ed themes profiles<br>
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青山 大学時代から漫研には入っていましたけど、大学へは美術の先生になろうかなと漠然と考えて進学しました。小学生の頃、卒業文集に「将来は漫画家になる」と書いたらしいんですが、それも自分では覚えていないんです。でもまあ、子供の頃から絵や漫画を書くのは好きだったので、教科書にパラパラ漫画なんかを描いて遊んでいましたね。ただ、漫画を描いていると親には叱られましたから、コソコソではあったけど。漫画を始めて投稿したのは大学4年のときでしたが、卒業して漫画家になるといったら親には反対されました。学校の先生ならいいけど、漫画家なんてやっぱりどう転ぶかわからないやくざな商売でしょう。親としては、そりゃ心配しますよね。漫画家になる直接のきっかけは、先輩ですでに漫画家の人がいて、「青山、おまえちょっと出してみないか?」と声をかけてくれたことです。それで、ある少年誌に送ったら佳作になったんですよ。これはサンデーじゃないんですけど。で、ひょっとしたら俺ってうまいのかなと思って。それが大学4年のときでしたね。<br>
Translation by Yuniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/149893527591/mystery-museum-interview-97-english-123 part 1], [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/149940982821/end-mystery-museum-interview-97-english-4-5 part 2]<br>
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A: I was studying manga since my college days, but I entered the university while vaguely thinking that I will become an art teacher someday. Apparently I wrote "I will become a manga artist in the future" in my elementary school's graduation anthology, but I don't remember it. Although, I did like drawing pictures and manga and such from childhood, and I drew flip books and such into my textbook. My parents scolded me when I drew manga, though, so there was a sneaky quality to it. I submitted manga for the first time when I was a fourth year university student, but when I told my parents that I will become a manga artist after graduation, my parents opposed me. Being a school teachers is fine, but being a manga artist is, after all, an unpredictable, yakuza-like business. Of course you would worry if you were a parent.The direct cause behind becoming a manga artist for me was when a senpai, who was already a manga artist, asked me, "Hey, Aoyama, do you want to try submitting?" Then, I sent one to a certain shonen magazine, and the work received a kasaku*. This wasn't at Sunday, though. After this, I thought that maybe I could possibly be good. This was when I was a fourth year university student.*佳作 (kasaku) directly translates to 1. well executed work or 2. second best work at something like an art/literature contest (source); however, given the context, it seems that if you receive this then you debut as a manga artist, so I left the original Japanese term since I'm not sure how to translate it. Some people translate it as an "honorable mention", but I don't know how accurate that is.<br>
<spoiler>
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Aoyama Gosho-sensei talks about Conan passionately!!<br>
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周りはもう就職活動していた時期ですか?<br>
The first person whom we’ll interview is the author of ‘Meitantei Conan’,<br>
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Q: Back then, were the people around you already searching for permanent jobs?<br>
the one who creates Conan’s brilliant deduction, Aoyama Gosho-sensei!
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青山 そうです。僕も一応、教育実習へ行ったんですよ。まだ地元の高校の美術教師になる選択肢もありましたから。でも自分なかでは、佳作に入った時点で、もうそういう気はなくなっていたのかな。アルバイトでフジテレビの「ポンキッキ」の背景書いたりして、就職活動はまったくしていなかったら。<br>
 
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A: Yes. For me, I trained to be a teacher, just in case, since I still had the option to become an art teacher at my hometown's high school. Although, when I received the kasaku, I think I lost the urge to continue down that path. I drew the background for Ponkikki and such for part time jobs, so I wasn't searching for a permanent job at all.<br>
He just saw Conan movie, [Meitantei Conan, The Time-Bombed Skyscraper], so he’ll surely speak about it!
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学生時代はどんな生活でした?先生が描かれる漫画はみんな登場人物が個性的でしょう。ああいうの、学生時代の人間関係の影響もあるのかなと思いますが。<br>
(I loved the movie!! I was really moved by it)
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Q: How did you live as a university student? The characters in the manga that sensei draws are all unique - I suspect this might be due to influence from human relationships during student days.<br>
 
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'''I created the last scene when I was in middle school.'''<br>
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青山 うん、影響は学生時代に限らず、子供の頃からの蓄積でいろいろあるでしょうね。大学時代は、麻雀ですね、麻雀をよくやっていましたよ(笑)。住んでいたのは最初、西武池袋線沿いの江古田で、そのあと千川。ここがいちばん長かったんですが、大学に近いのですぐ麻雀のメンツなんかは集まるわけです。誰かの家に集まってやる事が多かったですね、お金もなかったですし。けっこう僕は強かったんですよ、当時。でも今はだめですね、やる時間がそもそもないですし、やってもみんなが楽しければいいやと思って、高い手を狙って打っちゃう。そうすると負けます。負けるだろうなと思って打って、やっぱり負ける(笑)。<br>
Thank you, it’s Aoyama. [Meitantei Conan] became a movie, and I have to share a word or two of my happiness. When it became an anime, I thought that someday it could became popular. I loved movies since the very childhood.<br>
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A: Yes, though I think I was influenced not only during my university years but throughout my life, accumulating from my childhood. As for my university years, I did mahjong - a lot of mahjong (laughs). I used to live first in Egoda, which is along the Seibu Ikebukuro Line, then in Senkawa. The distance was the longest here, but it was close to the university so we met up for mahjong and such. We met up at someone's house many times, since we didn't have money. I was pretty strong back then. Right now, not so much - I don't have time to play, and even when I do play I think that we should just have fun, so I aim for a high hand. If you do that, you lose. If you play thinking that you'll lose, then you really will, as you'd expect (laughs).<br>
I love detectives, of course, but the works of Kurosawa Akira are my favourite. His samurai works, for example. He kind of influenced my previous work before [Meitantei Conan], [YAIBA]. When I think about manga compositing, I look at it from filming angle. I draw thinking about camera positioning.<br>
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The last scene of [The Time-Bombed Skyscraper] was my idea I came up when I was a child. Around middle school age, or something like this, I imagined it after seeing a scene like this with spies. I come up with a lot of scenes after watching movies or TV. Especially when I watch something boring, I think something like 'I would’ve made it like this’. Though recently I’m not quite free to watch movies :)<br>
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お金がなかったといっても、先生の学生の頃はもうそんな時代でもないでしょう?<br>
'''Try to find a cell I drew!'''<br>
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Q: Even if you say you didn't have money, it wasn't such a period back when sensei was a student, right?<br>
Right-right, I just saw this movie… Whole movie :) I want to talk about the last scene. Like I just said, I had this idea since the very childhood. Connected by a red string… I wanted to make something like this. I wanted to use it in [Magic Kaito], but I didn’t get a chance. And it was not an idea that’ll suit [YAIBA]. Thus I put it off, but now had a chance to use it in a movie. Well, I came up with it when I was a child, but to tie this to Shinichi’s birthday… and other small details I thought off after getting a chance to use it in a movie. I want you to search key frames I drew for the last scene. 9 key scenes at all. I drew line art and it was filled by the incredible anime staff.<br>
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That’s why I really wanted to see the last scene. I really couldn’t wait for it. And
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青山 いや、けっこう貧乏だったなあ。カレーには肉を入れられなかったし。5日ぐらいそんな貧しいカレーで食いつなぐんですよ。毎日毎日カレー。でも米は田舎から送ってもらったので、食う物が何もないってことはなかったけど。米さえあれば何とかなるんですよね。毎日カレーばっかり食べて誰かの家で麻雀やってって、絵に描いたような貧乏大学生の姿だと思いますよ。<br>
 
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A: Nah, I was pretty poor. I couldn't put in meat into curry. I would eat such an indigent curry for five days straight. Curry day after day. But I was sent rice from my hometown, so I did always have something to eat. If you have rice, you manage, don't you? I ate nothing but curry everyday and I played mahjong at someone's house - I think I was the very picture of a poor college student.<br>
'''I’m extremely grateful to anime staff!'''<br>
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Anime staff has incredible people… About seiyuus, Conan could only be Takayama Minami-san. She’s the best for him. I really love OP and ED themes. [Mune ga Doki-Doki] is my favourite. Utoku Keiko-san’s [Hikari to Kage no  Roman] also differs from everything that were before and it’s a really nice feeling. I also really like [Happy Birthday].  <br>
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2002年の12月31日の夜。先生のスケジュールがこの日しか開かないという中で、インタビューは行われた。かなり疲れていることは想像が付いたし、少々先生が不機嫌でも仕方がないと思っていた。しかし疲れているのは当然なのに、こちらにそれを感じさせる場合はほとんどなかったといっていい。作家として一流なのはご存知の通りだが、人間としても大人のキチンとした人、という印象なのだ。<br>
I was a real fan of Kyoko-san’s husky voice since BARBEE BOYS :) Oono Katsu’s band’s music is also great. I loved them since they wrote the music to [Taiyou ni horoe!]. I always draw CD covers with all my might, as a way to say 'thank you’ to them :) Kodama director work was also cool. Anyway, I am really grateful to everyone if anime staff!<br>
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December 31, 2002, nighttime. The interview took place, since sensei's schedule was apparently only open on this day. I could imagine that sensei was considerably tired; I thought that it couldn't be helped that sensei might be ill-humored. However, you couldn't tell that he was tired, even though he must have been. My impression was that he was upright as a human being and as an adult, though he was of course aware that he was first-class as an artist.<br>
Anime’s benefit is that it has sound. Well, of course it is :) Especially it was great at Moonlight Sonata’s episode. When I drew the manga, I listened to 'Moonlight Sonata’, to be honest. Moonlight Sonata 2nd Movement is especially great! And it came up just like I thought.<br>
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Anime has a lot of benefits but… Manga will not surrender! Anime can’t show, for example, two-paged spread of Shinichi’s sudden appearance. Manga’s benefit is also that it helps reader to make their own deductions.
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実はこうしてお会いするまでは、青山先生が気むずかしい方でも仕方がないなと思っていました。ミステリー作家は複雑な性格の方が多いというのは事実だし、ましてやハードなスケジュールですから。でも想像していたよりずっとほがらかで、ちょっと驚いています。<br>
 
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Q: In truth, I thought that it couldn't be helped if Aoyama-sensei had a difficult temper, until I met you like this. It is the truth that mystery writers often have complicated personalities, to say nothing of their difficult schedules. I'm surprised that you are far more cheerful than I've imagined you to be.<br>
'''The anime became really good, so I’ll try my best for the manga not to be defeated!!'''
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青山 もっとストレスの固まりみたいな人間を想像していました?もちろんストレスはあるけど、もともと神経質な方ではないんですよ。だからハードスケジュールでも耐えられるというところもあるかな。僕も推理小説とか読んでて、この作者は神経質だなあと思う事がありますね。人のアラ捜すのがうまいやつだなとか。僕の場合はまったくそういうタイプではないです。編集者を困らせた事もあまりない・・・・・・と自分では思うんですけど(笑)。編集者とケンカすることもないですね。ケンカするとしても漫画とは関係ないところで、すごいくだらないこと。編集者が阪神ファンで、僕は巨人ファンなんですが、巨人の優勝がかかっている試合で阪神が巨人に連勝したとき、たまたま映画のポスターのイラストを描く約束をしていたんですよ。でも気分悪いから「俺、描かねえぞ!」って(笑)。編集者も心得たもので、その日はもう連絡してきませんでした(笑)。これ、ケンカっていうのかなあ。<br>
 
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A: Did you imagine someone who was stress personified? I have stress, of course, but I've never been the type to be highly strung. I think that that's why I can endure difficult schedules. I, too, think sometimes that some writers are highly strung when I read their work – the type who are good at searching people from scratch, and such. For me, I'm not that type of person at all. I haven't inconvenienced the editor* much, either . . . or at least, I'd like to think so (laughs).I haven't quarreled with the editor, either. Even if there's a quarrel, it's not about manga, it's about something really trivial. The editor is a Hanshin fan, and I'm a Giants fan; when Hanshin won consecutively against the Giants in the match where the Giants' championship was at stake, I happened to have promised to draw the illustration for the movie poster. But I was in a bad mood, so I said, "I'm not drawing!" (laughs) Since the editor was understanding, he didn't contact me anymore that day (laughs). This isn't really a quarrel, is it? *Strictly speaking, the term could be plural, but I've left it as singular here since Aoyama seems to be talking about his editor.<br>
'''4 secrets of Aoyama Gosho!'''<br>
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According to Puppeteer-Detective, Yama-chan’s manga, Aoyama-sensei really enjoys staying at home. While investigating whether this is true, we found it that he doesn’t go outside except for convenient stores and family restaurants! He usually goes to the places that are in 50m radius around his home/studio. When we found out what was the longest distance he went for recently… It was a press-conference for [Meitantei Conan, The Time-Bombed Skyscraper]. Looks like it is a 'record length Aoyama Gosho went out for’. When we invaded Aoyama-sensei’s studio/home, it was a really a really nice mansion with an incredible night view! Of course you wouldn’t want to go outside of such a nice place!<br>
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少年サンデーではない雑誌に始めて投稿なさって佳作になったんですよね。そのままそちらでやるという気持ちはなかったんですか?なぜ少年サンデーへ?<br>
'''He doesn’t play games?'''<br>
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Q: You got an kasaku with a submission to a magazine other than Shonen Sunday, right? Did you not want to continue at that magazine? Why the move to Shonen Sunday?<br>
Aoyama-sensei loved games since childhood… that was a rumour we heard, but turns out, according to Alco-Detective’s Tani Yutaka’s manga, he doesn’t play games at all recently. Is it true? After invading Studio/Home, we found it! A mountain of games, which weren’t even open! We also found a lot around his TV! The manga was true! According to the interview, Aoyama-sensei [Has to play everything since Dragon Quest VI~]. This game came out in 1995… That means he didn’t play his favourite game for a year?! That’s horrible…<br>
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'''You’re so busy, do you eat properly?'''<br>
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青山 佳作に選んでくれた漫画雑誌の、編集者が「僕は君の絵は好きなんだけど、今のうち雑誌では絵柄を変えろといわれるだろうから、よそへ行ったほうがいいよ」とアドバイスしてくれて。だったらあだち充さんが好きだし、全体的に絵がかわいいし、サンデーに持っていこうかなと思ったんです。そうしたら、わりとすぐにいけると言われて、その後はけっこうスムーズに。ただ、先輩の漫画家から「編集部に何度も足を運んで編集者に名前を覚えてもらわなきゃいけないよ」といわれたので、できるだけ編集部に通いました。「ちょっとまってて」で新人賞をいただいたんですが、その時点で僕の場合は編集者が付いていたんです。でも自分と同じような新人は何人もいる、その中で顔を覚えてもらうためには頻繁にネーム(下絵原稿)を持って行こうと。そこは意図的に考えてやっていました。半年ぐらいは、かなりしつこく「ネームを直してきました」と通いましたね。ほとんど毎日のように。ほかにやることもなかったし、早く連載待ちたいなと思っていましたね。<br>
Aoyama-sensei is so busy he can’t even play his favourite games. If he’s that busy, we’re worrying is he eats properly. Fatty Detective’s yonkoma shows that he’s eating well… Aoyama-sensei’s daily schedule is to create a storyboard once in 4 days, and the next two days lining it down with assistants, and only one free day. What does he do at 5 days without the assistants? After a week investigation, we found out which family restaurants and convenient stores he uses. There’s a rumour that when his favourite convenient store was closed due to remodelling, he was about to starve…<br>
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A: At the manga magazine where I was kindly given the kasaku, the editor kindly advised me, "I personally like your art, but you'll probably be told to change your style sometime soon, so it'll be better for you if you went elsewhere." If so, I like Mitsuru Adachi, and the picture is cute overall, so I thought about moving to Sunday. Then, I was told that I could go sooner than I'd thought, and things went smoothly after that.But then, a senior manga artist told me, "You should visit the editorial department many times until they memorize your name," so I visited the editorial department whenever I could. When I received the Newcomer Award with Wait a Minute, I already had an editor, in my case. There are many newcomers just like you, so to stand out you must bring in the name (roughly sketched manuscript) often. I did that intentionally. For about half a year, I visited quite insistently, saying "I fixed the name again!" Almost everyday. It's not like I had anything else to do, and I wanted to serialize as soon as possible.<br>
'''He’s really serious when it comes to work?'''<br>
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And the last investigation was about his work! Bravo Detective’s yonkoma shows that he’s really strict at manga… looks like it, at least. But he doesn’t go anywhere, he can’t play his favourite games, eats in convenient stores and family restaurants… Didn’t he ever thought [I can’t stand [Meitantei Conan] anymore!] We decided to ask Aoyama-sensei himself!  <br>
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「マジック快斗」の連載はそんな中で決まったんですね。サンデーの増刊で。<br>
[I still have a lot I want to draw in [Meitantei Conan]. It doesn’t seem like ending (TN: It was 1997. I’m translating it in 2016 AND STILL GOING). [Kaito Kid] just appeared in it too finally… Wonder if I’ll see it in anime soon <3 Besides, I want to use Heiji’s hometown, Osaka as a stage more often… And I want to draw a Woman in Black too!!]… looks like our worries were for nothing.
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Q: Magic Kaito's serialization started in that evironment, didn't it? In Sunday's Special Edition?<br>
 
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青山 そうです。単発で少しずつ描かせてもらったりしていましたけど、基本的にはその間、無職ですよね。漫画家として食べていけるようになったわけじゃないですから。学生時代にバイトで貯めたお金と、新人賞の賞金を食いつぶしていました。でも、こうして話すと苦労の時代と思われるかもしれませんが、実はえらい楽しい日々だったんですよ(笑)。漫画は好きな事だから、結局、自分の好きなことやってるだけなんですね。新人の頃は時間もたくさんあったから、好きなゲームもできましたし。ドラクエをやりながら漫画を描いていた頃の話で、編集者と待ち合わせの約束があったんです。で、江古田の駅前の喫茶店にいるからって電話かかってきたときに、僕は寝ぼけて「あ、あのー、ゴールドがないからいけないよー」って(笑)。そのままガシャンって切って、その30分後にまたかかってきたときに、そういえばさっき俺、なんかへんなこと言ってたなーとぼんやり(笑)。そのときの編集者もいい人だったんです。だからいろんな面で楽しかった。今はもうゲームをやる時間もありませんしね。<br>A: Yes. I was allowed to draw from time to time, but you're basically jobless during that time, aren't you? You can't eat as a manga artist, yet. I was eating with the money I saved through part-time jobs as a student, and with the prize money from the Newcomer Award. Although, you might think that this was a difficult time period the way I talk, but those days were actually really fun for me (laughs). In the end, I was doing what I liked, since I like manga. I also had a lot of time when I was a newcomer, so I could play my favorite games. Back when I used to draw manga while playing Dragon Quest, I had a promise to meet with the editor. Then, when the editor called since he was at a cafe near Egoda's train station, I replied, half asleep, "Uuuum, I can't gooo, since I don't have the gold yeeet" (laughs). Then I hanged up, and when I got a call again after thirty minutes, I vaguely thought, "I said something weird, didn't I?" (laughs).The editor back then was a good person, too. Things were fun back then, in many aspects. Now, I don't quite have the time to play games as I used to.<br>
'''Well then, next people we’ll interview are people who created [Meitantei Conan] anime.''' Kodama Kenji director, Yomiuri TV producer Suwa Michihiko-san amd Tokyo Movie producer, Yoshioka Masahito-san. You have different opinions about [Conan]? But they are the same in one - everyone loves it and had a lot of fun creating it, that’s why anime [Conan] is so great!
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漫画家としてやっていける、食べていく事ができると実感したのは「マジック快斗」でですか?<br>
'''(We put in film a lot of stuff we were not able to put in TV anime)'''
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Q: Did you realize that you could continue as a manga artist, that you could eat as one with Magic Kaito?<br>
 
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First: Kodama Kenji
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青山 そうですね。当時の編集長が「マジック快斗」をあまり評価してくれなくて、「これが単行本になって10万部売れたらおごってやる」って言われていたんです。だけどあっという間に越えちゃって、その時単行本が売れるって儲かるんだなと思いました。そのあと「YAIBA」の連載が本誌で始まったんですが、週間だから単行本が出るのも速いでしょう。それでずいぶん楽になりました。生活もですが、精神的にもですね。忙しくなって遊ぶ時間はなくなっちゃいましたけど。コナンは「YAIBA」が終わってから、編集者と次はどうしようという打ち合わせの中で決まりました。当時、「少年マガジン」で金田一君(「金田一少年の事件簿」)が始まっていたんですが、探偵モノは好きだし、面白そうだから自分もやってみたいなと思いました。最初は「探偵物語」みたいな、ちょっとハードボイルドっぽいコメディというのを考えていたんですよ。でもコナンはわりと少年漫画の王道なんですよね。小さくなって、悪い奴らに脅かされてという。プロットは2週間ぐらいでできあがったんだけど、そんなに神経質に考えたわけでもないんです。コナンが小1に戻っちゃうというのも、新一は17才だから、ちょうど10才戻ればわかりやすいだろうと思ったんです。小1にしたことにどんな意味があるんですか、と聞かれる事があるけど、意味はただそれだけ(笑)。あと、小1だと完全に子供だから、その年齢の子が何をやっても笑って許してもらえるだろう、みたいなことはちょっとありましたけど。<br>
 
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A: Yes, I think so. The editor-in-chief back then didn't like Magic Kaito very much, and he said, "I'll treat you something if this gets sold as volumes and sells 100,000 copies." Then the number was passed in the blink of time - I thought, it's profitable to sell volumes, isn't it? After that, YAIBA started at the magazine, and since the magazine is weekly, volumes came out quickly, too. Things became much easier after that, not only in terms of livelihood but psychologically, too. I did become busy and lost time to have some fun, though. Conan was decided when I met up with the editor to discuss what to do next after YAIBA ended. At the time, Kindaichi (from Kindaichi Case Files) started at Shonen Magazine, and since I like mysteries and it seemed interesting, I wanted to have a go at it. At first, I/we thought about a hardboiled-esque comedy with a title like "Tale of a Detective" or something similar. But Conan is the royal road to shonen manga, isn't it? Becoming small, and then getting threatened by bad guys. The plot was finished in about two weeks, but it's not something I/we thought neurotically about. Conan turned back to a first grader, since Shinichi is 17, so I thought that turning back exactly ten years would be easy to understand. I get asked if why I chose first grade, but that's pretty much all the reason (laughs). Although, there also was a bit of an aspect that, since first graders are completely children, someone that age will be laughed at and then forgiven for doing anything.<br>
'''Which anime did you wanted to create?'''<br>
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I wanted to create a piece that would be enjoyed by adults. But I also wanted children to enjoy it too.<br>
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プロットと一緒に、キャラクターの絵も決めていくのですか?<br>
'''What is special to anime?'''<br>
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Q: Did you decide the characters' appearances along with the plot?<br>
Conan’s mystery solving is pretty easy to understand, I think. In manga it’s explained only by Conan himself, but in anime details are shown onscreen. Besides, characters can move.<br>
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'''This film is love romance?'''<br>
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青山 ほとんど同時に。絵については1分もかかってないかな。<br>
[Conan]’s world’s love romance can be created only by Aoyama-sensei. If we’ll make something, we could break original manga’s world. That’s why we usually base everything on what was shown in manga. (TN: Cough. KaitoKid. Cough). In the film Aoyama-sensei planned a love romance subplot, so we started without second thoughts.
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A: Almost at the same time. I don't think that the pictures took more than a minute.<br>
'''What do you want to note in this film?'''<br>
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It enjoys all your senses. You watch you hear, your brain works out deductions, and your heart is moved by love romance. At the 5 minutes after beginning my heart started to beat quickly. The screen is so wide, so we can drew even smallest details, and that, I think, leaves a different impact than TV anime. That was the greatest work and I doubt I’ll be able to create something like that… said I, but guess what I’ll do if there would be another movie adaptation :)
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コナンのめがねというアイデアもそのときに?<br>
 
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Q: The idea for Conan's glasses was decided at the time, too?<br>
'''Three main points of anime [Meitantei Conan]?'''<br>
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Suwa: Maybe the fact that the anime is a big lie. It’s not real, but talks about reality a lot. And the deduction. That’s the best. TN: I didn’t get it. Maybe I’m wrong.<br>
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青山 スーパーマンが好きなので。彼はクラーク・ケントのときにはメガネをかけていたでしょう。それが頭にありました。新一のときはメガネしていないけど、コナンになるとメガネ。メガネで思い出しましたけど、掟破りの漫画を作りたいなと考えていたんですよね。少年誌の主人公でメガネって、アラレちゃんぐらいでしょう。のび太は厳密にいえば主人公じゃないし。あとはネーム(文字)の多さですね。ネームの多い漫画は少年誌ではウケない、というのが定説だったんです。それからもう一個何かあったんだけど、何だっけな。コナンっていう名前についてだったかな。「未来少年コナン」と同じだからということで、編集長はいい顔をしませんでした。ドイル君にしろと言われたような(笑)。でも担当編集者とは掟破りをやろうと盛り上がっていましたよ。<br>
Yoshioka: Three, huh. First is the deduction that even adults can enjoy. Second one is slapstick action with the Detective Boys. And the third one is love romance, which Aoyama-sensei spoke about.<br>
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A: I like Superman, you see. Superman wore glasses as Clark Kent, right? That was what was in my head at the time. No glasses when he's Shinichi, but glasses once he turns into Conan. I just remembered, I wanted to make a rule-breaking manga. In shonen, Arare-chan is about the only one who is a protagonist and who also has glasses. Strictly speaking, Nobita-kun isn't a protagonist. Also, names (characters/letters). In shonen, there was a rule that manga with a lot of names in it don't become popular. There was another rule I tried to break – hmm, what was it? Was it about the name, Conan? Since it was the same as Future Boy Conan, the editor-in-chief didn't make a very good face. I think I was told to change the name to Doyle-kun (laughs). My editor was excited about breaking the rules, though.<br>
TV anime continues while using all three.<br>
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'''[Conan] movie had a lot of strong points'''<br>
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それと、さっきおっしゃった少年漫画の王道の部分と。ラブコメの要素もあるけど、幼なじみでっていうのはわりと王道ですよね。<br>
Yoshioka: The movie had those three main points I just spoke about.<br>
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Q: Going back to what you have just said about shonen manga's royal path – your work also has an element of love comedy; childhood friends are also royal-path material, aren't they?<br>
Suwa: Felt like a big amusement park…  With a jet coaster, beautiful night view and a lot of attractions. Of course we enjoyed creating TV anime too, but this movie was something extra special. We hope that viewers had a lot of good experience with it.<br>
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'''What you tried to achieve with this movie?'''<br>
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青山 そうですね。幼なじみはまあ、僕の趣味といわれればそうだけど(笑)、ラクなんですよ設定が。幼なじみで昔から知っているというのはストーリーが展開しやすいんです。ラブコメではやっぱりあだち充さんの「タッチ」とか好きでしたから。テレビドラマだと「男女七人夏物語」。今の若い読者の子はこのドラマを知らない人も多いでしょうけど、ラブコメの最高傑作だと僕は思っているんですよ。ああいう雰囲気を出したかった。ただ、ラブはあるんだけれども、新一と服部に関していうと女好きではないんですね、どっちも。普通の高校生の男の子とはちょっと違う。探偵ってやっぱりホームズにしても横溝正史の金田一にしても、かなり変わったところがあるんですよ。そこが探偵という人種の魅力でもあるんです。<br>
Yoshioka: We want to make a lot of action we can’t do because of usual TV episode time limit. And on familiar scenery. Conan didn’t went overseas, and incidents and crimes happens nearby, with Detective Boys dealing with it.<br>
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A: That's true. You could say that it's my preference to use childhood friends, though (laughs). The setup becomes really easy. It's easy to develop the story when the characters are childhood friends who have known each other for a long time. I liked Mitsuru Adachi-san's Touch, after all. As for dramas, I like The Tale of Seven Men and Women*. Though most young readers now probably don't know about this drama, I think that this is the masterpiece of love comedy. I wanted to bring out such an atmosphere in my work. Although, despite the presence of love, neither Shinichi nor Hattori chases after women, do they? They're a little different from a normal high school boy. In the end, detectives are fairly different, whether you're talking about Holmes or Seishi Yokomizo's Kindaichi. That's the appeal of detective-type people, though. *There's a Japanese Wikipedia page for it, but that's about it. Apparently it ran from July 25 to September 26, 1986 on TBS, and was so popular that its ratings exceeded 31% at one time.<br>
Suwa: I wanted to tell a long story. Since the movie is something you can dive into and it has a long running time. But I wanted to make it with breathtaking speed.<br>
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Yoshioka: I wanted to create a movie with compilation of action and deduction.<br>
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ネームがボツになった、というようなことはありますか?<br>
Suwa:  That was a movie like a takoyaki with red pasta.<br>
+
Q: Have your names ever been disgarded before?<br>
Yoshioka: That was really great till the very end. Like a jet coaster ride, where you can’t leave your seats.
+
<br>
 
+
青山 イラストレーターの女の人が愛人の画家に殺される回(FILE. 125「落ちる死体」~)で、「俺はおまえにお金をやる。だからおまえはオレを満足させる。それで50・50でいいじゃないか」と書いたら、これはちょっとまずいですって。サンデーでは確かに生々しいかなと思いました(笑)。結局、「仕事をやるから家庭に口出しするな」というような、あっさりしたものにしたんです。そのぐらいですね。<br>
'''We’re proud of our team work.'''<br>
+
A: In the case where the female illustrator gets killed by her lover, who is an artist (File 125~ "Falling Corpse"), I wrote, "I give you money. You give me satisfaction. That sounds like a fair deal to me," and they told me that this was not good. I do agree that it was too raw for Sunday (laughs). In the end, I changed it to something light like "I'll do my job so don't meddle with the family." That's about it.<br>
'''Seiyuu-san, devoting their lives to anime [Meitantei Conan]. What do they think about characters they are playing? What is the atmosphere in the studio? Afrec (after recording) just ended, let’s hear them live!
+
<br>
What is Conan’s charm?'''<br>
+
取材はどうしているんですか?警察関係とか、犯罪の知識とか、すごくデータ部分がしっかりしていて、驚くことも多いんですが。<br>
Takayama: Conan has that self-devotion trait of his, you see. He’ll never cheat, and he will try to protect the one and only girl for his whole life. That’s his charm. I played a role of main character in Aoyama-sensei’s previous work, [YAIBA], and he’s such type.<br>
+
Q: What about collecting data? I'm often surprised about how firm the factual areas on police relations, crime knowledge, and such are.<br>
I wonder if Aoyama-sensei himself is a man like this… Women should be very happy (TN: My heart melted, they married after, sadly divorced though ;v;)<br>
+
<br>
'''What was like recording for the movie?'''<br>
+
青山 編集者の友達に鑑識や銀行の人がいたり、アシスタントの親せきが元刑事だったりするので、聞いてもらって。たとえば貸し金庫を夜中にあけるとしたら何が必要か?とか。警察用語でも出していいものは作品で使わせてもらうし、「これはちょっと秘密だから出さないで」というものも当然ありますし。クルマ関係は一つ年下の弟に聞いています。エンジニアなんです。トリックで、氷を前輪に挟んで動かないようにして、とけたらどうなるのか、多分水はクーラーかけっぱなしだったらラジエーターの水が落ちる、で、どっからどう落ちるの?と聞いたり(巻末最新416話リスト、302頁を参照)。薬者関係はもう一人の弟が医者だから・・・・・・。アポトキシンの設定などは二人で考えました。若返る・・・・・・骨が元に戻るっていうのはあり得ないんで、それはフィクションだとしても、細胞が若返るというのはありうるな、とか。この弟はアニメについても詳しいので、声優さんを決めるときにアドバイスもくれました。あと、服部と和葉の大阪弁は、関西出身の編集者が細かく見てくれます。取材といえば、寝台特急「北斗星」を編集者と二人で取材に行ったことがあります。夕方近くに待ち合わせしていて、今回の事件の舞台は「北斗星」で行こうと突然決まって。その時偶然、翌朝のチケットが取れたんですよ。でも北海道までは行かず、宇都宮で降りてきちゃったんで、ちょっともったいなかったですけどね。車掌さんに驚かれましたよ。「途中で降りちゃうんですか」って。<br>
Takayama: Even if it was a movie, it wasn’t really different from the usual.<br>
+
A: The editor has friends who does CSI or are working at a bank, and the assistants' relatives turn out to be former police detectives, so I ask them. For example, what do you need if you want to open a safe at night? I get to use some police terminology, too, though of course there are secret ones that I can't use. On car-related subjects, I ask my brother, who is one year younger than me. He's an engineer. I ask him things like, if you insert ice between the front wheels and the ice melts, what will happen? The radiator's water will probably drip if the cooler was kept open – then, where would the water drip from? Things like that. (File 221) On medicine-related subjects, I have another younger brother, who is a doctor. He and I came up with the APTX. To be rejuvenated . . . you can't get your bones back to the way it was, so that aspect is fictional, but maybe it's possible to rejuvenate cells, and such. This younger brother is also knowlegeable about anime, so he advised me on who to pick for voice actors. Also, on Hattori and Kazuha's Kansai dialect, the editor, who is from Kansai, looks over them carefully for me. On site research, I've rode the sleeping car train Hokutosei with the editor before. We had a meeting around dusk once, and suddenly decided to make this case center on Hokutosei. By chance, I/we managed to obtain the ticket(s) for next morning. Unfortunately, we didn't go up to Hokkaido and got off at Utsunomiya, so it was a bit of a waste. The train conductor surprised me. I said, "I have to get off in the middle?"<br>
Kamiya: As usual, we acted according to the director.<br>
+
<br>
Takayama: But the story really made me nervous. That was not random bombing? If you don’t solve it soon, everyone should be in danger!.. like this.<br> Director said that his heart was beating after first 5 minutes, and I felt the same.<br>
+
コナンでストーリー上、いちばん苦労する事は何ですか?<br>
Kamiya: But it was a nice story. Really. I was about to cry. Especially at the last scene.<br>
+
Q: What do you struggle with the most in Conan's story?<br>
Takayama: Looks like there was a person who really cried.<br>
+
<br>
Horikawa: Who?<br>
+
青山 動機ですね、犯人の。トリックを考えるのが大変だと思われますけど、僕としては動機の方にいつも苦労しています。怨恨が多いんだけど、いつもじゃ面白くないし。かといって無差別殺人みたいなのはイヤですし。たとえば暑かったから、ムシャクシャしたから人を殺したとか、そういうのは後味が悪いでしょ。それはやりたくないんです。犯人も死なせません。月影島の話だけですね、最後に犯人が自殺して終わるのは。<br>
Takayama: Not here at the moment, but Megure-keibu.<br>
+
A: The culprit's motives. People often think that coming up with tricks is troublesome, but for me, I always struggle with the motives. Grudges pop up a lot, but if it happens too often, then it's not interesting anymore. But then, I don't like indiscriminate murder, either. For example, someone kills people because it was hot outside – that leaves a bad taste, doesn't it? I don't want to do things like that. I also don't let the culprit die. The culprit commits suicide in the end only in the Tsukikage (Moon Shadow) Island story, right?<br>
Horikawa: Chafurin-san?<br>
+
<br>
Kamiya: Yep<br>
+
キャラクターについても「これだけはやらない」と決めていることはありますか?<br>
'''What is Ran’s good side?'''<br>
+
Q: On the characters, is there something you decided the characters won't do?<br>
Yamazaki: Ran is really strong, she’s doing karate, but when Shinichi is around, she becomes really worried.<Br>
+
<br>
Takayama: She always tells [Come back quickly, Shinichi!] at the phone..<br>
+
青山 コナンは泣かない、ということぐらいですね。あくびして目に涙がたまるのはいいけど、号泣しない、感情移入して泣いたりしない。これは最初に決めたことです。ほかにもいろいろあるけどあんまり言わない方がいいですよね。読者のみんなに捜してもらうほうが楽しいでしょう。<br>
Yamazaki: But she can’t say anything in front of a real Shinichi.<br>
+
A: Conan doesn't cry, but that's about it. He might have tears in his eyes from yawning, but he won't wail, he won't cry from empathy. I decided this at the beginning. There are other things I decided, but it's better not to say them, isn't it? It'll be more fun for the readers to search for themselves.<br>
Kamiya: Yeah. Feels kind of off. Yamazaki-san plays her perfectly, but it is kind of strange.<Br>
+
<br>
Yamazaki: When it comes to Shinichi, shows a brilliant deduction, but…<Br>
+
ストーリーは、編集者との話し合いで決まるんですか?<br>
Kamiya: …soft on the inside.<Br>
+
Q: Do you decide the story with the editor?<br>
Yamazaki: That’s also Ran’s cute trait :)<Br>
+
<br>
'''Do you see Kogoro as father in this movie?'''<Br>
+
青山 はい、編集者と最初に話しながら決めていきます。これは前の話が終わったら仮眠をとって、すぐその日のうちにやります。フリートークのような感じで、トリックから話の流れから結末まで、一気に編集と一話分、つまりおよそ3~4週分を決めてしまうんです。だから大まかなスケジュールは、一つの話が終わって仮眠、その日のうちに立ち合わせ、そこから3日間でネームを上げて、またそこで打ち合わせ、それから4日間でペン入れ、仕上げという感じです。これで一週間。<br>
Kamiya: I really like Kogoro. He has human weaknesses, like he can usually go astray, loves to drink, runs away of his own wife, and his child had to care about him… But sometimes he can be really cool. At the Kogoro’s Class Reunion Murder Case, for example.<br>
+
A: Yes, I first discuss with the editor and decide. When the previous case ends, I take a nap, then I discuss within that day. With a free-talk-like style, we discuss from the trick, the flow of the story, to the conclusion, and we decide one case at once – in another words, we decide what will happen for the next 3~4 weeks. So the overall schedule goes like this: one case ends, I take a nap, I meet with the editor within that day, then I finish the name (pre-manuscript) in three days, then I meet up with the editor again, and then I ink it, then I add the finishing touches in the next four days. This is my week.<br>
Takayama: He was really cool at that time. And strong too.<Br>
+
<br>
Kamiya: At the movie, he showed that he really cares about Ran.<Br>
+
休めないですね、全然。その間にもいろいろあるでしょうし。<br>
Horikawa: Kamiya-san has children too, do you understand Kogoro at that point?..<br>
+
Q: You can't rest at all, can you? You must have other things to do within that period, too.<br>
Kamiya: You can say that too.<br>
+
<br>
'''Is Ayumi a girl in love?'''<Br>
+
青山 ええ、休めないです。原稿を完成して寝てるときぐらいしか休みはないですね。休載のときは旅行なんかもしますが、それでもコナンのことを考えていて完全に休みにはならない。息抜きは野球を見てるときぐらいですね。<br>
Kamiya: Ayumi feels like a boss.<br>
+
A: No, I can't rest. I rest only about the time when I sleep after finishing the manuscript. I might travel when Conan doesn't print, but even then I think about Conan so it's not truly a rest at all. I relax only about when I watch baseball.<br>
Iwai: Usually she is, but when Conan drank sake and could’ve returned to Shinichi, when she saw Conan leaning, she thought [I feel like I’ll never see him again], right? When Shinichi was leaving Ran in the very first chapter, Ran thought exactly the same.<br>
+
<br>
Kamiya: Do you have episodes you like?<br>
+
コナンはこの先、どう展開していくのか誰もが興味のあるところですが。<br>
Iwai: [Detective Boys Survival Case]. I really love such adventures.<br>
+
Q: Everyone is curious about how Conan will develop in the future.<br>
'''What is the atmosphere in the studio after finishing recording lines?'''<br>
+
<br>
Takayama: Conan and Heiji are really alike. They even act the same. Horikawa: They both love mysteries.<br>
+
青山 いや、それもいっぱい言わないのが楽しいでしょう(笑)。読者があっと驚くような展開を考えていますけど、今はまだ言えないことのほうが多いですね。<br>
Takayama: After today’s recording (Holmes Freak Murder Case), I feel like Heiji was really cool. And Shinichi is in pinch?! :)<br>
+
A: It's probably more fun to not say much about that (laughs). I am thinking about a development that will surprise the readers, but for now there are more things that I can't say.<br>
Horikawa: That’s my second Conan afrec (TN: No, third. You played an AO victim killed by chocolate), but it’s surprisingly easy to act.<br>
+
<br>
Kamiya: Because everyone even breath in sync.Takayama: We’re on good terms here. <br>
+
仮に先生が数週間の休みを取ったとしても、誰もコナンを忘れる事はないし、人気が下がる事もない(編集部は困るが)。そういうところまで上がりつめたのに、先生はなおハードなスケジュールの中でコナンを書き続ける。そのエネルギーはどこから湧いてくるのか、不思議な気分になった。もう一つ、先生からは「仕事」という言葉が出てこないのだ。漫画を書くことはまぎれもなく先生にとって仕事なのだが、いわゆる「労働」というという意識とはまったく違うものだろうと思う。<br>
Kamiya: Every week I expect to meet everyone, that I work with pleasure and after that everyone goes eating. What a great work :)<br>
+
Even if sensei does take a few weeks of vacation, no one forgets about Conan, and the popularity doesn't go down, either (though this will trouble the editorial department). Even though sensei climbed up to that point, he continues writing Conan amid an even more difficult schedule. I wonder about where such an energy come from. One more thing, sensei never said the word "job". Though writing manga is undoubedly a job for sensei, it seems to be completely different from the what is called "labor".<br>
Takayama: Today we’ll also go to eat after that <3
+
<br>
 
+
漫画家にとって大事なことって何なんでしょう?たとえば漫画家を目指す人たちにアドバイスするとしたら。<br>
'''The magic of sound playing in the Mystery World.'''
+
Q: What is important for a manga artist? What would you advise people who want to become manga artists, for example?<br>
 
+
<br>
And the last ones on the backstage are people who create Conan’s Sound, musicians with Music Life Show! They stir up [Meitantei Conan] famous scenes, and write songs and music!<br>
+
青山 なんだろう・・・・・・。僕はあんまり自分で「ああ、俺は漫画家なんだな」と強く意識するような瞬間ってないんだけども。まあ基本的には好きっていうのがありますよね。好きじゃなきゃやっていけない。あとは、好奇心を持つこと。ありきたりですけど、これぐらいしか思いつかないですよね。好奇心っていうのは、たとえばすっごくつまらない映画を見て「つまんねー!」って終わるんじゃなくて、俺ならここはこうするのに、とか、こうすればどんどん面白くなるのにと考えていくようなことかな。面白い映画はそのままでいいんだけど、つまらない映画を見たときにそこで何を考えるのか。だから案外、つまらない映画のほうが結果的には自分にはよかったりします(笑)。それから、世の中のことで自分が知らないことはたくさんあるでしょう。アニメに関しての話なんだけど、視聴率で「F1, F2」という専門用語を聞いたとき、あ、これで何かできないかなと考えちゃったりしましたね*。新しいことを見たり聞いたりしたときに、何かできるんじゃないかと考えるのは大事なことです。<br>
Kyoko: '''Conan and Ran are always close, but they can’t say they love each other. That’s heartbreaking.'''<br>
+
A: I wonder . . . I never had a moment where I had a strong sense that I am a manga artist.You might say that, at the core, you have to like it. You can't continue if you don't like it. Also, you must have a sense of inquisitiveness. These might be common, but that's all that I can think of. On inquisitiveness, say you see a boring movie. Don't say "Boooring!" and be done with it, for me I would think about how this part should be like this, how if this is done then it will be come more and more interesting – things like that. Interesting movies are fine the way they are, but what are you doing to think when you see a boring one? That's why boring movies are surprisingly better for me results-wise (laughs). Also, there are a lot of things that you don't know about in this world, right? In a story related to anime, when I heard of the terminologies "F1, F2" for ratings, I end up thinking if I could make something out of them or not.* It's important to think about what you can do with things you've never heard of before.<br>
Thinking about people I miss… [Happy Birthday] is a song that tries to convey feelings for those who are dear to you but far away. When I was recording it in London, I thought about my friend and ex boyfriend… That is a song that will be played in the movie ending, after the incident is resolved. Last scene that makes you chuckle a bit (TN: after credits I believe) I saw at the cinema by myself.<br>
+
<br>
They are below different skies and can’t tell ‘I love you’ to each other. It’s really sad not to be able to convey such feelings, but Conan-kun and Ran are always together, and yet they can’t tell their true feelings. I think that this is much more hard and sad situation. When I watched it, I thought [Why can’t you just understand he’s Shinichi?!] :) This song is sad, but it has optimistic subtext too. Goes well with Conan and Ran’s love.<br>
+
*テレビの視聴者の年齢増をあらわす記号。F1は20~34才の女性、F2は35~49才の女性である。その他は次の通り。<br>
Utoku Keiko: A singer of anime’s current (3/51 :D) ED [Hikari to Kage no Roman]. Warm, heartwarming sound and Keiko-san’s sweet singing voice is starting to sound after the incident. It has a like [I understand everything but still continue to love you]… Sound a lot like Ran’s loving heart!<br>
+
F3=女50才以上、M1=男20~34才、M2=男35~49才、M3=男50才以上、C1=男女4~12才、C2=男女13~19才。<br>
Oono: '''It’s important to create music that goes with the story.'''<br>
+
*Symbols representing TV viewers' age groups. F1 = female, 20~34; F2 = female, 35~49; others are as follows:<br>
I created a lot of music for TV animes and movies, but that was my first time creating music for Conan. I was totally okay with that. I don’t care whether it’s drama or anime. Same with movies. I created it thinking about how  it will suddenly change going in sync with story. Conan is really interesting, don’t you think? Even when adults are reading it, sometimes it’s hard for them. When I first read it, I read everything till the end in one breath.<br>
+
F3 = females 50 and above; M1 = male, 20~34; M2 = male, 35~49; M3 = males 50 and above; C1 = children, 4~12; C2 = children, 13~19.<br>
So both adults and children can enjoy it, so I created a lot of different types of music.<br>
+
<br>
Conan, Ran and Kogoro are a great team. He fits in. Always going after them when there’s an incident. They are starting to become a nice team. I guess it’s the same with music. It’s starting to be familiar to Conan series. I like Conan more than Shinichi. And Ran is cute too.<br>
+
頭が常に創作の方を向いているんですね。創作脳というか。<br>
'''What music would you recommend?'''<br>
+
Q: Your head constantly turns toward creative work, doesn't it? Creative brain, perhaps.<br>
I created a music for Conan movie in around 10 days. 2 days for recording. It’s usually 5 days for TV anime. Movie sound has a thing called Dolby Sound, so we had to record it in a unique way. Because of that we had to record not only new music, but also old music, changing it a bit. Movie’s melody is half-new, and I felt some kind of familiar while creating it. Besides, it was an action movie, right? So it was different from TV, with a more intense rhythm.
+
<br>
Music I can recommend? I don’t want to say it. I want you to listen to it and then decide.<br>
+
青山 そうですね。だからやっぱり好きじゃないとだめでしょ。普通は旅行に行ったらなんにも考えずのんびりするんだけど、僕もそうしようとは思うんですが、つい普段の癖で何かネタになりそうなことはないかなと。基本的にマジメってこともあるんです(笑)。ただしあんまり根を詰めるとダメなんですけども。<br>
[Time bombed skyscraper] has connections with Dolby Sound, so there were two different versions for CDs and for movies. Please listen to in in the cinema theater, you will be really excited.<br>
+
A: That's true. That's why you have to like it, in the end. You're usually carefree without any thoughts if you travel, and I try to do that, too, but I end up thinking about if I can find material to work with out of habit. At the core, there's an aspect of diligence (laughs). You shouldn't strain your nerves too much, though.<br>
 +
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 +
腱鞘炎は大丈夫ですか?漫画家は腱鞘炎との戦いだ、といわれますが。<br>
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Q: Are you all right from tendonitis? They say that being a manga artist means a fight against tendonitis.<br>
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青山 一回なりかけて、ヤバイなというときがありました。元々、筆圧が強いので腱鞘炎にはなりやすいタイプなんです。それからは描き方を変えましたね。細マジックで、何度も線をなぞって太くしていくんですよ。ピグマの0.1ミリというペンがあるんですが、それでサッサッと。そうすると腕に力を入れなくてもすむんです。絵は背景と重要じゃない登場人物以外は、自分で描いています。クルマを含めた背景、それに人物で言うと鑑識とか名前のない警察はアシスタントに任せて、名前のある人物については僕がやるという分け方です。<br>
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A: There was one time when I almost got it. I always had strong pressure on the pen, so I'm the type who easily gets tendonitis. I've changed my drawing style since then. I use a thin marker and trace over the same line many times to make it thicker. I use the PIGMA 0.1mm pen. That way, I don't have to put much pressure on the arms. Except for background and unimportant characters, I draw everything. Meaning, I leave things like backgrounds with cars, CSI's and police people without names to assistants, then draw the characters who have names myself.<br>
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絵に関して、影響を受けた漫画家さんというと誰でしょう?<br>
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Q: On the art, which manga artist did you receive influence from?<br>
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青山 「ルパン三世」のモンキー・パンチさんですね。コナンがお酒を飲んで元の身体に戻るときがあるでしょう?あの「白乾児(パイカル)」というお酒は、「ルパン三世」に出てくるすごくかっこいい魔術師の名前なんです。あとはあだち充さん、意外なところでは少女漫画家の松苗あけみさんかな。それから大友克洋さんは世代的に、僕らの年齢だとみんな多かれ少なかれ影響を受けているんじゃないかな。<br>
 +
A: Monkey Punch, of Lupin III. There's a time when Conan drinks some alcohol and reverts back to his former body, right? The alcohol called Paikaru comes from the name of a magician that appears in Lupin III. I would also say Mitsuru Adachi-san, and surprisingly a shojo manga artist named Akemi Matsunae-san, I think. And people my age all received influence to some degree from Katsuhiro Otomo-san, I think. (Ha ha, I wonder if Miyano Akemi's name comes from Matsunae Akemi's . . . it sounds like it does, doesn't it?)<br>
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先生は独身ですが、結婚したら今の生活は続けられないですね。<br>
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Q: Sensei is single, but if you marry you can't continue living like this, can you?<br>
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青山 無理でしょう。生活が変わっちゃったら、今のペースは維待できない。最初にコナンを立ち上げたときも、「これは大変だよな」と思いました。で、実際やってみたら本当にあまりに大変なんで、もう上の人からどうこう言われるんならやらない。勝手にやらせてくれなきゃいやだと言ったぐらいです。そうやって、生活も作品も好き勝手にやっているから続けていけるんでしょうね。コナンをドイルにしろとか、服部を純然たるライバルにしろとか、そういうことは言われてきたけど、それは僕が考えてることと違うので。そこは作家として主張してきました。だからずいぶん好きなようにやっています。好きなことを、好きなように・・・・・・心身ともに大変ではあるんですが、結局はそこに尽きると思っています。それで、そうやって生きていける自分はやっぱり幸せなんですよね。アイデアが枯れてもう何も出なくなるまで、もしくは読者から「おまえはもういらない」と言われるまで、漫画家としてずっとやれたらいいと思っています。口では「あー、もうやめてえ~!」と言うことはあってもね。<br>
 +
A: No, I can't. If my lifestyle changes, I can't continue the current pace anymore.* When I started Conan, I thought that this would be a lot of work. When I actually started, it was truly so much work that I don't do what my superiors say. I even said that I won't do anything unless they let me do whatever I want to do. This way, I can continue because I'm doing whatever I want in life and in my work. I was told to change the name from Conan to Doyle, to make Hattori into an absolute rival, things like that, but that's different from what I'm thinking. In that aspect, I insisted on my way as the artist. So I've been doing whatever I want. You should do what you like, as you like . . . This may be quite troublesome to both mind and body, but in the end I think that I want to be consumed there. Therefore, I'm happy, after all, because I'm living this way. I think I want to continue being a manga artist until ideas run dry, or readers tell me that they don't need me anymore. Though I might say "Aaaah, stooop!" from time to time. *There seems to be a typo here - I can't find the meaning of 維待anywhere – so I guessed at what it meant.<br>
 
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Raw Images
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Raw Images  
 
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[[File:Mystery Museum interview1.jpg|300px]]
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[[File: Conan Drill Interview 1.jpg|520px|]][[File: Conan Drill Interview 2.jpg|300px|]][[File: Conan Drill Interview 3.jpg|300px|]]
[[File:Mystery Museum interview2.jpg|300px]]<br>
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[[File:Mystery Museum interview3.jpg|300px]]
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[[File: Conan Drill Interview 4.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 5.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 6.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 7.jpg|280px|]]<br>
[[File:Mystery Museum interview4.jpg|300px]]<br>
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[[File: Conan Drill Interview 8.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 9.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 10.jpg|280px|]]
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[[File:Mystery Museum interview6.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Mystery Museum interview7.jpg|300px]]
 
[[File:Mystery Museum interview8.jpg|300px]]<br>
 
[[File:Mystery Museum interview9.jpg|300px]]
 
[[File:Mystery Museum interview10.jpg|300px]]
 
 
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===Love Conan (Rabu Conan) Interview RAW===
 
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ラブコナン―名探偵コナンオフィシャルファンブックforガールズ,2004/3/31<br>
===Conan Drill Official Book (WITH RAW)===
+
http://conan-4869.net/post-19909 <BR>
コナンドリル オフィシャルブック (Conan Drill Official Book), published May 1 2003<br>
+
Raw Text
Translated by: justwantanaccount
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Interview in Conan Drill from 2003 translated! No spoiler on the plot here, though there are a lot of interesting tidbits.<br>
+
─ 女の子向けの本ということで、いきなりですが、先生の好みの夕イブからうかがってもよろしいですか?<br>
<br>
+
ああ~!?(大爆笑)いいですよ。
Note: I took a lot of liberty with the English this time, since I wanted to focus more on making the English sound natural and readable. I usually try to translate as directly as possible, but I realize that the weird English probably turns off a lot of people – let me know if I've taken too much liberty, though.<br>
+
 
<br>
+
─ 登場人物でいうと、どのキャラクターが好みなんでしょうか?<br>
Also, Gosho says a lot of things here that he mentions in future interviews, like how he was told to change Conan's name to Doyle since there was a work called Future Boy Conan, directed by Hayao Miyazaki. You kinda realize that interviewers keep asking the same questions, maybe because they don't bother looking over past interviews, ha ha.<br>
+
女の子で言ったら蘭ですね。あとはコナンのお母さんの有希子。有希子のモデルは、峰不二子です。実は髪形もパクリなんですよ。
<br>
+
 
Highlights:<br>
+
─ だからあんなに胸が大きいんですか。<br>
The plot for conan was planned in two weeks<br>
+
みんなが好きそうな人がけっこう好きなんですよね。
Gosho is not "high-strung / neurotic" - he seems pretty laid back<br>
+
 
Apparently, in File 125~, the dude pays the gal to be his lover<br>
+
─ 先生の作品に出てくる女の子って、みんなスタイルいいですよね。<br>
Gosho has an editor who is from Kansai, and looks at DC's Kansai-ben – this makes sense, I've read people on 2chan talk about how young Kansai people these days don't say "ame-chan" (Files 778-780), but since Gosho gets coached on Kansai-ben by an older guy, the Kansai-ben in DC is rather dated.<br>
+
そうですね。怪盗キッドが出てくる「まじっく快斗」のヒロイン(中森青子)が、胸ない設定なんですけどね、唯一。あれも「桃子」じゃなくて「青子」なんですね。
Gosho has two younger brothers, one who's an engineer and another who's a doctor. The engineer helps Gosho with tricks related to cars, and the doctor helps Gosho with medicine-related topics, like APTX. The doctor is also an anime otaku who advices Gosho about which voice actor should voice whom.<br>
+
 
Gosho also seems to have connections who are former police detectives, people working at banks, CSIs, etc.<br>
+
─ ああ、色でちょうど桃子ちゃんのファンだったころに描かれた作品なんですね。<br>
Gosho decided when he started that Conan won't cry<br>
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そうそう、そのころ。で、中森明菜も好きだったから「中森」に。<br>
Gosho only draws characters with names, leave backgrounds and characters without names to assistants - does that mean that the forensics dude who wasn't Tomo-san in File 756-758 will become important someday?! Lol I dunno.<br>
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ハハハ。胸も大きいし、変装もできるし。ハーレーに乗って革ジャンも着ちゃいます。変装の技術なんかもルパン三世から来てますね。
Maybe you guys knew this already, but apparently Paikaru/Baiganer isn't a real brand of alcohol – the name comes from a character in Lupin III.<br>
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─ 具体的に女優さんでは誰か、いらっしゃいますか?<br>
青山先生は大学を卒業してから漫画家になられたんですよね。学生時代から将来は漫画家に、と決めていたんですか?<br>
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そうですね。昔は菊池桃子。今は・・・ちょっと前までだと広末(笑)。あと優香とかね。
Q: Aoyama-sensei became a manga artist after graduating from college, right? Have you decided to be a manga artist from your student days?<br>
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─ ちょっと癒し系っぽい優しい感じの人がお好きなんですね。<br>
青山 大学時代から漫研には入っていましたけど、大学へは美術の先生になろうかなと漠然と考えて進学しました。小学生の頃、卒業文集に「将来は漫画家になる」と書いたらしいんですが、それも自分では覚えていないんです。でもまあ、子供の頃から絵や漫画を書くのは好きだったので、教科書にパラパラ漫画なんかを描いて遊んでいましたね。ただ、漫画を描いていると親には叱られましたから、コソコソではあったけど。漫画を始めて投稿したのは大学4年のときでしたが、卒業して漫画家になるといったら親には反対されました。学校の先生ならいいけど、漫画家なんてやっぱりどう転ぶかわからないやくざな商売でしょう。親としては、そりゃ心配しますよね。漫画家になる直接のきっかけは、先輩ですでに漫画家の人がいて、「青山、おまえちょっと出してみないか?」と声をかけてくれたことです。それで、ある少年誌に送ったら佳作になったんですよ。これはサンデーじゃないんですけど。で、ひょっとしたら俺ってうまいのかなと思って。それが大学4年のときでしたね。<br>
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中森明菜はどっちかっていうときつめですよね。松田聖子より中森明菜が好きだったんですよ。
A: I was studying manga since my college days, but I entered the university while vaguely thinking that I will become an art teacher someday. Apparently I wrote "I will become a manga artist in the future" in my elementary school's graduation anthology, but I don't remember it. Although, I did like drawing pictures and manga and such from childhood, and I drew flip books and such into my textbook. My parents scolded me when I drew manga, though, so there was a sneaky quality to it. I submitted manga for the first time when I was a fourth year university student, but when I told my parents that I will become a manga artist after graduation, my parents opposed me. Being a school teachers is fine, but being a manga artist is, after all, an unpredictable, yakuza-like business. Of course you would worry if you were a parent.The direct cause behind becoming a manga artist for me was when a senpai, who was already a manga artist, asked me, "Hey, Aoyama, do you want to try submitting?" Then, I sent one to a certain shonen magazine, and the work received a kasaku*. This wasn't at Sunday, though. After this, I thought that maybe I could possibly be good. This was when I was a fourth year university student.*佳作 (kasaku) directly translates to 1. well executed work or 2. second best work at something like an art/literature contest (source); however, given the context, it seems that if you receive this then you debut as a manga artist, so I left the original Japanese term since I'm not sure how to translate it. Some people translate it as an "honorable mention", but I don't know how accurate that is.<br>
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─ 聖子ちゃん派、明菜ちゃん派ってありましたもんねえ。
周りはもう就職活動していた時期ですか?<br>
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Q: Back then, were the people around you already searching for permanent jobs?<br>
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─ 物語では幼なじみ同士の恋愛が同時進行していますが、先生は幼なじみの女の子を好きになったことはないですか?<br>
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う~ん。ないですね。(即答)
青山 そうです。僕も一応、教育実習へ行ったんですよ。まだ地元の高校の美術教師になる選択肢もありましたから。でも自分なかでは、佳作に入った時点で、もうそういう気はなくなっていたのかな。アルバイトでフジテレビの「ポンキッキ」の背景書いたりして、就職活動はまったくしていなかったら。<br>
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A: Yes. For me, I trained to be a teacher, just in case, since I still had the option to become an art teacher at my hometown's high school. Although, when I received the kasaku, I think I lost the urge to continue down that path. I drew the background for Ponkikki and such for part time jobs, so I wasn't searching for a permanent job at all.<br>
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─ そうなんですか?子どものころよく探偵ごっこをされていたとうかがっています。その中に女の子がいたりしなかったんですか?<br>
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ああ、う~ん。そこにはいなかったんだけど、小学校のとき山にキャンプに行く授業があって、入っちゃいけない奥に行って迷っちゃって・・・。オレたち男の子グループのほかに女の子グループも来てて。そこで会っていっしょに出ることになったんだけど、その中に好きな女の子はいました(笑)。
学生時代はどんな生活でした?先生が描かれる漫画はみんな登場人物が個性的でしょう。ああいうの、学生時代の人間関係の影響もあるのかなと思いますが。<br>
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Q: How did you live as a university student? The characters in the manga that sensei draws are all unique - I suspect this might be due to influence from human relationships during student days.<br>
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─ なんだか楽しそうですね。おいくつぐらいのときですか?<br>
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小学生ですね。だから木の切り株を見て方角を判断して・・・。かなり迷っちゃったもんだから、女の子とか泣き出しちゃったりして。「やべえなあ」ってことになって。なんとか大回りして出たんだけど、ただ帰ったら怒られると思ったから、みんな着く直前に泣きまね。みんなに「泣きまねだぞって言ってね(笑)。
青山 うん、影響は学生時代に限らず、子供の頃からの蓄積でいろいろあるでしょうね。大学時代は、麻雀ですね、麻雀をよくやっていましたよ(笑)。住んでいたのは最初、西武池袋線沿いの江古田で、そのあと千川。ここがいちばん長かったんですが、大学に近いのですぐ麻雀のメンツなんかは集まるわけです。誰かの家に集まってやる事が多かったですね、お金もなかったですし。けっこう僕は強かったんですよ、当時。でも今はだめですね、やる時間がそもそもないですし、やってもみんなが楽しければいいやと思って、高い手を狙って打っちゃう。そうすると負けます。負けるだろうなと思って打って、やっぱり負ける(笑)。<br>
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A: Yes, though I think I was influenced not only during my university years but throughout my life, accumulating from my childhood. As for my university years, I did mahjong - a lot of mahjong (laughs). I used to live first in Egoda, which is along the Seibu Ikebukuro Line, then in Senkawa. The distance was the longest here, but it was close to the university so we met up for mahjong and such. We met up at someone's house many times, since we didn't have money. I was pretty strong back then. Right now, not so much - I don't have time to play, and even when I do play I think that we should just have fun, so I aim for a high hand. If you do that, you lose. If you play thinking that you'll lose, then you really will, as you'd expect (laughs).<br>
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─ ずるい(笑)。そしたら怒られないですみました?<br>
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怒られませんでしたねえ。「怖かったよ~」とか言って。まったく怖くなかったのにね。すっげえ楽しかったんだけどね。
お金がなかったといっても、先生の学生の頃はもうそんな時代でもないでしょう?<br>
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Q: Even if you say you didn't have money, it wasn't such a period back when sensei was a student, right?<br>
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─ 先生が応援したい作中のカップルは誰と誰ですか?<br>
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それはやっぱり新一と蘭だね。新一がちっちゃくなっちゃってうまくいかないし。
青山 いや、けっこう貧乏だったなあ。カレーには肉を入れられなかったし。5日ぐらいそんな貧しいカレーで食いつなぐんですよ。毎日毎日カレー。でも米は田舎から送ってもらったので、食う物が何もないってことはなかったけど。米さえあれば何とかなるんですよね。毎日カレーばっかり食べて誰かの家で麻雀やってって、絵に描いたような貧乏大学生の姿だと思いますよ。<br>
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A: Nah, I was pretty poor. I couldn't put in meat into curry. I would eat such an indigent curry for five days straight. Curry day after day. But I was sent rice from my hometown, so I did always have something to eat. If you have rice, you manage, don't you? I ate nothing but curry everyday and I played mahjong at someone's house - I think I was the very picture of a poor college student.<br>
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─ 読者も新一だけじゃなく蘭のことも好きで、ふたりを応援したいという感じですよね。<br>
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ああ、出だしがそうでしたからね。最初から好きあってる、両思いだってわかってるからじゃないでしょうかね?たとえば話の途中まで嫌いなフリしてて、コミックスで言うなら8巻くらいで急に「ああ、好きだったのかな?」っていうんじゃなくて、最初からだったからかな。それでいてちっちゃいからうまくいかないじゃないですか。
2002年の12月31日の夜。先生のスケジュールがこの日しか開かないという中で、インタビューは行われた。かなり疲れていることは想像が付いたし、少々先生が不機嫌でも仕方がないと思っていた。しかし疲れているのは当然なのに、こちらにそれを感じさせる場合はほとんどなかったといっていい。作家として一流なのはご存知の通りだが、人間としても大人のキチンとした人、という印象なのだ。<br>
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December 31, 2002, nighttime. The interview took place, since sensei's schedule was apparently only open on this day. I could imagine that sensei was considerably tired; I thought that it couldn't be helped that sensei might be ill-humored. However, you couldn't tell that he was tired, even though he must have been. My impression was that he was upright as a human being and as an adult, though he was of course aware that he was first-class as an artist.<br>
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─ そこがまた切なくて、みんな応援したくなるのかもしれないですよね。登場人物はみんな、基本的ににぶいですよね。<br>
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あ、そうそうそう。声優の林原めぐみさんにも言われましたよ。「なんかにぶすぎ」って(笑)。たぶん「自分のことじゃないだろうな」と思ってるからだろうね。
実はこうしてお会いするまでは、青山先生が気むずかしい方でも仕方がないなと思っていました。ミステリー作家は複雑な性格の方が多いというのは事実だし、ましてやハードなスケジュールですから。でも想像していたよりずっとほがらかで、ちょっと驚いています。<br>
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Q: In truth, I thought that it couldn't be helped if Aoyama-sensei had a difficult temper, until I met you like this. It is the truth that mystery writers often have complicated personalities, to say nothing of their difficult schedules. I'm surprised that you are far more cheerful than I've imagined you to be.<br>
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─ そのじれったい感がまた、読んででみんなおもしろいんでしょうね。<br>
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よし、じゃあもっとじれったくしよう(笑)。
青山 もっとストレスの固まりみたいな人間を想像していました?もちろんストレスはあるけど、もともと神経質な方ではないんですよ。だからハードスケジュールでも耐えられるというところもあるかな。僕も推理小説とか読んでて、この作者は神経質だなあと思う事がありますね。人のアラ捜すのがうまいやつだなとか。僕の場合はまったくそういうタイプではないです。編集者を困らせた事もあまりない・・・・・・と自分では思うんですけど(笑)。編集者とケンカすることもないですね。ケンカするとしても漫画とは関係ないところで、すごいくだらないこと。編集者が阪神ファンで、僕は巨人ファンなんですが、巨人の優勝がかかっている試合で阪神が巨人に連勝したとき、たまたま映画のポスターのイラストを描く約束をしていたんですよ。でも気分悪いから「俺、描かねえぞ!」って(笑)。編集者も心得たもので、その日はもう連絡してきませんでした(笑)。これ、ケンカっていうのかなあ。<br>
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A: Did you imagine someone who was stress personified? I have stress, of course, but I've never been the type to be highly strung. I think that that's why I can endure difficult schedules. I, too, think sometimes that some writers are highly strung when I read their work the type who are good at searching people from scratch, and such. For me, I'm not that type of person at all. I haven't inconvenienced the editor* much, either . . . or at least, I'd like to think so (laughs).I haven't quarreled with the editor, either. Even if there's a quarrel, it's not about manga, it's about something really trivial. The editor is a Hanshin fan, and I'm a Giants fan; when Hanshin won consecutively against the Giants in the match where the Giants' championship was at stake, I happened to have promised to draw the illustration for the movie poster. But I was in a bad mood, so I said, "I'm not drawing!" (laughs) Since the editor was understanding, he didn't contact me anymore that day (laughs). This isn't really a quarrel, is it? *Strictly speaking, the term could be plural, but I've left it as singular here since Aoyama seems to be talking about his editor.<br>
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(笑)けっこう「哀ちゃんとコナン君をなんとかしてあげてほしい」っていう声もあるんですよ。<br>
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はいはい。ああ~。無理無理()
少年サンデーではない雑誌に始めて投稿なさって佳作になったんですよね。そのままそちらでやるという気持ちはなかったんですか?なぜ少年サンデーへ?<br>
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Q: You got an kasaku with a submission to a magazine other than Shonen Sunday, right? Did you not want to continue at that magazine? Why the move to Shonen Sunday?<br>
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やっぱり無理なんですか?哀ちゃんは、工藤くんと江戸川くん、どっちのことが好きなんですか?<br>
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ちっちゃいほうが好きなんでしょうかね?コナンのほう。林原さんに「でっかいヤツはいいから、ちっちゃいほうちょうだいよ」って言われてますからね(笑)。
青山 佳作に選んでくれた漫画雑誌の、編集者が「僕は君の絵は好きなんだけど、今のうち雑誌では絵柄を変えろといわれるだろうから、よそへ行ったほうがいいよ」とアドバイスしてくれて。だったらあだち充さんが好きだし、全体的に絵がかわいいし、サンデーに持っていこうかなと思ったんです。そうしたら、わりとすぐにいけると言われて、その後はけっこうスムーズに。ただ、先輩の漫画家から「編集部に何度も足を運んで編集者に名前を覚えてもらわなきゃいけないよ」といわれたので、できるだけ編集部に通いました。「ちょっとまってて」で新人賞をいただいたんですが、その時点で僕の場合は編集者が付いていたんです。でも自分と同じような新人は何人もいる、その中で顔を覚えてもらうためには頻繁にネーム(下絵原稿)を持って行こうと。そこは意図的に考えてやっていました。半年ぐらいは、かなりしつこく「ネームを直してきました」と通いましたね。ほとんど毎日のように。ほかにやることもなかったし、早く連載待ちたいなと思っていましたね。<br>
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A: At the manga magazine where I was kindly given the kasaku, the editor kindly advised me, "I personally like your art, but you'll probably be told to change your style sometime soon, so it'll be better for you if you went elsewhere." If so, I like Mitsuru Adachi, and the picture is cute overall, so I thought about moving to Sunday. Then, I was told that I could go sooner than I'd thought, and things went smoothly after that.But then, a senior manga artist told me, "You should visit the editorial department many times until they memorize your name," so I visited the editorial department whenever I could. When I received the Newcomer Award with Wait a Minute, I already had an editor, in my case. There are many newcomers just like you, so to stand out you must bring in the name (roughly sketched manuscript) often. I did that intentionally. For about half a year, I visited quite insistently, saying "I fixed the name again!" Almost everyday. It's not like I had anything else to do, and I wanted to serialize as soon as possible.<br>
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─ 年齢的にいうとやっぱり佐藤刑事と高木刑事が先かな?っていう感じもして。そう思っているファンがたくさんいるんですよ。「頼むから結婚させて!」という。<br>
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ハハハ。やっぱり結婚してほしいんだ。どうかなあ・・・。
「マジック快斗」の連載はそんな中で決まったんですね。サンデーの増刊で。<br>
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Q: Magic Kaito's serialization started in that evironment, didn't it? In Sunday's Special Edition?<br>
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─ そのうちって感じですか?うけっこういいところまで進展してますね。<br>
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そうそうそう(大爆笑)。あれはけっこう描いていて楽しいですよ。新一たちとくらべると、高木と佐藤はなんの障害もないしね。
青山 そうです。単発で少しずつ描かせてもらったりしていましたけど、基本的にはその間、無職ですよね。漫画家として食べていけるようになったわけじゃないですから。学生時代にバイトで貯めたお金と、新人賞の賞金を食いつぶしていました。でも、こうして話すと苦労の時代と思われるかもしれませんが、実はえらい楽しい日々だったんですよ(笑)。漫画は好きな事だから、結局、自分の好きなことやってるだけなんですね。新人の頃は時間もたくさんあったから、好きなゲームもできましたし。ドラクエをやりながら漫画を描いていた頃の話で、編集者と待ち合わせの約束があったんです。で、江古田の駅前の喫茶店にいるからって電話かかってきたときに、僕は寝ぼけて「あ、あのー、ゴールドがないからいけないよー」って(笑)。そのままガシャンって切って、その30分後にまたかかってきたときに、そういえばさっき俺、なんかへんなこと言ってたなーとぼんやり(笑)。そのときの編集者もいい人だったんです。だからいろんな面で楽しかった。今はもうゲームをやる時間もありませんしね。<br>A: Yes. I was allowed to draw from time to time, but you're basically jobless during that time, aren't you? You can't eat as a manga artist, yet. I was eating with the money I saved through part-time jobs as a student, and with the prize money from the Newcomer Award. Although, you might think that this was a difficult time period the way I talk, but those days were actually really fun for me (laughs). In the end, I was doing what I liked, since I like manga. I also had a lot of time when I was a newcomer, so I could play my favorite games. Back when I used to draw manga while playing Dragon Quest, I had a promise to meet with the editor. Then, when the editor called since he was at a cafe near Egoda's train station, I replied, half asleep, "Uuuum, I can't gooo, since I don't have the gold yeeet" (laughs). Then I hanged up, and when I got a call again after thirty minutes, I vaguely thought, "I said something weird, didn't I?" (laughs).The editor back then was a good person, too. Things were fun back then, in many aspects. Now, I don't quite have the time to play games as I used to.<br>
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─ 白鳥警部さえいなければ。<br>
漫画家としてやっていける、食べていく事ができると実感したのは「マジック快斗」でですか?<br>
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ああ、白鳥かあ(笑)。そうそう。
Q: Did you realize that you could continue as a manga artist, that you could eat as one with Magic Kaito?<br>
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─ もう、あのトロピカルマリンランドの尾行の話がもんのすごくおもしろかったです。あんな聞き間違いってあり?って。<br>
青山 そうですね。当時の編集長が「マジック快斗」をあまり評価してくれなくて、「これが単行本になって10万部売れたらおごってやる」って言われていたんです。だけどあっという間に越えちゃって、その時単行本が売れるって儲かるんだなと思いました。そのあと「YAIBA」の連載が本誌で始まったんですが、週間だから単行本が出るのも速いでしょう。それでずいぶん楽になりました。生活もですが、精神的にもですね。忙しくなって遊ぶ時間はなくなっちゃいましたけど。コナンは「YAIBA」が終わってから、編集者と次はどうしようという打ち合わせの中で決まりました。当時、「少年マガジン」で金田一君(「金田一少年の事件簿」)が始まっていたんですが、探偵モノは好きだし、面白そうだから自分もやってみたいなと思いました。最初は「探偵物語」みたいな、ちょっとハードボイルドっぽいコメディというのを考えていたんですよ。でもコナンはわりと少年漫画の王道なんですよね。小さくなって、悪い奴らに脅かされてという。プロットは2週間ぐらいでできあがったんだけど、そんなに神経質に考えたわけでもないんです。コナンが小1に戻っちゃうというのも、新一は17才だから、ちょうど10才戻ればわかりやすいだろうと思ったんです。小1にしたことにどんな意味があるんですか、と聞かれる事があるけど、意味はただそれだけ(笑)。あと、小1だと完全に子供だから、その年齢の子が何をやっても笑って許してもらえるだろう、みたいなことはちょっとありましたけど。<br>
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「ヘロイン」と「披露宴」、血の「血痕」と「結婚」とかね。あれはもう本当にノリノリで描いてましたね。
A: Yes, I think so. The editor-in-chief back then didn't like Magic Kaito very much, and he said, "I'll treat you something if this gets sold as volumes and sells 100,000 copies." Then the number was passed in the blink of time - I thought, it's profitable to sell volumes, isn't it? After that, YAIBA started at the magazine, and since the magazine is weekly, volumes came out quickly, too. Things became much easier after that, not only in terms of livelihood but psychologically, too. I did become busy and lost time to have some fun, though. Conan was decided when I met up with the editor to discuss what to do next after YAIBA ended. At the time, Kindaichi (from Kindaichi Case Files) started at Shonen Magazine, and since I like mysteries and it seemed interesting, I wanted to have a go at it. At first, I/we thought about a hardboiled-esque comedy with a title like "Tale of a Detective" or something similar. But Conan is the royal road to shonen manga, isn't it? Becoming small, and then getting threatened by bad guys. The plot was finished in about two weeks, but it's not something I/we thought neurotically about. Conan turned back to a first grader, since Shinichi is 17, so I thought that turning back exactly ten years would be easy to understand. I get asked if why I chose first grade, but that's pretty much all the reason (laughs). Although, there also was a bit of an aspect that, since first graders are completely children, someone that age will be laughed at and then forgiven for doing anything.<br>
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─ それにしても佐藤刑事のあのモテっぷりはなんなんでしょうかね?他の県警の人たちまで。目暮警部と干葉刑事以外のみんなが好き!っていう感じですよね。<br>
プロットと一緒に、キャラクターの絵も決めていくのですか?<br>
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ねえ。すごいねえ(笑)。男ばっかりの仕事場で女の人がいたら、モテモテなんですよ。
Q: Did you decide the characters' appearances along with the plot?<br>
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─ 捜査一課では、佐藤さんだけなんですか?<br>
青山 ほとんど同時に。絵については1分もかかってないかな。<br>
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そうですね。描いてないけど、いるかも?でもいたらかわいそうだよね。ハハハ。
A: Almost at the same time. I don't think that the pictures took more than a minute.<br>
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─ 本当ですよ~。でもあのぐらいモテてると、読んでるほうも気持ちがいいですよ。
コナンのめがねというアイデアもそのときに?<br>
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Q: The idea for Conan's glasses was decided at the time, too?<br>
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─ 以前、先生も「小五郎さんは陣内孝則さん」などいくつかお答えいただいていますが、現在でも実写にしたらどなたっでいうのはありますか?ファンからは「実写は反対」という意見が圧倒的に多いのですが。<br>
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オレとしては、新一のお父さんの優作は、やっぱり松田優作さんがよかったなあ。松田優作大好きだったからなあ。そうかあ。実際になるとおもしろいけどね。オレは見てみたいんだけどね。昔インターネツトで、いろいろそういう話題があって、「工藤新一役は滝沢くん」って書いたら、原作者のオレがそう言ってるのに、ファンの子が「絶対イヤ~!タッキーじゃない~!」みたいなこと書いてきて(笑)。わりとオレは、みんなに人気があって、なんかよさそうだなって人を適当に言っただけだったんだけどさ・・・。
青山 スーパーマンが好きなので。彼はクラーク・ケントのときにはメガネをかけていたでしょう。それが頭にありました。新一のときはメガネしていないけど、コナンになるとメガネ。メガネで思い出しましたけど、掟破りの漫画を作りたいなと考えていたんですよね。少年誌の主人公でメガネって、アラレちゃんぐらいでしょう。のび太は厳密にいえば主人公じゃないし。あとはネーム(文字)の多さですね。ネームの多い漫画は少年誌ではウケない、というのが定説だったんです。それからもう一個何かあったんだけど、何だっけな。コナンっていう名前についてだったかな。「未来少年コナン」と同じだからということで、編集長はいい顔をしませんでした。ドイル君にしろと言われたような(笑)。でも担当編集者とは掟破りをやろうと盛り上がっていましたよ。<br>
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A: I like Superman, you see. Superman wore glasses as Clark Kent, right? That was what was in my head at the time. No glasses when he's Shinichi, but glasses once he turns into Conan. I just remembered, I wanted to make a rule-breaking manga. In shonen, Arare-chan is about the only one who is a protagonist and who also has glasses. Strictly speaking, Nobita-kun isn't a protagonist. Also, names (characters/letters). In shonen, there was a rule that manga with a lot of names in it don't become popular. There was another rule I tried to break hmm, what was it? Was it about the name, Conan? Since it was the same as Future Boy Conan, the editor-in-chief didn't make a very good face. I think I was told to change the name to Doyle-kun (laughs). My editor was excited about breaking the rules, though.<br>
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─ アンケートでは、平次役の候補ももっと出てくるかなと思ったんですけど、意外と出てこなくて。<br>
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いないんじゃないですかね?色黒で・・・いないよねえ。
それと、さっきおっしゃった少年漫画の王道の部分と。ラブコメの要素もあるけど、幼なじみでっていうのはわりと王道ですよね。<br>
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Q: Going back to what you have just said about shonen manga's royal path – your work also has an element of love comedy; childhood friends are also royal-path material, aren't they?<br>
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─ 先生がいちばん最初に「名探偵コナン」を描き始められたころ、女性の読者やファンっていうのは意識はされてましたか?<br>
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う~ん。でもこんなにねえ、女の人に受けるとは思ってなかった。ラブコメの要素がわりと強くなってからだろうね。女の人多いなあって思うね。ファンレターを見てると、男の子は中学生ぐらいまでで、そこから上はほぼ女の人ですね。けっこう主婦の人に人気があるみたい(笑)。
青山 そうですね。幼なじみはまあ、僕の趣味といわれればそうだけど(笑)、ラクなんですよ設定が。幼なじみで昔から知っているというのはストーリーが展開しやすいんです。ラブコメではやっぱりあだち充さんの「タッチ」とか好きでしたから。テレビドラマだと「男女七人夏物語」。今の若い読者の子はこのドラマを知らない人も多いでしょうけど、ラブコメの最高傑作だと僕は思っているんですよ。ああいう雰囲気を出したかった。ただ、ラブはあるんだけれども、新一と服部に関していうと女好きではないんですね、どっちも。普通の高校生の男の子とはちょっと違う。探偵ってやっぱりホームズにしても横溝正史の金田一にしても、かなり変わったところがあるんですよ。そこが探偵という人種の魅力でもあるんです。<br>
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A: That's true. You could say that it's my preference to use childhood friends, though (laughs). The setup becomes really easy. It's easy to develop the story when the characters are childhood friends who have known each other for a long time. I liked Mitsuru Adachi-san's Touch, after all. As for dramas, I like The Tale of Seven Men and Women*. Though most young readers now probably don't know about this drama, I think that this is the masterpiece of love comedy. I wanted to bring out such an atmosphere in my work. Although, despite the presence of love, neither Shinichi nor Hattori chases after women, do they? They're a little different from a normal high school boy. In the end, detectives are fairly different, whether you're talking about Holmes or Seishi Yokomizo's Kindaichi. That's the appeal of detective-type people, though. *There's a Japanese Wikipedia page for it, but that's about it. Apparently it ran from July 25 to September 26, 1986 on TBS, and was so popular that its ratings exceeded 31% at one time.<br>
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─ 特にアニメは子どもといっしょに見ていたら、自分のほうがハマッちゃったっていうお母さんは、多いと思いますよ。映画館に行くともう、お母さん世代の人のほうが多いくらいですよ。子どもとお母さんの数が合っていないような。<br>
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(笑)「はじまったころは高校生だったのに、私も「一児の母です」っていうファンレターが来て。やべえなって思ったりしてね。
ネームがボツになった、というようなことはありますか?<br>
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Q: Have your names ever been disgarded before?<br>
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─ 先生が特に印象に残っている犯人はいますか?事件を起こさせちゃったけど、実は気に入っているとか。<br>
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やっばり月影島のときの、あの麻生成実。あれは死んじゃいましたからねえ。犯人はなかなか殺さないんですけどね。印象に残ってるのは、それだねえ。
青山 イラストレーターの女の人が愛人の画家に殺される回(FILE. 125「落ちる死体」~)で、「俺はおまえにお金をやる。だからおまえはオレを満足させる。それで50・50でいいじゃないか」と書いたら、これはちょっとまずいですって。サンデーでは確かに生々しいかなと思いました(笑)。結局、「仕事をやるから家庭に口出しするな」というような、あっさりしたものにしたんです。そのぐらいですね。<br>
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A: In the case where the female illustrator gets killed by her lover, who is an artist (File 125~ "Falling Corpse"), I wrote, "I give you money. You give me satisfaction. That sounds like a fair deal to me," and they told me that this was not good. I do agree that it was too raw for Sunday (laughs). In the end, I changed it to something light like "I'll do my job so don't meddle with the family." That's about it.<br>
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─ 最初からその話は、最後殺しちゃうって決めていたんですか?<br>
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ああ、それはもう決めてたね。「今回は」って。あとは外国人でなんとかロバート。あの、絡繰峠の蜘蛛屋敷。あれもかわいそうな・・・。
取材はどうしているんですか?警察関係とか、犯罪の知識とか、すごくデータ部分がしっかりしていて、驚くことも多いんですが。<br>
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Q: What about collecting data? I'm often surprised about how firm the factual areas on police relations, crime knowledge, and such are.<br>
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─ 「SHINE」と書いて「死ね」と読んでしまったという。<br>
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もうあれはかわいそうすぎてね。自分で描きながら「やっばかわいそすぎるなコレ」と思ったりしてね(笑)。そんな意昧じゃなかったのに、自殺に追い込んじゃって、そのために殺人までしちゃつて・・・。アシスタントにまで「なんで?なんでこんな話描くの?」って言われたりして。描いてる最中に。
青山 編集者の友達に鑑識や銀行の人がいたり、アシスタントの親せきが元刑事だったりするので、聞いてもらって。たとえば貸し金庫を夜中にあけるとしたら何が必要か?とか。警察用語でも出していいものは作品で使わせてもらうし、「これはちょっと秘密だから出さないで」というものも当然ありますし。クルマ関係は一つ年下の弟に聞いています。エンジニアなんです。トリックで、氷を前輪に挟んで動かないようにして、とけたらどうなるのか、多分水はクーラーかけっぱなしだったらラジエーターの水が落ちる、で、どっからどう落ちるの?と聞いたり(巻末最新416話リスト、302頁を参照)。薬者関係はもう一人の弟が医者だから・・・・・・。アポトキシンの設定などは二人で考えました。若返る・・・・・・骨が元に戻るっていうのはあり得ないんで、それはフィクションだとしても、細胞が若返るというのはありうるな、とか。この弟はアニメについても詳しいので、声優さんを決めるときにアドバイスもくれました。あと、服部と和葉の大阪弁は、関西出身の編集者が細かく見てくれます。取材といえば、寝台特急「北斗星」を編集者と二人で取材に行ったことがあります。夕方近くに待ち合わせしていて、今回の事件の舞台は「北斗星」で行こうと突然決まって。その時偶然、翌朝のチケットが取れたんですよ。でも北海道までは行かず、宇都宮で降りてきちゃったんで、ちょっともったいなかったですけどね。車掌さんに驚かれましたよ。「途中で降りちゃうんですか」って。<br>
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A: The editor has friends who does CSI or are working at a bank, and the assistants' relatives turn out to be former police detectives, so I ask them. For example, what do you need if you want to open a safe at night? I get to use some police terminology, too, though of course there are secret ones that I can't use. On car-related subjects, I ask my brother, who is one year younger than me. He's an engineer. I ask him things like, if you insert ice between the front wheels and the ice melts, what will happen? The radiator's water will probably drip if the cooler was kept open – then, where would the water drip from? Things like that. (File 221) On medicine-related subjects, I have another younger brother, who is a doctor. He and I came up with the APTX. To be rejuvenated . . . you can't get your bones back to the way it was, so that aspect is fictional, but maybe it's possible to rejuvenate cells, and such. This younger brother is also knowlegeable about anime, so he advised me on who to pick for voice actors. Also, on Hattori and Kazuha's Kansai dialect, the editor, who is from Kansai, looks over them carefully for me. On site research, I've rode the sleeping car train Hokutosei with the editor before. We had a meeting around dusk once, and suddenly decided to make this case center on Hokutosei. By chance, I/we managed to obtain the ticket(s) for next morning. Unfortunately, we didn't go up to Hokkaido and got off at Utsunomiya, so it was a bit of a waste. The train conductor surprised me. I said, "I have to get off in the middle?"<br>
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─ アシスタントの方がそういうこと言ったりするんですか?<br>
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言いますよ。つまんなかったらつまんないって言うし。「今回のはなかなかよかった」とか言うしね。
コナンでストーリー上、いちばん苦労する事は何ですか?<br>
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Q: What do you struggle with the most in Conan's story?<br>
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─ 怪盗キッドなど、他の作品からのグストキャラも人気を集めていますが、先生としてはこの反響はどう思われますか?<br>
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怪盗キッドを出すときに「こんな勝手なことしていいのかなあ?」と思ったりしたんだけど(笑)。松本零二先生とかよく出すじゃないですか。999にハーロックとかエメラルダスとか。あんな感じが好きなんですよね。そいつはそいつでちゃんとした話を持ってるんだけど、ゲストで出てるんだっていうのがいいなあと。<br>
青山 動機ですね、犯人の。トリックを考えるのが大変だと思われますけど、僕としては動機の方にいつも苦労しています。怨恨が多いんだけど、いつもじゃ面白くないし。かといって無差別殺人みたいなのはイヤですし。たとえば暑かったから、ムシャクシャしたから人を殺したとか、そういうのは後味が悪いでしょ。それはやりたくないんです。犯人も死なせません。月影島の話だけですね、最後に犯人が自殺して終わるのは。<br>
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最初、怪盗キッドを出したとき、インターネットで見たら、まじっく快斗ファンが大熱狂してて。「コナンなんかに負けないわよ!っていうコメントがいっばいあって(笑)、ちょっとした騒ぎになりましたね。でも「まじっく快斗」と違って、怪盗キッドの部分しか描いてませんからね。黒羽快斗じゃなくて。あと、キッドが思ってることは出てなくて、コナンが見た部分だけを描いてるという。だから言葉つかいもキザで・・・。
A: The culprit's motives. People often think that coming up with tricks is troublesome, but for me, I always struggle with the motives. Grudges pop up a lot, but if it happens too often, then it's not interesting anymore. But then, I don't like indiscriminate murder, either. For example, someone kills people because it was hot outside – that leaves a bad taste, doesn't it? I don't want to do things like that. I also don't let the culprit die. The culprit commits suicide in the end only in the Tsukikage (Moon Shadow) Island story, right?<br>
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─ キザですよね。新一くんといい勝負くらいですよね。<br>
キャラクターについても「これだけはやらない」と決めていることはありますか?<br>
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ああ、なんでキザになっちゃうんだろうなあ(笑)、主人公が。セリフ考えるの大変なんですよね~。
Q: On the characters, is there something you decided the characters won't do?<br>
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─ かっこいいセリフは、小説とか映画を参考にされてるんですか?<br>
青山 コナンは泣かない、ということぐらいですね。あくびして目に涙がたまるのはいいけど、号泣しない、感情移入して泣いたりしない。これは最初に決めたことです。ほかにもいろいろあるけどあんまり言わない方がいいですよね。読者のみんなに捜してもらうほうが楽しいでしょう。<br>
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いやあ、なんか適当ですね。ゴロゴロしながら。
A: Conan doesn't cry, but that's about it. He might have tears in his eyes from yawning, but he won't wail, he won't cry from empathy. I decided this at the beginning. There are other things I decided, but it's better not to say them, isn't it? It'll be more fun for the readers to search for themselves.<br>
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─ 実は読者アンケートで一番多かったのが「登場人物の詳しいプロフィールが知りたい」という意見です。特に平次の誕生を知りたいという声が多いですね。<br>
ストーリーは、編集者との話し合いで決まるんですか?<br>
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へぇぇ。平次、いつだろうねえ。なんかしんないけどしし座っぽいなあ。
Q: Do you decide the story with the editor?<br>
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─ 確かに、色黒のせいもありますけど、8月っぽいですよね。そのうち、明かされるようなお話があったりするんですか?<br>
青山 はい、編集者と最初に話しながら決めていきます。これは前の話が終わったら仮眠をとって、すぐその日のうちにやります。フリートークのような感じで、トリックから話の流れから結末まで、一気に編集と一話分、つまりおよそ3~4週分を決めてしまうんです。だから大まかなスケジュールは、一つの話が終わって仮眠、その日のうちに立ち合わせ、そこから3日間でネームを上げて、またそこで打ち合わせ、それから4日間でペン入れ、仕上げという感じです。これで一週間。<br>
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ねえ。誕生日モノはやりたいですねえ。阿笠博士の誕生日はやりましたからね。10年かかってやっと(笑)。やっと1歳。53歳って、オレが描き始めたころは「けっこうおじいさんかなあ」って思ってたけど、今考えるとそんなおじいさんじゃないんだよね。63ぐらいにしとけばよかったかな?って、失敗した~と思って。
A: Yes, I first discuss with the editor and decide. When the previous case ends, I take a nap, then I discuss within that day. With a free-talk-like style, we discuss from the trick, the flow of the story, to the conclusion, and we decide one case at once – in another words, we decide what will happen for the next 3~4 weeks. So the overall schedule goes like this: one case ends, I take a nap, I meet with the editor within that day, then I finish the name (pre-manuscript) in three days, then I meet up with the editor again, and then I ink it, then I add the finishing touches in the next four days. This is my week.<br>
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─ みんなから「じいさん」とか言われたりするし、たしかに見た目おじいさんぽいですよね。<br>
休めないですね、全然。その間にもいろいろあるでしょうし。<br>
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うん。しまった~(笑)。
Q: You can't rest at all, can you? You must have other things to do within that period, too.<br>
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─ お茶の水博士くらい。<br>
青山 ええ、休めないです。原稿を完成して寝てるときぐらいしか休みはないですね。休載のときは旅行なんかもしますが、それでもコナンのことを考えていて完全に休みにはならない。息抜きは野球を見てるときぐらいですね。<br>
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そう。まるでお茶の水博士のパクリだから(笑)。
A: No, I can't rest. I rest only about the time when I sleep after finishing the manuscript. I might travel when Conan doesn't print, but even then I think about Conan so it's not truly a rest at all. I relax only about when I watch baseball.<br>
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─ 誕生日や血液型に関して言えば、本当にみんな「好きな人のことが知りたい」っていうのと同じ感覚なんですよね。特に血液型なんかは、蘭が「わたしもこの子と同じ血液型ですから」というところまでわかってただけに、みんな気になっていると思うんですが。<br>
コナンはこの先、どう展開していくのか誰もが興味のあるところですが。<br>
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血液型出しちゃうと、その血液型じゃない子が悲しむなあと思って、なんでもアリにしてあります。だからたぶんこれからも出しません。
Q: Everyone is curious about how Conan will develop in the future.<br>
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─ シャロン・ヴィンヤードの年齢は、何歳なんでしょうか?クリスは29歳だから、その親ぐらいだろうし・・・と、想像するのですが。<br>
青山 いや、それもいっぱい言わないのが楽しいでしょう(笑)。読者があっと驚くような展開を考えていますけど、今はまだ言えないことのほうが多いですね。<br>
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ねえ。フフフ。
A: It's probably more fun to not say much about that (laughs). I am thinking about a development that will surprise the readers, but for now there are more things that I can't say.<br>
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─ ジンはその年齢を知ってるのかな?と心配になったりもします(笑)。そのへんはそのうち大々的にわかってくるんですかね?<br>
仮に先生が数週間の休みを取ったとしても、誰もコナンを忘れる事はないし、人気が下がる事もない(編集部は困るが)。そういうところまで上がりつめたのに、先生はなおハードなスケジュールの中でコナンを書き続ける。そのエネルギーはどこから湧いてくるのか、不思議な気分になった。もう一つ、先生からは「仕事」という言葉が出てこないのだ。漫画を書くことはまぎれもなく先生にとって仕事なのだが、いわゆる「労働」というという意識とはまったく違うものだろうと思う。<br>
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フフフ。そうですね。けっこうそれは核心のところなんですよね。
Even if sensei does take a few weeks of vacation, no one forgets about Conan, and the popularity doesn't go down, either (though this will trouble the editorial department). Even though sensei climbed up to that point, he continues writing Conan amid an even more difficult schedule. I wonder about where such an energy come from. One more thing, sensei never said the word "job". Though writing manga is undoubedly a job for sensei, it seems to be completely different from the what is called "labor".<br>
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─ 結末を知りたいという声も多いのですが、それをおうかがいするわけにはいきませんので、あっさりした質問に。新一は、3年間ひとり暮らしをしているという設定ですが、その間の家事はどうしていたんでしょうか?<br>
漫画家にとって大事なことって何なんでしょう?たとえば漫画家を目指す人たちにアドバイスするとしたら。<br>
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食事は自分が作ったり、あとは蘭が作ったり、博士が作ったり。料理ぐらいはできるんじゃないかなあ。今はコンビニとかもあるし。
Q: What is important for a manga artist? What would you advise people who want to become manga artists, for example?<br>
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─ 復活したときに、朝トーストだけしか食べてなかったから、こりゃ料理はしなかったんじゃないかな?と思ったんですよね。<br>
青山 なんだろう・・・・・・。僕はあんまり自分で「ああ、俺は漫画家なんだな」と強く意識するような瞬間ってないんだけども。まあ基本的には好きっていうのがありますよね。好きじゃなきゃやっていけない。あとは、好奇心を持つこと。ありきたりですけど、これぐらいしか思いつかないですよね。好奇心っていうのは、たとえばすっごくつまらない映画を見て「つまんねー!」って終わるんじゃなくて、俺ならここはこうするのに、とか、こうすればどんどん面白くなるのにと考えていくようなことかな。面白い映画はそのままでいいんだけど、つまらない映画を見たときにそこで何を考えるのか。だから案外、つまらない映画のほうが結果的には自分にはよかったりします(笑)。それから、世の中のことで自分が知らないことはたくさんあるでしょう。アニメに関しての話なんだけど、視聴率で「F1, F2」という専門用語を聞いたとき、あ、これで何かできないかなと考えちゃったりしましたね*。新しいことを見たり聞いたりしたときに、何かできるんじゃないかと考えるのは大事なことです。<br>
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ハハハ。あ~それはある。
A: I wonder . . . I never had a moment where I had a strong sense that I am a manga artist.You might say that, at the core, you have to like it. You can't continue if you don't like it. Also, you must have a sense of inquisitiveness. These might be common, but that's all that I can think of. On inquisitiveness, say you see a boring movie. Don't say "Boooring!" and be done with it, for me I would think about how this part should be like this, how if this is done then it will be come more and more interesting – things like that. Interesting movies are fine the way they are, but what are you doing to think when you see a boring one? That's why boring movies are surprisingly better for me results-wise (laughs). Also, there are a lot of things that you don't know about in this world, right? In a story related to anime, when I heard of the terminologies "F1, F2" for ratings, I end up thinking if I could make something out of them or not.* It's important to think about what you can do with things you've never heard of before.<br>
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─ 蘭がフサエ・キャンベルの限定アイテムのため並んだことがありましたが、結局何を買ったんでしょうか?蘭ちゃんだし、お財布とかかな?と思うのですが。<br>
*テレビの視聴者の年齢増をあらわす記号。F1は20~34才の女性、F2は35~49才の女性である。その他は次の通り。<br>
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何買ったんだろうなあ、じゃ、お財布にしときましょう。今度財布出すときに、(アシスタントに)「これ、いちょうの葉っぱ描いといて」って。見た人が、「ああ、これ買ったんだ」って。ハハハ。
F3=女50才以上、M1=男20~34才、M2=男35~49才、M3=男50才以上、C1=男女4~12才、C2=男女13~19才。<br>
 
*Symbols representing TV viewers' age groups. F1 = female, 20~34; F2 = female, 35~49; others are as follows:<br>
 
F3 = females 50 and above; M1 = male, 20~34; M2 = male, 35~49; M3 = males 50 and above; C1 = children, 4~12; C2 = children, 13~19.<br>
 
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頭が常に創作の方を向いているんですね。創作脳というか。<br>
 
Q: Your head constantly turns toward creative work, doesn't it? Creative brain, perhaps.<br>
 
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青山 そうですね。だからやっぱり好きじゃないとだめでしょ。普通は旅行に行ったらなんにも考えずのんびりするんだけど、僕もそうしようとは思うんですが、つい普段の癖で何かネタになりそうなことはないかなと。基本的にマジメってこともあるんです(笑)。ただしあんまり根を詰めるとダメなんですけども。<br>
 
A: That's true. That's why you have to like it, in the end. You're usually carefree without any thoughts if you travel, and I try to do that, too, but I end up thinking about if I can find material to work with out of habit. At the core, there's an aspect of diligence (laughs). You shouldn't strain your nerves too much, though.<br>
 
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腱鞘炎は大丈夫ですか?漫画家は腱鞘炎との戦いだ、といわれますが。<br>
 
Q: Are you all right from tendonitis? They say that being a manga artist means a fight against tendonitis.<br>
 
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青山 一回なりかけて、ヤバイなというときがありました。元々、筆圧が強いので腱鞘炎にはなりやすいタイプなんです。それからは描き方を変えましたね。細マジックで、何度も線をなぞって太くしていくんですよ。ピグマの0.1ミリというペンがあるんですが、それでサッサッと。そうすると腕に力を入れなくてもすむんです。絵は背景と重要じゃない登場人物以外は、自分で描いています。クルマを含めた背景、それに人物で言うと鑑識とか名前のない警察はアシスタントに任せて、名前のある人物については僕がやるという分け方です。<br>
 
A: There was one time when I almost got it. I always had strong pressure on the pen, so I'm the type who easily gets tendonitis. I've changed my drawing style since then. I use a thin marker and trace over the same line many times to make it thicker. I use the PIGMA 0.1mm pen. That way, I don't have to put much pressure on the arms. Except for background and unimportant characters, I draw everything. Meaning, I leave things like backgrounds with cars, CSI's and police people without names to assistants, then draw the characters who have names myself.<br>
 
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絵に関して、影響を受けた漫画家さんというと誰でしょう?<br>
 
Q: On the art, which manga artist did you receive influence from?<br>
 
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青山 「ルパン三世」のモンキー・パンチさんですね。コナンがお酒を飲んで元の身体に戻るときがあるでしょう?あの「白乾児(パイカル)」というお酒は、「ルパン三世」に出てくるすごくかっこいい魔術師の名前なんです。あとはあだち充さん、意外なところでは少女漫画家の松苗あけみさんかな。それから大友克洋さんは世代的に、僕らの年齢だとみんな多かれ少なかれ影響を受けているんじゃないかな。<br>
 
A: Monkey Punch, of Lupin III. There's a time when Conan drinks some alcohol and reverts back to his former body, right? The alcohol called Paikaru comes from the name of a magician that appears in Lupin III. I would also say Mitsuru Adachi-san, and surprisingly a shojo manga artist named Akemi Matsunae-san, I think. And people my age all received influence to some degree from Katsuhiro Otomo-san, I think. (Ha ha, I wonder if Miyano Akemi's name comes from Matsunae Akemi's . . . it sounds like it does, doesn't it?)<br>
 
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先生は独身ですが、結婚したら今の生活は続けられないですね。<br>
 
Q: Sensei is single, but if you marry you can't continue living like this, can you?<br>
 
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青山 無理でしょう。生活が変わっちゃったら、今のペースは維待できない。最初にコナンを立ち上げたときも、「これは大変だよな」と思いました。で、実際やってみたら本当にあまりに大変なんで、もう上の人からどうこう言われるんならやらない。勝手にやらせてくれなきゃいやだと言ったぐらいです。そうやって、生活も作品も好き勝手にやっているから続けていけるんでしょうね。コナンをドイルにしろとか、服部を純然たるライバルにしろとか、そういうことは言われてきたけど、それは僕が考えてることと違うので。そこは作家として主張してきました。だからずいぶん好きなようにやっています。好きなことを、好きなように・・・・・・心身ともに大変ではあるんですが、結局はそこに尽きると思っています。それで、そうやって生きていける自分はやっぱり幸せなんですよね。アイデアが枯れてもう何も出なくなるまで、もしくは読者から「おまえはもういらない」と言われるまで、漫画家としてずっとやれたらいいと思っています。口では「あー、もうやめてえ~!」と言うことはあってもね。<br>
 
A: No, I can't. If my lifestyle changes, I can't continue the current pace anymore.* When I started Conan, I thought that this would be a lot of work. When I actually started, it was truly so much work that I don't do what my superiors say. I even said that I won't do anything unless they let me do whatever I want to do. This way, I can continue because I'm doing whatever I want in life and in my work. I was told to change the name from Conan to Doyle, to make Hattori into an absolute rival, things like that, but that's different from what I'm thinking. In that aspect, I insisted on my way as the artist. So I've been doing whatever I want. You should do what you like, as you like . . . This may be quite troublesome to both mind and body, but in the end I think that I want to be consumed there. Therefore, I'm happy, after all, because I'm living this way. I think I want to continue being a manga artist until ideas run dry, or readers tell me that they don't need me anymore. Though I might say "Aaaah, stooop!" from time to time. *There seems to be a typo here - I can't find the meaning of 維待anywhere – so I guessed at what it meant.<br>
 
</spoiler>
 
  
Raw Images
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─ あんまり大きいバッグとか買ってなさそうですもんね。蘭はおこづかいもらってなさそうだし。<br>
<spoiler>
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ああ、そうそう。そうだね。安いんですよ。いいものだけど、リーズナブルで。
[[File: Conan Drill Interview 1.jpg|520px|]][[File: Conan Drill Interview 2.jpg|300px|]][[File: Conan Drill Interview 3.jpg|300px|]]
 
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[[File: Conan Drill Interview 4.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 5.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 6.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 7.jpg|280px|]]<br>
 
[[File: Conan Drill Interview 8.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 9.jpg|280px|]][[File: Conan Drill Interview 10.jpg|280px|]]
 
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===Love Conan (Rabu Conan) Interview RAW===
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本当にいろんなこと調べで描いていかないといけないんですね。その分野の専門的なことがわかってないと描けないことが多いから、リサーチが大変ですよね?<br>
ラブコナン―名探偵コナンオフィシャルファンブックforガールズ,2004/3/31<br>
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それはもう「聞いてきて」って頼んだり、ネットで調べたり。だから釣りの話を描くときには、えらく釣りに詳しくなったりしましたからね。あと熊の話を描くときには、熊の習性にまで詳しくなってたり。犬に詳しいときもあったなあ。
http://conan-4869.net/post-19909 <BR>
 
Raw Text
 
<spoiler>
 
女の子向けの本ということで、いきなりですが、先生の好みの夕イブからうかがってもよろしいですか?<br>
 
ああ~!?(大爆笑)いいですよ。
 
  
登場人物でいうと、どのキャラクターが好みなんでしょうか?<br>
+
(笑)おもしろいですね。<br>
女の子で言ったら蘭ですね。あとはコナンのお母さんの有希子。有希子のモデルは、峰不二子です。実は髪形もパクリなんですよ。
+
犬種とかね。どんどん忘れちゃうけどね。
  
だからあんなに胸が大きいんですか。<br>
+
動物もけっこう出できますよね。先生ご自身は動物お好きなんですか?<br>
みんなが好きそうな人がけっこう好きなんですよね。
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う~ん。かなあ?灰原は動物好きですけどね。オレは子どものときに犬飼ってて、それが死んじゃったのが悲しくて・・・。<br>
 +
いつかは死んじゃうのかと思うと飼えないんですよ。ロボツト犬ってのがあったじゃない。あれを買ったんだけど。
  
先生の作品に出てくる女の子って、みんなスタイルいいですよね。<br>
+
すぐあきちゃいました?<br>
そうですね。怪盗キッドが出てくる「まじっく快斗」のヒロイン(中森青子)が、胸ない設定なんですけどね、唯一。あれも「桃子」じゃなくて「青子」なんですね。
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うん。知り合いにあげちゃいました(笑)。ロボット犬って本当に成長してくんですよ。段階を追って。最初のうちはなかな’か歩かなくって。で、徐々に歩きだすんですけど。そろそろ歩くかな?っていうときに、立ちそうで立たない感じが気持ち悪くって。あれはちょっとリアルすぎて・・・怖かった。
  
ああ、色でちょうど桃子ちゃんのファンだったころに描かれた作品なんですね。<br>
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けっこういろんな場所が出てきますけど、実際に描かれるときは、やっぱり取材に行かれるんですか?<br>
そうそう、そのころ。で、中森明菜も好きだったから「中森」に。<br>
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今載ってる話は沖縄なんですけど、沖縄は行ってませんよ。カメラマンの人に、那覇空港とかいろいろ撮ってきてもらいましたけど。
ハハハ。胸も大きいし、変装もできるし。ハーレーに乗って革ジャンも着ちゃいます。変装の技術なんかもルパン三世から来てますね。
 
  
具体的に女優さんでは誰か、いらっしゃいますか?<br>
+
そうなんですか。行けるわけではないんですね。お時間もないし。<br>
そうですね。昔は菊池桃子。今は・・・ちょっと前までだと広末(笑)。あと優香とかね。
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NYのときは行きましたよ。よく「作者取材のため休載します」というのがあるけど、締め切りに追われてヤバイから休載なんじゃなくて、本当に取材に行ってたんですよ(笑)。NYは別としても、東京ばっかりじゃつまんないからね、けっこうコナンたちは旅行することが多いんですよ。
  
ちょっと癒し系っぽい優しい感じの人がお好きなんですね。<br>
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また新しい県警の人とか出てくるとうれしいのですが。<br>
中森明菜はどっちかっていうときつめですよね。松田聖子より中森明菜が好きだったんですよ。
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ねえ。大変ですよ。いろいろ考えるのが。群馬、静岡、神奈川・・・、埼玉は横溝刑事がいなくなっちゃったから。本当はね、刑事の転勤ってないんだよね。はじめは、横溝をいろんなところに転勤させて、行ったら「オマエもまたここにいたのか!」っていう設定にしたかったんだけど、はじめに転勤させたときに「転勤ってないんですよ」って言われて。
  
聖子ちゃん派、明菜ちゃん派ってありましたもんねえ。
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特に警察関係の方に叱られるってことはないんですよね。<br>
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それはないんだけど、警察関係に詳しいファンの人とかいて。『WEBサンデーの次号予告で、「高木刑事が鳥取に転勤?」とか書いてあったから、「転勤なんて絶対ありえない!」と思ったけど、合同捜査本部に行くんだったからあり、さすが青山先生』って書いてあって、よかった~。あぶないあぶない(笑)。「合同捜査ならセーフだけど、転勤はどう考えてもない!」・・・ってこと!
  
物語では幼なじみ同士の恋愛が同時進行していますが、先生は幼なじみの女の子を好きになったことはないですか?<br>
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黒の組織は全部で何人くらいなのでしよう?<br>
う~ん。ないですね。(即答)
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ああ、いっぱいいそうですよね。
  
─ そうなんですか?子どものころよく探偵ごっこをされていたとうかがっています。その中に女の子がいたりしなかったんですか?<br>
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─「あの方」の正体を知りたいという声も多いです。メールが日本語だったので、日本人なのでしょうか?<br>
ああ、う~ん。そこにはいなかったんだけど、小学校のとき山にキャンプに行く授業があって、入っちゃいけない奥に行って迷っちゃって・・・。オレたち男の子グループのほかに女の子グループも来てて。そこで会っていっしょに出ることになったんだけど、その中に好きな女の子はいました(笑)。
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さあ・・・どうだろう。みんな細かいところまで見てるんだねえ。
  
なんだか楽しそうですね。おいくつぐらいのときですか?<br>
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考えてみたら、ジンとかも国籍は明確にされてないですよね?<br>
小学生ですね。だから木の切り株を見て方角を判断して・・・。かなり迷っちゃったもんだから、女の子とか泣き出しちゃったりして。「やべえなあ」ってことになって。なんとか大回りして出たんだけど、ただ帰ったら怒られると思ったから、みんな着く直前に泣きまね。みんなに「泣きまねだぞって言ってね(笑)。
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ねぇ、裏設定では「黒澤陣っていう名前が」(笑)。ハハハ。<br>
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「えええっー!ジンって名前なんですか!?ウオッカらしき「魚塚三郎」っていう名前は、名簿のところにありましたが。<br>
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ああ~名簿描いた描いた!あれ、見えないけど魚塚三郎の隣に本当は黒澤陣って書いてあるんだよね。実は、ハハハハ(笑)。
  
ずるい(笑)。そしたら怒られないですみました?<br>
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見えなさすぎですよ(笑)まさかそんなダジャレでコードネームつはつけられていないはず!と思っていたのですが~(笑)。
怒られませんでしたねえ。「怖かったよ~」とか言って。まったく怖くなかったのにね。すっげえ楽しかったんだけどね。
 
  
先生が応援したい作中のカップルは誰と誰ですか?<br>
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42巻まで、黒の組織やFBlは謎が多くて、赤井秀一はあやしいー!と思ってたんですよね。だから「ええ~つー!」って。<br>
それはやっぱり新一と蘭だね。新一がちっちゃくなっちゃってうまくいかないし。
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いい人なんですよ。ハハハ(笑)。ちょっと陰があってね。わけあって陰があるんだけどね。フフフ(笑)。
  
読者も新一だけじゃなく蘭のことも好きで、ふたりを応援したいという感じですよね。<br>
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あやしすぎー!でしたよね。目が冷たいし。<br>
ああ、出だしがそうでしたからね。最初から好きあってる、両思いだってわかってるからじゃないでしょうかね?たとえば話の途中まで嫌いなフリしてて、コミックスで言うなら8巻くらいで急に「ああ、好きだったのかな?」っていうんじゃなくて、最初からだったからかな。それでいてちっちゃいからうまくいかないじゃないですか。
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オレのキャラで目のところに斜線が入るのは、ヤツだけなんだよね(笑)。死んだ人にしか入れないんだけどね。けっこうお気に入りキャラでね。声が池田秀一さんだし。
  
そこがまた切なくて、みんな応援したくなるのかもしれないですよね。登場人物はみんな、基本的ににぶいですよね。<br>
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先生ご自身が声優さんをリクエストされたという話ですよね。<br>
あ、そうそうそう。声優の林原めぐみさんにも言われましたよ。「なんかにぶすぎ」って(笑)。たぶん「自分のことじゃないだろうな」と思ってるからだろうね。
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そうそう。正月のスペシャルで出てきたとき「かっこいい~。すげぇかっこいい」とか言って。あれはよかったなぁ(しみじみ)。
  
そのじれったい感がまた、読んででみんなおもしろいんでしょうね。<br>
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新出先生はアメリカで何をしていたんですか?<br>
よし、じゃあもっとじれったくしよう(笑)。
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ねえ。医者だったんじゃないんですか?わかんないけど。違うのかなあ?もうねえ、新出先生がベルモットだったってことがわかったら新出先生ファンからえんらい苦情が来て(笑)。
  
– (笑)けっこう「哀ちゃんとコナン君をなんとかしてあげてほしい」っていう声もあるんですよ。<br>
+
─ もう二度と出てこないのかと思ったら、ちゃんと帰ってきてよかったです。<br>
はいはい。ああ~。無理無理(笑)。
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帰ってきましたよ~!あんまりだなと思ってね。あれはあれで、けっこうおもしろいキャラだと思って。
  
– やっぱり無理なんですか?哀ちゃんは、工藤くんと江戸川くん、どっちのことが好きなんですか?<br>
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─ 優しい人だっていうのが、みんなにもわかったし。<br>
ちっちゃいほうが好きなんでしょうかね?コナンのほう。林原さんに「でっかいヤツはいいから、ちっちゃいほうちょうだいよ」って言われてますからね(笑)。
+
性格までまったく同じというね(笑)。新出先生、いろいろこれからヤバイ目に遭うかも・・・なんて。
  
年齢的にいうとやっぱり佐藤刑事と高木刑事が先かな?っていう感じもして。そう思っているファンがたくさんいるんですよ。「頼むから結婚させて!」という。<br>
+
ぐええっ!そうなんですかあ?聞いておいて聞きたくないような(笑)。<br>
ハハハ。やっぱり結婚してほしいんだ。どうかなあ・・・。
+
元ベルモットが住んでいた場所ですからね。いろんなものが残されているかもしれない。そこに残っているものを見つけちゃったらヤバイ。
  
そのうちって感じですか?うけっこういいところまで進展してますね。<br>
+
洋服や持ち物について…コナンくんは、新一くんの子どもの洋服を着ていますが、哀ちゃんは、一から買ってるんですかね?<br>
そうそうそう(大爆笑)。あれはけっこう描いていて楽しいですよ。新一たちとくらべると、高木と佐藤はなんの障害もないしね。
+
はあ~、そうですよね。博士が買うわけないよね。
  
白鳥警部さえいなければ。<br>
+
本当におとながちっちゃくなったような、おねえさんぽいカッコしてますよね。<br>
ああ、白鳥かあ(笑)。そうそう。
+
そうそうそう。灰原はCanCamとか見てるしね。ああいう雑誌も買ってきてもらってますよ。昔は自分で買ってたんだけど、コンビニの人にすこい変な顔されて。ほら女性雑誌をまとめてバーッと買ったりしてたから…それで、自分で買うのやめたんです。
  
もう、あのトロピカルマリンランドの尾行の話がもんのすごくおもしろかったです。あんな聞き間違いってあり?って。<br>
+
そういう雑誌を見ながら、洋服とか描いてらっしゃるんですか?<br>
「ヘロイン」と「披露宴」、血の「血痕」と「結婚」とかね。あれはもう本当にノリノリで描いてましたね。
+
その中から、気に入った描きやすそうな服を見つけて取り入れたりしてるんですけどね。水着が出てくることになれば、流行の水着とかね。大体アニメ化されるのが1年後なんで、本当に最新のものじゃないと、アニメになったときに「もう古い」ってなっちゃうからね。ガン黒だってもうギリギリだったもんね。ハハハ(笑)。<br>
 +
あれもアニメ化にされたころはもうヤバイって感じで。オレが描いてるころはバリバリに流行ってたんだけど、アニメのころにはもう田舎の子しかやってないような状態で。
  
それにしても佐藤刑事のあのモテっぷりはなんなんでしょうかね?他の県警の人たちまで。目暮警部と干葉刑事以外のみんなが好き!っていう感じですよね。<br>
+
時間差はちょっとファッション的にはつらいですね。<br>
ねえ。すごいねえ(笑)。男ばっかりの仕事場で女の人がいたら、モテモテなんですよ。
+
つらいよね。だからルーズソックスってあんまり描いてないんだよね。すたれるだろうなと思って描いてなかったんですけど。でも未だにず~っと残ってるから、「なんだよ。描いときゃよかったな!」って。
  
捜査一課では、佐藤さんだけなんですか?<br>
+
(笑)そのへんご苦労がありますね。
そうですね。描いてないけど、いるかも?でもいたらかわいそうだよね。ハハハ。
 
  
本当ですよ~。でもあのぐらいモテてると、読んでるほうも気持ちがいいですよ。
+
米花町や杯戸町、モデルにしてる街は、ありますか?<br>
 +
名前はね、米花町はベイカー街、杯戸町はハイド・パークからだけどね。街自体はどこかな~?
  
以前、先生も「小五郎さんは陣内孝則さん」などいくつかお答えいただいていますが、現在でも実写にしたらどなたっでいうのはありますか?ファンからは「実写は反対」という意見が圧倒的に多いのですが。<br>
+
PAPCOのあたりは、本当に渋谷公園通りのPARCOのところのように見えたので、渋谷に近い?と思ったりするのですが。<br>
オレとしては、新一のお父さんの優作は、やっぱり松田優作さんがよかったなあ。松田優作大好きだったからなあ。そうかあ。実際になるとおもしろいけどね。オレは見てみたいんだけどね。昔インターネツトで、いろいろそういう話題があって、「工藤新一役は滝沢くん」って書いたら、原作者のオレがそう言ってるのに、ファンの子が「絶対イヤ~!タッキーじゃない~!」みたいなこと書いてきて(笑)。わりとオレは、みんなに人気があって、なんかよさそうだなって人を適当に言っただけだったんだけどさ・・・。
+
そうかあ、まったく考えてなかった(笑)。適当に。その当時住んでいる町のそばの雰囲気をね。北干住に住んでいるときはそのあたりの感じで。都心から、ほんの少し離れたところのイメージですね。
  
アンケートでは、平次役の候補ももっと出てくるかなと思ったんですけど、意外と出てこなくて。<br>
+
でも、いろんなものありますよね。遊園地もあるし、映画館もショッピングセンターもみんなあるし。<br>
いないんじゃないですかね?色黒で・・・いないよねえ。
+
どんどんでかくなってますよね。
  
先生がいちばん最初に「名探偵コナン」を描き始められたころ、女性の読者やファンっていうのは意識はされてましたか?<br>
+
街に入りきらなくなっでますよね(笑)。米花町は五丁目までなんでしょうか。<br>
う~ん。でもこんなにねえ、女の人に受けるとは思ってなかった。ラブコメの要素がわりと強くなってからだろうね。女の人多いなあって思うね。ファンレターを見てると、男の子は中学生ぐらいまでで、そこから上はほぼ女の人ですね。けっこう主婦の人に人気があるみたい(笑)。
+
かなあ?そんなこと聞かれても(笑)。あれもね、順番に火をつけていく連続放火事件のときに何丁目だか出さないといけなくなってね。「五丁目あたりにしといたら?」って言われて五丁目に。以前出した本で、「地図描け」って言われたんだけど、描けねえなあ。合わないんだよね、アクセスとかいろいろなことが。
  
特にアニメは子どもといっしょに見ていたら、自分のほうがハマッちゃったっていうお母さんは、多いと思いますよ。映画館に行くともう、お母さん世代の人のほうが多いくらいですよ。子どもとお母さんの数が合っていないような。<br>
+
最初っからこういう街っていうのが、あるわけじゃなくて、ここを描き、ここを描き…で、ここはつながる?っていうような。<br>
(笑)「はじまったころは高校生だったのに、私も「一児の母です」っていうファンレターが来て。やべえなって思ったりしてね。
+
つながらないつながらない。東都タワーは東京タワーなんだけどね。架空のものと本当のものと混ざっているような感じですね。
  
先生が特に印象に残っている犯人はいますか?事件を起こさせちゃったけど、実は気に入っているとか。<br>
+
最後になりますが、今後事件を起こしたいというか、どこか先生が行きたい、という街はありますか?<br>
やっばり月影島のときの、あの麻生成実。あれは死んじゃいましたからねえ。犯人はなかなか殺さないんですけどね。印象に残ってるのは、それだねえ。
+
それはやっぱりロンドンですね。メシはまずいって間きますけど。ロンドンですごい事件を起こさなければいけない。
  
最初からその話は、最後殺しちゃうって決めていたんですか?<br>
+
それはじっくり取材に行ってらしてください。でもロンドンといえばホームズの本拠地、もう「決戦の場」になりそうですね。<br>
ああ、それはもう決めてたね。「今回は」って。あとは外国人でなんとかロバート。あの、絡繰峠の蜘蛛屋敷。あれもかわいそうな・・・。
+
ハハハ(笑)。いやあ、ロンドンはきっとラブコメの、蘭と新一のね。ラブコメの決戦の場で。
  
「SHINE」と書いて「死ね」と読んでしまったという。<br>
+
ラブコメの決戦の場!どんなことになるんでしょう?ぜひぜひ読みたいです。これからも楽しみにしでいます。
もうあれはかわいそうすぎてね。自分で描きながら「やっばかわいそすぎるなコレ」と思ったりしてね(笑)。そんな意昧じゃなかったのに、自殺に追い込んじゃって、そのために殺人までしちゃつて・・・。アシスタントにまで「なんで?なんでこんな話描くの?」って言われたりして。描いてる最中に。
 
  
アシスタントの方がそういうこと言ったりするんですか?<br>
+
歩美ちゃんのおうちについてお聞きしました。<br>
言いますよ。つまんなかったらつまんないって言うし。「今回のはなかなかよかった」とか言うしね。
+
はじめのうちは、光彦がいちばんおぽっちゃんみたいたったんだけど、映画「世紀末の魔術師」のときに、キッドが歩美ちゃんのところに寄ることになって。だから急遽、歩美ちゃんの家を高層マンションにしたんですよね。<br>
 +
それまでそんなこと夢にも思ってなかったのに。気がついたら歩美ちゃんがいちばん金持ちじゃん!(笑)。なんだか、歩美ちゃんのお父さんはパイロットとかね。ひみつのアッコちゃんのお父さんが船長みたいな、そんな感じかなぁ?
 +
</spoiler>
  
─ 怪盗キッドなど、他の作品からのグストキャラも人気を集めていますが、先生としてはこの反響はどう思われますか?<br>
+
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150147160606/love-conan-interview-2004-english link]<br>
怪盗キッドを出すときに「こんな勝手なことしていいのかなあ?」と思ったりしたんだけど(笑)。松本零二先生とかよく出すじゃないですか。999にハーロックとかエメラルダスとか。あんな感じが好きなんですよね。そいつはそいつでちゃんとした話を持ってるんだけど、ゲストで出てるんだっていうのがいいなあと。<br>
+
<spoiler>
最初、怪盗キッドを出したとき、インターネットで見たら、まじっく快斗ファンが大熱狂してて。「コナンなんかに負けないわよ!っていうコメントがいっばいあって(笑)、ちょっとした騒ぎになりましたね。でも「まじっく快斗」と違って、怪盗キッドの部分しか描いてませんからね。黒羽快斗じゃなくて。あと、キッドが思ってることは出てなくて、コナンが見た部分だけを描いてるという。だから言葉つかいもキザで・・・。
+
Our magazine is for women, so forgive us for such a sudden question, but can we ask what is sensei’s favourite girl type?
  
─ キザですよね。新一くんといい勝負くらいですよね。<br>
+
What?! (laughs) Okay.
ああ、なんでキザになっちゃうんだろうなあ(笑)、主人公が。セリフ考えるの大変なんですよね~。
 
  
─ かっこいいセリフは、小説とか映画を参考にされてるんですか?<br>
+
Judging from the characters that are appearing in your work, which one is your favourite?
いやあ、なんか適当ですね。ゴロゴロしながら。
 
  
─ 実は読者アンケートで一番多かったのが「登場人物の詳しいプロフィールが知りたい」という意見です。特に平次の誕生を知りたいという声が多いですね。<br>
+
If I have to chose from girls, it’s Ran. And Conan’s mother, Yukiko. Yukiko was modelled after Fujiko Mine, and, to be honest, I borrowed her hair style.
へぇぇ。平次、いつだろうねえ。なんかしんないけどしし座っぽいなあ。
 
  
─ 確かに、色黒のせいもありますけど、8月っぽいですよね。そのうち、明かされるようなお話があったりするんですか?<br>
+
That’s why her chest is so big.
ねえ。誕生日モノはやりたいですねえ。阿笠博士の誕生日はやりましたからね。10年かかってやっと(笑)。やっと1歳。53歳って、オレが描き始めたころは「けっこうおじいさんかなあ」って思ってたけど、今考えるとそんなおじいさんじゃないんだよね。63ぐらいにしとけばよかったかな?って、失敗した~と思って。
 
  
─ みんなから「じいさん」とか言われたりするし、たしかに見た目おじいさんぽいですよね。<br>
+
Hahaha. Her chest is big, yeah, and she also can disguise herself. She also rides Harley and wears leather jackets. The whole disguising technique came from Lupin the Third.
うん。しまった~(笑)。
 
  
─ お茶の水博士くらい。<br>
+
Do you have any favourite actresses?
そう。まるでお茶の水博士のパクリだから(笑)。
 
  
─ 誕生日や血液型に関して言えば、本当にみんな「好きな人のことが知りたい」っていうのと同じ感覚なんですよね。特に血液型なんかは、蘭が「わたしもこの子と同じ血液型ですから」というところまでわかってただけに、みんな気になっていると思うんですが。<br>
+
Right… Some time ago it was Kikuchi Momoko. Now… Hirosue :) And Yūka, I guess.
血液型出しちゃうと、その血液型じゃない子が悲しむなあと思って、なんでもアリにしてあります。だからたぶんこれからも出しません。
 
  
─ シャロン・ヴィンヤードの年齢は、何歳なんでしょうか?クリスは29歳だから、その親ぐらいだろうし・・・と、想像するのですが。<br>
+
Looks like you like women with sweet and comforting personality.
ねえ。フフフ。
 
  
─ ジンはその年齢を知ってるのかな?と心配になったりもします(笑)。そのへんはそのうち大々的にわかってくるんですかね?<br>
+
I like women most people like. 
フフフ。そうですね。けっこうそれは核心のところなんですよね。
 
  
─ 結末を知りたいという声も多いのですが、それをおうかがいするわけにはいきませんので、あっさりした質問に。新一は、3年間ひとり暮らしをしているという設定ですが、その間の家事はどうしていたんでしょうか?<br>
+
All girls appearing in sensei’s works have a great sense of style.
食事は自分が作ったり、あとは蘭が作ったり、博士が作ったり。料理ぐらいはできるんじゃないかなあ。今はコンビニとかもあるし。
 
  
─ 復活したときに、朝トーストだけしか食べてなかったから、こりゃ料理はしなかったんじゃないかな?と思ったんですよね。<br>
+
Right. Nakamori Aoko, a character from the manga [Magic Kaito], where Kaito Kid first appeared, has a small chest, and she’s the only one. And she’s not [Momoko], but [Aoko].
ハハハ。あ~それはある。
 
  
─ 蘭がフサエ・キャンベルの限定アイテムのため並んだことがありましたが、結局何を買ったんでしょうか?蘭ちゃんだし、お財布とかかな?と思うのですが。<br>
+
I see. By color. You drew her when you were a fan of Momoko-chan?
何買ったんだろうなあ、じゃ、お財布にしときましょう。今度財布出すときに、(アシスタントに)「これ、いちょうの葉っぱ描いといて」って。見た人が、「ああ、これ買ったんだ」って。ハハハ。
 
  
─ あんまり大きいバッグとか買ってなさそうですもんね。蘭はおこづかいもらってなさそうだし。<br>
+
Yes-yes. At that time. And she is Nakamori, because I liked Nakamori Akina. I liked her more than Matsuda Seiko.
ああ、そうそう。そうだね。安いんですよ。いいものだけど、リーズナブルで。
 
  
─ 本当にいろんなこと調べで描いていかないといけないんですね。その分野の専門的なことがわかってないと描けないことが多いから、リサーチが大変ですよね?<br>
+
There were Seiko-chan fraction and Akina-chan fraction, yeah…
それはもう「聞いてきて」って頼んだり、ネットで調べたり。だから釣りの話を描くときには、えらく釣りに詳しくなったりしましたからね。あと熊の話を描くときには、熊の習性にまで詳しくなってたり。犬に詳しいときもあったなあ。
 
  
─ (笑)おもしろいですね。<br>
+
You have a lot of childhood friends sweethearts in your works, is it because you had one?
犬種とかね。どんどん忘れちゃうけどね。
 
  
─ 動物もけっこう出できますよね。先生ご自身は動物お好きなんですか?<br>
+
Nope. I didn’t.
う~ん。かなあ?灰原は動物好きですけどね。オレは子どものときに犬飼ってて、それが死んじゃったのが悲しくて・・・。<br>
 
いつかは死んじゃうのかと思うと飼えないんですよ。ロボツト犬ってのがあったじゃない。あれを買ったんだけど。
 
  
─ すぐあきちゃいました?<br>
+
Really? You played detective a lot when you were a child, you didn’t have girls as friends?
うん。知り合いにあげちゃいました(笑)。ロボット犬って本当に成長してくんですよ。段階を追って。最初のうちはなかな’か歩かなくって。で、徐々に歩きだすんですけど。そろそろ歩くかな?っていうときに、立ちそうで立たない感じが気持ち悪くって。あれはちょっとリアルすぎて・・・怖かった。
 
  
─ けっこういろんな場所が出てきますけど、実際に描かれるときは、やっぱり取材に行かれるんですか?<br>
+
Yeah. Nope. I didn’t have, but at the elementary school I was taken camping to the mountains, it was a lesson, so I had to, I was the last and I lost… And came to girls’ group. When we met, I left the cave with them.
今載ってる話は沖縄なんですけど、沖縄は行ってませんよ。カメラマンの人に、那覇空港とかいろいろ撮ってきてもらいましたけど。
 
  
─ そうなんですか。行けるわけではないんですね。お時間もないし。<br>
+
There was a girl I liked in there :)
NYのときは行きましたよ。よく「作者取材のため休載します」というのがあるけど、締め切りに追われてヤバイから休載なんじゃなくて、本当に取材に行ってたんですよ(笑)。NYは別としても、東京ばっかりじゃつまんないからね、けっこうコナンたちは旅行することが多いんですよ。
 
  
─ また新しい県警の人とか出てくるとうれしいのですが。<br>
+
Sounds really funny! How old were you?
ねえ。大変ですよ。いろいろ考えるのが。群馬、静岡、神奈川・・・、埼玉は横溝刑事がいなくなっちゃったから。本当はね、刑事の転勤ってないんだよね。はじめは、横溝をいろんなところに転勤させて、行ったら「オマエもまたここにいたのか!」っていう設定にしたかったんだけど、はじめに転勤させたときに「転勤ってないんですよ」って言われて。
 
  
─ 特に警察関係の方に叱られるってことはないんですよね。<br>
+
Elementary school student. So I were able to get the direction from tree stump… But still I really was lost, and girls started to cry. We kind of made a long way around, and returned. We thought everyone would be angry at us, so everyone started crying before we reached the meeting point. I called it fake tears :)
それはないんだけど、警察関係に詳しいファンの人とかいて。『WEBサンデーの次号予告で、「高木刑事が鳥取に転勤?」とか書いてあったから、「転勤なんて絶対ありえない!」と思ったけど、合同捜査本部に行くんだったからあり、さすが青山先生』って書いてあって、よかった~。あぶないあぶない(笑)。「合同捜査ならセーフだけど、転勤はどう考えてもない!」・・・ってこと!
 
  
─ 黒の組織は全部で何人くらいなのでしよう?<br>
+
That’s cheating :) And? Everyone were angry?
ああ、いっぱいいそうですよね。
 
  
─「あの方」の正体を知りたいという声も多いです。メールが日本語だったので、日本人なのでしょうか?<br>
+
They weren’t. We said [it was scary], but it wasn’t scary at all. It was really fun.
さあ・・・どうだろう。みんな細かいところまで見てるんだねえ。
 
  
─ 考えてみたら、ジンとかも国籍は明確にされてないですよね?<br>
+
Which couple sensei wants to support?
ねぇ、裏設定では「黒澤陣っていう名前が」(笑)。ハハハ。<br>
 
「えええっー!ジンって名前なんですか!?ウオッカらしき「魚塚三郎」っていう名前は、名簿のところにありましたが。<br>
 
ああ~名簿描いた描いた!あれ、見えないけど魚塚三郎の隣に本当は黒澤陣って書いてあるんだよね。実は、ハハハハ(笑)。
 
  
─ 見えなさすぎですよ(笑)まさかそんなダジャレでコードネームつはつけられていないはず!と思っていたのですが~(笑)。
+
Of course Shinichi and Ran. Shinichi became small, so it doesn’t go well for him.
  
─ 42巻まで、黒の組織やFBlは謎が多くて、赤井秀一はあやしいー!と思ってたんですよね。だから「ええ~つー!」って。<br>
+
Readers should also love not just Shinichi, but also Ran, and I want them to support them both! Right?
いい人なんですよ。ハハハ(笑)。ちょっと陰があってね。わけあって陰があるんだけどね。フフフ(笑)。
 
  
─ あやしすぎー!でしたよね。目が冷たいし。<br>
+
Yeah. It was like that at the beginning, see? It’s because you understand it’s mutual feeling, right? It’s not like when characters pretend to hate each other and then, at vol. 8 or something you just [oh, so they loved each other?]. You know it from the very beginning. But since he turned small, it’s a bit hard for them.
オレのキャラで目のところに斜線が入るのは、ヤツだけなんだよね(笑)。死んだ人にしか入れないんだけどね。けっこうお気に入りキャラでね。声が池田秀一さんだし。
 
  
─ 先生ご自身が声優さんをリクエストされたという話ですよね。<br>
+
It’s even sadder because of that, I think everyone will support them. Every character is, so to speak, slow.
そうそう。正月のスペシャルで出てきたとき「かっこいい~。すげぇかっこいい」とか言って。あれはよかったなぁ(しみじみ)。
 
  
─ 新出先生はアメリカで何をしていたんですか?<br>
+
Ah, yeah-yeah. Seiyuu Hayashibara Megumi-san said that too! [Kind of too slow] :) I believe she thought [It’s because they think about themself].
ねえ。医者だったんじゃないんですか?わかんないけど。違うのかなあ?もうねえ、新出先生がベルモットだったってことがわかったら新出先生ファンからえんらい苦情が来て(笑)。
 
  
─ もう二度と出てこないのかと思ったら、ちゃんと帰ってきてよかったです。<br>
+
That’s a really irritating feeling, but I bet readers find it amazing.
帰ってきましたよ~!あんまりだなと思ってね。あれはあれで、けっこうおもしろいキャラだと思って。
 
  
─ 優しい人だっていうのが、みんなにもわかったし。<br>
+
Yes-yes. So I’ll probably make them more irritated :)
性格までまったく同じというね(笑)。新出先生、いろいろこれからヤバイ目に遭うかも・・・なんて。
 
  
─ ぐええっ!そうなんですかあ?聞いておいて聞きたくないような(笑)。<br>
+
A lot of people say [We want Conan-kun and Ai-chan to have something]
元ベルモットが住んでいた場所ですからね。いろんなものが残されているかもしれない。そこに残っているものを見つけちゃったらヤバイ。
 
  
─ 洋服や持ち物について…コナンくんは、新一くんの子どもの洋服を着ていますが、哀ちゃんは、一から買ってるんですかね?<br>
+
Yes-yes. A-a… Impossible, just impossible :)
はあ~、そうですよね。博士が買うわけないよね。
 
  
─ 本当におとながちっちゃくなったような、おねえさんぽいカッコしてますよね。<br>
+
Impossible after all? Which one Ai-chan prefer - Kudo-kun or Edogawa-kun?
そうそうそう。灰原はCanCamとか見てるしね。ああいう雑誌も買ってきてもらってますよ。昔は自分で買ってたんだけど、コンビニの人にすこい変な顔されて。ほら女性雑誌をまとめてバーッと買ったりしてたから…それで、自分で買うのやめたんです。
 
  
─ そういう雑誌を見ながら、洋服とか描いてらっしゃるんですか?<br>
+
Smaller one, I think? Conan. Hayashibara-san also said that [big one is nice, but give me a smaller one] :)
その中から、気に入った描きやすそうな服を見つけて取り入れたりしてるんですけどね。水着が出てくることになれば、流行の水着とかね。大体アニメ化されるのが1年後なんで、本当に最新のものじゃないと、アニメになったときに「もう古い」ってなっちゃうからね。ガン黒だってもうギリギリだったもんね。ハハハ(笑)。<br>
 
あれもアニメ化にされたころはもうヤバイって感じで。オレが描いてるころはバリバリに流行ってたんだけど、アニメのころにはもう田舎の子しかやってないような状態で。
 
  
─ 時間差はちょっとファッション的にはつらいですね。<br>
+
Speaking about adults, Satou-keiji and Takagi-keiji are also leading? They have a lot of fans. Saying things like [Please let them marry!]
つらいよね。だからルーズソックスってあんまり描いてないんだよね。すたれるだろうなと思って描いてなかったんですけど。でも未だにず~っと残ってるから、「なんだよ。描いときゃよかったな!」って。
 
  
─ (笑)そのへんご苦労がありますね。
+
Hahaha. So they want them to marry… Wonder what should I do…
  
─ 米花町や杯戸町、モデルにしてる街は、ありますか?<br>
+
Don’t you think it’s time? Their relationships developed a lot… (TN: COUGH 2004 year COUGH)
名前はね、米花町はベイカー街、杯戸町はハイド・パークからだけどね。街自体はどこかな~?
 
  
─ PAPCOのあたりは、本当に渋谷公園通りのPARCOのところのように見えたので、渋谷に近い?と思ったりするのですが。<br>
+
Right-right (big laughter) I look forward to drawing it. Comparing to Shinichi and the others, Satou and Takagi didn’t have much obstacles.
そうかあ、まったく考えてなかった(笑)。適当に。その当時住んでいる町のそばの雰囲気をね。北干住に住んでいるときはそのあたりの感じで。都心から、ほんの少し離れたところのイメージですね。
 
  
─ でも、いろんなものありますよね。遊園地もあるし、映画館もショッピングセンターもみんなあるし。<br>
+
If only there wasn’t Shiratori-keibu.
どんどんでかくなってますよね。
 
  
─ 街に入りきらなくなっでますよね(笑)。米花町は五丁目までなんでしょうか。<br>
+
Aa. Shiratori :) Right-right.
かなあ?そんなこと聞かれても(笑)。あれもね、順番に火をつけていく連続放火事件のときに何丁目だか出さないといけなくなってね。「五丁目あたりにしといたら?」って言われて五丁目に。以前出した本で、「地図描け」って言われたんだけど、描けねえなあ。合わないんだよね、アクセスとかいろいろなことが。
 
  
─ 最初っからこういう街っていうのが、あるわけじゃなくて、ここを描き、ここを描き…で、ここはつながる?っていうような。<br>
+
Ah, that tailing at Tropical Marine Land was so funny. All their hearing errors…
つながらないつながらない。東都タワーは東京タワーなんだけどね。架空のものと本当のものと混ざっているような感じですね。
 
  
─ 最後になりますが、今後事件を起こしたいというか、どこか先生が行きたい、という街はありますか?<br>
+
[Heroin]’s became [hirouen (reception)] and blood’s [kekkon (stain)] - [kekkon (marriage)], that? To be honest, I really liked drawing it.
それはやっぱりロンドンですね。メシはまずいって間きますけど。ロンドンですごい事件を起こさなければいけない。
 
  
─ それはじっくり取材に行ってらしてください。でもロンドンといえばホームズの本拠地、もう「決戦の場」になりそうですね。<br>
+
And Satou-keiji is really popular, right? Everyone but Megure-keibu and Chiba-keibu love her!
ハハハ(笑)。いやあ、ロンドンはきっとラブコメの、蘭と新一のね。ラブコメの決戦の場で。
 
  
─ ラブコメの決戦の場!どんなことになるんでしょう?ぜひぜひ読みたいです。これからも楽しみにしでいます。
+
Right. She’s great :) When a woman takes a job full of male workers, of course she’ll be popular.
  
─ 歩美ちゃんのおうちについてお聞きしました。<br>
+
Is Satou-san the only one woman in the first division of Criminal Investigation Bureau?
はじめのうちは、光彦がいちばんおぽっちゃんみたいたったんだけど、映画「世紀末の魔術師」のときに、キッドが歩美ちゃんのところに寄ることになって。だから急遽、歩美ちゃんの家を高層マンションにしたんですよね。<br>
 
それまでそんなこと夢にも思ってなかったのに。気がついたら歩美ちゃんがいちばん金持ちじゃん!(笑)。なんだか、歩美ちゃんのお父さんはパイロットとかね。ひみつのアッコちゃんのお父さんが船長みたいな、そんな感じかなぁ?
 
</spoiler>
 
  
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150147160606/love-conan-interview-2004-english link]<br>
+
Right… I never drew it, but I guess there are others? If they are there, I bet they are quite pitiable. Hahaha.
<spoiler>
 
Our magazine is for women, so forgive us for such a sudden question, but can we ask what is sensei’s favourite girl type?
 
  
What?! (laughs) Okay.
+
Sensei, you said earlier [I see Kogoro-san as Jinnai Takanori], if you were to make a live action, what would you do? There are a lot of fans who are against life action, you see…
  
Judging from the characters that are appearing in your work, which one is your favourite?
+
I would like to see Matuda Yuusaku as Shinichi’s dad. I really like him. I would’ve wrote Takizawa-kun as Kudo Shinichi, but even if I’ll say saw, fangirls will go like [no waay~ not Takki!], you see :)
  
If I have to chose from girls, it’s Ran. And Conan’s mother, Yukiko. Yukiko was modelled after Fujiko Mine, and, to be honest, I borrowed her hair style.
+
In the survey, we thought there would be more Heiji-playing candidates, but, surprisingly, there weren’t.
  
That’s why her chest is so big.
+
Weren’t? Not much dark-skinned, you see.
  
Hahaha. Her chest is big, yeah, and she also can disguise herself. She also rides Harley and wears leather jackets. The whole disguising technique came from Lupin the Third.
+
When sensei just started to draw the very first chapter of [Meitantei Conan], did he expected a lot of fangirls?
  
Do you have any favourite actresses?
+
Yeah… But I didn’t expect that many. The love comedy aspect wasn’t really strong. When I look through fan letters, all male fans are around middle school, and everyone older are all female fans. Looks like I’m popular among housewives :)
  
Right… Some time ago it was Kikuchi Momoko. Now… Hirosue :) And Yūka, I guess.
+
Especially a lot of cases where a mother watches it with her child and becomes interested herself. When I go to cinemas, there a lot of women of mother-like age. I don’t think children and mothers number is equal.
  
Looks like you like women with sweet and comforting personality.
+
:) [When I started reading it, I was a high school student, but now I am a mother] - fan letters like this came to me. That’s going pretty wild.
  
I like women most people like.
+
What criminal left the most big impression on you, sensei? Like, even if they committed a crime, you really liked them.
 +
Of course Tsukishima Island’s Asou Seiji. But he died. A criminal who can’t kill people easily. That’s the impression left of him.
  
All girls appearing in sensei’s works have a great sense of style.
+
Did you decide to kill him in the end of the story right from the beginning?
  
Right. Nakamori Aoko, a character from the manga [Magic Kaito], where Kaito Kid first appeared, has a small chest, and she’s the only one. And she’s not [Momoko], but [Aoko].
+
Yes. That has been decided. And there was a foreigner… what’s his name, Harold. At the Karakuri Spider Mansion. I pitied him too…
  
I see. By color. You drew her when you were a fan of Momoko-chan?
+
[SHINE] that was read as [die]?
  
Yes-yes. At that time. And she is Nakamori, because I liked Nakamori Akina. I liked her more than Matsuda Seiko.
+
Yes, that was pitiful too. After I drew that, I thought that he really is pitiful… :) If it wasn’t for that, I would’ve probably made him commit suicide, murdering someone just for that… Assistant also asked me [why? why did you drew that?]
  
There were Seiko-chan fraction and Akina-chan fraction, yeah…
+
Your assistants can say such things?
  
You have a lot of childhood friends sweethearts in your works, is it because you had one?
+
They can. If something’s boring, they’ll say it’s boring. And they can say something like [That was kind of great that time].
  
Nope. I didn’t.
+
Kaito Kid is a guest from another manga, but he’s becoming famous. Sensei, what do you think about it?
  
Really? You played detective a lot when you were a child, you didn’t have girls as friends?
+
When I was about to enter Kaito Kid, I thought [Should I make that egoistic thing?] :) Matsumoto Reiji-sensei makes that a lot, don’t you think? In 999, Harlock and Queen Emeralds appear, for example. I liked that feeling. I always wait eagerly for the pain plot, but when a guest appears, I think it’s nice.
 +
Recently, when Kaito Kid appeared, when I read internet, Magic Kaito fans went nuts. [He won’t lose to Conan!], a lot of comments like that :) That became kind of fuss. But, different from [Magic Kaito], I drew only Kaito Kid himself. Not Kuroba Kaito. And I don’t show what Kid thinks, only Conan’s POV. And Kid uses really pompous phrases….
  
Yeah. Nope. I didn’t have, but at the elementary school I was taken camping to the mountains, it was a lesson, so I had to, I was the last and I lost… And came to girls’ group. When we met, I left the cave with them.
+
Really pompous. He’s a good rival to Shinichi-kun.
  
There was a girl I liked in there :)
+
Yeah… He really became kind of pretentious. :) My main character. It’s hard to think of his lines.
  
Sounds really funny! How old were you?
+
Have you taken some cool lines from books or films?
  
Elementary school student. So I were able to get the direction from tree stump… But still I really was lost, and girls started to cry. We kind of made a long way around, and returned. We thought everyone would be angry at us, so everyone started crying before we reached the meeting point. I called it fake tears :)
+
No… They just come to me, while I’m relaxing.
  
That’s cheating :) And? Everyone were angry?
+
To be honest, in readers survey the most popular opinion is [we want complete profiles for characters]. Like, a lot want to know Heiji’s birthdate.
  
They weren’t. We said [it was scary], but it wasn’t scary at all. It was really fun.
+
Heeh. When Heiji born, huh… I want to know it myself, but he acts like a Leo.
  
Which couple sensei wants to support?
+
Yes, and him being dark-skinned… That’s an August kind of thing. You’re planning to reveal it eventually?
  
Of course Shinichi and Ran. Shinichi became small, so it doesn’t go well for him.
+
Hm. I really want to think of birthdays. I did Agasa-hakase’s birthday. That took me 10 years :) 53 years… When I started drawing it, I thought [That’s quite a grandpa], but when I think about it right now, he’s not that old. Maybe I should’ve made him 63? Fail~
  
Readers should also love not just Shinichi, but also Ran, and I want them to support them both! Right?
+
Everyone call him [jii-san], and he looks like a ojiisan.
  
Yeah. It was like that at the beginning, see? It’s because you understand it’s mutual feeling, right? It’s not like when characters pretend to hate each other and then, at vol. 8 or something you just [oh, so they loved each other?]. You know it from the very beginning. But since he turned small, it’s a bit hard for them.
+
Yep. I failed :)
  
It’s even sadder because of that, I think everyone will support them. Every character is, so to speak, slow.
+
He looks like a professor from Ocha no Mizu.
  
Ah, yeah-yeah. Seiyuu Hayashibara Megumi-san said that too! [Kind of too slow] :) I believe she thought [It’s because they think about themself].
+
Right. It even looks like I’ve stolen Ocha no Mizu’s professor :)
  
That’s a really irritating feeling, but I bet readers find it amazing.
+
Speaking of birthdays and blood types, people really [want to know about their loved one]. Especially blood types, Ran said [My blood type is the same as this child’s], and everyone got curious.  
  
Yes-yes. So I’ll probably make them more irritated :)
+
If I’ll say it, I think girls with other blood type would be sad. Just think of it as anyone you like. That’s why I probably won’t reveal it.
  
A lot of people say [We want Conan-kun and Ai-chan to have something]
+
What is Sharon Vineyard’s age? Chris is 29, so being her mother… Have you thought about it?
  
Yes-yes. A-a… Impossible, just impossible :)
+
Hee. Hehehe.
  
Impossible after all? Which one Ai-chan prefer - Kudo-kun or Edogawa-kun?
+
Gin knows her age? We’re worried :) At least relatively?
  
Smaller one, I think? Conan. Hayashibara-san also said that [big one is nice, but give me a smaller one] :)
+
Hehehe. Right. That’s pretty much a core question.
  
Speaking about adults, Satou-keiji and Takagi-keiji are also leading? They have a lot of fans. Saying things like [Please let them marry!]
+
A lot of people want to know how it’ll end. I won’t ask about that, so I’ll make another question. Shinichi lived alone 3 years, right? How did he managed his housework?
  
Hahaha. So they want them to marry… Wonder what should I do…
+
He made his meals my himself, sometimes Ran made it for him, professor too. I don’t think he’s skilled at cooking.
  
Don’t you think it’s time? Their relationships developed a lot… (TN: COUGH 2004 year COUGH)
+
When he was back, he had only a toast for breakfast, so I guess he didn’t cook anything?
  
Right-right (big laughter) I look forward to drawing it. Comparing to Shinichi and the others, Satou and Takagi didn’t have much obstacles.
+
Hahaha. Yeah, that’s true.
  
If only there wasn’t Shiratori-keibu.
+
Ran standed in line for Fusae Campbell’s branded goods, so what did she buy in the end? Because it is Ran-chan, maybe it was a purse?
  
Aa. Shiratori :) Right-right.
+
What did she buy hmm… Well, let’s think she did buy a purse. When I’ll draw her purse next time, I’ll tell assistant [here, ass some leaf pattern]. And readers would be like [a-a, so that is what she bought]. Hahaha.
  
Ah, that tailing at Tropical Marine Land was so funny. All their hearing errors…
+
It doesn’t look like she bought a big bag. Ran doesn’t have that much of allowance.
  
[Heroin]’s became [hirouen (reception)] and blood’s [kekkon (stain)] - [kekkon (marriage)], that? To be honest, I really liked drawing it.
+
Aa, right. Right. That was not expensive. Nice good with reasonable price.
  
And Satou-keiji is really popular, right? Everyone but Megure-keibu and Chiba-keibu love her!
+
You really need to draw after making a big research. At that sphere there are a lot of things you can’t draw without understanding technical details, I guess it’s hard to research?
  
Right. She’s great :) When a woman takes a job full of male workers, of course she’ll be popular.
+
That’s more of [please ask about…] and searching in internet kind of thing. When I drew a story about fishing, I became really knowledgeable in fishing sphere. And when I drew the story about bears, I learned a lot of details of bear behaviour.
  
Is Satou-san the only one woman in the first division of Criminal Investigation Bureau?
+
I also know a lot about dogs.
  
Right… I never drew it, but I guess there are others? If they are there, I bet they are quite pitiable. Hahaha.
+
That’s interesting :)
  
Sensei, you said earlier [I see Kogoro-san as Jinnai Takanori], if you were to make a live action, what would you do? There are a lot of fans who are against life action, you see…
+
Like, about dog breeds. But I’m starting to forget by now.
  
I would like to see Matuda Yuusaku as Shinichi’s dad. I really like him. I would’ve wrote Takizawa-kun as Kudo Shinichi, but even if I’ll say saw, fangirls will go like [no waay~ not Takki!], you see :)
+
You have a lot of animals appearing. Sensei, do you like animals?
  
In the survey, we thought there would be more Heiji-playing candidates, but, surprisingly, there weren’t.
+
Hmm… I guess? Haibara loves animals. I had a dog when I was a child, and was really sad when it died…
  
Weren’t? Not much dark-skinned, you see.
+
I can’t get another one because I think it’ll die someday too. I bought a robot dog once…
  
When sensei just started to draw the very first chapter of [Meitantei Conan], did he expected a lot of fangirls?
+
But you lost interest in it?
  
Yeah… But I didn’t expect that many. The love comedy aspect wasn’t really strong. When I look through fan letters, all male fans are around middle school, and everyone older are all female fans. Looks like I’m popular among housewives :)
+
Yep. I gave it to a friend :) Robot dogs really grow. By stages. At first it starts walking around the house slowly… So when I thought [it’ll start to walk soon], it tried to stand but couldn’t. That was a bit revolting. It was too much ‘real’. I was scared.
  
Especially a lot of cases where a mother watches it with her child and becomes interested herself. When I go to cinemas, there a lot of women of mother-like age. I don’t think children and mothers number is equal.
+
A lot of places appear in series. When you want to draw it, do you go there to gather material?
  
:) [When I started reading it, I was a high school student, but now I am a mother] - fan letters like this came to me. That’s going pretty wild.
+
The story that’s going on right now is in Okinawa, but I never been there. Camera people made photos of Naha airport for me.
  
What criminal left the most big impression on you, sensei? Like, even if they committed a crime, you really liked them.
+
I see. You can’t go, right? Having no time…
Of course Tsukishima Island’s Asou Seiji. But he died. A criminal who can’t kill people easily. That’s the impression left of him.
 
  
Did you decide to kill him in the end of the story right from the beginning?
+
I went to NY. There’s [author takes a break in order to gather materials] message a lot, but that time it was not a non appearance because I missed deadline, I actually went to gather material :) Other than NY, just being in Tokyo is boring, so Conan and others travel a lot.
  
Yes. That has been decided. And there was a foreigner… what’s his name, Harold. At the Karakuri Spider Mansion. I pitied him too…
+
Would you be happy if another prefectural police officer appears?
  
[SHINE] that was read as [die]?
+
?! Yes. Totally. I thought about it a lot. Gunma, Shizuoka, Kanagawa… And Saitama’s Yokomizo-keiji stopped appearing. To be honest, police officers don’t actually transfer. At the beginning, I made him being transferred a lot to whole of different places, and had him said [you too have come here!], but then I was told that [there’s no thing as job transfer in police]
  
Yes, that was pitiful too. After I drew that, I thought that he really is pitiful… :) If it wasn’t for that, I would’ve probably made him commit suicide, murdering someone just for that… Assistant also asked me [why? why did you drew that?]
+
You were scolded by a police-related person?
  
Your assistants can say such things?
+
Not exactly, I have a fan who’s really fluent in police relations. [In WEB Sunday’s next preview there was [Takagi-keiji is going to transfer to Tottori?] written, so I thought [there’s no transferring!], went to inquire about to Joint Security Investigation Center, and there is actually, so good job, Aoyama-sensei!]
  
They can. If something’s boring, they’ll say it’s boring. And they can say something like [That was kind of great that time].
+
That was close~ :)
  
Kaito Kid is a guest from another manga, but he’s becoming famous. Sensei, what do you think about it?
+
How much people are inside the BO?
  
When I was about to enter Kaito Kid, I thought [Should I make that egoistic thing?] :) Matsumoto Reiji-sensei makes that a lot, don’t you think? In 999, Harlock and Queen Emeralds appear, for example. I liked that feeling. I always wait eagerly for the pain plot, but when a guest appears, I think it’s nice.
+
Aa… I guess a lot.
Recently, when Kaito Kid appeared, when I read internet, Magic Kaito fans went nuts. [He won’t lose to Conan!], a lot of comments like that :) That became kind of fuss. But, different from [Magic Kaito], I drew only Kaito Kid himself. Not Kuroba Kaito. And I don’t show what Kid thinks, only Conan’s POV. And Kid uses really pompous phrases….
 
  
Really pompous. He’s a good rival to Shinichi-kun.
+
A lot of people want to know who is [Anokata]. They wrote an e-mail/text message in Japanese, is they Japanese?
  
Yeah… He really became kind of pretentious. :) My main character. It’s hard to think of his lines.
+
Well… I wonder. Everyone see even smallest details, huh.
  
Have you taken some cool lines from books or films?
+
If you’ll come up with it, will Gin’s or someone else’s nationality be shown?
  
No… They just come to me, while I’m relaxing.
+
Heh, Gin’s concept name was [Kurosawa Jin] :) Hahaha
  
To be honest, in readers survey the most popular opinion is [we want complete profiles for characters]. Like, a lot want to know Heiji’s birthdate.
+
Ehhhhh! Gin has a name?! Then Vodka’s is [Uoka Saburou]? That name was in registry book!
  
Heeh. When Heiji born, huh… I want to know it myself, but he acts like a Leo.
+
Aa~ I drew a registry book! You can’t see it, but there’s [Kurosawa Jin] written next to Uoka Saburou. Really! Hahaha. :)
  
Yes, and him being dark-skinned… That’s an August kind of thing. You’re planning to reveal it eventually?
+
It can’t be that they came up with their code names because of that puns! I think :)
  
Hm. I really want to think of birthdays. I did Agasa-hakase’s birthday. That took me 10 years :) 53 years… When I started drawing it, I thought [That’s quite a grandpa], but when I think about it right now, he’s not that old. Maybe I should’ve made him 63? Fail~
+
Before vol. 42 people thought that Akai Shuichi is suspicious. And because of that everyone went [eeeeh?!]
  
Everyone call him [jii-san], and he looks like a ojiisan.
+
He’s a good man. Hahaha :) He is a little gloomy. But this has a reason. Hehehe. :)
  
Yep. I failed :)
+
We was like [He’s too suspicious!] Because of his cold eyes.
  
He looks like a professor from Ocha no Mizu.
+
He was the only one character of mine whom I added a slant line to the eyes :) I usually do that only to dead people. I really like this character. His voice is Ikeda Shuichi-san after all.
  
Right. It even looks like I’ve stolen Ocha no Mizu’s professor :)
+
There is a rumour that sensei requested this seiyuu-san by himself.
  
Speaking of birthdays and blood types, people really [want to know about their loved one]. Especially blood types, Ran said [My blood type is the same as this child’s], and everyone got curious.  
+
Right-right. When NY special was out, I said [he’s cool. too cool]. That was great.
  
If I’ll say it, I think girls with other blood type would be sad. Just think of it as anyone you like. That’s why I probably won’t reveal it.
+
What was Araide-sensei doing in America?
  
What is Sharon Vineyard’s age? Chris is 29, so being her mother… Have you thought about it?
+
Hm. He was a doctor, right? I don’t know. Maybe something different? You see, when everyone saw that Araide-sensei was Vermouth, Araide-sensei’s fans became really sad about it.
  
Hee. Hehehe.
+
I thought he won’t appear again, I’m really happy he returned.
  
Gin knows her age? We’re worried :) At least relatively?
+
He’s back~! I think he is pretty interesting character.
  
Hehehe. Right. That’s pretty much a core question.
+
He’s a tender person and everyone understand it.
  
A lot of people want to know how it’ll end. I won’t ask about that, so I’ll make another question. Shinichi lived alone 3 years, right? How did he managed his housework?
+
Araide-sensei is going to have a bad time after all of that… kind of.
  
He made his meals my himself, sometimes Ran made it for him, professor too. I don’t think he’s skilled at cooking.
+
Eehhh?! Why? I don’t want to hear it, to be honest :)
  
When he was back, he had only a toast for breakfast, so I guess he didn’t cook anything?
+
Because of the place Vermouth lived in. Maybe she left a lot of stuff, don’t you think? It would be bad if he’ll find some.
  
Hahaha. Yeah, that’s true.
+
Conan-kun wears Shinichi’s old clothes, and Ai-chan buys her by herself?
  
Ran standed in line for Fusae Campbell’s branded goods, so what did she buy in the end? Because it is Ran-chan, maybe it was a purse?
+
Ha~ Yes. Hakase can’t buy it after all.
  
What did she buy hmm… Well, let’s think she did buy a purse. When I’ll draw her purse next time, I’ll tell assistant [here, ass some leaf pattern]. And readers would be like [a-a, so that is what she bought]. Hahaha.
+
She is really like a small adult. Her clothes feels like one onee-san would wear.
  
It doesn’t look like she bought a big bag. Ran doesn’t have that much of allowance.
+
Right-right. Haibara reads magazines like CanCam. Such magazines are brought to me too. Sometime ago I went to buy by myself, but people in store made strange faced. Because I was buying a lot of women magazines. Thus I stopped buying it by myself.
  
Aa, right. Right. That was not expensive. Nice good with reasonable price.
+
You draw their clothes by looking at such magazines?
  
You really need to draw after making a big research. At that sphere there are a lot of things you can’t draw without understanding technical details, I guess it’s hard to research?
+
I took one I like and that look easy to draw. If there’re swimsuits, I look through fashionable swimsuits. Usually when it becomes an anime episode, a year passed and by the time it comes on screens, that clothes are not fashionable. I managed to catch a moment when  ganguros were trending. Hahaha :)
  
That’s more of [please ask about…] and searching in internet kind of thing. When I drew a story about fishing, I became really knowledgeable in fishing sphere. And when I drew the story about bears, I learned a lot of details of bear behaviour.
+
At the time anime episode was out they nearly stopped trending at all. When I drew the case, they were really popular and by the anime episode time only village girls were doing that.
  
I also know a lot about dogs.
+
Time difference is harsh for fashion.
  
That’s interesting :)
+
It is. That’s why I didn’t draw things like loose socks. I didn’t draw it because I thought they’ll go out of fashion, but. Until this very day (2004) they are remaining. [What. I should’ve drawn them].
  
Like, about dog breeds. But I’m starting to forget by now.
+
Are there towns that became models for Beika and Haido?
  
You have a lot of animals appearing. Sensei, do you like animals?
+
Names come out from Baker street and Hyde park but I wonder where town structure came~
  
Hmm… I guess? Haibara loves animals. I had a dog when I was a child, and was really sad when it died…
+
PAPCO surroundings really look like Shibuya Park’s PARCO, is it somewhere in Shibuya?
  
I can’t get another one because I think it’ll die someday too. I bought a robot dog once…
+
Hmm… I never thought of it :) That’s random. I drew the atmosphere of the place I live in. Like, when I lived at Kita Senju, I drew surroundings having it in mind. A place that’s just of some distance from the city centre.
  
But you lost interest in it?
+
But it has a lot of stuff. An amusement park, a cinema, a shopping centre…
  
Yep. I gave it to a friend :) Robot dogs really grow. By stages. At first it starts walking around the house slowly… So when I thought [it’ll start to walk soon], it tried to stand but couldn’t. That was a bit revolting. It was too much ‘real’. I was scared.
+
It grew bigger, huh.
  
A lot of places appear in series. When you want to draw it, do you go there to gather material?
+
You had to have that in town :) Beika-city has only 5 town blocks?
  
The story that’s going on right now is in Okinawa, but I never been there. Camera people made photos of Naha airport for me.
+
Maybe? You ask even about this… :) You see, at the case with a series of arson I had to say which town block had it. I was asked [How about making it in 5 block?] So I did.
  
I see. You can’t go, right? Having no time…
+
In a previous book I was asked to draw a map, but I can’t. It doesn’t come together.
  
I went to NY. There’s [author takes a break in order to gather materials] message a lot, but that time it was not a non appearance because I missed deadline, I actually went to gather material :) Other than NY, just being in Tokyo is boring, so Conan and others travel a lot.
+
Like… You draw that street, you draw another street… And those two are connected?-feeling?
  
Would you be happy if another prefectural police officer appears?
+
They don’t. Tohto tower is Tokyo tower. It’s like a mix of fiction and reality.
  
?! Yes. Totally. I thought about it a lot. Gunma, Shizuoka, Kanagawa… And Saitama’s Yokomizo-keiji stopped appearing. To be honest, police officers don’t actually transfer. At the beginning, I made him being transferred a lot to whole of different places, and had him said [you too have come here!], but then I was told that [there’s no thing as job transfer in police]
+
That would be the least question. What is the future place you want to make a case in? Is there a place you want to go to?
  
You were scolded by a police-related person?
+
That’s of course London. Although I heard the food there is really bad. I need to make cool incident in London.
  
Not exactly, I have a fan who’s really fluent in police relations. [In WEB Sunday’s next preview there was [Takagi-keiji is going to transfer to Tottori?] written, so I thought [there’s no transferring!], went to inquire about to Joint Security Investigation Center, and there is actually, so good job, Aoyama-sensei!]  
+
Then please go there to gather material. But speaking of London, that’s a place where Holmes lived, maybe that’ll become a place for [final battle]?
  
That was close~ :)
+
Hahaha :) Noo. London would be served for love comedy. Ran and Shinichi’s. Love comedy’s final battle.
  
How much people are inside the BO?
+
Love comedy’s final battle! What will be there? I really want to read it! I’ll be waiting!
 +
</spoiler>
  
Aa… I guess a lot.
+
Raw Images
 +
<spoiler>
 +
[[File:Love Conan Interview 2.jpg|400px|top]]
 +
[[File:Love Conan Interview 1.jpg|400px|top]]<br>
 +
[[File:Love Conan Interview 3.jpg|400px|top]]
 +
[[File:Love Conan Interview 4.jpg|410px|top]] <!-- again leave at 410 so it lines up -->
 +
</spoiler>
  
A lot of people want to know who is [Anokata]. They wrote an e-mail/text message in Japanese, is they Japanese?
+
Partial Translation<br>
 +
Source from yangti1674 ( [http://forums.dctp.ws/viewtopic.php?f=4&t=2169&start=15#p797472 link] )<br>
 +
text copied from Chekov's post ( [http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/?p=314648 link] )
 +
<spoiler>
 +
Interview with Gosho concerning the names in the mermaid guestbook, including Gin's. Love Conan
  
Well… I wonder. Everyone see even smallest details, huh.
+
http://i.imgur.com/iSvOHHo.png
  
If you’ll come up with it, will Gin’s or someone else’s nationality be shown?
+
http://i.imgur.com/8DDnFrb.jpg
  
Heh, Gin’s concept name was [Kurosawa Jin] :) Hahaha
+
Fujiwara: Just real quick then: Gosho says that the name Gin comes from Kurosawa Jin and that that name is actually written next to the one that sounds like Vodka. He's asked how many people are in the org -- many. Is the boss Japanese since the text messages are in Japanese? Vague answer about people being very attentive. The Gin/guest book thing then follows from a remark (by the interviewer) that Gins mother tongue is also unclear.
 +
</spoiler>
  
Ehhhhh! Gin has a name?! Then Vodka’s is [Uoka Saburou]? That name was in registry book!
+
===Conan Vs Kaitou Kid Perfect Edition RAW===
 
+
Detective Conan vs. Kaitou Kid Perfect Edition pg 169<br>
Aa~ I drew a registry book! You can’t see it, but there’s [Kurosawa Jin] written next to Uoka Saburou. Really! Hahaha. :)
+
Posted by: skyechan
 
+
<spoiler>
It can’t be that they came up with their code names because of that puns! I think :)
+
どーも青山剛昌です。<br> 
 
+
<br>
Before vol. 42 people thought that Akai Shuichi is suspicious. And because of that everyone went [eeeeh?!]
+
コナンとキッドの対決が詰まった本とはいえ、みんな買ってくれるのか不安だったけど、少なくともこれ読んでる人は買ってくれてるんだよね、ありがとう。<br> 
 
+
<br>
He’s a good man. Hahaha :) He is a little gloomy. But this has a reason. Hehehe. :)
+
でも最初にキッドを登場させたときは、1回きりのスペシャルゲストみたいな感じで描いてたから、正直、本が作れるくらい出てくるとは思わなかったな、驚き(笑)。<br> 
 
+
<br>
We was like [He’s too suspicious!] Because of his cold eyes.
+
はじめは単純にコナンに強力なライバルが欲しかっただけだからね。 <br>
 
+
<br>
He was the only one character of mine whom I added a slant line to the eyes :) I usually do that only to dead people. I really like this character. His voice is Ikeda Shuichi-san after all.
+
服部平次は、推理する上ではライバルだけど探偵仲間。 <br>
 
+
<br>
There is a rumour that sensei requested this seiyuu-san by himself.
+
そうじゃなくって探偵の宿敵というか天敵みたいなライバルを出したかったんだよね。 <br>
 
+
<br>
Right-right. When NY special was out, I said [he’s cool. too cool]. That was great.
+
だったらやっぱり、アルセーヌ・ルパンやルパン三世みたいな神出きぱつ*で大胆不敵な怪盗でしょ? <br>
 
+
<br>
What was Araide-sensei doing in America?
+
自分も子供の頃から、彼らのファンだったしね。 で、コナンも相当頭がいいから、ちゃんと対抗できる相手を、いろいろ考えていたんだけど… 待てよ!? <br>
 
+
<br>
Hm. He was a doctor, right? I don’t know. Maybe something different? You see, when everyone saw that Araide-sensei was Vermouth, Araide-sensei’s fans became really sad about it.
+
そういえば、 ちょうどピッタリなヤツを、 オレは知ってるぞって。 <br>
 
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I thought he won’t appear again, I’m really happy he returned.
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しかも、身近にいる!(笑) <br>
 
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He’s back~! I think he is pretty interesting character.
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ただ自分の作品とはいえ、別作品の主人公を出していいのか悩んだから、当時の少年サンデーの編集長に相談してみると、あっさりといいって言ってくれて。<br> 
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めでたくコナンと怪盗キッドの対決が実現したってワケ。 <br>
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そんないきさつもあって、『まじっく快斗』の「ブラック・スターの巻」(この本では「最初の対決」として収録)で、新一が登場してくる話なんて、当然、最初は全然考えてなかった(笑)。 <br>
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もちろん今はコナンとキッドの関係とか、ちゃんと考えてあるけどね。 <br>
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でも『まじっく快斗』に新一を出したのは、時期的に新一の姿での活躍をちゃんと描いてやりたかっただけど、別に深い関係とか意味はないなぁ。 <br>
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もともとキッド=快斗には、中森警部や白馬君っていうライバルがいるからね。 <br>
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新一は、いわばスペシャルゲスト。 <br>
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というわけで、コナンになる前の新一の貴重な活躍をこの本でじっくり楽しんでください。 <br>
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あと『まじっく快斗』ファンのために解決しておくと、時計塔の話は中森警部が警視庁に転属になる前、まだみなと**警察署にいるころの話になってます。 <br>
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追いかけるものと、それから逃げる者、『名探偵コナン』でのコナンと怪盗キッドの対決は、これからもまだ続いていくと思います。 <br>
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まあ、最後に勝つのはどっちかわからないけど(笑)。 <br>
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自分でも楽しみながら描いていくと思うんで、期待しててください!!<br>
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*The furigana reads "kipatsu" but I guess the kanji is something different? I can't seem to get the correct kanji to show up for the life of me.<br>
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**Furigana reads "Minato" but it doesn't match the kanji used for "Minato-ku", so I'm not sure what kanji is used.<br>
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He’s a tender person and everyone understand it.
+
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150232943761/conan-vs-kaito-kid-perfect-edition-interview link]<br>
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<spoiler>
 +
Hello, it’s Aoyama Gosho. Speaking about a book that’ll have Conan VS Kid battles, I was unsure, whether would people actually buy it, but at least people who are reading it right now have bought it. Thank you.
  
Araide-sensei is going to have a bad time after all of that… kind of.
+
When Kid first appeared, I drew him thinking of him like special guest for one time, I never thought he’ll appear enough to compile a book, what a shock :) At first I only wanted Conan to have a strong rival. Hattori Heiji is his deduction rival and detective pal. But I wanted a rival that was an arch nemesis to detectives, natural enemy, to appear. Then how about an elusive daredevil thief, like Arsen Lupin and Lupin III? I was their fan since the very childhood. So, I thought a lot about a rival, who’s smart as Conan and can oppose him….
  
Eehhh?! Why? I don’t want to hear it, to be honest :)
+
Wait a second! I knew someone who is exactly fit for this… And he’s right next to me! :)
  
Because of the place Vermouth lived in. Maybe she left a lot of stuff, don’t you think? It would be bad if he’ll find some.
+
I was unsure about a main character from my other work appearing, so I went to consult with that time Shounen Sunday’s Editor in Chief. He readily said me that it’s okay. So I happily created a showdown between Conan and Kaito Kid.
  
Conan-kun wears Shinichi’s old clothes, and Ai-chan buys her by herself?
+
They even have a beginning, in [Magic Kaito]’s [Black Star chapter] Shinichi appears, which of course wasn’t an original thought :) Of course right now I think a lot about Conan and Kid connections.
  
Ha~ Yes. Hakase can’t buy it after all.
+
But the reason of Shinichi’s appearance in [Magic Kaito] is that I wanted to draw him acting in his Shinichi form, it doesn’t have any deep meaning. Kid/Kaito’s rivals are Nakamori-keibu and Hakuba-kun. Shinichi is, so called, special guest.
  
She is really like a small adult. Her clothes feels like one onee-san would wear.
+
So you can expect to read Shinichi’s important activity before he became Conan in this book. And I’ll comment it for [Magic Kaito] fans, Nakamori-keibu wasn’t assigned to police HQ at that time, that was back in time where he worked at Minato Police Station.
  
Right-right. Haibara reads magazines like CanCam. Such magazines are brought to me too. Sometime ago I went to buy by myself, but people in store made strange faced. Because I was buying a lot of women magazines. Thus I stopped buying it by myself.
+
I think that Conan and Kid relation as ‘the one who chases’ and 'the one who runs’ will continue in [Meitantei Conan]. Well, I don’t know who’ll win in the end though :)
  
You draw their clothes by looking at such magazines?
+
I will draw it with great pleasure, so please wait for it!!
 +
</spoiler>
  
I took one I like and that look easy to draw. If there’re swimsuits, I look through fashionable swimsuits. Usually when it becomes an anime episode, a year passed and by the time it comes on screens, that clothes are not fashionable. I managed to catch a moment when  ganguros were trending. Hahaha :)
+
RAW IMAGES
 +
<spoiler>
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[[File:Conan and Kaitou Perfect Edition Interview1.jpg|300px]]
 +
[[File:Conan and Kaitou Perfect Edition Interview2.jpg|300px]]
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</spoiler>
  
At the time anime episode was out they nearly stopped trending at all. When I drew the case, they were really popular and by the anime episode time only village girls were doing that.
+
===Unknown Fan Gathering 2005 (partial text) (no raw)===
 +
Unknown interview 2005 Fan gathering<br>
 +
Translated by: justwantanaccount
 +
<spoiler>
 +
2005年青山剛昌とコナンファンの集いでの質問コーナーより<br>
 +
From Q&A in a gathering between Aoyama Gosho and Conan fans in 2005
  
Time difference is harsh for fashion.
+
Q.黒の組織について?<br>
 +
Q. On the Black Syndicate/Organization?<br>
 +
A.正式名称はある。言うとボスの名前がバレちゃうので言えません。<br>
 +
A. A formal name exists. If mentioned, the boss' name will be exposed so I can't say.
 +
</spoiler>
  
It is. That’s why I didn’t draw things like loose socks. I didn’t draw it because I thought they’ll go out of fashion, but. Until this very day (2004) they are remaining. [What. I should’ve drawn them].
+
===Anime 10 Year Anniversary Interview 1 (WITH RAW)===
 +
読売新聞 「親子で夢中 コナン10年」<br>
 +
Translated by Startold <br>
 +
""It was published on NTV's website in 2006.""<br>
 +
January 6th 2006 <br>
 +
http://conan-4869.net/post-19657
 +
<spoiler>
 +
''I want to thank every reader and viewer who reads the manga or watches the anime'', stated the original artist, Gosho Aoyama.
  
Are there towns that became models for Beika and Haido?
+
NTV's popular anime, ''Detective Conan'' (Monday, 7:30 to 8:00), celebrates this year its 10th broadcast anniversary, by broadcasting this Monday a two-hour special called ''Black Impact! The Moment the Organization Reaches Out'' (starting 7:00 PM). The original work's author, Gosho Aoyama, gave us his feelings on this anniversary (article by Jun Fukuda).
  
Names come out from Baker street and Hyde park but I wonder where town structure came~
+
Shinichi Kudo was a high-school detective until a mysterious criminal organization made him drink a poison which shrank his body to the state of a child. He now calls himself Conan Edogawa and solves any kind of cases thanks to his mind.
 +
The original work began on January 1994 in the Shonen Sunday magazine (from Shogakukan). It became an instant hit, and was animated in 1996. 424 episodes have been broadcasted to this day, and the average rating is of 16.7% (in the Kanto area).
  
PAPCO surroundings really look like Shibuya Park’s PARCO, is it somewhere in Shibuya?
+
Aoyama told us: ''At the beginning, I thought I wouldn't draw the manga for a long time. I thought it would last three months, give or take. A few years ago, a fan told me in a fan-letter that he had thought Conan would become Shinichi before the end of the year. But I told myself that the story wouldn't have any meaning if I did something that quick.''
  
Hmm… I never thought of it :) That’s random. I drew the atmosphere of the place I live in. Like, when I lived at Kita Senju, I drew surroundings having it in mind. A place that’s just of some distance from the city centre.
+
The idea of a little hero comes from ''Mikeneko Holmes no Suiri'', created by Jiro Akagawa. ''He lives in a big lie, he must understand murder tricks, and he in a quest for the truth'', he told us. ''I don't draw for kids. There are scenes where people strangle other people with cold blood. That's why older people like the series.''
  
But it has a lot of stuff. An amusement park, a cinema, a shopping centre…
+
While he is not involved in drawing the anime, he has written and drawn some scenes of the annual movies. ''Actually, I've always enjoyed animes, so I wanted to become an anime artist.'', he told us, even though he already draws the manga. ''I've written and drawn one scene of the movie, because I wanted to do it.''
 +
The movie ''The Private Eyes' Requiem'', the tenth movie of the franchise, will be released on the 15th of April.
  
It grew bigger, huh.
+
He got married with Conan's voice actress, Minami Takayam, in May. ''When I go home after my work is finished, I want to forget my job, but I still hear Conan's voice in my house.'', he told us, a grin on his lips.
 +
''Sometimes, people tell me ''Conan says what I feel'', and it's sometimes the same for me !'', he also told us with a smile.
  
You had to have that in town :) Beika-city has only 5 town blocks?
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The director of Yomiuri TV, Michihiko Suwa, stated that he hadn't thought that the anime would have lasted so long, since 10-year old animes are very rare.
 +
</spoiler>
  
Maybe? You ask even about this… :) You see, at the case with a series of arson I had to say which town block had it. I was asked [How about making it in 5 block?] So I did. 
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Raw Text
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RAW TEXT
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「ここまで続けてこられたのも、読者や視聴者の皆さんのおかげ」と話す原作者の青山
  
In a previous book I was asked to draw a map, but I can’t. It doesn’t come together.
+
日本テレビ系の人気アニメ「名探偵コナン」(月曜後7・30)が、今年で放送開始から10周年を迎えた。9日には、これを記念して2時間半のスペシャル「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」(後7・00)を放送する。原作者の青山剛昌(ごうしょう)に、10周年の感想などを聞いた。(福田淳)
  
Like… You draw that street, you draw another street… And those two are connected?-feeling?
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高校生探偵の工藤新一が、「黒の組織」の開発した毒薬を飲まされ、体が縮んで子供の姿になってしまう。彼は「江戸川コナン」と名乗り、変わらぬ頭脳で難事件を解決していく——。
  
They don’t. Tohto tower is Tokyo tower. It’s like a mix of fiction and reality.
+
原作の漫画は、1994年1月に週刊少年サンデー(小学館)で連載が始まった。すぐに人気を集め、96年1月からアニメ化された。放送回数は昨年末までに424話、平均視聴率は16・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。
  
That would be the least question. What is the future place you want to make a case in? Is there a place you want to go to?
+
青山は、「スタート時は、こんなに続くとは全く思っていなかった。もって3か月かな、と」。「『コナンと同じ年だったのに、新一に追いつきました』というファンレターも来ますが、自分ではあまりに忙しくて、そんなに年がたった感覚がないんです」と感慨深げに話す。
  
That’s of course London. Although I heard the food there is really bad. I need to make cool incident in London.
+
主人公が小さくなるという発想は、赤川次郎の「三毛猫ホームズ」から。「一つだけ大きなうそをついているが、それ以外のトリックや謎解きはリアリティーを追求している」という。「全然子供向けと思わずに描いています。平気で『絞殺』なんて出てくる。だから、親が読んで夢中になることもあるんでしょう」
  
Then please go there to gather material. But speaking of London, that’s a place where Holmes lived, maybe that’ll become a place for [final battle]?
+
テレビアニメには、今ではあまり関与していないが、年1回の映画版には脚本や絵コンテなどにとことん口を出す。「本当はアニメが好きで、アニメーターになりたかった」と言うだけあって、自ら原画も描く。「やはり自分が考えたシーンやいいせりふの部分は、自分でやりたくなるんです」。映画第10作の「探偵たちの鎮魂歌」は、4月15日から公開予定だ。
  
Hahaha :) Noo. London would be served for love comedy. Ran and Shinichi’s. Love comedy’s final battle.
+
コナン役の声優・高山みなみと、昨年5月に結婚した。「家に帰って仕事のことを忘れたい時でもコナンの声がするんですよ」と苦笑いしつつも、「たまに『こういう時ってコナンはどういう感じでしゃべる?』と聞いて、やってもらうこともあります」と明るい笑顔で語った。
  
Love comedy’s final battle! What will be there? I really want to read it! I’ll be waiting!
+
アニメ化を企画した読売テレビの諏訪道彦チーフプロデューサーも、「ストーリーもののアニメで10年も続いているのは珍しい存在。今でも新番組という感覚で作っている」と話している。
</spoiler>
 
  
Raw Images
+
2006年1月6日 読売新聞 Online
<spoiler>
 
[[File:Love Conan Interview 2.jpg|400px|top]]
 
[[File:Love Conan Interview 1.jpg|400px|top]]<br>
 
[[File:Love Conan Interview 3.jpg|400px|top]]
 
[[File:Love Conan Interview 4.jpg|410px|top]] <!-- again leave at 410 so it lines up -->
 
</spoiler>
 
  
Partial Translation<br>
+
上戸彩が、「名探偵コナン」10周年のスペシャル・サポーターを務めることが決まった。9日の放送から10週にわたってクイズを出題するほか、CMでコナンと共演したり、情報番組でPRしたり、様々な形で番組を応援していく。
Source from yangti1674 ( [http://forums.dctp.ws/viewtopic.php?f=4&t=2169&start=15#p797472 link] )<br>
 
text copied from Chekov's post ( [http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/?p=314648 link] )
 
<spoiler>
 
Interview with Gosho concerning the names in the mermaid guestbook, including Gin's. Love Conan
 
  
http://i.imgur.com/iSvOHHo.png
+
小さいころからコナンの大ファンだという上戸は、「父と毎週見ていた思い出深いアニメ。小学生だった私が見ても楽しかったし、大人も楽しめる。すごく分かりやすい反面、事件は難しくて、犯人捜しは大抵当たりません。劇中でコナンと共演してみたいですね」と語った。
  
http://i.imgur.com/8DDnFrb.jpg
+
</spoiler>
  
Fujiwara: Just real quick then: Gosho says that the name Gin comes from Kurosawa Jin and that that name is actually written next to the one that sounds like Vodka. He's asked how many people are in the org -- many. Is the boss Japanese since the text messages are in Japanese? Vague answer about people being very attentive. The Gin/guest book thing then follows from a remark (by the interviewer) that Gins mother tongue is also unclear.
+
===Asahi Newspaper Interview "the boss's name has already appeared" (WITH RAW)===
 +
朝日新聞夕刊 (Asahi Evening Newspaper), published January 13, 2006<br>
 +
Posted by: Cindy Xin<br>
 +
Comment from Chekhov: "The last file before this boss's name has appeared interview was 551 (Nail and Snake) <br>
 +
and was in Shounen Sunday issue #5-6 2006 (a double issue with a week break afterwards) which was published January 4, 2006."<br>
 +
Fully Translated by Startold
 +
<spoiler>
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Asahi Newspaper of January 13th, 2006
 +
"Detective Conan" celebrates its 10 years on NTV
 +
 
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An anime that creates a "good intellectual stimulation"
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 +
The voice actors of the series have never changed since the beginning of the anime: "Conan is like their home", told us the artist, Aoyama.
 +
 
 +
The popular anime of Nihon Television, "Detective Conan", celebrates its 10th anniversary in January this year. The ratings are on an average of 10% among teenagers, and the tenth movie will be released in April. The sales for the 51 first volumes have reached 100 million units, and the series still goes on. "I thought an anime wouldn't go well with a deduction-themed manga. But the anime is still being made thanks to the team's hard work," told us Gosho Aoyama.
 +
 
 +
Shinichi Kudo was a high-school detective until a mysterious criminal organization made him drink a poison which shrank his body to the state of a child. He now calls himself Conan Edogawa, and lives at his childhood friend's house, in order to solve all kinds of cases, while waiting for the Black Organization to make a move.
 +
 
 +
An anime adaptation began to air on television one year after the first chapter's release in Shogakukan's 'Shonen Sunday'. "The murders are drawn, and people die frequently. So I first thought "It's impossible, are they really going to do an anime?"," Aoyama told us.
 +
 
 +
When he was in college, the author wanted to become an anime artist. That's why Aoyama works together with the movie production team for the Detective Conan movies. He is very involved in everything related to the Conan anime.
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 +
''I was already drawing the manga, so when the anime team began the creation process of the anime, I told them "I'll also do my best". It became one of my main motivations. Even better, I found ideas for the manga while talking to the anime production team."
 +
 
 +
A 10-year Special episode was realeased on the 9th of January. It's a battle between the Black Organization and Conan, where both of them have to attack and defend themselves. Since the episodes are released, the gap between the anime and the original work has been shortened. Are the final confrontation and the end of the series near?
 +
 
 +
''Everything we talk about during our meetings is kept secret. Actually, the boss's name has already appeared in the manga. Try and find it."
 +
 
 +
The veteran voice actor of the clumsy detective Kogoro Mori, Akira Kamiya-san, gave a certain charm to the anime thanks to his vocal performances.
 +
"Her voice is exactly what I had in mind," Aoyama-san told us when speaking of Conan's voice actor, Minami Takayama-san, a woman. He's married with her since last year.
 +
 
 +
''After I create a case, I like to ask myself "How would Conan say that?", or "Is it good like that?". Moreover, I always have Conan at home. When I go home after my work is finished, I want to forget my job, but I still hear Conan's voice... in my house."
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Conan Vs Kaitou Kid Perfect Edition RAW===
+
Raw Image
Detective Conan vs. Kaitou Kid Perfect Edition pg 169<br>
 
Posted by: skyechan
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
どーも青山剛昌です。<br> 
+
[[File:Asahi Newspaper 2006 page 1.jpg|300px]]
<br>
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</spoiler>
コナンとキッドの対決が詰まった本とはいえ、みんな買ってくれるのか不安だったけど、少なくともこれ読んでる人は買ってくれてるんだよね、ありがとう。<br> 
+
 
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Raw Text
でも最初にキッドを登場させたときは、1回きりのスペシャルゲストみたいな感じで描いてたから、正直、本が作れるくらい出てくるとは思わなかったな、驚き(笑)。<br> 
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RAW TEXT
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Source: http://i1180.photobucket.com/albums/x416/Natsuki2012/200601138.jpg <br>
 
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はじめは単純にコナンに強力なライバルが欲しかっただけだからね。 <br>
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朝日新聞1月13日夕刊)<br>
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日テレ「名探偵コナン」10周年<br>
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アニメ・原作「いい刺激」<br>
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声優陣安定「家にコナンがいる」(原作者青山)<br>
 
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服部平次は、推理する上ではライバルだけど探偵仲間。 <br>
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日本テレビ系の人気アニメ「名探偵コナン」が、1月で放映10周年を迎えた。平均視聴率は10%台後半、4月には映画版第10作を公開、発売中の原作マンガは51巻までで累計1億部突破と、快進撃が続く。「推理ものはアニメに不向きと思っていた。ここまで盛り上がったのはスタッフの頑張りのおかげ」と原作者の青山剛昌は話す。<br>
 
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そうじゃなくって探偵の宿敵というか天敵みたいなライバルを出したかったんだよね。 <br>
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高校生探偵・工藤新一は、正体不明の「黒の組織」は毒を飲まされ子供の体に。彼は江戸川コナンと名乗り、幼なじみの蘭らと共に数々の難事件を解決しながら、「黒の組織」を追う。<br>
 
<br>
 
<br>
だったらやっぱり、アルセーヌ・ルパンやルパン三世みたいな神出きぱつ*で大胆不敵な怪盗でしょ? <br>
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小学館「週刊少年サンデー」での連載開始から1年ほどで、アニメ化の話が来た。「会話や説明ばかり多くて、人もたくさん殺される。こんなマンガをアニメにするなんて、何言ってるの?と思った」と青山。/<br>
 
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<br>
自分も子供の頃から、彼らのファンだったしね。 で、コナンも相当頭がいいから、ちゃんと対抗できる相手を、いろいろ考えていたんだけど… 待てよ!? <br>
+
大学生の時アニメーターを志していたほどのアニメ好き。映画では原作にも参加する。アニメ版「コナン」への思い入れは深い<br>
 
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そういえば、 ちょうどピッタリなヤツを、 オレは知ってるぞって。 <br>
+
「自分がサラッと描いた原作が、アニメで、凝った絵とメリハリのきいた演出でいい作品になっていると、『おれも頑張らなきゃ』と刺激になる。逆に、力を入れて描いた話なのになあ、と思う回もあったりしますが」<br>
 
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しかも、身近にいる!(笑) <br>
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9日に放映された10周年スペシャルは、宿敵「黒の組織」とコナン攻防を描いた。エピソードを重ね、両者の距離はかなり縮まってきた。直接対決、そして完結日は近い?<br>
 
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ただ自分の作品とはいえ、別作品の主人公を出していいのか悩んだから、当時の少年サンデーの編集長に相談してみると、あっさりといいって言ってくれて。<br> 
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「今何会目に当たるのかは、秘密です。実は、ボスの名前はすでに原作のどこかに出ている。捜してみて下さい」<br>
 
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めでたくコナンと怪盗キッドの対決が実現したってワケ。 <br>
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ドジな中年探偵・毛利小五郎役のベテラン神谷明ら、声優陣の安定した演技がアニメの大きな魅力。「ぼくのイメージにぴったり」と青山が言うコナン役の声優高山みなみは、妻でもある。昨年5月に結婚した。<br>
 
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そんないきさつもあって、『まじっく快斗』の「ブラック・スターの巻」(この本では「最初の対決」として収録)で、新一が登場してくる話なんて、当然、最初は全然考えてなかった(笑)。 <br>
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「話作りに詰まって『こんなときコナンなら何て言うかなあ』と聞くと、『こんな感じじゃない?』って答えてくれる。家にコナンがいて助かるなあと感じる時です。反対に、仕事が片づいてマンガのことを忘れたいのに、家でもコナンの声が…という時もありますけどね」。<br>
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</spoiler>
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===Erlangen, Germany Interview (WITH GERMAN)===
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Press conference in Erlangen, Germany on June 17, 2006<br>
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Video: [http://v.youku.com/v_show/id_XMzI2NjI4MTAw.html link] (may cause you to wait 45 secs to view)<br>
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Translated by: Aki-kun
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<spoiler>
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This interview was given on 22nd July 2006 during a press conference at "Comic-Salon" in Erlangen (Germany). [TN: Actually, the interview was given on 17th June 2006.]<br>
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Note: At this time, volume 54 was published in Japan, while there were 44 volumes obtainable in Germany. So the events in Japan were 10 volumes ahead in comparison to the German ones.<br>
 
<br>
 
<br>
もちろん今はコナンとキッドの関係とか、ちゃんと考えてあるけどね。 <br>
+
[Tranlator note: Part of this interview was published in the German version of volume 50, but only a few of the questions/answers. I guess the other questions just weren't written down there for some reason, but were asked and answered during that convention.]<br>
 
<br>
 
<br>
でも『まじっく快斗』に新一を出したのは、時期的に新一の姿での活躍をちゃんと描いてやりたかっただけど、別に深い関係とか意味はないなぁ。 <br>
+
Q: How many volumes is Detective Conan going to have?<br>
 +
A: The amount of volumes is not certain yet.<br>
 
<br>
 
<br>
もともとキッド=快斗には、中森警部や白馬君っていうライバルがいるからね。 <br>
+
Q: Does Gosho Aoyama already know, how the series is going to end?<br>
 +
A: He does already know what the last scene is going to be, but of course he won't reveal it yet. <br>
 +
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Q: Will there be a happy end? <br>
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A: He won't reveal it, either.<br>
 +
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 +
Q: On which day is Heiji's birthday?<br>
 +
A: It's not certain yet, but it should be July or August.<br>
 +
<br>
 +
Q: Is Conan going to grow older over the course of the series, e.g. becoming a second grader?<br>
 +
A: No, Conan is not going to grow older. He may be at the end of the series, but that's still a secret.<br>
 +
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 +
Q: During one of the movies Sonoko got a different hairstyle (see movie 5). Is she also going to get this hairstyle in the manga version?<br>
 +
A: The movies and the manga version are completely separated from each other. So Sonoko will keep her old hairstyle in the manga version.<br>
 
<br>
 
<br>
新一は、いわばスペシャルゲスト。 <br>
+
Q: Does Gosho Aoyama plan to write the last volume already and to keep it in a safe for now?<br>
 +
A: No, he does not plan to.<br>
 
<br>
 
<br>
というわけで、コナンになる前の新一の貴重な活躍をこの本でじっくり楽しんでください。 <br>
+
Q: Is the antidote of APTX related to Necrosis?<br>
 +
A: It's still uncertain.<br>
 
<br>
 
<br>
あと『まじっく快斗』ファンのために解決しておくと、時計塔の話は中森警部が警視庁に転属になる前、まだみなと**警察署にいるころの話になってます。 <br>
+
Q: Are there going to be new members of the Detective Boys in the future?<br>
 +
A: For now, no new members are planned.<br>
 
<br>
 
<br>
追いかけるものと、それから逃げる者、『名探偵コナン』でのコナンと怪盗キッドの対決は、これからもまだ続いていくと思います。 <br>
+
Q: Are there going to be big surprises for Japanese fans in the near future?<br>
 +
A: Yes, there are going to be some big surprises. The name of Haibara [TN: could be either her name or Haibara herself; probably Haibara herself though] is going to be a big part of it [TN: referring to the surprises]. <br>
 
<br>
 
<br>
まあ、最後に勝つのはどっちかわからないけど(笑)。 <br>
+
Q: Does Gosho Aoyama plan to have children in the future?<br>
 +
A: For now, he does not.<br>
 
<br>
 
<br>
自分でも楽しみながら描いていくと思うんで、期待しててください!!<br>
+
Q: How does Gosho Aoyama like Germany? Is Conan going to solve some case in Germany sometime?<br>
 +
A: Gosho Aoyama really thinks Germany is very beautiful. He especially likes the sausages. <br>
 +
There probably won't be a case for Conan in a foreign country since he wouldn't been able to get a passport.<br>
 
<br>
 
<br>
*The furigana reads "kipatsu" but I guess the kanji is something different? I can't seem to get the correct kanji to show up for the life of me.<br>
+
Q: But in one of the movies Conan has solved a case in London already (see movie 6).<br>
**Furigana reads "Minato" but it doesn't match the kanji used for "Minato-ku", so I'm not sure what kanji is used.<br>
+
A: He wasn't really in London. But maybe he will get a faked passport... (At that time Steffen Hautog interjects how nice it is that the German fans are traveling to Japan just to see the Conan movies as the movies weren't published yet in Germany at that time.) <br>
</spoiler>
+
<br>
 
+
Q: Where do the ideas for the cases come from?<br>
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150232943761/conan-vs-kaito-kid-perfect-edition-interview link]<br>
+
A: He has to answer this question a lot of times. He gets his inspiration from everyday life, for example from a toilet: <br>
<spoiler>
+
If the lid is up, a man has used the toilet. If it's down, it was a woman. Such details can become part of the cases.<br>
Hello, it’s Aoyama Gosho. Speaking about a book that’ll have Conan VS Kid battles, I was unsure, whether would people actually buy it, but at least people who are reading it right now have bought it. Thank you.
+
<br>
 
+
Q: In the manga version there often are little extra comics. [TN: Not sure what they are referring to, here] Are they just little jokes or are the assistants using them to annoy their boss?<br>
When Kid first appeared, I drew him thinking of him like special guest for one time, I never thought he’ll appear enough to compile a book, what a shock :) At first I only wanted Conan to have a strong rival. Hattori Heiji is his deduction rival and detective pal. But I wanted a rival that was an arch nemesis to detectives, natural enemy, to appear. Then how about an elusive daredevil thief, like Arsen Lupin and Lupin III? I was their fan since the very childhood. So, I thought a lot about a rival, who’s smart as Conan and can oppose him….
+
A: They are just little jokes.<br>
 
+
<br>
Wait a second! I knew someone who is exactly fit for this… And he’s right next to me! :)
+
Q: Does Gosho Aoyama plan to have a cameo in Detective Conan?<br>
 
+
A: No, he's not going to appear in the series himself.<br>
I was unsure about a main character from my other work appearing, so I went to consult with that time Shounen Sunday’s Editor in Chief. He readily said me that it’s okay. So I happily created a showdown between Conan and Kaito Kid.
+
<br>
 
+
Q: What is Gosho Aoyama's bet for the WC soccer game between Japan and Croatia? [TN: of the soccer WC 2006 in Germany]<br>
They even have a beginning, in [Magic Kaito]’s [Black Star chapter] Shinichi appears, which of course wasn’t an original thought :) Of course right now I think a lot about Conan and Kid connections.
+
A: He hopes for a 2:0 for Japan. However, he thinks the Croatian team is very srong, so the Japanese team won't have it easy.<br>
 
+
<br>
But the reason of Shinichi’s appearance in [Magic Kaito] is that I wanted to draw him acting in his Shinichi form, it doesn’t have any deep meaning. Kid/Kaito’s rivals are Nakamori-keibu and Hakuba-kun. Shinichi is, so called, special guest.
+
Q: Gosho is actively doing sports, e.g. Kendo. Does he also play soccer?<br>
 
+
A: He is only a viewer when it comes to soccer. His favorite soccer team is Juventus Turin.<br>
So you can expect to read Shinichi’s important activity before he became Conan in this book. And I’ll comment it for [Magic Kaito] fans, Nakamori-keibu wasn’t assigned to police HQ at that time, that was back in time where he worked at Minato Police Station.
+
<br>
 
+
Q: How tall is Conan?<br>
I think that Conan and Kid relation as ‘the one who chases’ and 'the one who runs’ will continue in [Meitantei Conan]. Well, I don’t know who’ll win in the end though :)
+
A: Gosho shows with his hand that it's at about 1,30 meter.<br>
 
+
<br>
I will draw it with great pleasure, so please wait for it!!
+
Q: Why are all members of the BO named after alcoholic beverages?<br>
</spoiler>
+
A: Because it's cool.<br>
 
+
<br>
RAW IMAGES
+
Q: Why did Gosho Aoyama put a detective in the body of an elementary school pupil?<br>
<spoiler>
+
A: Since the series primary audience are children, the protagonist should also be a child.<br>
[[File:Conan and Kaitou Perfect Edition Interview1.jpg|300px]]
+
<br>
[[File:Conan and Kaitou Perfect Edition Interview2.jpg|300px]]
+
Q: Why are almost all characters in the series blue-eyed, while blue-eyed people aren't very common in Japan in reality?<br>
</spoiler>
+
A: Blue is more colorful.<br>
 
+
<br>
===Unknown Fan Gathering 2005 (partial text) (no raw)===
+
Q: Does Gosho Aoyama want to continue Kaito Kid?<br>
Unknown interview 2005 Fan gathering<br>
+
A: He wants to, but he has no time to do so at the moment. So the master thief is only going to appear occasionally <br>
Translated by: justwantanaccount
+
in Detective Conan for now. In Japan a volume recently was published, which tells the story of the origin of Kid's name.<br>
<spoiler>
+
<br>
2005年青山剛昌とコナンファンの集いでの質問コーナーより<br>
+
Q: Is Conan going to find out who's Kid? Is Kid going to be captured, by Conan or police?<br>
From Q&A in a gathering between Aoyama Gosho and Conan fans in 2005
+
A: It's not certain for now.<br>
 
+
<br>
Q.黒の組織について?<br>
+
Q: Is Yusaku Kudo going to reappear in the future?<br>
Q. On the Black Syndicate/Organization?<br>
+
A: Gosho Aoyama is drawing a story which plays ten years before the current storyline. Conan's father is going to appear in this case, too. [TN: Obviously referring to volume 55 chapter 6-9]<br>
A.正式名称はある。言うとボスの名前がバレちゃうので言えません。<br>
+
<br>
A. A formal name exists. If mentioned, the boss' name will be exposed so I can't say.
+
Q: When Gosho Aoyama started Detective Conan, did he expect his series to get so successful?<br>
</spoiler>
+
A: No, he didn't expect it to get so successful. He estimated that it would be only published for three months in a Japanese magazine.<br>
 
+
<br>
===Anime 10 Year Anniversary Interview 1 (WITH RAW)===
+
Q: Does Gosho Aoyama teach talented young manga artists?<br>
読売新聞 「親子で夢中 コナン10年」<br>
+
A: No, he does not teach.<br>
Translated by Startold <br>
+
<br>
""It was published on NTV's website in 2006.""<br>
+
Q: Which part of Detective Conan is done by Gosho Aoyama himself and which part by his assistants?<br>
January 6th 2006 <br>
+
A: Gosho Aoyama himself draws the characters, his assistants draw the backgrounds and painting big areas.<br>
http://conan-4869.net/post-19657
+
<br>
<spoiler>
+
Q: Is Sonoko going to have a boyfriend?<br>
''I want to thank every reader and viewer who reads the manga or watches the anime'', stated the original artist, Gosho Aoyama.
+
A: She already has a boyfriend and they are going to stay together.<br>
 
+
<br>
NTV's popular anime, ''Detective Conan'' (Monday, 7:30 to 8:00), celebrates this year its 10th broadcast anniversary, by broadcasting this Monday a two-hour special called ''Black Impact! The Moment the Organization Reaches Out'' (starting 7:00 PM). The original work's author, Gosho Aoyama, gave us his feelings on this anniversary (article by Jun Fukuda).  
+
Q: Are there going to be further entanglements between Kaito Kid and Conan?<br>
 
+
A: No, because the story would become too complicated, otherwise.<br>
Shinichi Kudo was a high-school detective until a mysterious criminal organization made him drink a poison which shrank his body to the state of a child. He now calls himself Conan Edogawa and solves any kind of cases thanks to his mind.
+
<br>
The original work began on January 1994 in the Shonen Sunday magazine (from Shogakukan). It became an instant hit, and was animated in 1996. 424 episodes have been broadcasted to this day, and the average rating is of 16.7% (in the Kanto area).
+
Q: Why does Makoto always wear a plaster on his face?<br>
 
+
A: Because it's cool.<br>
Aoyama told us: ''At the beginning, I thought I wouldn't draw the manga for a long time. I thought it would last three months, give or take. A few years ago, a fan told me in a fan-letter that he had thought Conan would become Shinichi before the end of the year. But I told myself that the story wouldn't have any meaning if I did something that quick.''
+
<br>
 
+
Q: Why are there so many pairings in Detective Conan between old childhood friends?<br>
The idea of a little hero comes from ''Mikeneko Holmes no Suiri'', created by Jiro Akagawa. ''He lives in a big lie, he must understand murder tricks, and he in a quest for the truth'', he told us. ''I don't draw for kids. There are scenes where people strangle other people with cold blood. That's why older people like the series.''
+
A: Childhood friends becoming lovers is an easy concept to comprehend for everybody. That's why it's used so often.<br>
 
+
<br>
While he is not involved in drawing the anime, he has written and drawn some scenes of the annual movies. ''Actually, I've always enjoyed animes, so I wanted to become an anime artist.'', he told us, even though he already draws the manga. ''I've written and drawn one scene of the movie, because I wanted to do it.''
+
Q: How much hours in a week does Gosho Aoyama work and what is he doing when he's not working?<br>
The movie ''The Private Eyes' Requiem'', the tenth movie of the franchise, will be released on the 15th of April.
+
A: Gosho Aoyama claims that he sleeps three hours a day. When he's not working, he plays computer games, watches TV and movies, reads crime novels, and - of course - watches soccer.<br>
 
+
<br>
He got married with Conan's voice actress, Minami Takayam, in May. ''When I go home after my work is finished, I want to forget my job, but I still hear Conan's voice in my house.'', he told us, a grin on his lips.
+
Q: How is Kogoro able to get sober in an instant?<br>
''Sometimes, people tell me ''Conan says what I feel'', and it's sometimes the same for me !'', he also told us with a smile.
+
A: Gosho Aoyama didn't even notice that before.<br>
 
+
<br>
The director of Yomiuri TV, Michihiko Suwa, stated that he hadn't thought that the anime would have lasted so long, since 10-year old animes are very rare.
+
Q: In one movie, the divorce of Kogoro and his wife was shown (see movie 2). Is it going to be shown in the manga series, too?<br>
</spoiler>
+
A: Gosho Aoyama is drawing a story, where they are still together. [TN: Probably again referring to volume 55 chapter 6-9]<br>
 
+
<br>
Raw Text
+
Q: What is the first name of Professor Agasa's first love?<br>
<spoiler>
+
A: Her first name is Fusae.<br>
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+
<br>
RAW TEXT
+
Q: Why is Ran so violent?<br>
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+
A: For that you have to ask Ran herself.<br>
「ここまで続けてこられたのも、読者や視聴者の皆さんのおかげ」と話す原作者の青山
+
<br>
 
+
Q: Who is Gosho Aoyama's favorite caharcter from Detective Conan?<br>
日本テレビ系の人気アニメ「名探偵コナン」(月曜後7・30)が、今年で放送開始から10周年を迎えた。9日には、これを記念して2時間半のスペシャル「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」(後7・00)を放送する。原作者の青山剛昌(ごうしょう)に、10周年の感想などを聞いた。(福田淳)
+
A: The little master detective himself.<br>
 
+
<br>
高校生探偵の工藤新一が、「黒の組織」の開発した毒薬を飲まされ、体が縮んで子供の姿になってしまう。彼は「江戸川コナン」と名乗り、変わらぬ頭脳で難事件を解決していく——。
+
Q: Why does Shuuichi hate Gin so much?<br>
 
+
A: It is going to become clear soon in the manga.<br>
原作の漫画は、1994年1月に週刊少年サンデー(小学館)で連載が始まった。すぐに人気を集め、96年1月からアニメ化された。放送回数は昨年末までに424話、平均視聴率は16・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。
+
<br>
 
+
Q: Does Gosho Aoyama plan to start a new series after Detective Conan is finished?<br>
青山は、「スタート時は、こんなに続くとは全く思っていなかった。もって3か月かな、と」。「『コナンと同じ年だったのに、新一に追いつきました』というファンレターも来ますが、自分ではあまりに忙しくて、そんなに年がたった感覚がないんです」と感慨深げに話す。
+
A: As of yet, there's no new series planned.<br>
 
+
<br>
主人公が小さくなるという発想は、赤川次郎の「三毛猫ホームズ」から。「一つだけ大きなうそをついているが、それ以外のトリックや謎解きはリアリティーを追求している」という。「全然子供向けと思わずに描いています。平気で『絞殺』なんて出てくる。だから、親が読んで夢中になることもあるんでしょう」
+
Q: How old is Gosho Aoyama?<br>
 
+
A: He is going to be 43 years-old on 21st June [TN: 2006].<br>
テレビアニメには、今ではあまり関与していないが、年1回の映画版には脚本や絵コンテなどにとことん口を出す。「本当はアニメが好きで、アニメーターになりたかった」と言うだけあって、自ら原画も描く。「やはり自分が考えたシーンやいいせりふの部分は、自分でやりたくなるんです」。映画第10作の「探偵たちの鎮魂歌」は、4月15日から公開予定だ。
+
<br>
 
+
Q: For how long has Gosho Aoyama worked on Detective Conan?<br>
コナン役の声優・高山みなみと、昨年5月に結婚した。「家に帰って仕事のことを忘れたい時でもコナンの声がするんですよ」と苦笑いしつつも、「たまに『こういう時ってコナンはどういう感じでしゃべる?』と聞いて、やってもらうこともあります」と明るい笑顔で語った。
+
A: For this, Gosho Aoyama has to ask his editor, who traveled along.<br>
 
+
He has worked on Detective Conan since 1993.<br>
アニメ化を企画した読売テレビの諏訪道彦チーフプロデューサーも、「ストーリーもののアニメで10年も続いているのは珍しい存在。今でも新番組という感覚で作っている」と話している。
+
<br>
 
+
Q: Who is the boss of the BO?<br>
2006年1月6日 読売新聞 Online
+
A: It's already decided and it is going to be revealed sometime.<br>
 
+
<br>
上戸彩が、「名探偵コナン」10周年のスペシャル・サポーターを務めることが決まった。9日の放送から10週にわたってクイズを出題するほか、CMでコナンと共演したり、情報番組でPRしたり、様々な形で番組を応援していく。
+
Q: Which style of music does Gosho Aoyama prefer?<br>
 
+
A: He doesn't listen to music very often and he prefers no particular style.<br>
小さいころからコナンの大ファンだという上戸は、「父と毎週見ていた思い出深いアニメ。小学生だった私が見ても楽しかったし、大人も楽しめる。すごく分かりやすい反面、事件は難しくて、犯人捜しは大抵当たりません。劇中でコナンと共演してみたいですね」と語った。
+
<br>
 
+
Q: Does Gosho Aoyama have some role models among other mangaka?<br>
</spoiler>
+
A: Yes, for example the famous movie director Kurosawa is one of his role models.<br>
 
+
<br>
===Asahi Newspaper Interview "the boss's name has already appeared" (WITH RAW)===
+
Q: How old was he, when he published his first manga?<br>
朝日新聞夕刊 (Asahi Evening Newspaper), published January 13, 2006<br>
+
A: That has to be answered by his editor as well. Gosho Aoyama was 24 years-old at that time.<br>
Posted by: Cindy Xin<br>
+
<br>
Comment from Chekhov: "The last file before this boss's name has appeared interview was 551 (Nail and Snake) <br>
+
Q: When did Gosho Aoyama buy his first manga?<br>
and was in Shounen Sunday issue #5-6 2006 (a double issue with a week break afterwards) which was published January 4, 2006."<br>
+
A: When he was in kindergarten, he bought his first manga, which probably isn't known by anyone in Germany.<br>
Fully Translated by Startold
+
By the way, his father bought him "Peter Pan".<br>
<spoiler>
+
<br>
Asahi Newspaper of January 13th, 2006
+
Q: Does Gosho Aoyama have contact to other mangaka?<br>
"Detective Conan" celebrates its 10 years on NTV
+
A: He visits parties where he meets his colleagues.<br>
 
+
<br>
An anime that creates a "good intellectual stimulation"
+
Q: Would he like to visit Germany again, even if the Japanese national team doesn't play there at that time?<br>
 
+
A: Gosho Aoyama really likes German sausages, so he would like to visit Germany again in the future.<br>
The voice actors of the series have never changed since the beginning of the anime: "Conan is like their home", told us the artist, Aoyama.
+
<br>
 
+
Q: Which manga does Gosho Aoyama like to read?<br>
The popular anime of Nihon Television, "Detective Conan", celebrates its 10th anniversary in January this year. The ratings are on an average of 10% among teenagers, and the tenth movie will be released in April. The sales for the 51 first volumes have reached 100 million units, and the series still goes on. "I thought an anime wouldn't go well with a deduction-themed manga. But the anime is still being made thanks to the team's hard work," told us Gosho Aoyama.
+
A: Among other things he is a big fan of "Vagabond".<br>
 
 
Shinichi Kudo was a high-school detective until a mysterious criminal organization made him drink a poison which shrank his body to the state of a child. He now calls himself Conan Edogawa, and lives at his childhood friend's house, in order to solve all kinds of cases, while waiting for the Black Organization to make a move.
 
 
 
An anime adaptation began to air on television one year after the first chapter's release in Shogakukan's 'Shonen Sunday'. "The murders are drawn, and people die frequently. So I first thought "It's impossible, are they really going to do an anime?"," Aoyama told us.
 
 
 
When he was in college, the author wanted to become an anime artist. That's why Aoyama works together with the movie production team for the Detective Conan movies. He is very involved in everything related to the Conan anime.
 
 
 
''I was already drawing the manga, so when the anime team began the creation process of the anime, I told them "I'll also do my best". It became one of my main motivations. Even better, I found ideas for the manga while talking to the anime production team."
 
 
 
A 10-year Special episode was realeased on the 9th of January. It's a battle between the Black Organization and Conan, where both of them have to attack and defend themselves. Since the episodes are released, the gap between the anime and the original work has been shortened. Are the final confrontation and the end of the series near?
 
 
 
''Everything we talk about during our meetings is kept secret. Actually, the boss's name has already appeared in the manga. Try and find it."
 
 
 
The veteran voice actor of the clumsy detective Kogoro Mori, Akira Kamiya-san, gave a certain charm to the anime thanks to his vocal performances.
 
"Her voice is exactly what I had in mind," Aoyama-san told us when speaking of Conan's voice actor, Minami Takayama-san, a woman. He's married with her since last year.
 
 
 
''After I create a case, I like to ask myself "How would Conan say that?", or "Is it good like that?". Moreover, I always have Conan at home. When I go home after my work is finished, I want to forget my job, but I still hear Conan's voice... in my house."
 
</spoiler>
 
 
 
Raw Image
 
<spoiler>
 
[[File:Asahi Newspaper 2006 page 1.jpg|300px]]
 
</spoiler>
 
 
 
Raw Text
 
<spoiler>
 
 
 
---------------------------------------------------------------------
 
RAW TEXT
 
---------------------------------------------------------------------
 
Source: http://i1180.photobucket.com/albums/x416/Natsuki2012/200601138.jpg <br>
 
 
<br>
 
<br>
朝日新聞1月13日夕刊)<br>
+
Q: Which crime story authors did inspire Gosho Aoyama the most?<br>
日テレ「名探偵コナン」10周年<br>
+
A: He is a big fan of Arthur Conan Doyle and Sherlock Holmes. <br>
アニメ・原作「いい刺激」<br>
 
声優陣安定「家にコナンがいる」(原作者青山)<br>
 
 
<br>
 
<br>
日本テレビ系の人気アニメ「名探偵コナン」が、1月で放映10周年を迎えた。平均視聴率は10%台後半、4月には映画版第10作を公開、発売中の原作マンガは51巻までで累計1億部突破と、快進撃が続く。「推理ものはアニメに不向きと思っていた。ここまで盛り上がったのはスタッフの頑張りのおかげ」と原作者の青山剛昌は話す。<br>
+
Q: When did Gosho Aoyama start to draw manga?<br>
 +
A: He began to draw manga when he was three years old. However, those drawings could only be called scribbles.<br>
 
<br>
 
<br>
高校生探偵・工藤新一は、正体不明の「黒の組織」は毒を飲まされ子供の体に。彼は江戸川コナンと名乗り、幼なじみの蘭らと共に数々の難事件を解決しながら、「黒の組織」を追う。<br>
+
Q: On the internet, there is a rumor that Gosho Aoyama would be on a two month-break. Is it true?<br>
 +
A: No, it's not. If someone would offer him such a long break, he wouldn't decline, but, alas, no one does.<br>
 
<br>
 
<br>
小学館「週刊少年サンデー」での連載開始から1年ほどで、アニメ化の話が来た。「会話や説明ばかり多くて、人もたくさん殺される。こんなマンガをアニメにするなんて、何言ってるの?と思った」と青山。/<br>
+
Q: Is Gosho Aoyama also interested in European and US comics?<br>
 +
A: Yes, he is. His favorites are "Superman" and "Batman" among other things. But he also likes works from Moebius.<br>
 
<br>
 
<br>
大学生の時アニメーターを志していたほどのアニメ好き。映画では原作にも参加する。アニメ版「コナン」への思い入れは深い<br>
+
Q: How many persons work on the manga?<br>
 +
A: Gosho Aoyama works together with six assitants.<br>
 +
<br>
 +
Q: Would Gosho Aoyama read and answer fan letters from Germany, if they are written in Japanaese?<br>
 +
A: He would read them. But instead of answering each of them, he would send a new years card.<br>
 +
<br>
 +
Q: To what extend is Detective Conan autobiographic?<br>
 +
A: From time to time, there are events of Gosho Aoyama's daily life, which are represented in the manga.<br>
 
<br>
 
<br>
「自分がサラッと描いた原作が、アニメで、凝った絵とメリハリのきいた演出でいい作品になっていると、『おれも頑張らなきゃ』と刺激になる。逆に、力を入れて描いた話なのになあ、と思う回もあったりしますが」<br>
+
Q: Is Gosho Aoyama able to imagine one day in the life of Conan without a murder?<br>
 +
A: He would like to write such a story one day.<br>
 
<br>
 
<br>
9日に放映された10周年スペシャルは、宿敵「黒の組織」とコナン攻防を描いた。エピソードを重ね、両者の距離はかなり縮まってきた。直接対決、そして完結日は近い?<br>
+
Q: Are there really as many murders as shown in Detective Conan in Japan?<br>
 +
A: No, thankfully not.<br>
 
<br>
 
<br>
「今何会目に当たるのかは、秘密です。実は、ボスの名前はすでに原作のどこかに出ている。捜してみて下さい」<br>
+
Q: The word is that the Japanese police has used Conan for an anti drug campaign in the past. Is it true?<br>
 +
A: It's true. The campaign was directed at children. Many children watch Deective Conan and while watching it catch this message.<br>
 
<br>
 
<br>
ドジな中年探偵・毛利小五郎役のベテラン神谷明ら、声優陣の安定した演技がアニメの大きな魅力。「ぼくのイメージにぴったり」と青山が言うコナン役の声優高山みなみは、妻でもある。昨年5月に結婚した。<br>
 
 
<br>
 
<br>
「話作りに詰まって『こんなときコナンなら何て言うかなあ』と聞くと、『こんな感じじゃない?』って答えてくれる。家にコナンがいて助かるなあと感じる時です。反対に、仕事が片づいてマンガのことを忘れたいのに、家でもコナンの声が…という時もありますけどね」。<br>
+
TN: That's it ~<br>
 +
I'm sorry for my bad English. <br>
 +
Feel free to ask if some parts do not make sense in Englisch or to correct any mistakes.<br>
 +
Also, my translation may not be 100 % literal all of the time since it isn't really possible at some parts with how the German sentences are worded.<br>
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Erlangen, Germany Interview (WITH GERMAN)===
+
Original German Text
Press conference in Erlangen, Germany on June 17, 2006<br>
 
Video: [http://v.youku.com/v_show/id_XMzI2NjI4MTAw.html link] (may cause you to wait 45 secs to view)<br>
 
Translated by: Aki-kun
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
This interview was given on 22nd July 2006 during a press conference at "Comic-Salon" in Erlangen (Germany). [TN: Actually, the interview was given on 17th June 2006.]<br>
+
From : http://conanwiki.org/wiki/Interview_mit_Gosho_Aoyama_(2006)
Note: At this time, volume 54 was published in Japan, while there were 44 volumes obtainable in Germany. So the events in Japan were 10 volumes ahead in comparison to the German ones.<br>
+
 
<br>
+
 
[Tranlator note: Part of this interview was published in the German version of volume 50, but only a few of the questions/answers. I guess the other questions just weren't written down there for some reason, but were asked and answered during that convention.]<br>
+
Wie viele Bände soll Detektiv Conan insgesamt haben?
<br>
+
 
Q: How many volumes is Detective Conan going to have?<br>
+
Es steht noch nicht fest, wie viele Bände es insgesamt werden.
A: The amount of volumes is not certain yet.<br>
+
 
<br>
+
Steht schon fest, wie die Serie enden wird?
Q: Does Gosho Aoyama already know, how the series is going to end?<br>
+
 
A: He does already know what the last scene is going to be, but of course he won't reveal it yet. <br>
+
Die letzte Szene hat Gosho Aoyama schon im Kopf, aber er wird sie natürlich noch nicht verraten.
<br>
+
 
Q: Will there be a happy end? <br>
+
Wird es ein Happy End geben?
A: He won't reveal it, either.<br>
+
 
<br>
+
Auch das verrät Gosho Aoyama noch nicht.
Q: On which day is Heiji's birthday?<br>
+
 
A: It's not certain yet, but it should be July or August.<br>
+
Wann hat Heiji Geburtstag?
<br>
+
 
Q: Is Conan going to grow older over the course of the series, e.g. becoming a second grader?<br>
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Das steht noch gar nicht fest, er dürfte aber im Juli oder August geboren sein.
A: No, Conan is not going to grow older. He may be at the end of the series, but that's still a secret.<br>
+
 
<br>
+
Wird Conan im Lauf der Serie auch mal älter, wird er beispielsweise in die zweite Klasse versetzt?
Q: During one of the movies Sonoko got a different hairstyle (see movie 5). Is she also going to get this hairstyle in the manga version?<br>
+
 
A: The movies and the manga version are completely separated from each other. So Sonoko will keep her old hairstyle in the manga version.<br>
+
Nein, Conan wird nicht älter werden. Außer vielleicht am Schluss, aber wie gesagt, der ist noch geheim.
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama plan to write the last volume already and to keep it in a safe for now?<br>
+
In einem der Kinofilme legt sich Sonoko eine andere Frisur zu(siehe Film 5). Wird sie diese Frisur auch in Manga bekommen?
A: No, he does not plan to.<br>
+
 
<br>
+
Die Filme und die Manga sind völlig getrennt. Im Manga wird Sonoko also ihre alte Frisur behalten.
Q: Is the antidote of APTX related to Necrosis?<br>
+
 
A: It's still uncertain.<br>
+
Will Gosho Aoyama nicht den letzten Band schon schreiben und in einem Safe einschließen?
<br>
+
 
Q: Are there going to be new members of the Detective Boys in the future?<br>
+
Nein, das wird er nicht machen.
A: For now, no new members are planned.<br>
+
 
<br>
+
Hat das Gegenmittel für das Schrumpfgift etwas mit Nekrose zu tun?
Q: Are there going to be big surprises for Japanese fans in the near future?<br>
+
 
A: Yes, there are going to be some big surprises. The name of Haibara [TN: could be either her name or Haibara herself; probably Haibara herself though] is going to be a big part of it [TN: referring to the surprises]. <br>
+
Das ist noch unklar.
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama plan to have children in the future?<br>
+
Werden weitere Kinder die Detective Boys verstärken?
A: For now, he does not.<br>
+
 
<br>
+
Zur Zeit sind keine weiteren Mitglieder vorgesehen.
Q: How does Gosho Aoyama like Germany? Is Conan going to solve some case in Germany sometime?<br>
+
 
A: Gosho Aoyama really thinks Germany is very beautiful. He especially likes the sausages. <br>
+
Stehen den japanischen Fans in der nächsten Zeit größere Überraschungen ins Haus?
There probably won't be a case for Conan in a foreign country since he wouldn't been able to get a passport.<br>
+
 
<br>
+
Ja, es wird einige Überraschungen geben. Dabei wird der Name Haibara eine Rolle spielen.
Q: But in one of the movies Conan has solved a case in London already (see movie 6).<br>
+
 
A: He wasn't really in London. But maybe he will get a faked passport... (At that time Steffen Hautog interjects how nice it is that the German fans are traveling to Japan just to see the Conan movies as the movies weren't published yet in Germany at that time.) <br>
+
Möchte Gosho Aoyama Kinder haben?
<br>
+
 
Q: Where do the ideas for the cases come from?<br>
+
Im Moment ist kein Nachwuchs geplant.
A: He has to answer this question a lot of times. He gets his inspiration from everyday life, for example from a toilet: <br>
+
 
If the lid is up, a man has used the toilet. If it's down, it was a woman. Such details can become part of the cases.<br>
+
Wie gefällt es Gosho Aoyama in Deutschland? Wird Conan vielleicht mal einen Fall in Deutschland lösen?
<br>
+
 
Q: In the manga version there often are little extra comics. [TN: Not sure what they are referring to, here] Are they just little jokes or are the assistants using them to annoy their boss?<br>
+
Gosho Aoyama findet Deutschland sehr schön, insbesondere die Würste haben es ihm angetan. Ein Fall für Conan im Ausland wird es allerdings wohl nicht geben, denn woher sollte der kleine Detektiv einen Reisepass bekommen?
A: They are just little jokes.<br>
+
 
<br>
+
Aber in einem der Filme hat Conan einen Fall in London(siehe Film 6) gelöst?
Q: Does Gosho Aoyama plan to have a cameo in Detective Conan?<br>
+
 
A: No, he's not going to appear in the series himself.<br>
+
Er war ja nicht wirklich in London. Aber vielleicht besorgt er sich einen gefälschten Pass... An dieser Stelle wirft Steffen Hautog ein, wie gut er es findet, dass die Fans für die Kinofilme extra nach Japan fahren, denn in Deutschland sind die Filme ja noch nicht veröffentlicht worden.
<br>
+
 
Q: What is Gosho Aoyama's bet for the WC soccer game between Japan and Croatia? [TN: of the soccer WC 2006 in Germany]<br>
+
Woher nimmt Gosho Aoyama die Ideen für Conans Fälle?
A: He hopes for a 2:0 for Japan. However, he thinks the Croatian team is very srong, so the Japanese team won't have it easy.<br>
+
 
<br>
+
Diese Frage bekommt er oft gestellt. Seine Inspiration findet er oft im Alltag, beispielsweise bei einer Toilette: Wenn der Deckel aufgeklappt ist, hat zuletzt ein Mann die Toilette benutzt. Ist der Deckel unten, war es eine Frau. Solche Kleinigkeiten können in die Fälle einfließen.
Q: Gosho is actively doing sports, e.g. Kendo. Does he also play soccer?<br>
+
 
A: He is only a viewer when it comes to soccer. His favorite soccer team is Juventus Turin.<br>
+
In den Manga finden sich oft kleine Extra-Comics. Sind das reine Gags, oder nutzen seine Assistenten das schon mal, um ihren
<br>
+
 
Q: How tall is Conan?<br>
+
Chef etwas zu ägern?
A: Gosho shows with his hand that it's at about 1,30 meter.<br>
+
 
<br>
+
Das sind reine Gag-Strips.
Q: Why are all members of the BO named after alcoholic beverages?<br>
+
 
A: Because it's cool.<br>
+
Kann sich Gosho Aoyama einen Cameo-Auftritt in Conan vorstellen?
<br>
+
 
Q: Why did Gosho Aoyama put a detective in the body of an elementary school pupil?<br>
+
Nein, er wird nicht selbst in Conan auftreten.
A: Since the series primary audience are children, the protagonist should also be a child.<br>
+
 
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+
Welches Ergebnis tippt Gosho Aoyama für das WM-Fußballspiel Japan gegen Kroatien?
Q: Why are almost all characters in the series blue-eyed, while blue-eyed people aren't very common in Japan in reality?<br>
+
 
A: Blue is more colorful.<br>
+
Er wünscht sich ein 2:0 für Japan. Aber die Kroaten sind sehr stark, deshalb wird die japanische Mannschaft es schwer haben.
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama want to continue Kaito Kid?<br>
+
Gosho Aoyama betreibt aktiv Sport, beispielsweise Kendo. Spielt er auch Fußball?
A: He wants to, but he has no time to do so at the moment. So the master thief is only going to appear occasionally <br>
+
 
in Detective Conan for now. In Japan a volume recently was published, which tells the story of the origin of Kid's name.<br>
+
Beim Fußball ist er nur Zuschauer. Seine Lieblingsmannschaft ist übrigens Juventus Turin.
<br>
+
 
Q: Is Conan going to find out who's Kid? Is Kid going to be captured, by Conan or police?<br>
+
Wie groß ist Conan?
A: It's not certain for now.<br>
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<br>
+
Gosho Aoyama zeigt mit der Hand auf etwa 1,30 Meter. Steffen Hautog wirft die Begriffe ABC-Schützengröße und Dreikäsehoch ein.
Q: Is Yusaku Kudo going to reappear in the future?<br>
+
 
A: Gosho Aoyama is drawing a story which plays ten years before the current storyline. Conan's father is going to appear in this case, too. [TN: Obviously referring to volume 55 chapter 6-9]<br>
+
Warum sind alle Mitglieder der Schwarzen Organisation nach alkoholischen Getränken benannt?
<br>
+
 
Q: When Gosho Aoyama started Detective Conan, did he expect his series to get so successful?<br>
+
Weil das cool ist.
A: No, he didn't expect it to get so successful. He estimated that it would be only published for three months in a Japanese magazine.<br>
+
 
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Wieso hat Gosho Aoyama einen Detektiv in den Körper eines Grundschulkindes gesteckt?
Q: Does Gosho Aoyama teach talented young manga artists?<br>
+
 
A: No, he does not teach.<br>
+
Die Serie ist für Kinder gedacht, deshalb sollte auch die Hauptperson ein Kind sein.
<br>
+
 
Q: Which part of Detective Conan is done by Gosho Aoyama himself and which part by his assistants?<br>
+
Warum sind fast alle Charaktere in Conan blauäugig, obwohl in Japan nur wenige Menschen blaue Augen haben?
A: Gosho Aoyama himself draws the characters, his assistants draw the backgrounds and painting big areas.<br>
+
 
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Blau ist bunter.
Q: Is Sonoko going to have a boyfriend?<br>
+
 
A: She already has a boyfriend and they are going to stay together.<br>
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Möchte Gosho Aoyama Kaito Kid fortsetzen?
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+
 
Q: Are there going to be further entanglements between Kaito Kid and Conan?<br>
+
Er möchte schon, allerdings hat er im Moment nicht die Zeit dazu. Also wird sich der Meisterdieb erst mal auf gelegentliche Auftritte bei Conan beschränken. In Japan ist gerade ein Band erschienen, in dem die Entstehung von Kids Namen erzählt wird.
A: No, because the story would become too complicated, otherwise.<br>
+
 
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+
Wird Conan erfahren, wer hinter Kid steckt? Wird Kid gefasst, von Conan oder von der Polizei?
Q: Why does Makoto always wear a plaster on his face?<br>
+
 
A: Because it's cool.<br>
+
Das steht noch nicht fest.
<br>
+
 
Q: Why are there so many pairings in Detective Conan between old childhood friends?<br>
+
Wird Yusaku Kudo wieder einmal einen Auftritt haben?
A: Childhood friends becoming lovers is an easy concept to comprehend for everybody. That's why it's used so often.<br>
+
 
<br>
+
Gosho Aoyama zeichnet gerade an einer Geschichte, die vor etwa zehn Jahren spielt. Dort wird auch Conans Vater vorkommen.
Q: How much hours in a week does Gosho Aoyama work and what is he doing when he's not working?<br>
+
 
A: Gosho Aoyama claims that he sleeps three hours a day. When he's not working, he plays computer games, watches TV and movies, reads crime novels, and - of course - watches soccer.<br>
+
Als Gosho Aoyama mit Conan begonnen hat, hat er da mit diesem überwältigenden Erfolg gerechnet? Nein, mit einem so großen Erfolg hat er nicht gerechnet. Er hätte eher geschätzt, dass die Serie vielleicht drei Monate im japanischen Magazin laufen würde.
<br>
+
 
Q: How is Kogoro able to get sober in an instant?<br>
+
Unterrichtet Gosho Aoyama in Japan Nachwuchszeichner?
A: Gosho Aoyama didn't even notice that before.<br>
+
 
<br>
+
Nein, er unterrichtet nicht.
Q: In one movie, the divorce of Kogoro and his wife was shown (see movie 2). Is it going to be shown in the manga series, too?<br>
+
 
A: Gosho Aoyama is drawing a story, where they are still together. [TN: Probably again referring to volume 55 chapter 6-9]<br>
+
Welchen Teil der Arbeit an Conan erledigt Gosho Aoyama selbst, welchen Teil seine Assistenten?
<br>
+
 
Q: What is the first name of Professor Agasa's first love?<br>
+
Gosho Aoyama selbst zeichnet die Figuren, seine Assistenten kümmern sich um die Hintergründe, malen größere Flächen aus.
A: Her first name is Fusae.<br>
+
 
<br>
+
Wird Sonoko mal einen festen Freund haben?
Q: Why is Ran so violent?<br>
+
 
A: For that you have to ask Ran herself.<br>
+
Sie hat schon einen festen Freund, und mit dem wird sie auch zusammenbleiben.
<br>
+
 
Q: Who is Gosho Aoyama's favorite caharcter from Detective Conan?<br>
+
Wird es weitere Verwicklungen zwischen Kaito Kid und Conan geben?
A: The little master detective himself.<br>
+
 
<br>
+
Nein, sonst würde die Geschichte zu schwer zu verstehen.
Q: Why does Shuuichi hate Gin so much?<br>
+
 
A: It is going to become clear soon in the manga.<br>
+
Warum trägt Makoto Kyogoku immer ein Pflaster?
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama plan to start a new series after Detective Conan is finished?<br>
+
Weil es cool ist.
A: As of yet, there's no new series planned.<br>
+
 
<br>
+
Warum gibt es in Conan so viele Paare, die aus einer Sandkastenliebe hervorgegangen sind?
Q: How old is Gosho Aoyama?<br>
+
 
A: He is going to be 43 years-old on 21st June [TN: 2006].<br>
+
Eine Sandkastenliebe ist ein einfaches Motiv, das jeder nachvollziehen kann, deshalb wird es oft verwendet.
<br>
+
 
Q: For how long has Gosho Aoyama worked on Detective Conan?<br>
+
Wieviel Stunden in der Woche arbeitet Gosho Aoyama, und was macht er in seiner Freizeit?
A: For this, Gosho Aoyama has to ask his editor, who traveled along.<br>
+
 
He has worked on Detective Conan since 1993.<br>
+
Gosho Aoyama behauptet, dass er drei Stunden pro Tag schläft. In seiner Freizeit spielt er Computerspiele, schaut Fernsehen und Filme, liest gerne
<br>
+
 
Q: Who is the boss of the BO?<br>
+
Kriminalromane und schaut natürlich auch Fußball.
A: It's already decided and it is going to be revealed sometime.<br>
+
 
<br>
+
Wie schafft es Kogoro, von einer Sekunde auf die nächste nüchtern zu werden?
Q: Which style of music does Gosho Aoyama prefer?<br>
+
 
A: He doesn't listen to music very often and he prefers no particular style.<br>
+
Das ist Gosho Aoyama noch gar nicht aufgefallen.
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama have some role models among other mangaka?<br>
+
In einem Film wird die Trennung von Kogoro und seiner Frau gezeigt(siehe Film 2), wird das auch im Manga vorkommen?
A: Yes, for example the famous movie director Kurosawa is one of his role models.<br>
+
 
<br>
+
Gosho Aoyama zeichnet gerade an einer Episode, in der die beiden noch zusammen sind.
Q: How old was he, when he published his first manga?<br>
+
 
A: That has to be answered by his editor as well. Gosho Aoyama was 24 years-old at that time.<br>
+
Wie heißt Professor Agasas erste Liebe mit Vornamen?
<br>
+
 
Q: When did Gosho Aoyama buy his first manga?<br>
+
Sie heißt Fusae.
A: When he was in kindergarten, he bought his first manga, which probably isn't known by anyone in Germany.<br>
+
 
By the way, his father bought him "Peter Pan".<br>
+
Warum ist Ran so gewalttätig?
<br>
+
 
Q: Does Gosho Aoyama have contact to other mangaka?<br>
+
Das müsste man Ran selbst fragen.
A: He visits parties where he meets his colleagues.<br>
+
 
<br>
+
Wer ist Gosho Aoyamas Lieblingscharakter aus Conan?
Q: Would he like to visit Germany again, even if the Japanese national team doesn't play there at that time?<br>
+
 
A: Gosho Aoyama really likes German sausages, so he would like to visit Germany again in the future.<br>
+
Der kleine Meisterdetektiv selbst.
<br>
+
 
Q: Which manga does Gosho Aoyama like to read?<br>
+
Warum hasst Shuichi Gin so sehr?
A: Among other things he is a big fan of "Vagabond".<br>
+
 
<br>
+
Das wird bald im Manga klar werden.
Q: Which crime story authors did inspire Gosho Aoyama the most?<br>
+
 
A: He is a big fan of Arthur Conan Doyle and Sherlock Holmes. <br>
+
Hat Gosho Aoyama vor, nach Conan eine neue Serie zu starten?
<br>
+
 
Q: When did Gosho Aoyama start to draw manga?<br>
+
Eine neue Serie ist bisher nicht geplant.
A: He began to draw manga when he was three years old. However, those drawings could only be called scribbles.<br>
+
 
<br>
+
Wie alt ist Gosho Aoyama?
Q: On the internet, there is a rumor that Gosho Aoyama would be on a two month-break. Is it true?<br>
+
 
A: No, it's not. If someone would offer him such a long break, he wouldn't decline, but, alas, no one does.<br>
+
Er wird am 21. Juni 43 Jahre alt.
<br>
+
 
Q: Is Gosho Aoyama also interested in European and US comics?<br>
+
Wie lang wurde schon insgesamt an Conan gearbeitet?
A: Yes, he is. His favorites are "Superman" and "Batman" among other things. But he also likes works from Moebius.<br>
 
<br>
 
Q: How many persons work on the manga?<br>
 
A: Gosho Aoyama works together with six assitants.<br>
 
<br>
 
Q: Would Gosho Aoyama read and answer fan letters from Germany, if they are written in Japanaese?<br>
 
A: He would read them. But instead of answering each of them, he would send a new years card.<br>
 
<br>
 
Q: To what extend is Detective Conan autobiographic?<br>
 
A: From time to time, there are events of Gosho Aoyama's daily life, which are represented in the manga.<br>
 
<br>
 
Q: Is Gosho Aoyama able to imagine one day in the life of Conan without a murder?<br>
 
A: He would like to write such a story one day.<br>
 
<br>
 
Q: Are there really as many murders as shown in Detective Conan in Japan?<br>
 
A: No, thankfully not.<br>
 
<br>
 
Q: The word is that the Japanese police has used Conan for an anti drug campaign in the past. Is it true?<br>
 
A: It's true. The campaign was directed at children. Many children watch Deective Conan and while watching it catch this message.<br>
 
<br>
 
<br>
 
TN: That's it ~<br>
 
I'm sorry for my bad English. <br>
 
Feel free to ask if some parts do not make sense in Englisch or to correct any mistakes.<br>
 
Also, my translation may not be 100 % literal all of the time since it isn't really possible at some parts with how the German sentences are worded.<br>
 
</spoiler>
 
  
Original German Text
+
Da muss Gosho Aoyama seinen mitgereisten Redakteur fragen. Die Arbeit an Conan läuft seit 1993.
<spoiler>
 
From : http://conanwiki.org/wiki/Interview_mit_Gosho_Aoyama_(2006)
 
  
 +
Wer ist der Boss der Schwarzen Organisation?
  
Wie viele Bände soll Detektiv Conan insgesamt haben?
+
Das steht bereits fest, und der Oberboss wird auch noch enttarnt werden.
  
Es steht noch nicht fest, wie viele Bände es insgesamt werden.
+
Welche Musikrichtung hört Gosho Aoyama gerne?
  
Steht schon fest, wie die Serie enden wird?
+
Er hört eigentlich kaum Musik, bevorzugt keine bestimmte Richtung.
  
Die letzte Szene hat Gosho Aoyama schon im Kopf, aber er wird sie natürlich noch nicht verraten.
+
Hat Gosho Aoyama noch Vorbilder unter den anderen Mangaka?
  
Wird es ein Happy End geben?
+
Ja, beispielsweise ist der berühmte Filmregisseur Kurosawa eines seiner Vorbilder.
  
Auch das verrät Gosho Aoyama noch nicht.
+
In welchem Alter hat er seinen ersten Manga veröffentlicht?
  
Wann hat Heiji Geburtstag?
+
Auch hier muss der Redakteur aushelfen, Gosho Aoyama war damals etwa 24 Jahre alt.
  
Das steht noch gar nicht fest, er dürfte aber im Juli oder August geboren sein.
+
Wann hat sich Gosho Aoyama seinen ersten Manga gekauft? Als er im Kindergarten war, hat er sich einen Manga gekauft, den hier aber bestimmt niemand kennt. Sein Vater hat ihm übrigens "Peter Pan" geschenkt.
  
Wird Conan im Lauf der Serie auch mal älter, wird er beispielsweise in die zweite Klasse versetzt?
+
Hat Gosho Aoyama Kontakt zu anderen Mangaka?
  
Nein, Conan wird nicht älter werden. Außer vielleicht am Schluss, aber wie gesagt, der ist noch geheim.
+
Er besucht Partys, auf denen er seine Kollegen trifft.
  
In einem der Kinofilme legt sich Sonoko eine andere Frisur zu(siehe Film 5). Wird sie diese Frisur auch in Manga bekommen?
+
Würde er Deutschland nochmal besuchen, auch ohne dass die japanische Nationalmannschaft hier spielt?
  
Die Filme und die Manga sind völlig getrennt. Im Manga wird Sonoko also ihre alte Frisur behalten.
+
Gosho Aoyama ist von den deutschen Würsten so begeistert, dass er gerne wiederkommt.
  
Will Gosho Aoyama nicht den letzten Band schon schreiben und in einem Safe einschließen?
+
Welche Manga liest Gosho Aoyama?
  
Nein, das wird er nicht machen.
+
Er ist beispielsweise ein Fan von Vagabond.
  
Hat das Gegenmittel für das Schrumpfgift etwas mit Nekrose zu tun?
+
Welche Krimi-Autoren sind die größte Inspirationsquelle für Gosho Aoyama?
  
Das ist noch unklar.
+
Er ist ein großer Fan von Arthur Conan Doyle und Sherlock Holmes.
  
Werden weitere Kinder die Detective Boys verstärken?
+
In welchem Alter hat Gosho Aoyama mit dem Manga-Zeichnen angefangen?
  
Zur Zeit sind keine weiteren Mitglieder vorgesehen.
+
Bereits im Altern von etwa drei Jahren hat er gezeichnet, das war aber noch eher Gekrakel.
  
Stehen den japanischen Fans in der nächsten Zeit größere Überraschungen ins Haus?
+
Im Internet geht das Gerücht um, Gosho Aoyama plane eine zweimonatige Pause. Stimmt das?
  
Ja, es wird einige Überraschungen geben. Dabei wird der Name Haibara eine Rolle spielen.
+
Nein, das stimmt nicht. Wenn jemand ihm so einen langen Urlaub anbieten würde, würde er ihn gerne nehmen, aber das tut leider niemand.
  
Möchte Gosho Aoyama Kinder haben?
+
Interessiert sich Gosho Aoyama auch für europäische und US-Comics?
  
Im Moment ist kein Nachwuchs geplant.
+
Ja, zu seinen Favoriten gehören unter anderem Superman und Batman, aber auch die Arbeiten von Moebius.
  
Wie gefällt es Gosho Aoyama in Deutschland? Wird Conan vielleicht mal einen Fall in Deutschland lösen?
+
Wie viele Menschen arbeiten an dem Manga?
  
Gosho Aoyama findet Deutschland sehr schön, insbesondere die Würste haben es ihm angetan. Ein Fall für Conan im Ausland wird es allerdings wohl nicht geben, denn woher sollte der kleine Detektiv einen Reisepass bekommen?
+
Gosho Aoyama arbeitet mit sechs Assistenten zusammen.
  
Aber in einem der Filme hat Conan einen Fall in London(siehe Film 6) gelöst?
+
Würde Gosho Aoyama auch Leserbriefe aus Deutschland, geschrieben auf Japanisch, lesen und beantworten? Lesen würde er sie, aber anstelle einer individuellen Antwort gibt es eher eine Neujahrskarte.
  
Er war ja nicht wirklich in London. Aber vielleicht besorgt er sich einen gefälschten Pass... An dieser Stelle wirft Steffen Hautog ein, wie gut er es findet, dass die Fans für die Kinofilme extra nach Japan fahren, denn in Deutschland sind die Filme ja noch nicht veröffentlicht worden.
+
Inwieweit ist Conan autobiographisch?
  
Woher nimmt Gosho Aoyama die Ideen für Conans Fälle?
+
Es gibt immer wieder Ereignisse aus Gosho Aoyamas Alltag, die sich im Manga wiederfinden.
  
Diese Frage bekommt er oft gestellt. Seine Inspiration findet er oft im Alltag, beispielsweise bei einer Toilette: Wenn der Deckel aufgeklappt ist, hat zuletzt ein Mann die Toilette benutzt. Ist der Deckel unten, war es eine Frau. Solche Kleinigkeiten können in die Fälle einfließen.
+
Kann Gosho Aoyama sich einen Tag für Conan ohne Mord vorstellen?
  
In den Manga finden sich oft kleine Extra-Comics. Sind das reine Gags, oder nutzen seine Assistenten das schon mal, um ihren
+
Eine solche Geschichte würde er gerne einmal schreiben.
  
Chef etwas zu ägern?
+
Gibt es in Japan tatsächlich so viele Morde wie in Conan?
  
Das sind reine Gag-Strips.
+
Nein, Gott sei dank nicht.
  
Kann sich Gosho Aoyama einen Cameo-Auftritt in Conan vorstellen?
+
Es heißt, die japanische Polizei habe einmal Conan in einer Anti-Drogen-Kampagne verwendet, stimmt das? Das stimmt. Die Kampagne richtete sich an Kinder. Viele Kinder schauen gerne Conan an und bekommen dann die Botschaft mit.
  
Nein, er wird nicht selbst in Conan auftreten.
+
</spoiler>
  
Welches Ergebnis tippt Gosho Aoyama für das WM-Fußballspiel Japan gegen Kroatien?
+
===Anime 10 Year Anniversary Interview 2===
 +
Aoyama Anime 10th anniversary interview in 2006 on the Yomiuri Television (YTV) website<br>
 +
Original link : http://www.ytv.co.jp/conan/index_set.html (page died)<br>
 +
Posted at : https://reiarashi.wordpress.com/2006/09/10/aoyama-10th-anniversary-interview/
 +
<spoiler>
 +
Q: The animated version of “Detective Conan” is welcoming it’s 10 years anniversary. Looking back on these ten years, How do you feel?<br>
 +
Gosho: Even though that is a long time, to me… it feels like a blink of an eye.
  
Er wünscht sich ein 2:0 für Japan. Aber die Kroaten sind sehr stark, deshalb wird die japanische Mannschaft es schwer haben.
+
Q: Are there any differences between now and then?<br>
 +
Gosho: (Conan) grew taller. *laugh* In the beginning, I was drawing him at the cute size of three head sizes. Now I’m slowly drawing him at 4 head size, because kids in real life are taller now.
  
Gosho Aoyama betreibt aktiv Sport, beispielsweise Kendo. Spielt er auch Fußball?
+
Q: What’s your favorite moment in the anime?<br>
 +
Gosho: “The moonlight sonata case”. In the manga, there was no sound so it felt better with music in the anime. Other ones, are like the bomb case of Sato-san.
  
Beim Fußball ist er nur Zuschauer. Seine Lieblingsmannschaft ist übrigens Juventus Turin.
+
Q: How’d you feel when they decided to make an anime?<br>
 +
Gosho: Conan is based on logical deduction, so I thought it was better to make it into a play. As an anime, if there’s no action, if it can’t make people happy, it wouldn’t be accepted. At the time I felt even if Conan was made into an anime, it won’t be accepted so… I thought it would be over very soon *laugh*
  
Wie groß ist Conan?
+
Q: You never expected that it would last ten years?<br>
 +
Gosho: Never… I’m surprised myself.
  
Gosho Aoyama zeigt mit der Hand auf etwa 1,30 Meter. Steffen Hautog wirft die Begriffe ABC-Schützengröße und Dreikäsehoch ein.
+
Q: What’s the most important thing to take note of when drawing Conan?<br>
 +
Gosho: When it was made into an anime, I told the artist not to draw Conan like the edogawa detective group’s Rin-san but draw him like Kogorou, a person who looks like he’s overseeing the whole case.
  
Warum sind alle Mitglieder der Schwarzen Organisation nach alkoholischen Getränken benannt?
+
Q: What do you feel when looking at the anime?<br>
 +
Gosho: Conan’s voice is my wife’s voice, but in the anime she’ll say “yatte ne” in a voice more fitting of her beautiful attitude *laugh*
  
Weil das cool ist.
+
Q: What’s hardest to draw in Conan?<br>
 +
Gosho: The corpse, if you draw it too scary, too ugly, or too rough… people won’t find it interesting. It’s very hard to find the balance in this area… but still fit for kids to watch because kids are really smart these days. In truth, I’ve drawn a lot of content that’s just more fitting for adults.
  
Wieso hat Gosho Aoyama einen Detektiv in den Körper eines Grundschulkindes gesteckt?
+
Q: Were you ever worried about the possibility that the anime might be more popular then the original work?<br>
 +
Gosho: I never worried about that before, I don’t mind the anime originals that the anime staff came up with.
  
Die Serie ist für Kinder gedacht, deshalb sollte auch die Hauptperson ein Kind sein.
+
Q: What do you think of the anime original?<br>
 +
Gosho: Conan in the Manga says only stuff that I know, stuff that I researched, and stuff that I heard and sources like that. Anime Original is different, I’ve got no idea of the plotline. Sometimes I’ll let out a “Ho~o, you’re so smart!” or “Wow, you even know things like that” remarks.
  
Warum sind fast alle Charaktere in Conan blauäugig, obwohl in Japan nur wenige Menschen blaue Augen haben?
+
Q: Did you even think about drawing the anime and the manga at the same time?<br>
 +
Gosho: Of course, of course, especially when I’m drawing action scenes like Ran’s karate because if you see it in anime, it is very interesting. Like Conan’s kicking scenes. There wasn’t any sort of continuous action in the manga.
  
Blau ist bunter.
+
Q: The reason Conan is so loved by fans over this long period of time?<br>
 +
Gosho: Yeah, to tell you the truth. I’m not really clear on it. I guess it’s because everybody likes to see detective shows and drama shows. The man who was shrunk and can not confess his love, everyone seems able to embrace this.
  
Möchte Gosho Aoyama Kaito Kid fortsetzen?
+
Q: What does Conan mean to you?<br>
 +
Gosho: Painful days and happy days. I’m very happy when I’m drawing Conan, but at the same time… it is very tiresome *laugh*
  
Er möchte schon, allerdings hat er im Moment nicht die Zeit dazu. Also wird sich der Meisterdieb erst mal auf gelegentliche Auftritte bei Conan beschränken. In Japan ist gerade ein Band erschienen, in dem die Entstehung von Kids Namen erzählt wird.
+
Q: What is the most tired period within these ten years?<br>
 +
Gosho: Well, because there are so many lines… it took a long time to produce it. If anybody feels that the lines are too long, that’s because I wrote it that long. *laugh* This is a really tiresome work. I have a few pages full of lines in tiny letters.
  
Wird Conan erfahren, wer hinter Kid steckt? Wird Kid gefasst, von Conan oder von der Polizei?
+
Q: Compared to your other work, is the production time the same?<br>
 +
Gosho: It’s completely different. When I was drawing Yaiba, if I’m lucky, I can be done in 4 to 5 days. Conan needs at least 1 week or a bit more then 1 week. For a weekly published manga… I killed quite a bit of my brain cells.
  
Das steht noch nicht fest.
+
Q: How many more years do you set as your goal?<br>
 +
Gosho: Because I’ve been drawing it for 10 years, I haven’t thought of the future. Although I have already thought of the ending, because I can’t lay the clues if I don’t have the ending.
  
Wird Yusaku Kudo wieder einmal einen Auftritt haben?
+
Q: The 10th movie that’s going to premiere in April.. what’s the difference between it and the 9th film?<br>
 +
Gosho: It’s different, to say… there’s going to be a lot more detectives this time. (Did you see that poster with all the detectives) Yeah, even though this guy came out before, this time, he’s coming out at the same time. The other point worth mentioning is my other project “Magic Kaito”. The showdown between Kaitou and his nemesis Hakuba. Heiji, Conan and Hakuba. The joint appearance of the 3 high school detectives at the same time.
  
Gosho Aoyama zeichnet gerade an einer Geschichte, die vor etwa zehn Jahren spielt. Dort wird auch Conans Vater vorkommen.
+
Q: The story of the movie?<br>
 +
Gosho: Within limited time, can the case be solved? Can the criminal be captured? The criminal will have a lot of hostages… It’s not good if I say anymore *laugh*
  
Als Gosho Aoyama mit Conan begonnen hat, hat er da mit diesem überwältigenden Erfolg gerechnet? Nein, mit einem so großen Erfolg hat er nicht gerechnet. Er hätte eher geschätzt, dass die Serie vielleicht drei Monate im japanischen Magazin laufen würde.
+
Q: Finally, do you have anything to say to the audience?<br>
 +
Gosho: This time it’s the 10th movie, so all the detectives who’ve shown up within these ten years should appear. So even though I can’t say fancy, it’s the 10 year special. Please look forward to it!
 +
</spoiler>
 +
Raw text
 +
<spoiler>
 +
―アニメ「名探偵コナン」が10周年を迎えましたが、振り返ってどうですか?<br>
 +
「長いなぁと思いますけど、僕にとってはあっという間でしたね」
  
Unterrichtet Gosho Aoyama in Japan Nachwuchszeichner?
+
―スタート当時と違いはありますか?<br>
 +
「(コナンの)等身が伸びていますね(笑)。やっぱり最初はかわいく3頭身くらいに描いていたんです。だんだん4等身に近くなってきましたね。実際の子供はもっと等身が長いですから」
  
Nein, er unterrichtet nicht.
+
―アニメで印象に残るエピソードは?<br>
 +
「『ピアノソナタ『月光』殺人事件』。漫画だと音は聴こえないじゃないですか。やっぱりアニメだと音が聴こえるのでいいなぁって感じですね。あとは佐藤刑事と高木刑事の爆弾事件のスペシャルとか…」
  
Welchen Teil der Arbeit an Conan erledigt Gosho Aoyama selbst, welchen Teil seine Assistenten?
+
―アニメ化したいという話がきた時のお気持ちは?<br>
 +
「コナンは推理モノですから、やっぱり会話劇になるじゃないですか。アニメーションっていうのは動いて、楽しいものじゃないと受けないというのがありまして、多分アニメ化されても受けないなと思いましたね。すぐ終わるなと思っていました(笑)」
  
Gosho Aoyama selbst zeichnet die Figuren, seine Assistenten kümmern sich um die Hintergründe, malen größere Flächen aus.
+
―10年続くとは思っていなかった?<br>
 +
「思っていなかったです。びっくりですね」
  
Wird Sonoko mal einen festen Freund haben?
+
―コナンを描く上で大切にしていることは?<br>
 +
「アニメ化になる時、コナンを少年探偵団の(江戸川乱歩の作品の)小林少年ではなく、明智小五郎にしてくれとスタッフの皆さんに言ったんです。事件を全て上から見ている人物にしてくれと言いました」
  
Sie hat schon einen festen Freund, und mit dem wird sie auch zusammenbleiben.
+
―実際にアニメを見た感想は?<br>
 +
「コナン君の声はウチの嫁さん(高山みなみ)なんですけど、アニメ化になったら『やってね』って言っていましたし、声はもうバッチリイメージは合っていますね(笑)」
  
Wird es weitere Verwicklungen zwischen Kaito Kid und Conan geben?
+
―コナンを描く上で難しい点は?<br>
 +
「難しいのは死体を描く時。あまりエグイとまずいですし、あまりちゃちいとまたそれはそれでつまらないですし、その辺のバランスが難しいですね。あまり子供向けにしちゃうと子供はやっぱり頭が良いですからね。本当に大人向けにいろいろな事を描いています」
  
Nein, sonst würde die Geschichte zu schwer zu verstehen.
+
―アニメの放送が原作に追いつく怖さは?<br>
 +
「僕はないですね。アニメのスタッフにオリジナルを入れて頂けるので全く気にせず描いています」
  
Warum trägt Makoto Kyogoku immer ein Pflaster?
+
―そのアニメオリジナルの作品を見た印象は?<br>
 +
「漫画だと、コナン君は僕が知っている事とか、調べた事とか、誰かから聞いた事しか喋らないので、『ふぅ~ん』と思うんですけど、オリジナルは僕が知らない事を喋るので、『ほ~ぅ、お前結構頭が良いなぁ』『すごいなぁ、こんな事知っているんだ』って(笑)。そういうのはありますね」
  
Weil es cool ist.
+
―アニメを考えながら原作を描くことは?<br>
 +
「します、します。アクションのところですね。蘭の空手のシーンとか。アニメで動いた方がおもしろいですからね。サッカーを蹴るシーンとか。ほとんどアクションがありませんから」
  
Warum gibt es in Conan so viele Paare, die aus einer Sandkastenliebe hervorgegangen sind?
+
―コナンが長い間、ファンに支持されている理由は?<br>
 +
「そうですね、正直よくわかんないですけど、やっぱりみんなミステリーが好きっていうことと、あとはラブコメが好きなのかなぁと思います。小さくなっちゃって好きだと言えない男の子がいて…、みたいなのが受けているのかなぁ」
  
Eine Sandkastenliebe ist ein einfaches Motiv, das jeder nachvollziehen kann, deshalb wird es oft verwendet.
+
―先生にとってコナンとは?<br>
 +
「日々の苦しみでもあり、楽しみでもある。楽しいですよ、描いていて。でも大変なんです(笑)」
  
Wieviel Stunden in der Woche arbeitet Gosho Aoyama, und was macht er in seiner Freizeit?
+
―10年振り返って、どんな事が大変でしたか?<br>
 +
「う~ん、やっぱりセリフが多いですから、話を作るのに時間がかかっちゃいますね。皆さん、読んでいて長いなと感じると思いますけど、あれは全部書いていますから(笑)。そこが大変ですよ。字ばっかりで埋め尽くされるページもありますからね」
  
Gosho Aoyama behauptet, dass er drei Stunden pro Tag schläft. In seiner Freizeit spielt er Computerspiele, schaut Fernsehen und Filme, liest gerne
+
―他の作品と描く時間は違いますか?<br>
 +
「大分違いますね。『YAIBA』の頃はうまくすると4日、5日で終わっていたんですよ。コナンは1週間か1週間ちょい過ぎますから。週刊なのに(笑)。やっぱり頭使っちゃって…」
  
Kriminalromane und schaut natürlich auch Fußball.
+
―今後何年くらい続けたいという目標は?<br>
 +
「もう10年という感じですから、考えていないですよ。オチは考えていますけど。オチを考えていないと伏線を張れませんからね」
  
Wie schafft es Kogoro, von einer Sekunde auf die nächste nüchtern zu werden?
+
―来年4月公開の映画10弾「名探偵コナン・探偵たちの鎮魂歌」とこれまでの9作品の違いは?<br>
 +
「違いですか…。そうですね、探偵がいっぱい出てきますね。(たくさんの探偵が描かれたポスターを見て)えっ、この人出てくるのっていうのもありますけど、結構出てきますね。1番は僕のもう1つの作品『まじっく快斗』の主人公の黒羽快斗とライバルというか、白馬探君が出てきます。平次とコナンと白馬君、スーパー高校生探偵3人が一緒になって活躍しますから」
  
Das ist Gosho Aoyama noch gar nicht aufgefallen.
+
―映画のストーリーは?<br>
 +
「時間制限の中でいかに事件を解決して、いかに犯行を止めるか。人質がいっぱいとられて…。あまり言えないなぁ(笑)」
  
In einem Film wird die Trennung von Kogoro und seiner Frau gezeigt(siehe Film 2), wird das auch im Manga vorkommen?
+
―最後に視聴者へメッセージを?<br>
 +
「今回は映画10弾ということで10年の間に出てきた名探偵たちをほぼ全員出しました。ですから、コナンの集大成じゃないですけど、10年目のスペシャル版という事でお楽しみ下さい」
 +
</spoiler>
  
Gosho Aoyama zeichnet gerade an einer Episode, in der die beiden noch zusammen sind.
+
===Urusei Yatsura Volume 21 Interview RAW===
 +
うる星やつら(新装版)21巻のインタビュー September 18th, 2007 <br>
 +
A Detective Conan website had this listed as an interview<br>
 +
so it must have some relevance <br>
 +
http://conan-4869.net/post-19866
 +
<spoiler>
 +
いや、私事で恐縮なのですが、私の描く「名探偵コナン」めがたらたらと連載10年を越え、コナンの宿敵である黒ずくめの組織のメンバーもかなりの人数を出しました。ジン、ウォッカ、テキーラ、シェリー、ベルモットetc..<br>
  
Wie heißt Professor Agasas erste Liebe mit Vornamen?
+
そう、こいつらの名前はお酒なのです。そして唯一残っている有名で、名前にしてクールなのは「ラム」のみ・・・<br>
  
Sie heißt Fusae.
+
しかしこの名は日本中の・・・いや、今や世界中のまんがファンの心に刻み込まれ、皆、悟っております・・・この名を名乗っていいキャラは誰であるべきかと・・・ なにより私自身が・・・
 +
使えねぇ─── ぜってぇ使えねぜ!!<br>
  
Warum ist Ran so gewalttätig?
+
そのくらいこの鬼娘は、衝撃的に誌面に登場し、そのキュートな顔と、セクシーボディーと破壊的な電撃とけなげな心でファンの心を魅了し、今もなおそのド真ん中に降臨し続けているのであります!恐らくこれからも・・・手塚先生のアトムのように・・・<br>
  
Das müsste man Ran selbst fragen.
+
・・・ま、いずれ使っちゃいますけどね・・・<br>
 +
・・・その時は笑ってやってください・・・<br>
 +
・・・トホホ・・・(笑)。<br>
 +
</spoiler>
 +
The poster also had this to say about things from much later <br>
 +
in the Conan series like Rum and volume 85 (Scarlet Series)
 +
<spoiler>
 +
ラムは作者にとって思い入れの深いキャラ。いやそれだけでなく、世界のファンのためにも使えない。
  
Wer ist Gosho Aoyamas Lieblingscharakter aus Conan?
+
でも、いずれ使っちゃうかもしれないとのことなので、その時は笑って許してあげましょう・・・
  
Der kleine Meisterdetektiv selbst.
+
ラムはカクテルのベースなどに使われるアルコール度数の高い蒸留酒。今のところジン、ウオッカ、テキーラなどこの手のアルコールは全て男性に使われている。
  
Warum hasst Shuichi Gin so sehr?
 
  
Das wird bald im Manga klar werden.
+
一方で、女性に付けられるコードネームはシェリーやベルモット、キールなど、全てワインの一種かワインが含まれるカクテルである。
  
Hat Gosho Aoyama vor, nach Conan eine neue Serie zu starten?
+
法則どおりならラムは男性に付けられるべきだが、もし名探偵コナンで使われるのなら、これまで慎重に使用を保留してきた人気ヒロインの名前となるだけに、適当なキャラには使い難いのではないかと考えられる。
  
Eine neue Serie ist bisher nicht geplant.
+
法則を破りラムちゃんのような美少女メンバーに付けられるのか、ラムちゃんの名を汚さないようなイケメンにつけられるのか、組織の重要な役割を担うキャラに付けられるのか。今後の展開は楽しみである。
  
Wie alt ist Gosho Aoyama?
+
⇒85巻 緋色シリーズでバーボン編が一区切り。新たに組織のNO.2である”ラム”の登場が示唆され、ラム編が始まる。
 +
</spoiler>
  
Er wird am 21. Juni 43 Jahre alt.
+
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150234936186/urusei-yatsura-volume-21-interview-2007 link]
 +
<spoiler>
 +
Excuse me for being personal, but my series [Meitantei Conan] are continuing more than 10 years now, and a quite a lot of Conan’s enemies - BO’s members - had appeared. Gin, Vodka, Tequila, Sherry, Vermouth…
  
Wie lang wurde schon insgesamt an Conan gearbeitet?
+
Right. Their names are all alcohol. And the only one name left, which sounds cool for a name is [Rum]….
  
Da muss Gosho Aoyama seinen mitgereisten Redakteur fragen. Die Arbeit an Conan läuft seit 1993.
+
But this name is carved in hearts of all Japan, no… whole world’s manga fans… And this character who has that name… I, for all, too…
  
Wer ist der Boss der Schwarzen Organisation?
+
I can’t use it! I’ll never use it!!
  
Das steht bereits fest, und der Oberboss wird auch noch enttarnt werden.
+
Once an Oni Princess suddenly appeared on a magazine page, and with her cute face, sexy body, and destructive lightning attacks stole the hearts of her fans. Even now she continues to live inside of them! And I believe she’ll continue in the future… Like Tezuka-sensei’s Atom…
  
Welche Musikrichtung hört Gosho Aoyama gerne?
+
…Well, one day I will use this name…<br>
 +
…You can laugh all you want at that day…<br>
 +
…Ohoho… :)
  
Er hört eigentlich kaum Musik, bevorzugt keine bestimmte Richtung.
+
TN: Rum/Lum is a character from Takahashi Rumiko’s Urusei Yatsura 
 +
</spoiler>
  
Hat Gosho Aoyama noch Vorbilder unter den anderen Mangaka?
+
===Akigoro Interview RAW===
 +
2007年秋ごろのインタビュー 「最終回の構想できている」<br>
 +
Unknown interview <br>
 +
http://conan-4869.net/post-5412
 +
<spoiler>
 +
≪読み始めたとき小学生だった私も、今は大学生です≫
  
Ja, beispielsweise ist der berühmte Filmregisseur Kurosawa eines seiner Vorbilder.
+
「ええ~っ。そんなに年月がたったのかあ、って改めて感じました。ファンが喜ぶものを描かなきゃと思いますね」
  
In welchem Alter hat er seinen ersten Manga veröffentlicht?
+
推理漫画「名探偵コナン」を小学館「週刊少年サンデー」に描き続けて14年目。累計1億2000万部発行の“お化け作品”は今月、59巻目が発売になる。
  
Auch hier muss der Redakteur aushelfen, Gosho Aoyama war damals etwa 24 Jahre alt.
+
物語は、高校生探偵・工藤新一が謎の組織に子供の体にされたあと、江戸川コナンと名乗り数々の難事件を解決しながら、組織を追う…。
  
Wann hat sich Gosho Aoyama seinen ersten Manga gekauft? Als er im Kindergarten war, hat er sich einen Manga gekauft, den hier aber bestimmt niemand kennt. Sein Vater hat ihm übrigens "Peter Pan" geschenkt.
+
「推理ものは、いろいろなジャンルが描けるから面白い。犯人がなにかの選手ならスポーツ界、俳優なら演劇界ってね。毎回、新しい世界に出合えるから、僕自身が新鮮な気持ちで描ける。大変だけど飽きなくていい」
  
Hat Gosho Aoyama Kontakt zu anderen Mangaka?
+
テレビではアニメ化されて11年目、12月の実写ドラマ化も決まるなど、メディアミックスの成功例にもなっている。
  
Er besucht Partys, auf denen er seine Kollegen trifft.
+
「プレッシャーは、ないですね。プレッシャーを感じない方が、楽しいじゃないですか。へへへっ。それより、僕は勘が働くのですよ。勘で描いているので、ラッキーですね」
  
Würde er Deutschland nochmal besuchen, auch ohne dass die japanische Nationalmannschaft hier spielt?
+
最新号は、色がテーマ。「色は、子供でもイメージしやすいのでね。話の入り口は、身近なものや、はやりものを取り入れています」
  
Gosho Aoyama ist von den deutschen Würsten so begeistert, dass er gerne wiederkommt.
+
殺人をサラッと描くのは…
  
Welche Manga liest Gosho Aoyama?
+
気になるのは、長期連載の弊害。どんどん話が難しくなっていくといったケースも少なくない。その点、名探偵コナンは1巻から同じトーンを維持している。コツは。
  
Er ist beispielsweise ein Fan von Vagabond.
+
「専門的にならないこと。難しい言葉を使って、けむに巻くのは簡単だけど、読んでいる人にはわからなくなっていくからね」
  
Welche Krimi-Autoren sind die größte Inspirationsquelle für Gosho Aoyama?
+
題材の一つ、殺人には気を遣うという。「殺人を軽々しく扱うつもりはないが、読者が読み終わったあとで嫌な思いをしないように、サラッと流している。目標はシャーロック・ホームズ。うきうき読んでもらいたい」
  
Er ist ein großer Fan von Arthur Conan Doyle und Sherlock Holmes.
+
週刊の連載回数は合計624回を数える。
  
In welchem Alter hat Gosho Aoyama mit dem Manga-Zeichnen angefangen?
+
「ネタがどうしても出なくて、12時間近く打ち合わせるときがある。早いときは4時間で決まるのに…」
  
Bereits im Altern von etwa drei Jahren hat er gezeichnet, das war aber noch eher Gekrakel.
+
行き詰まった時は、すでに描いた事件の要素を組み合わせられないか考えたり、「ぷらぷら歩いたり、DVD観たり。気分転換ですね」
  
Im Internet geht das Gerücht um, Gosho Aoyama plane eine zweimonatige Pause. Stimmt das?
+
最終回の構想はできている
  
Nein, das stimmt nicht. Wenn jemand ihm so einen langen Urlaub anbieten würde, würde er ihn gerne nehmen, aber das tut leider niemand.
+
インタビューは、都内の仕事場で行われた。机にセットされたICレコーダーをみるや、すぐ手にする。
  
Interessiert sich Gosho Aoyama auch für europäische und US-Comics?
+
「ちっさい。今のはすごいですね」
  
Ja, zu seinen Favoriten gehören unter anderem Superman und Batman, aber auch die Arbeiten von Moebius.
+
これが青山である。何にでも飛びつき、おもしろがる。
  
Wie viele Menschen arbeiten an dem Manga?
+
鳥取県大栄町(現・北栄町)生まれ。子供時代は、山での探検ごっこに明け暮れた。
  
Gosho Aoyama arbeitet mit sechs Assistenten zusammen.
+
「だから、探検ものが描きやすい。コナンの動きは、僕の経験ばかりだから」
  
Würde Gosho Aoyama auch Leserbriefe aus Deutschland, geschrieben auf Japanisch, lesen und beantworten? Lesen würde er sie, aber anstelle einer individuellen Antwort gibt es eher eine Neujahrskarte.
+
大学卒業後、美術教師を望んだ父に反対されたものの、「今では一番の応援者。帰省するたびに、サインを頼まれるよ」
  
Inwieweit ist Conan autobiographisch?
+
最終回の構想はできている。が、終了はまだファンが許さない。
  
Es gibt immer wieder Ereignisse aus Gosho Aoyamas Alltag, die sich im Manga wiederfinden.
+
「期待は裏切りません」
  
Kann Gosho Aoyama sich einen Tag für Conan ohne Mord vorstellen?
+
孝行息子、コナンは続く。=敬称略
  
Eine solche Geschichte würde er gerne einmal schreiben.
+
(堀口葉子)
  
Gibt es in Japan tatsächlich so viele Morde wie in Conan?
+
メディアミックスで広がる世界
  
Nein, Gott sei dank nicht.
+
出版調査の出版科学研究所(東京都新宿区)によると、漫画(単行本)市場は、テレビ化などのメディアミックス作品が売り上げを伸ばし、厳しい出版界のなか2001年以降2500億円規模を維持している(06年は2533億円)。
  
Es heißt, die japanische Polizei habe einmal Conan in einer Anti-Drogen-Kampagne verwendet, stimmt das? Das stimmt. Die Kampagne richtete sich an Kinder. Viele Kinder schauen gerne Conan an und bekommen dann die Botschaft mit.
+
牽引(けんいん)役の1つ、「名探偵コナン」は、日本テレビ系でアニメ番組となって11年目。15日からは「秋のミステリースペシャル」が全6話放送される。映画版は4月に11作目「紺碧の棺」が公開され、現在12作目の製作も決まっている。翻訳出版数は世界22の国と地域にのぼる。鳥取県北栄町には記念館「青山剛昌ふるさと館」もあり、ファンの来場で賑わっている。
  
 +
メディアミックス作品について青山は、「コナンが誤解されないよう、トリックの説明などは打ち合わせる。映画版では原画を描き込むなど参加した」という。
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Anime 10 Year Anniversary Interview 2 (no raw)===
+
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150517368956/2007s-autumn-interview-english-translation link]
Aoyama Anime 10th anniversary interview on 2006<br>
 
Posted at : https://reiarashi.wordpress.com/2006/09/10/aoyama-10th-anniversary-interview/
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Q: The animated version of “Detective Conan” is welcoming it’s 10 years anniversary. Looking back on these ten years, How do you feel?<br>
+
2007’s Autumn Interview [I started thinking about the last arc]
Gosho: Even though that is a long time, to me… it feels like a blink of an eye.
 
  
Q: Are there any differences between now and then?<br>
+
“When I started reading, I was just an elementary schooler but now I am university student" [I felt like ‘Ehh? Did so much time really passed?’ once again. So I should draw something that would make my fans happy.]
Gosho: (Conan) grew taller. *laugh* In the beginning, I was drawing him at the cute size of three head sizes. Now I’m slowly drawing him at 4 head size, because kids in real life are taller now.
 
  
Q: What’s your favorite moment in the anime?<br>
+
That’s 14th year (TN: 2007) after Detective Manga [Meitantei Conan] started publishing in Shogakukan’s [Shounen Sunday]. 120 mln. copies were sold and this month vol. 59 is out for sale.
Gosho: “The moonlight sonata case”. In the manga, there was no sound so it felt better with music in the anime. Other ones, are like the bomb case of Sato-san.
 
  
Q: How’d you feel when they decided to make an anime?<br>
+
Story follows high school detective, Kudo Shinichi, who had taken the name of Edogawa Conan after being turned into a child by some mysterious organization. He tries to catch the organization while solving different cases…
Gosho: Conan is based on logical deduction, so I thought it was better to make it into a play. As an anime, if there’s no action, if it can’t make people happy, it wouldn’t be accepted. At the time I felt even if Conan was made into an anime, it won’t be accepted so… I thought it would be over very soon *laugh*
 
  
Q: You never expected that it would last ten years?<br>
+
[Mysteries are interesting because you can draw them in different genres. If the criminal is a player, then it’s sports world, an actor - the world of theater, you see. Every time I’m drawing it with fresh emotions, because of a feeling I’m going to meet a new world. That’s hard but I don’t get bored]
Gosho: Never… I’m surprised myself.
 
  
Q: What’s the most important thing to take note of when drawing Conan?<br>
+
It’s 11th year after TV anime started, and with live-action drama confirmed in December, this series are a good example of media mix.
Gosho: When it was made into an anime, I told the artist not to draw Conan like the edogawa detective group’s Rin-san but draw him like Kogorou, a person who looks like he’s overseeing the whole case.
 
  
Q: What do you feel when looking at the anime?<br>
+
[There’s no pressure. Rather than pressure, I think of it as fun? Hehehe. Besides, I’m more of intuitive person. I’m lucky to draw by a hunch.]
Gosho: Conan’s voice is my wife’s voice, but in the anime she’ll say “yatte ne” in a voice more fitting of her beautiful attitude *laugh*
 
  
Q: What’s hardest to draw in Conan?<br>
+
The latest issue had the color theme. [The color is easy for understanding even for children. I usually include things that are familiar and known to everyone into the cases]
Gosho: The corpse, if you draw it too scary, too ugly, or too rough… people won’t find it interesting. It’s very hard to find the balance in this area… but still fit for kids to watch because kids are really smart these days. In truth, I’ve drawn a lot of content that’s just more fitting for adults.
 
  
Q: Were you ever worried about the possibility that the anime might be more popular then the original work?<br>
+
Drawing murders without any doubts…
Gosho: I never worried about that before, I don’t mind the anime originals that the anime staff came up with.
 
  
Q: What do you think of the anime original?<br>
+
There are some negative effects about long-running series. Case are becoming to be more and more difficult with time. Meitantei Conan tries to keep the same tone since vol. 1.
Gosho: Conan in the Manga says only stuff that I know, stuff that I researched, and stuff that I heard and sources like that. Anime Original is different, I’ve got no idea of the plotline. Sometimes I’ll let out a “Ho~o, you’re so smart!” or “Wow, you even know things like that” remarks.
 
  
Q: Did you even think about drawing the anime and the manga at the same time?<br>
+
[Don’t make it too professional. Using hard words and riddles is easy, but the reader won’t understand it]
Gosho: Of course, of course, especially when I’m drawing action scenes like Ran’s karate because if you see it in anime, it is very interesting. Like Conan’s kicking scenes. There wasn’t any sort of continuous action in the manga.
 
  
Q: The reason Conan is so loved by fans over this long period of time?<br>
+
One of the important things is to be considerate about crime.
Gosho: Yeah, to tell you the truth. I’m not really clear on it. I guess it’s because everybody likes to see detective shows and drama shows. The man who was shrunk and can not confess his love, everyone seems able to embrace this.
 
  
Q: What does Conan mean to you?<br>
+
[I’m not treating murders lightly, but in order not to disappoint my readers, I let it proceed without obstacles. I want them to read it eagerly.]
Gosho: Painful days and happy days. I’m very happy when I’m drawing Conan, but at the same time… it is very tiresome *laugh*
 
  
Q: What is the most tired period within these ten years?<br>
+
Right now there are 624 files.
Gosho: Well, because there are so many lines… it took a long time to produce it. If anybody feels that the lines are too long, that’s because I wrote it that long. *laugh* This is a really tiresome work. I have a few pages full of lines in tiny letters.
 
  
Q: Compared to your other work, is the production time the same?<br>
+
[If I can’t come up with a story no matter what, I have around 12 hours to arrange my thoughts. Although sometimes I can decide it in 4 hours… When I got stuck, I start thinking if I can implement elements of stories I already drawn, go for a lazy walk, watch DVDs. Try to change my mood]
Gosho: It’s completely different. When I was drawing Yaiba, if I’m lucky, I can be done in 4 to 5 days. Conan needs at least 1 week or a bit more then 1 week. For a weekly published manga… I killed quite a bit of my brain cells.
 
  
Q: How many more years do you set as your goal?<br>
+
The interview was carried out in Tokyo workplace. After look at the IC recorder that was on desk, he immediately takes it.
Gosho: Because I’ve been drawing it for 10 years, I haven’t thought of the future. Although I have already thought of the ending, because I can’t lay the clues if I don’t have the ending.
 
  
Q: The 10th movie that’s going to premiere in April.. what’s the difference between it and the 9th film?<br>
+
[So small. That’s incredible now]
Gosho: It’s different, to say… there’s going to be a lot more detectives this time. (Did you see that poster with all the detectives) Yeah, even though this guy came out before, this time, he’s coming out at the same time. The other point worth mentioning is my other project “Magic Kaito”. The showdown between Kaitou and his nemesis Hakuba. Heiji, Conan and Hakuba. The joint appearance of the 3 high school detectives at the same time.
 
  
Q: The story of the movie?<br>
+
That’s Aoyama for you. He can be amused by everything. He was born in Tottori, Daiei-machi (now called Hokuei). He used to explore mountains all the time when he was a kid. [That’s why it’s easy for me to draw expeditions. Conan’s actions are all my experience.]
Gosho: Within limited time, can the case be solved? Can the criminal be captured? The criminal will have a lot of hostages… It’s not good if I say anymore *laugh*
 
  
Q: Finally, do you have anything to say to the audience?<br>
+
After graduating from the university, he refused to become an art teacher his father wanted him to be, but [now he’s my best supporter. Every time I return home, he asks for a sign]
Gosho: This time it’s the 10th movie, so all the detectives who’ve shown up within these ten years should appear. So even though I can’t say fancy, it’s the 10 year special. Please look forward to it!
 
</spoiler>
 
  
===Urusei Yatsura Volume 21 Interview RAW===
+
I’m thinking about the last arc, but the fans won’t forgive me if I’ll end it now.
うる星やつら(新装版)21巻のインタビュー September 18th, 2007 <br>
 
A Detective Conan website had this listed as an interview<br>
 
so it must have some relevance <br>
 
http://conan-4869.net/post-19866
 
<spoiler>
 
いや、私事で恐縮なのですが、私の描く「名探偵コナン」めがたらたらと連載10年を越え、コナンの宿敵である黒ずくめの組織のメンバーもかなりの人数を出しました。ジン、ウォッカ、テキーラ、シェリー、ベルモットetc..<br>
 
  
そう、こいつらの名前はお酒なのです。そして唯一残っている有名で、名前にしてクールなのは「ラム」のみ・・・<br>
+
[I won’t betray your expectations]
  
しかしこの名は日本中の・・・いや、今や世界中のまんがファンの心に刻み込まれ、皆、悟っております・・・この名を名乗っていいキャラは誰であるべきかと・・・ なにより私自身が・・・
+
His obedient son, Conan, will continue.
使えねぇ─── ぜってぇ使えねぜ!!<br>
 
  
そのくらいこの鬼娘は、衝撃的に誌面に登場し、そのキュートな顔と、セクシーボディーと破壊的な電撃とけなげな心でファンの心を魅了し、今もなおそのド真ん中に降臨し続けているのであります!恐らくこれからも・・・手塚先生のアトムのように・・・<br>
+
Media mix spreading in the world.
  
・・・ま、いずれ使っちゃいますけどね・・・<br>
+
According to publications investigation carried by Research Institute for Publications (Tokyo, Shinjuku), manga (tankoban) market extends via media mix, such as anime serialization, and had maintained a 250 billion yen scale among the severe publishing world (253.3 bln yen in 2006)
・・・その時は笑ってやってください・・・<br>
 
・・・トホホ・・・()。<br>
 
</spoiler>
 
The poster also had this to say about things from much later <br>
 
in the Conan series like Rum and volume 85 (Scarlet Series)
 
<spoiler>
 
ラムは作者にとって思い入れの深いキャラ。いやそれだけでなく、世界のファンのためにも使えない。
 
  
でも、いずれ使っちゃうかもしれないとのことなので、その時は笑って許してあげましょう・・・
+
One of the leaders, [Meitantei Conan] became an anime series on NTV 11 years ago. In 15 days [Autumn’s Mystery Special] would be broadcasted in 6 episodes. 11th movie, [Jolly Roger in the Deep Azure] will be out in April and 12th movie’s production had been decided.
  
ラムはカクテルのベースなどに使われるアルコール度数の高い蒸留酒。今のところジン、ウオッカ、テキーラなどこの手のアルコールは全て男性に使われている。
+
It was translated and published in 22 countries and regions of the world. There’s [Aoyama Gosho’s Hometown Museum] in Tottori, crowded with fans.
 
 
 
 
一方で、女性に付けられるコードネームはシェリーやベルモット、キールなど、全てワインの一種かワインが含まれるカクテルである。
 
 
 
法則どおりならラムは男性に付けられるべきだが、もし名探偵コナンで使われるのなら、これまで慎重に使用を保留してきた人気ヒロインの名前となるだけに、適当なキャラには使い難いのではないかと考えられる。
 
 
 
法則を破りラムちゃんのような美少女メンバーに付けられるのか、ラムちゃんの名を汚さないようなイケメンにつけられるのか、組織の重要な役割を担うキャラに付けられるのか。今後の展開は楽しみである。
 
 
 
⇒85巻 緋色シリーズでバーボン編が一区切り。新たに組織のNO.2である”ラム”の登場が示唆され、ラム編が始まる。
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150234936186/urusei-yatsura-volume-21-interview-2007 link]
+
===Conan and Kindaichi Files Interview #1 (WITH RAW)===
 +
名探偵コナン&金田一少年の事件簿01 (Detective Conan & Kindaichi Case files #1), published April 10, 2008<br>
 +
Translated by: justwantanaccount
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Excuse me for being personal, but my series [Meitantei Conan] are continuing more than 10 years now, and a quite a lot of Conan’s enemies - BO’s members - had appeared. Gin, Vodka, Tequila, Sherry, Vermouth…
+
まずは連載が始まった経緯を教えてください。<br>
 +
First, pleast tell the details on how the serializations began.<br>
 +
天樹征丸:僕らが「金田一少年の事件簿」を始めた頃は、トリックを使った本格派のミステリー漫画は皆無でした。この仕事を始めた時、いくつかやりたいテーマがあって、ミステリーまんがもそのひとつ。それで企画を考えました。<br>
 +
Seimaru Amagi (the writer for Kindaichi): At the time we started Kindaichi Case Files, genuine mystery manga using tricks were hopeless. When I started this job, there were a few themes that I wanted to do, and mystery manga was one of them. I thought of plans according to that.<br>
 +
さとうふみや:私は、旅行から帰ってきたら、留守電に編集部から「金田一」の打診があって。その頃は、まだ売れてなかったから、「次は何しようかな」とか考えていた時期ですね。<br>
 +
Fumiya Sato (the illustrator for Kindaichi): For me, after returning from a trip, there was a probe about Kindaichi from the editorial department. At the time, it didn't sell, so it was the time when I thought about things like “what should I do next?”<br>
 +
青山剛昌:僕も同じような感じです。僕の場合は、「「金田一」が受けているから「少年サンデー」でも、そういうまんがをやってくれないか?」と打診されて。でも最初は、まったく乗り気じゃなかった。大変ですもん。<br>
 +
Gosho Aoyama: Same feel for me. In my case, I was probed, “Since Kindaichi is popular, can do you do that kind of manga for Shonen Sunday?” At first, though, I had no interest at all. It would be a lot of trouble, you see.<br>
 +
さとう:でも、もう「マジック快斗」を描いてましたよね?<br>
 +
Sato: You were already drawing Magic Kaito at the time, though, right?<br>
 +
青山:あれは泥棒モノですから。泥棒モノは、何か盗めばいいだけだから簡単なんですよ。<br>
 +
Aoyama: That's thief material, you see. For thief material, you only have to steal something so it's easy.<br>
  
Right. Their names are all alcohol. And the only one name left, which sounds cool for a name is [Rum]….
+
天樹:元々、子供はミステリーが大好きで、僕らが小さい意頃にも探偵小説を読んでいた。まんがでも、長編で謎で引っ張っていけば、いけると思ってました。<br>
 +
Amagi: By nature, children love mysteries, and we read mystery novels when we were small, too. For manga, I thought that I could do it if I stretched it long with mysteries.<br>
 +
青山:でも、実際にやってみると、何故みんなやらないか判る。セリフは多いし大変。<br>
 +
Aoyama: But when you actually do it, you understand why no one does it. Lines are long, and it's a lot of trouble.<br>
 +
さとう:「金田一」の連載当初は、1年ぐらいだと思ってました。<br>
 +
Sato: At the beginning of Kindaichi's serialization, I thought it would only last about a year.<br>
 +
青山:僕もネタ的に続かないから、3か月ぐらいかなと。<br>
 +
Aoyama: I, too, thought that it would only last about three months, since it's difficult to continue material-wise.<br>
 +
さとう:それを週刊ペースでやるんだからムチャすぎる。<br>
 +
Sato: And then you do it at a weekly pace, so it's too unreasonable.<br>
 +
青山:でも「金田一」は、すごく参考になりました。犯人が真っ黒なのも、ほぼマネですから。<br>
 +
Aoyama: But Kindaichi served as quite a reference. I practically copied the part where the culprit is completely black.<br>
 +
全員:(爆笑)<br>
 +
Everyone: (Laughs wildly)<br>
 +
天樹:あれは、さとう先生の発明ですよ。原作では、「人物がわからないように」としか書いてなかったんです。<br>
 +
Amagi: That's Sato-sensei's invention. In the original work, I only wrote, “make sure you cannot identify the person.”<br>
 +
さとう:ただ黒いだけですよ。<br>
 +
Sato: They're merely black, that's all.<br>
 +
青山:でも、誰か判らないし、すごく不気味さが出る。<br>
 +
Aoyama: But you can't tell who it is, and it feels eerie.<br>
 +
天樹:あれってルールがありますよね。男女同じ体型で描く。で、犯人がわかったときに体型が違ってもツッコミはなし。<br>
 +
Amagi: There's a rule to it, isn't there? You draw the same body type for both men and women. Then, when the culprit is revealed, even if the body type changes no one makes a joke about it.<br>
 +
青山:小説だと証拠品や犯人を文章で説明するけど、まんがは、コマのどこかにサラッと描いてトリックにできるんですよね。<br>
 +
Aoyama: In novels, you explain the evidence, culprit, etc. in the text, but in manga, you can deftly draw them somewhere in the panel to build your trick.<br>
 +
天樹:ミステリーって基本は小説なので、絵的なトリックは手付かずだったんです。それに気が付いた時、これは長くやれるなと思いました。その分、さとう先生には苦労かけてます。<br>
 +
Amagi: Mysteries are basically novels, so visual mysteries were untouched. When I realized that, I thought that I could do it for a long time. Meanwhile, I'll continue to give Sato-sensei trouble.<br>
  
But this name is carved in hearts of all Japan, no… whole world’s manga fans… And this character who has that name… I, for all, too…
+
トリックは検証しますか?<br>
 
+
Do you verify your tricks?<br>
I can’t use it! I’ll never use it!!
+
青山:ドアロックを外からテープでかけるトリックは、編集さんを外に出して実験しました。でも密室トリックは、トリックのために部屋を、事前に全部見せておかないといけない。あれが結構難しい。<br>
 +
Aoyama: For the trick that locks the door from the outside with tape, I got the editor to go outside and test it. But for tricks involving sealed rooms, I must show all the room beforehand for the trick. That is quite difficult.<br>
  
Once an Oni Princess suddenly appeared on a magazine page, and with her cute face, sexy body, and destructive lightning attacks stole the hearts of her fans. Even now she continues to live inside of them! And I believe she’ll continue in the future… Like Tezuka-sensei’s Atom…
+
作画的に言えば、登場人物の描き分けも大変ですよね。<br>
 +
Drawing-wise, drawing apart the characters must be a lot of trouble.<br>
 +
青山:「金田一」は一度にたくさんキャラクターが出てきますから、描き分けも大変そう。<br>
 +
Aoyama: A lot of characters appear in Kindaichi at once – drawing apart seems like a lot of trouble.<br>
 +
さとう:描き分けは、もういいやって(笑)描いていても、「このいいこと言っている泣かせのキャラは、この前は意地悪だったお姉さんと同じ絵かも」ってことありますから(笑)<br>
 +
Sato: I don't put much effort into drawing apart anymore (laughs). When I draw, things like “I might draw this tear-inducing, good-things-saying character the same way I drew that mean lady” happen.<br>
  
…Well, one day I will use this name…<br>
+
登場人物の名前は?<br>
…You can laugh all you want at that day…<br>
+
What about the characters' names?<br>
…Ohoho… :)
+
青山:僕は空の話だったら、鳥の名前をつけるなど、作品ごとのテーマに合わせます。読者から「今回は鳥ですね」と手紙が来たりしますよ。自己満足ですけどね。<br>
 +
Aoyama: For me, I match with the theme of the work – for example, if the story was about the sky, I would give bird-related names. I get letters like “this time, [the names are based on] birds, right?” This is for self-satisfaction, though.<br>
 +
さとう:実際にありそうな名前は使わないですね。<br>
 +
Sato: We don't use realistic names, do we?<br>
 +
天樹:以前に出てきた名前とイメージが重ならないようには考えてます。登場シーンの短いキャラは3話ぐらいだし、長くても15話ぐらいで使い切ってしまうキャラですから、ある程度は名前でキャラを立たせる意識はあります。ヤバそうな奴にはヤバそうな名前。<br>
 +
Amagi: We try not to repeat the mood of the previous names. Characters that don't appear for long lasts only about three chapters, up to maybe 15 chapters, so in a sense the characters are built on the name. Give dubious names to dubious guys.<br>
 +
青山:なるほど。<br>
 +
Aoyama: I see.<br>
 +
さとう:不幸なヒロインには、冬とか寒々しいイメージの漢字を使ったり。<br>
 +
Sato: For forsaken heroins, we may use kanji's meaning “winter” or something that feels cold.<br>
 +
青山:「金田一」は名前をつけるのがうまい。名前が結構怖い。ネーミングは本当に大事ですよ。<br>
 +
Aoyama: Characters are named well in Kindaichi. The names are quite scary. Names are truly important, aren't they?<br>
 +
さとう:名前の字で、イメージが伝わってきますから。<br>
 +
Sato: You can convey a mood through the name's ideographs.<br>
  
TN: Rum/Lum is a character from Takahashi Rumiko’s Urusei Yatsura 
+
「コナン」も「金田一」もいろんな場所が舞台になってます。取材にも行かれますか?<br>
</spoiler>
+
Both Conan and Kindaichi take place at various locations. Do you go to places for reference?<br>
 
+
青山:寝台列車・北斗星の話を描いたときには実際に乗りました。でも、写真を撮ったら、途中下車しましたけど。<br>
===Akigoro Interview RAW===
+
Aoyama: When I drew the story about the sleeping car train Hokutosei, I actually rode it. When I took pictures, I had to get off in the middle, though.<br>
2007年秋ごろのインタビュー 「最終回の構想できている」<br>
+
さとう:列車モノを描いたけど、いかなかった・・・・・・<br>
Unknown interview <br>
+
Sato: I drew material about trains, but I never went . . .<br>
http://conan-4869.net/post-5412
+
青山:でも、編集さんと2人で旅行してもつまんないでしょ。<br>
<spoiler>
+
Aoyama: But traveling with the editor is dull, isn't it?<br>
≪読み始めたとき小学生だった私も、今は大学生です≫
+
さとう:それはある!<br>
 +
Sato: That happens!<br>
 +
天樹:「金田一」の時は、どうしたんでしたっけ?<br>
 +
Amagi: What did we do at Kindaichi's time?<br>
 +
さとう:あれはスタッフが写真を撮ってきました。北海道も行ってないんだよ!高校生のクセに、ハジメは何回も行っているのに。<br>
 +
Sato: The staff went and took pictures. We never went to Hokkaido! Even Hajime went many times, though he's only a high school student.<br>
 +
青山:(笑)<br>
 +
Aoyama: (laughs)<br>
  
「ええ~っ。そんなに年月がたったのかあ、って改めて感じました。ファンが喜ぶものを描かなきゃと思いますね」
+
「金田一」は雪国が多い。その理由は?<br>
 +
Snowy places appear often in Kindaichi. What is the reason?<br>
 +
さとう:冬は、人を孤立させやすいから。<br>
 +
Sato: Because it's easy to isolate people in winter.<br>
 +
青山:塩をまいて足跡を出現させるトリックがありましたよね。あれはいいなと思いました。<br>
 +
Aoyama: There was a trick that made footprints appear by sprinkling salt, wasn't there? I thought that it was good.<br>
 +
天樹:シンプルでわかりやすいし、きれいですよね。サクラ雪という言葉もいい。あの時は、すごく楽しく書いてました。<br>
 +
Amagi: It was simple and easy to understand, and it was beautiful, too, wasn't it? I like the phrase “sakura snow”, too. I had a lot of fun writing it at the time.<br>
 +
青山:あの時は?(笑)<br>
 +
Aoyama: At the time? (laughs)<br>
 +
さとう:少しテイストを変えてみようと話して描いたんですよ。なにしろ長くやってたから。<br>
 +
Sato: We tried to change the taste a little for that, since we'd done this for a long time back then.<br>
  
推理漫画「名探偵コナン」を小学館「週刊少年サンデー」に描き続けて14年目。累計1億2000万部発行の“お化け作品”は今月、59巻目が発売になる。
+
その時のロケハンは?<br>
 +
Did you do location hunting at the time?<br>
 +
さとう:まったくないですよ!<br>
 +
Sato: No, not at all!<br>
 +
青山:(笑)<br>
 +
Aoyama: (laughs)<br>
  
物語は、高校生探偵・工藤新一が謎の組織に子供の体にされたあと、江戸川コナンと名乗り数々の難事件を解決しながら、組織を追う…。
+
ミステリーまんがの魅力はなんだと思いますか?<br>
 +
What do you think is the appeal of mystery manga?<br>
 +
天樹:一番の魅力は、謎解き。そこは今のまんが的ですね。<br>
 +
Amagi: The number one appeal would be solving mysteries. That aspect is manga-esque now, isn't it?<br>
 +
さとう:謎があって解決するというセオリーに尽きる。<br>
 +
Sato: In the end, if there is a mystery, one must solve it.<br>
 +
青山:「金田一」と「コナン」で言えばラブコメ要素。<br>
 +
Aoyama: Love comedy is an element in Kindaichi and Conan.<br>
  
「推理ものは、いろいろなジャンルが描けるから面白い。犯人がなにかの選手ならスポーツ界、俳優なら演劇界ってね。毎回、新しい世界に出合えるから、僕自身が新鮮な気持ちで描ける。大変だけど飽きなくていい」
+
女子高生のヒロインやセクシーな女性が出てきますね。<br>
 
+
Characters like female high school student heroines and sexy women appear, don't they?<br>
テレビではアニメ化されて11年目、12月の実写ドラマ化も決まるなど、メディアミックスの成功例にもなっている。
+
天樹:お約束ですよ。<br>
 +
Amagi: It's a promise.<br>
 +
青山:「コナン」は、あまりセクシーな女の子は出ないです。「金田一」は、お風呂場に全裸で美女が浮いたりしてますけど。<br>
 +
Aoyama: Not much sexy girls appear in Conan, though beautiful women might float naked in a bathtub in Kindaichi.<br>
 +
さとう:それは「少年マガジン」だから(笑)<br>
 +
Sato: That's because we're at Shonen Magazine (laughs).<br>
 +
天樹:シャワーシーンとかね。<br>
 +
Amagi: Shower scenes and such.<br>
 +
青山:「少年サンデー」だと編集部から止められます(笑)<br>
 +
Aoyama: The editorial department would stop it in Shonen Sunday (laughs).<br>
 +
さとう:「少年サンデー」は、むかしからあまりやりませんよね。<br>
 +
Sato: Shonen Sunday doesn't do it much from the old days, do they?<br>
 +
天樹:ミステリー漫画って、理屈っぽくて判りにくいじゃないですか。だから読者を限定したくないという意味でアイキャッチ的にパンチラを入れて、読んでみようと思わせてるんです。<br>
 +
Amagi: Mystery mangas are logical and hard to understand, aren't they? So you include eye-catching panty shots to make the readers want to try reading, because you don't want to limit the audience.<br>
 +
さとう:まんがって、本当にそういうところの引っ掛かりが、きっかけになることってあるんですよね。かわいい女の子が出てくるまんがというだけで、読み始める読者もいるし。<br>
 +
Sato: Those kind of pulls really does become the start sometimes in manga, doesn't it? Some readers start reading simply because cute girls appear in the manga.<br>
 +
青山:僕は、最初から「コナン」にはラブコメの要素を入れるつもりで描いてました。主人公がちっちゃくなるというのは、まさにラブコメですから。小さい少年と元の自分が好きな女の子が出てきたら面白いかなと。<br>
 +
Aoyama: For me, I drew with the intention to include elements of love comedy in Conan from the beginning. The protagonist becoming small is truly a love comedy, you see. I thought that having a small boy and a girl that the boy's real self loves would be interesting.<br>
 +
天樹:ミステリーまんがじゃなくても、面白くなりそう。<br>
 +
Amagi: That sounds interesting, even if it wasn't a mystery manga.<br>
 +
青山:そう、推理じゃなくて、そっちだけでもいいかなと。<br>
 +
Aoyama: Yes, that part by itself without deductions would be good, I think.<br>
 +
天樹:小さい男の子が、ちらっとスカートの中を見たりね。<br>
 +
Amagi: The small boy might look inside a skirt really quick.<br>
 +
さとう:それは「少年マガジン」だけでしょ!<br>
 +
Sato: That's only in Shonen Magazine!<br>
 +
天樹:そっか(笑)<br>
 +
Amagi: That's true (laughs).<br>
  
「プレッシャーは、ないですね。プレッシャーを感じない方が、楽しいじゃないですか。へへへっ。それより、僕は勘が働くのですよ。勘で描いているので、ラッキーですね」
+
では、ミステリーまんがをやる上で特に大変なのは?<br>
 +
Then, what is especially troublesome doing a mystery manga?<br>
 +
天樹:事件の動機がすごく大切なんだけと、実はバリエーションがそんなにないんですよね。<br>
 +
Amagi: Though the motive for the case is really important, in truth there aren't much variation, is there?<br>
 +
青山:やりつくして、面白い動機がネタ切れ寸前です(笑)<br>
 +
Aoyama: You use everything, and running out of ideas on interesting motives become imminent (laughs).<br>
 +
天樹:まんがは、読者層も広いので、ドラマチックに盛り上げないと読者から不満が出る。<br>
 +
Amagi: Since the readership is wide in manga, you have to hype up dramatically or else the readers may start feeling unsatisfied.<br>
 +
さとう:殺人の動機も変わってきてます。むかしは「恋人が殺されて・・・・・・」だけど、最近は「本当は恋人ですらなかった!」みたいに、ひねくれてる。<br>
 +
Sato: The motive for the murder starts changing, too. In the old days, you use “my lover was killed . . .”, but recently it became “in truth the person wasn't even my lover!” - it becomes distorted like this.<br>
 +
青山:確かにひねりは必要。<br>
 +
Aoyama: That's true, twists are essential.<br>
 +
天樹:シンプルな復讐モノとかにすると、「もう、やったじゃん」と言われてしまいます。<br>
 +
Amagi: If you make it a simple revenge and the like, you get told that you've already done it before.<br>
 +
青山:自分で描くときにも「やったよな」と思っちゃう。<br>
 +
Aoyama: I think “I did this, didn't I?”, even when I'm drawing myself.<br>
 +
天樹:そうそう。動機は最初の1,2年で尽きました。あとはずっと苦労してます。<br>
 +
Amagi: Yes, yes. I ran out of ideas for motives in the first 1~2 years. I've had difficulty ever since.<br>
  
最新号は、色がテーマ。「色は、子供でもイメージしやすいのでね。話の入り口は、身近なものや、はやりものを取り入れています」
+
決めゼリフも特徴ですね。<br>
 +
Catch phrases are characteristic, too, aren't they?<br>
 +
天樹:話が引き締まるし、ここから逆転していくという期待感が出せるのがいい。「ジッチャンの名にかけて」があるおかげで1話分は得する感じです。<br>
 +
Amagi: They tighten the story, and I like how it gives the expectation that the tables will be turned from that point on. Thanks to “In the name of grandpa”, I feel that I've gained one chapter's worth.<br>
 +
青山:「コナン」の場合は「江戸川コナン、探偵さ」というのを時々言うぐらい。1回ぐらい言わせてやろうかな。「●●の名にかけて」って。<br>
 +
Aoyama: In Conan's case, he says “Edogawa Conan – a detective” from time to time, and that's it. Maybe I should make him say “In the name of ___”, at least once.<br>
 +
全員:(笑)<br>
 +
Everyone: (laughs)<br>
 +
天樹:ぜひ交換しましょう!<br>
 +
Amagi: Yes, let us exchange!<br>
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青山:「金田一ハジメ、探偵さ」って言うの?<br>
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Aoyama: You'll make him say “Kindaichi Hajime – a detective”?<br>
 +
天樹:いいなあ、それ。<br>
 +
Amagi: I like it!<br>
 +
さとう:でも高校生だよ。<br>
 +
Sato: But he's a high school student.<br>
 +
天樹:「探偵じゃないだろ」ってツッコミが入るとか。<br>
 +
Amagi: Someone might joke, “He's not [officially] a detective, is he?”<br>
  
殺人をサラッと描くのは…
+
2作品の影響で、テキストの多い漫画も増えましたね。<br>
 +
As a result of the two works' influence, manga with a lot of text increased, didn't it?<br>
 +
青山:確かにそれはあるかも。<br>
 +
Aoyama: Maybe, perhaps.<br>
 +
天樹:ヒットしたことで、OKになったんですよね。<br>
 +
Amagi: It became acceptable due to the hits, didn't it?<br>
 +
さとう:今の読者は読んで「判った」とスカッとするみたい。<br>
 +
Sato: The readers nowadays can apparently understand better.<br>
 +
天樹:例えば映画化もされた某漫画のテキスト量は、昔だとありえない。新人賞に応募してきたら、「テキストを3分の1にしろ」と言われるレベル。<br>
 +
Amagi: For example, in the old days, the amount of text in this manga, which was also made into a film, was impossible. It's at the level that if you applied for the New Talent Award, you'll be told to cut down the text to a third.<br>
 +
青山:でも、それが読者が「アリ」だと思えるようになった。<br>
 +
Aoyama: But readers came to accept this.<br>
 +
さとう:ゲームもあるし、テキストを多く読む事に読者がなれたんですよね。<br>
 +
Sato: Games exist, too – readers got accustomed to reading more text, didn't they?<br>
 +
青山:でも、その大元を作ったのが「金田一」ですからね。<br>
 +
Aoyama: But the one that created most of this is Kindaichi, isn't it?<br>
  
気になるのは、長期連載の弊害。どんどん話が難しくなっていくといったケースも少なくない。その点、名探偵コナンは1巻から同じトーンを維持している。コツは。
+
では、まんがで禁じ手にしてるものはありますか?<br>
 
+
Then, do you prohibit yourselves from doing anything in the manga?<br>
「専門的にならないこと。難しい言葉を使って、けむに巻くのは簡単だけど、読んでいる人にはわからなくなっていくからね」
+
青山:無差別殺人ですね。無差別に見えても、なんか動機があるように描いています。<br>
 
+
Aoyama: That would be indiscriminate killings. I take care to include a motive, even if it looks indiscriminate.<br>
題材の一つ、殺人には気を遣うという。「殺人を軽々しく扱うつもりはないが、読者が読み終わったあとで嫌な思いをしないように、サラッと流している。目標はシャーロック・ホームズ。うきうき読んでもらいたい」
+
さとう:サイコキラーをやると、違うまんがになってしまう。<br>
 +
Sato: It'll be a different manga if we do a psycho killer.<br>
 +
天樹:無差別殺人の類は、ネタ切れ感もあるし、残虐性に面白さが向かう怖さもありますね。<br>
 +
Amagi: Indiscriminate killings and the like feel like you've run out of ideas, and there's the fear that they might interest those with cruel tendencies.<br>
 +
青山:そうですね。犯人に共感を持たれて、殺人をマネされても困りますからね。<br>
 +
Aoyama: That's true. It would be problematic if people sympathized with the culprit and attempted murder.<br>
  
週刊の連載回数は合計624回を数える。
+
「金田一」は長編中心で、「コナン」は短編中心ですよね。<br>
 +
Kindaichi focus on longer cases, and Conan focus on shorter cases, don't they?<br>
 +
天樹:だいたい14,15話ぐらい。<br>
 +
Amagi: About 14, 15 chapters.<br>
 +
青山:すごいですね。「コナン」は、3話で1篇、最長で6話ぐらい。最初に事件で人が死んで、その謎が提示されて、最後に解決する。これが黄金パターンです。今、これ以上は描けない。お二方は、よくできますね。<br>
 +
Aoyama: That's amazing. In Conan, one case is three chapters, six chapters at the longest. First, a person dies, then the mystery is presented, and finally the case gets solved. This is the golden pattern. Right now, I can't draw more than that. You two are doing well.<br>
 +
さとう:それはプロットを天樹先生と分けているから。<br>
 +
Sato: That's because the plot is divided with Amagi-sensei.<br>
 +
天樹:でもプロットの完成前に始めたりしますから。<br>
 +
Amagi: But sometimes you begin before you complete the plot.<br>
 +
青山:つじつまが合わなくなっちゃうとかないんですか?<br>
 +
Aoyama: Do you never contradict each other?<br>
 +
さとう:ありますね。<br>
 +
Sato: It does happen.<br>
 +
天樹:結婚式なのに、花婿がいないみたいな。後からネームで出すから、袋でもかぶせてっていったら、本当にかぶってた。<br>
 +
Amagi: For example, even though it's a wedding, the bridegroom is missing. [In another example,] I said that, since I'll put it in the pre-manuscript later, why don't you put a bag or something over the head, and there really was a bag over the head.<br>
 +
青山:さとう先生は、原作を変えたくならないですか?<br>
 +
Aoyama: Does Sato-sensei never want to change the original work?<br>
 +
さとう:さすがにトリックは変えられないですけど、泣かせの部分を変えたりはしてます。<br>
 +
Sato: As you'd expect, I can't change the trick, but sometimes I change the emotional parts.<br>
 +
天樹:キャラクターの描き方は、おまかせの部分もあるので、そこはある程度は自由ですよね。<br>
 +
Amagi: On how to draw the characters, there are parts that I leave completely to you – with those parts, you have some degree of freedom, yes?<br>
 +
青山:僕は自分で考えて自分で描いているから、編集さんとの打ち合わせを勝手に変える事もあるんです。一緒にやっていると、そこが大変そうかなと。<br>
 +
Aoyama: Since I think [of ideas] on my own and draw on my own, sometimes I arbitrarily change arrangements with the editor. If you work with someone, I thought that that aspect seems troublesome.<br>
 +
天樹:意外と大丈夫です。<br>
 +
Amagi: It's actually all right.<br>
 +
さとう:時々、アドリブでギャグを入れたりしてますし。最後の流れも変えたこともあります。<br>
 +
Sato: Sometimes I add a gag ad lib. I've changed the flow in the end at times.<br>
  
「ネタがどうしても出なくて、12時間近く打ち合わせるときがある。早いときは4時間で決まるのに…」
+
では最後に何かあれば。<br>
 
+
Finally, do you have anything you want to say?<br>
行き詰まった時は、すでに描いた事件の要素を組み合わせられないか考えたり、「ぷらぷら歩いたり、DVD観たり。気分転換ですね」
+
天樹:僕から行っていいですか?青山先生、死ぬまで「コナン」を続けてください!<br>
 
+
Amagi: Can I start? Aoyama-sensei, please continue Conan until your death!<br>
最終回の構想はできている
+
青山:過労死しそうですよ(笑)<br>
 +
Aoyama: I do feel like dying from exhaustion (laughs).<br>
 +
天樹:青山先生がやっていると思えば、僕らもがんばれます。<br>
 +
Amagi: If Aoyama-sensei does it, we can work hard, too.<br>
 +
さとう:そうそう。まんがって、同じジャンルのライバルがないと廃れやすくなるし。<br>
 +
Sato: Yes, yes. In manga, if you don't have a rival in your genre, it's easier for your work to go to waste.<br>
 +
青山:僕も励みにしてますよ。<br>
 +
Aoyama: It's an incentive for me, too.<br>
 +
天樹:実はファン層が微妙にずれていて、いい感じに棲み分けもできていますよね。<br>
 +
Amagi: In truth, our fan bases are slightly different, so we can divide our habitats well.<br>
 +
青山:巨人と阪神じゃないけど、ライバル同士で頑張りましょう。<br>
 +
Aoyama: We're no [Yomiuri] Giants and Hanshin [Tigers]*, but let us work hard as rivals.<br>
 +
* Famous Japanese baseball teams<br>
 +
</spoiler>
 +
Raw interview images
 +
<spoiler>
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[[File:Conan and Kindaichi interview images1.jpg‎|500px|]]<br>
 +
[[File:Conan and Kindaichi interview images3.jpg‎|500px|]][[File:Conan and Kindaichi interview images2.jpg‎|500px|]]<br>
 +
[[File:Conan and Kindaichi interview images5.jpg‎|500px|]][[File:Conan and Kindaichi interview images4.jpg‎|500px|]]<br>
 +
[[File:Conan and Kindaichi interview images6.jpg‎|500px|]]<br>
 +
</spoiler>
  
インタビューは、都内の仕事場で行われた。机にセットされたICレコーダーをみるや、すぐ手にする。
+
===Conan and Lupin Interview #1 (MIXED IN RAW)===
 +
Aoyama & Monkey Punch interview from 2009<br>
 +
Translated by: justwantanaccount
 +
<spoiler>
 +
アニメでルパン三世とコナンが夢の競演を実現させます。最初に聞いたときの感想は?<br>
 +
The dream confrontation between Lupin III and Conan in anime will be realized. What were your impressions when you first heard of this?<br>
 +
青:コナン側からいえば、今考えられる最大の強敵。かなりワクワクです。<br>
 +
Aoyama: From Conan's side, [Lupin III is] the most powerful adversary currently imaginable. I'm highly excited.<br>
 +
モ:最初にお話を聞いたときは、はたして本当に実現できるのかと思いました。でも、できたら絶対に面白くなるはずだと思いました。<br>
 +
Monkey Punch: When I first heard of the talk, I thought, is it possible to realize this? But I thought that, if it is, then it definitely must become interesting.<br>
 +
青:僕も実現できるのかなと思っていました(笑)。<br>
 +
Aoyama: I also wondered if it was possible (laughs).<br>
  
「ちっさい。今のはすごいですね」
+
確かにすごい企画です。<br>
 +
That's true, it's a stunning project.<br>
 +
モ:脚本家の方は大変だったでしょう。どういうストーリーになるのか、まったくわからない。<br>
 +
Monkey Punch: The scriptwriter must have gone through a lot of trouble. I have absolutely no idea what the story will be like.<br>
 +
青:僕もそこそこは脚本をチェックしました。コナンが登場する部分はもちろんですけど、原作の「ルパン三世」が大好きで、「ルパンはこうじゃないだろう」って修正を入れてました(笑)。<br>
 +
Aoyama: I, too, checked the script here and there. Of course [I went over] the parts where Conan appears, but since I love the original work for Lupin III, [I also] included revisions like “Lupin isn't like this” (laughs).<br>
  
これが青山である。何にでも飛びつき、おもしろがる。
+
不二子のシャワーシーンなど「ルパン三世」のお約束もありますし、いつもの「名探偵コナン」とは、少し違うかもしれません。<br>
 +
Since there is the Lupin III promise to include Fujiko's shower scene and so on, [this show] might be a little different from the usual Detective Conan.<br>
 +
モ:それは楽しみです。<br>
 +
Monkey Punch: [I'm] excited for that.<br>
  
鳥取県大栄町(現・北栄町)生まれ。子供時代は、山での探検ごっこに明け暮れた。
+
両作品に登場する刑事同士が知り合いという設定もあります。<br>
 +
It's also established that the police detectives appearing in both series are acquaintances.<br>
 +
青:目暮警部と銭型警部は、どっちも警視庁ですから(笑)。<br>
 +
Aoyama: Both Inspector Megure and Inspector Zenigata are from the Metropolitan Police Department, aren't they? (laughs)<br>
  
「だから、探検ものが描きやすい。コナンの動きは、僕の経験ばかりだから」
+
青:「名探偵コナン」で(アルセーヌ・ルパン生みの親である)モーリス・ルブランが、怪盗紳士を描いた作家として名前だけ出てきます。そのルブランが書いたルパンの孫と言うことは、ルパン三世は「名探偵コナン」の世界では架空の人物。それと対決するわけですから、本用に夢の対決です。カットになったけど、本当は“ルパンの孫”というセリフを、ぜひ入れたかったなあ。<br>
 +
Aoyama: In Detective Conan, Maurice Leblanc (creator of Arsene Lupin) appears as the name of the writer who wrote the gentleman thief. Since [Lupin III is] the grandchild of the Lupin written by that Leblanc, Lupin III is a fictitious person in Detective Conan's world. [Conan will] have a face-off with that [fictitious character], so this truly is a “dream” confrontation. Although this got cut, I really wanted to include the “Lupin's grandchild” line.<br>
 +
モ:今回のアニメでは、コナンは少年、ルパンは青年。それをどう組み合わせるんだろうとは思いました。江戸川乱歩の小説でも、怪人二十面相と少年探偵団の対決はあったので、そういう感じで面白い対決だといいな。<br>
 +
Monkey Punch: In this anime, Conan is a boy, and Lupin is a young man. I wondered how they'll put these together. In Edogawa Ranpo's novels, there was a face-off between the Kaijin Niju-Menso (Twenty-Faced Fiend) and Shounen Tanteidan (Boy Detective League) - I'd like it if that kind of feel is used.<br>
 +
青:コナンの場合、本人が少年探偵団であり、明智小五郎でもあります。コナン世界で一番切れる人物が小さい奴ですからね。その意味では、いい対決になっています。<br>
 +
Aoyama: In Conan's case, the main character is both the Shounen Tanteidan and Akechi Kogoro. The small guy is the sharpest person in the Conan world. In that sense, the confrontation is a good one.<br>
  
大学卒業後、美術教師を望んだ父に反対されたものの、「今では一番の応援者。帰省するたびに、サインを頼まれるよ」
+
ちなみに今回の見どころは?<br>
 +
Also, what's worth watching this time?<br>
 +
青:コナンはルパン&次元との絡みです。特に次元とコナンの絡みはオススメ。次元の手を見たコナンが「あなた、タダものじゃないですね」っていうシーンは、僕が付け足しました。その後に、次元らしいせりふを言うんですよ。<br>
 +
Aoyama: For Conan, the entanglement with Lupin & Jigen. I especially recommend the entanglement between Jigen and Conan. I added the scene where Conan, who has looked at Jigen's hands, said “You're no ordinary man, are you?”<br>
  
最終回の構想はできている。が、終了はまだファンが許さない。
+
青山先生にお伺いしますが、「ルパン三世」の魅力は?<br>
 +
I would like to ask Aoyama-sensei – what is Lupin III's appeal?<br>
 +
青:子供のころから原作が大好きですが、やはり作品全体から感じるクールなカッコよさ。昔の「007」ぽいところもありますね。<br>
 +
Aoyama: I have loved the original work since childhood - [I would] definitely [say] the cool feel [you] can get from the entire work. It's also similar to 007 in the old days.<br>
 +
モ:それは、僕も意識して描いていました。<br>
 +
Monkey Punch: I have consciously tried to draw that way.<br>
 +
青:絵柄もかっこいいですよ。キャラクターの手足が細くて。実は、コナンが笑ったときの口元の感じは、モンキー・パンチ先生のマネ。かなり影響を受けました。<br>
 +
Aoyama: The style is cool, too. The characters' limbs are thin. In truth, the atmosphere of Conan's mouth when he grins is in Monkey Punch-sensei's imitation. I received quite an influence.<br>
 +
モ:それはありがとうございます。当時、連載していた雑誌の読者が少年ではなく青年層だったので、絵柄はそれを意識して、大人っぽく描いてました。<br>
 +
Monkey Punch: Thank you kindly for that. At the time, serial magazines' readers were not boys but young adults, so with that in mind, I tried to draw with an adult-like style.<br>
 +
青:僕が「ルパン三世」にふれたのは小学3年生ぐらい。本屋さんで買ってきて家の本棚に並べていたら、エッチすぎるからと親に処分されて、後でまた買い直したこともあります(笑)。(編集部注 扉のページでモンキー・パンチ先生が持っているコミックは、青山先生が持参した私物)<br>
 +
Aoyama: I came across Lupin III around third grade. There was one time, when I bought it from the bookstore and lined it up on the bookshelf, my parents thought that it was too sensual so they confiscated it - I had to buy it again afterward (laughs). (Editorial notice: The comic Monkey Punch-sensei is holding on the front page is Aoyama-sensei's)<br>
  
「期待は裏切りません」
+
当時の小学生には、「ルパン三世」は刺激的すぎたんですね。<br>
 +
Lupin III was too stimulating for elementary school children back then, wasn't it?<br>
 +
モ:実は「ルパン三世」を描いていた当時、本屋さんで幼稚園ぐらいの子が母親に「ルパン買って」と言うと、母親が「こういうのは読んじゃダメ」って(笑)。<br>
 +
Monkey Punch: Actually, back when I was drawing Lupin III, a child who might be in kindergarten said “Buy Lupin!” to the mother at a bookstore, and the mother replied, “[You] can't read things like these!” (laughs)<br>
 +
青:いや、当時の僕は、ページをめくるたびにワクワクでした。<br>
 +
Aoyama: Back then, I felt excited from turning the page.<br>
  
孝行息子、コナンは続く。=敬称略
+
青:「名探偵コナン」を知っていると聞いて大感激です。実は聞いたいことがあります。モンキー・パンチというペンネームは、どうやって名付けたんですか?<br>
 
+
Aoyama: I am deeply moved to hear that you know about Detective Conan. Actually, I have something I want to ask. How did you get the pen name, Monkey Punch?<br>
(堀口葉子)
+
モ:新人の頃に某編集部でつけられました。最初は変な名前だから断ろうと思った(笑)。当時、カタカナのペンネームは当たらないというジンクスがあって、当時の編集長が「そのジンクスをお前が破れ。一年だけやってイヤだったら好きな名前にしていい」と言われて。それがきっかけです。<br>
 
+
Monkey Punch: I got the name at a certain editorial department. I first wanted to decline [the name] since I thought it was strange (laughs). At the time, there was a jinx where pen names in katakana did't become successful, and the editor-in-chief at the time told me, “You break that jinx. If you don't like it after a year, you can pick your favorite name.” That was the start.<br>
メディアミックスで広がる世界
+
青:ペンネームは、絵柄に会ってますし、最初は外国人かと思っていました。背景のハイコントラストな描き方はアメコミですよね。<br>
 +
Aoyama: The pen name suits your style, and I first thought that [the name] was a foreigner's. American comics have backgrounds with high contrast, right?
 +
モ:欧州の作家が好きで影響を受けて、そういうものが組み合わさってこうなりました。<br>
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Monkey Punch: I like European artists and received their influence – things like that combined together and here I am.<br>
 +
青:「ルパン三世」の発想は、どこからですか?<br>
 +
Aoyama: Where did Lupin III's idea come from?<br>
 +
モ:新雑誌が出るときに「表紙と巻頭をあげるから」と言われ、その場で浮かんだのが、「アルセーヌ・ルパン」。それで後先考えずにルパンものをやりたいと言って、その後で作り込みました。<br>
 +
Monkey Punch: I was told that I'll get the cover and the opening page when the new magazine comes out, at right there I thought, Arsene Lupin. Then I said that I want to do something Lupin-related without reflection, and I started working.<br>
 +
青:僕は原作のクールなるパン三世が好きです。原作では、ルパン帝国の三代目でゴージャズだし、世界各地に手下がいて、アルセーヌ・ルパンぽいのが魅力でした。<br>
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Aoyama: I prefer the cool Lupin III in the original work. In the original work, [Lupin III was] Lupin Empire's third generation and had minions all over the world; the similarity to Arsene Lupin was appealing.<br>
  
出版調査の出版科学研究所(東京都新宿区)によると、漫画(単行本)市場は、テレビ化などのメディアミックス作品が売り上げを伸ばし、厳しい出版界のなか2001年以降2500億円規模を維持している(06年は2533億円)。
+
モンキー・パンチ先生が考える「名探偵コナン」の魅力は?<br>
 +
What is Detective Conan's appeal according to Monkey Punch-sensei?<br>
 +
モ:実は「ルパン三世」でも探偵者をやってみたいなと思っていて、僕が考える探偵ものはアガサ・クリスティーみたいな本格推理。そうなると最後のところで相当な文字数が必要になって、漫画的じゃない。だから、いい方法を見つけたらやろうと思っていました。それで初めて「名探偵コナン」を見て、なるほどこういうやり方があったのかと目からウロコが落ちました。あとは高校生でありながら小さい少年。これが子供達に受けていると思います。本当にやられたなという感じです。ルパン三世にも薬を飲ませて子供にすればよかった(笑)。<br>
 +
Monkey Punch: I actually wanted to do mysteries in Lupin III; personally, when I think of detectives I think of Agatha-Christie-like, genuine deductions. In that case, the word count becomes considerable at the end and no longer manga-like. So I wanted to find a good way to do this. Then I watched Detective Conan for the first time, and my eyes were opened. A boy who's actually a high school student – I think that this is what appeals to children. I feel that [Aoyama Gosho] really did it. I should have made Lupin III swallow a pill and become a child, too (laughs).<br>
  
牽引(けんいん)役の1つ、「名探偵コナン」は、日本テレビ系でアニメ番組となって11年目。15日からは「秋のミステリースペシャル」が全6話放送される。映画版は4月に11作目「紺碧の棺」が公開され、現在12作目の製作も決まっている。翻訳出版数は世界22の国と地域にのぼる。鳥取県北栄町には記念館「青山剛昌ふるさと館」もあり、ファンの来場で賑わっている。
+
モ:今、「名探偵コナン」は、何年目ぐらいですか?<br>
 +
Monkey Punch: How long has Detective Conan continued so far?<br>
 +
青:もう15年ぐらいです。<br>
 +
Aoyama: About 15 years already.<br>
 +
モ:そんなに続けてられるのはすごいです。<br>
 +
Monkey Punch: It's amazing that you've continued for so long.<br>
 +
青:いやいや、ネタ出しが大変で(笑)。今日も朝から何時間もネタ出ししてから来ました。<br>
 +
Aoyama: Oh no, coming up with ideas is a lot of trouble (laughs). I came here after spending hours from morning coming up with ideas today, for example.<br>
 +
モ:僕は、いろいろなことを吸収していた時期に連載をしていて、ネタ出しの苦労はなかった。連載終盤は、頭にあるものを広げていく作業で大変だったけど。<br>
 +
Monkey Punch: For me, I serialized when I absorb several things, so I didn't struggle coming with ideas. Although, the ending involved expanding what was in the head and was a lot of trouble.<br>
 +
青:僕は、三話目ぐらいからネタ切れしてました(笑)。1巻分で終わるかなと思っていましたし、こんな文字数の多い漫画は誰も読まないと思っていました。<br>
 +
Aoyama: For me, I ran out of ideas from the third chapter (laughs). I thought that the series would end by the first volume, and that no one would read manga with such high word count.<br>
  
メディアミックス作品について青山は、「コナンが誤解されないよう、トリックの説明などは打ち合わせる。映画版では原画を描き込むなど参加した」という。
+
お2人は、作品を描く上で気を付けていることはありますか?<br>
</spoiler>
+
What do you two take care to do when drawing your work?<br>
 +
モ:アニメ化されて声優さんの声にキャラクターが引っ張られることですね。山田康雄さんの声でアニメを見てたら、だんだん漫画のセリフも山田さんが言いそうなセリフになっていった。<br>
 +
Monkey Punch: I got influenced by the voice actors' voices for the characters after my work got animated. After I watch the anime with Yamada Yasuo-san's voice, the manga's lines become ones that Yamada-san might say.<br>
 +
青:そういう影響もあります。<br>
 +
Aoyama: That's true.<br>
 +
モ:クールなるパンが「あらあらあら」ってなっちゃう。アニメのルパンに引っ張られないように苦労しました。<br>
 +
Monkey Punch: The calm Lupin becomes the “Ara ara ara”-type. I struggled trying not to be influenced by the anime's Lupin.<br>
 +
青:「名探偵コナン」では、小五郎の声が神谷明さんで、漫画のセリフで「お父さんのしゃがれ声で言われたくないわ」と言うセリフを使ったりしました。あと円谷光彦の声優さんの大谷育江さんの声がかわいいので、だんだんカワイイキャラになった。アニメが本物と思っている子供達もいて、ファンレターで「アニメと違う」と書かれると、こっちが本当なのにと思いつつ・・・<br>
 +
Aoyama: In Detective Conan, Kamiya Akira-san does Kogoro's voice, so lines like “I don't want to be told by dad's hoarse voice” were used. Also, since Tsuburaya Mitsuhiko's Ootani Ikue-san's voice is cute, Mitsuhiko gradually became a cute character. There are children who think that the anime is the original, too, and when I receive fan letters that say “[The manga is] different from the anime”, I can't help but think, the [manga] is the one that's original . . .<br>
 +
モ:アニメのルパン三世を見ながら僕の絵を見て、「これは違う」と子供達に言われたこのも(笑)。アニメになって、描き始めた頃の尖った部分は柔らかくなったり、絵柄や印象も子供を意識し始めて変わりました。最初の頃と最後の方では、作品の雰囲気がかなり違いますね。<br>
 +
Monkey Punch: Children, looking at my drawings while watching anime's Lupin III, told me that “This is different” (laughs). After becoming an anime, the sharper parts from the times I started drawing became softer, and I changed the style and atmosphere, keeping children in mind. The work's atmosphere is quite different when comparing the beginning and the end, isn't it?<br>
  
Translation by Yunniechan : [http://yesyunniechan.tumblr.com/post/150517368956/2007s-autumn-interview-english-translation link]
+
最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。<br>
 +
For the end, please leave a message for all the fans.<br>
 +
モ:僕も視聴者の一人として、ルパン三世と江戸川コナンの組み合わせの面白さは楽しみたい。それを楽しんでもらえれば、原作者としてもうれしいです。<br>
 +
Monkey Punch: As one of the viewers, I want to enjoy the interesting combination of Lupin III and Edogawa Conan. If you could enjoy that, I am happy as the original author.<br>
 +
青:実はコンテを全くチェックしていないのでオンエアがとても楽しみです。皆さんも是非ワクワクドキドキしながら観てください。<br>
 +
Aoyama: Actually, I haven't checked the contents at all, so I am excited about the airing. Everyone please be sure to watch with excitement.<br>
 +
</spoiler>
 +
 
 +
===Gundam Ace Interview (MIXED IN RAW)===
 +
ガンダムエース3月号 (Gundam Ace March issue) between Ikeda Shuuichi and Aoyama Gosho, published January 26, 2010 <br>
 +
Partially Translated by: justwantanaccount
 
<spoiler>
 
<spoiler>
2007’s Autumn Interview [I started thinking about the last arc]
+
池田「ところで、どういった経緯で『赤井秀一』というキャラクターが生まれたんですか?
 +
コナンでは、キャラクターの名前は有名な探偵の名前をもじったりするのがお約束なのに、
 +
ガンダムが元ネタなのが不思議ですよね」<br>
 +
Ikeda (voice actor for Char Aznable, the namesake of Akai Shuuichi, in case you didn't know): By the way, under what circumstance did a character named "Akai Shuuichi" emerge?
 +
In Conan, the characters are always named after famous detectives.
 +
It's curious that Gundam is the basis of this name.
  
“When I started reading, I was just an elementary schooler but now I am university student" [I felt like ‘Ehh? Did so much time really passed?’ once again. So I should draw something that would make my fans happy.]
+
青山「実は探偵ネタが尽きたというのもありまして(笑)
 +
お話の中で、主人公の江戸川コナンに味方をするFBI捜査官を出すことになった時に、
 +
イメージ先行でその敏腕捜査官はシャアっぽくしたいなと思ったんです。
 +
だから最初はシャアから取って『赤井』という名字だけ決まっていたんです。
 +
その後、下の名前をどうしようかと悩んだ結果、池田さんのお名前からいただいて
 +
『秀一』にしてしまいました(笑)
 +
コナンの本名が『新一』なので、『新一』と『秀一』は、似た名前だから
 +
本来は採用しないんですが、今回だけはいいやと思って」 <br>
 +
Aoyama: There's also the possibility that (I) ran out of detective-based names (laughs)
 +
When it was decided that (we) would introduce an FBI agent who would side with the protagonist, Conan,
 +
I wanted to base the image of that astute investigator on Char.
 +
That's why (I) decided on just the last name to be "Akai (red)" at first.
 +
After that, when (I) pondered on what the first name should be, (I) decided it to be "Shuuichi" after you, Ikeda-san (laughs)
 +
Since Conan's real name is "Shinichi," and "Shinichi" and "Shuuichi" sound similar,
 +
(I) wouldn't normally pick (this name), but I thought that it would be okay, just this once.
  
That’s 14th year (TN: 2007) after Detective Manga [Meitantei Conan] started publishing in Shogakukan’s [Shounen Sunday]. 120 mln. copies were sold and this month vol. 59 is out for sale.
+
池田「いやあ、光栄ですね。そして、TV版では声もやらせてもらってる訳ですから、
 +
すごい縁を感じます」 <br>
 +
Ikeda: What an honor! Since I get to voice the TV-version as well,
 +
I feel a quite a deep bond (to the character? to Gosho?).
  
Story follows high school detective, Kudo Shinichi, who had taken the name of Edogawa Conan after being turned into a child by some mysterious organization. He tries to catch the organization while solving different cases…
+
青山「アニメ版の重要キャラクターのキャストは、Pから『誰かイメージはありますか』
 +
と希望を聞かれるんですが、赤井の時には『そりゃ池田さんでしょう!』
 +
ってリクエストしたら、夢が叶ってしまいました。 <br>
 +
Gosho: For the anime's important character's, I get asked by P (I don't know what the heck P is), "Do you have an image (of who the voice actor should be) in mind?"
 +
For Akai, I requested (by replying), "Who else but Ikeda-san!" and the wish came true!
  
[Mysteries are interesting because you can draw them in different genres. If the criminal is a player, then it’s sports world, an actor - the world of theater, you see. Every time I’m drawing it with fresh emotions, because of a feeling I’m going to meet a new world. That’s hard but I don’t get bored]
+
(中略)<br>
 +
(omitted)<br>
 +
 
 +
池田「コナンでは、これからもガンダムネタは出たりはしそうですか?」 <br>
 +
Ikeda: Will there be more Gundam-based (ideas? characters?) in Conan?
 +
 
 +
青山「コナンの味方であるキャラクターの最高ランクにあたるのが赤井でしたから、
 +
黒ずくめの組織側にもガンダム系の名前のキャラが出せたら面白いですよね。
 +
例えば『安室徹』とか(笑)
 +
ガンダムと敵味方が逆なのがいい。そうなると、
 +
声は誰がやるか決まってしまいますが(笑)」 <br>
 +
Aoyama: If Conan's ally's highest ranking member is Akai,
 +
then it would be interesting if there were characters with Gundam-based names in the Black Organization as well.
 +
Like "Amuro Akira/Tooru" (徹 can be read both as Tooru or Akira) (laughs)
 +
For Gundam, the good guys and bad guys should be reversed. In this case,
 +
the voice actor is more or less decided (laughs).
 +
 
 +
池田「そうですね、あの人しかいない(笑)」<br>
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Ikeda: That's true, there's only that person (laughs)
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</spoiler>
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Full raw text <br>
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http://conan-4869.net/post-6208
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<spoiler>
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池田:先生とお会いするのは初めてなんですよね。『名探偵コナン』のアフレコの日に「今日、先生がいらっしゃるかもしれません」と言われた日は何度かあったんですけど、お忙しいようでなかなか実現しなかった。
  
It’s 11th year after TV anime started, and with live-action drama confirmed in December, this series are a good example of media mix.
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青山:すみませんでした。毎週の『少年サンデー』での連載があって、さらに劇場版などのコンテも毎回チエックしていますので、なかなか時間がとれなくて…。僕はアニメが大好きなので、本当なら毎回アフレコには行きたいくらいなんです。劇場版の『コナン』では自分で原画を描いているほどで、こんなにアニメ作品に直接関わっている原作者は珍しいかもしれないですね。
  
[There’s no pressure. Rather than pressure, I think of it as fun? Hehehe. Besides, I’m more of intuitive person. I’m lucky to draw by a hunch.]
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池田:なるほど。その好きなアニメの中に『ガンダム』も含まれているわけですね。ところで、『ガンダム』はリアルタイムで見られていたんですか?
  
The latest issue had the color theme. [The color is easy for understanding even for children. I usually include things that are familiar and known to everyone into the cases]
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青山:僕の住んでいた鳥取県では放送されてなくて、現地のアニメファンが署名して放送終了してから1年後に見ることができたんです。それで、夢中になって見ていましたね。僕は当時は中学生で、アムロと同世代でした。だから、年齢的に感情移入して見るのはアムロのいる連邦側だったんですが、でも、やっぱりなりたいのはシャアでした(笑)。あんなにカッコイイ敵役のキャラクターっていないですからね。例えば『宇宙戦艦ヤマト』のデスラーもカッコイイですが、デスラーになりたいとまでは思わなかったですから。そういう意味では、シャアは登場シーンから、セリフのカッコよさももちろんですが、池田さんのシブい声も衝撃的でしたし、大好きでした(笑)。
  
Drawing murders without any doubts…
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池田:ということは、高校生の頃に劇場版が公開されていて、内容的にも理解しながら、作品をすごく楽しんでいた世代なんですね。
  
There are some negative effects about long-running series. Case are becoming to be more and more difficult with time. Meitantei Conan tries to keep the same tone since vol. 1.
+
青山:そうですね。劇場版の『めぐりあい宇宙』が公開されたのが高校2年か3年の時でした。高校3年生の学祭では、シャアのコスチュームを作って、コスプレして街の中を練り歩いたんです(笑)。僕は、劇場版がまた好きなんですよね。第1作目、2作目も良かったんですが、3作目の『めぐりあい宇宙』では新作カットがたくさんあって、作画の美しさに心を奪われましたよ。もう、『ガンダム』は人生が変わるくらいの衝撃を受けたアニメでしたね。その影響で、アニメーターになりたいなって思っていたくらいですから。ところで、劇場版では、新たにアフレコをされたんですよね?
  
[Don’t make it too professional. Using hard words and riddles is easy, but the reader won’t understand it]
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池田:全部新しく録り直しましたね。
  
One of the important things is to be considerate about crime.
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青山:いや~、もう『めぐりあい宇宙』の冒頭がたまらなく好きでして。僕はシャアの副官のドレンも好きで、「大佐は宇宙がお似合いですな」という大人びたやり取りとか、本当にカッコイイなと。『コナン』でもアンドレ・キャメルという、ドレンをモデルにしたキャラを出していますから。シャアは、あの大人びたところがいいんですが、設定年齢は何歳でしたか?
  
[I’m not treating murders lightly, but in order not to disappoint my readers, I let it proceed without obstacles. I want them to read it eagerly.]
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池田:20歳ですね。その年齢にしては、かなり大人びてますが(笑)。
  
Right now there are 624 files.
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青山:20歳で「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえのあやまちというものを…」ですからね。そんな台詞、20歳じゃ言えないですよ。
  
[If I can’t come up with a story no matter what, I have around 12 hours to arrange my thoughts. Although sometimes I can decide it in 4 hours… When I got stuck, I start thinking if I can implement elements of stories I already drawn, go for a lazy walk, watch DVDs. Try to change my mood]
+
池田:実際にはそうそう言えないですよね。僕はテレビシリーズでシャアを演じた時は29歳だったんですが、演じるにあたって設定年齢は気にしなくていいと言われたんです。だから、全然気にしないで、やっていました。
  
The interview was carried out in Tokyo workplace. After look at the IC recorder that was on desk, he immediately takes it.
+
青山:やっぱり、シャアの魅力は台詞にあると思いますし、その台詞に池田さんの声がすこく合っていた。池田さんは洋画の吹き替えなんかもやられていますよね。
  
[So small. That’s incredible now]
+
池田:やっています。
  
That’s Aoyama for you. He can be amused by everything. He was born in Tottori, Daiei-machi (now called Hokuei). He used to explore mountains all the time when he was a kid. [That’s why it’s easy for me to draw expeditions. Conan’s actions are all my experience.]
+
青山:僕はシャアだけでなく、すっかり池田さんの声のファンになっていまして、池田さんが吹ぎ替えた洋画もいろいろ見ました。その結果、僕の漫画にも”赤井秀一”なんていう名前のキャラクターがいますが、本当に大好きなので思い切って出しちゃったんです(笑)。
  
After graduating from the university, he refused to become an art teacher his father wanted him to be, but [now he’s my best supporter. Every time I return home, he asks for a sign]
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池田:本当にそうだったんですね(笑)。ところで、どういう経緯で”赤井秀一”というキャラクターが生まれたんですか?『コナン』では、キャラクターの名称は、有名な探偵の名前をもじったりするのがお約束なのに、ガンダムが元ネタなのが不思議ですよね。
  
I’m thinking about the last arc, but the fans won’t forgive me if I’ll end it now.
+
青山:実は、探偵ネタが尽きたというのもありまして(笑)。お話の中で、主人公の江戸川コナンに味方をするFBI捜査官を出すことになったときに、イメージ先行でその敏腕捜査宮はシャアっぼくしたいなと思ったんです。だから、最初はシャアからとって”赤井”という名字だけ決まっていたんです。その後、下の名前をどうしようかと悩んだ結果、池田さんのお名前からいただいて秀一にしてしまいました(笑)。コナンの本名が新一なので、”新一”と”秀一”は、似た響きの名前だから本来なら採用しないんですが、今回だけはいいやと思って。
  
[I won’t betray your expectations]
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池田:いやあ、光栄ですね。そして、テレビ版では声もやらせてもらっているわけですから。すこい縁を感じます。
  
His obedient son, Conan, will continue.
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青山:アニメ版の重要キャラクターのキャストは、プロデューサーから「誰かイメージはありますか?」と希望を聞かれるんですが、赤井の時には「そりゃ、池田さんでしょうー!」ってリクエストしたら、夢が叶ってしまいました。ちなみに、『コナン』に登場する怪盗キッドというキャラクターは、以前僕が描いていた『まじっく快斗』という漫画のキャラクターなんですが、その快斗のお父さんである黒羽盗一も、池田さんをイメージしていて、その役も池田さんに演じていただけているので、実は2つも夢が叶っているんですよね。
  
Media mix spreading in the world.
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池田:あのキャラクターはそういうことだったんですか。
  
According to publications investigation carried by Research Institute for Publications (Tokyo, Shinjuku), manga (tankoban) market extends via media mix, such as anime serialization, and had maintained a 250 billion yen scale among the severe publishing world (253.3 bln yen in 2006)
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青山:もうイメージどおりで、登場回は何度も見直してしまいました。赤井に関しては、しゃべり口調もシャアをイメージして書いているんですが、シャアのセリフがそのまま出てきたらシャアファンの方々に失礼かもしれないと思って、名台詞を書くのは我慢しています。ただ、コナンのことは「坊や」って呼ばせてますけど(笑)。
  
One of the leaders, [Meitantei Conan] became an anime series on NTV 11 years ago. In 15 days [Autumn’s Mystery Special] would be broadcasted in 6 episodes. 11th movie, [Jolly Roger in the Deep Azure] will be out in April and 12th movie’s production had been decided.
+
池田:さきほどのドレンの話じゃないですけど、本当にガンダムが好きで、リスペクトしているんですね。
  
It was translated and published in 22 countries and regions of the world. There’s [Aoyama Gosho’s Hometown Museum] in Tottori, crowded with fans.
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青山:それはもう本当に大好きですから(笑)。ちなみに、赤井が敵対する黒ずくめの組織に潜入していた時の偽名が”諸星大”で、恋人から名前を呼ばれるときに「大君=ダイクン」となっていて、名字も諸星=彗星ですから。そして、FBl捜査官仲間のジョディが「シュウ」と呼ぶのは、完全に「シャア」のオマージュですよね(笑)。
</spoiler>
 
  
===Conan and Kindaichi Files Interview #1 (WITH RAW)===
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池田:まさかそこまでとは(笑)。全然気がつきませんでした。赤井秀一は劇中では死んでしまっているんですが、偶然にも青山先生との対談が決まった直後に、回想シーンでの登場があって久々に演じてきました。
名探偵コナン&金田一少年の事件簿01 (Detective Conan & Kindaichi Case files #1), published April 10, 2008<br>
+
 
Translated by: justwantanaccount
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青山:そうなんですか。池田さんからすると、赤井というキャラクターは演じてみて、いかがですか?
<spoiler>
 
まずは連載が始まった経緯を教えてください。<br>
 
First, pleast tell the details on how the serializations began.<br>
 
天樹征丸:僕らが「金田一少年の事件簿」を始めた頃は、トリックを使った本格派のミステリー漫画は皆無でした。この仕事を始めた時、いくつかやりたいテーマがあって、ミステリーまんがもそのひとつ。それで企画を考えました。<br>
 
Seimaru Amagi (the writer for Kindaichi): At the time we started Kindaichi Case Files, genuine mystery manga using tricks were hopeless. When I started this job, there were a few themes that I wanted to do, and mystery manga was one of them. I thought of plans according to that.<br>
 
さとうふみや:私は、旅行から帰ってきたら、留守電に編集部から「金田一」の打診があって。その頃は、まだ売れてなかったから、「次は何しようかな」とか考えていた時期ですね。<br>
 
Fumiya Sato (the illustrator for Kindaichi): For me, after returning from a trip, there was a probe about Kindaichi from the editorial department. At the time, it didn't sell, so it was the time when I thought about things like “what should I do next?”<br>
 
青山剛昌:僕も同じような感じです。僕の場合は、「「金田一」が受けているから「少年サンデー」でも、そういうまんがをやってくれないか?」と打診されて。でも最初は、まったく乗り気じゃなかった。大変ですもん。<br>
 
Gosho Aoyama: Same feel for me. In my case, I was probed, “Since Kindaichi is popular, can do you do that kind of manga for Shonen Sunday?” At first, though, I had no interest at all. It would be a lot of trouble, you see.<br>
 
さとう:でも、もう「マジック快斗」を描いてましたよね?<br>
 
Sato: You were already drawing Magic Kaito at the time, though, right?<br>
 
青山:あれは泥棒モノですから。泥棒モノは、何か盗めばいいだけだから簡単なんですよ。<br>
 
Aoyama: That's thief material, you see. For thief material, you only have to steal something so it's easy.<br>
 
  
天樹:元々、子供はミステリーが大好きで、僕らが小さい意頃にも探偵小説を読んでいた。まんがでも、長編で謎で引っ張っていけば、いけると思ってました。<br>
+
池田:名前が”赤井秀一”ですからね(笑)。やりやすくて大好きなキャラクターですよ。本当に全然悩まないで演じられますから。でも、気がつけば結構長いこと演じているキャラクターなんですよね。アニメ版に登場したのが確か2001年くらいからだから、かれこれもう10年近いつきあいになる。でも登場した話数は10話ちょっとくらいなのかな。
Amagi: By nature, children love mysteries, and we read mystery novels when we were small, too. For manga, I thought that I could do it if I stretched it long with mysteries.<br>
 
青山:でも、実際にやってみると、何故みんなやらないか判る。セリフは多いし大変。<br>
 
Aoyama: But when you actually do it, you understand why no one does it. Lines are long, and it's a lot of trouble.<br>
 
さとう:「金田一」の連載当初は、1年ぐらいだと思ってました。<br>
 
Sato: At the beginning of Kindaichi's serialization, I thought it would only last about a year.<br>
 
青山:僕もネタ的に続かないから、3か月ぐらいかなと。<br>
 
Aoyama: I, too, thought that it would only last about three months, since it's difficult to continue material-wise.<br>
 
さとう:それを週刊ペースでやるんだからムチャすぎる。<br>
 
Sato: And then you do it at a weekly pace, so it's too unreasonable.<br>
 
青山:でも「金田一」は、すごく参考になりました。犯人が真っ黒なのも、ほぼマネですから。<br>
 
Aoyama: But Kindaichi served as quite a reference. I practically copied the part where the culprit is completely black.<br>
 
全員:(爆笑)<br>
 
Everyone: (Laughs wildly)<br>
 
天樹:あれは、さとう先生の発明ですよ。原作では、「人物がわからないように」としか書いてなかったんです。<br>
 
Amagi: That's Sato-sensei's invention. In the original work, I only wrote, “make sure you cannot identify the person.”<br>
 
さとう:ただ黒いだけですよ。<br>
 
Sato: They're merely black, that's all.<br>
 
青山:でも、誰か判らないし、すごく不気味さが出る。<br>
 
Aoyama: But you can't tell who it is, and it feels eerie.<br>
 
天樹:あれってルールがありますよね。男女同じ体型で描く。で、犯人がわかったときに体型が違ってもツッコミはなし。<br>
 
Amagi: There's a rule to it, isn't there? You draw the same body type for both men and women. Then, when the culprit is revealed, even if the body type changes no one makes a joke about it.<br>
 
青山:小説だと証拠品や犯人を文章で説明するけど、まんがは、コマのどこかにサラッと描いてトリックにできるんですよね。<br>
 
Aoyama: In novels, you explain the evidence, culprit, etc. in the text, but in manga, you can deftly draw them somewhere in the panel to build your trick.<br>
 
天樹:ミステリーって基本は小説なので、絵的なトリックは手付かずだったんです。それに気が付いた時、これは長くやれるなと思いました。その分、さとう先生には苦労かけてます。<br>
 
Amagi: Mysteries are basically novels, so visual mysteries were untouched. When I realized that, I thought that I could do it for a long time. Meanwhile, I'll continue to give Sato-sensei trouble.<br>
 
  
トリックは検証しますか?<br>
+
青山:出るときはまとまって出演されていますよね。『コナン』の全体の物語の中でも重要なエピソードである、黒ずくめの組織(コナンを子供の姿に変えてしまった謎の組織)を相手に病院を舞台にして対決する話(コミックス版『名探偵コナン』57巻~59巻、テレビ版「赤と黒のクラッシュ」編)の時は出ずっぱりでしたからね。
Do you verify your tricks?<br>
 
青山:ドアロックを外からテープでかけるトリックは、編集さんを外に出して実験しました。でも密室トリックは、トリックのために部屋を、事前に全部見せておかないといけない。あれが結構難しい。<br>
 
Aoyama: For the trick that locks the door from the outside with tape, I got the editor to go outside and test it. But for tricks involving sealed rooms, I must show all the room beforehand for the trick. That is quite difficult.<br>
 
  
作画的に言えば、登場人物の描き分けも大変ですよね。<br>
+
池田:でも、まさかこんなに重要なキャラクターだったとは思いませんでしたよ。僕は自分が演じるキャラクターの過去を知っておきたいタイプではなくて、観ている人たちと一緒に、演じながら「そうだったのか!」って判っていくのが好きなんですよ。シャアの時もそうだった。だから、最初は僕も赤井がFBI捜査官であることは知らなかったですからね。話が進んでいってから、判ってくることが多くて驚ぎましたね。ところで、『コナン』にガンダムネタを持って来たことに対しては、コナンファンからの反応はどうだったんですか?
Drawing-wise, drawing apart the characters must be a lot of trouble.<br>
+
 
青山:「金田一」は一度にたくさんキャラクターが出てきますから、描き分けも大変そう。<br>
+
青山:赤井が本編に登場したのは、今から約10年くらい前になるんですが、当時は全然バレていない感じでしたね。「赤井はシャアですね」みたいなファンレターは全然来なかったし、特に批判もなかったです。でも、その後だんだん『コナン』の読者にも『ガンダム』が認知されるに従って、反応が出始めた感じです。そして、赤井が撃たれた時は、「ショックですー!」みたいなファンレターがたくさん来ましたよ。反響はかなり大きかったですね。
Aoyama: A lot of characters appear in Kindaichi at once – drawing apart seems like a lot of trouble.<br>
+
 
さとう:描き分けは、もういいやって(笑)描いていても、「このいいこと言っている泣かせのキャラは、この前は意地悪だったお姉さんと同じ絵かも」ってことありますから(笑)<br>
+
池田:僕も死ぬとは思っていなかったので「まさかー!」と驚きましたね。でも、あのキャラクターがあれで終わりとは思えないんですが……。
Sato: I don't put much effort into drawing apart anymore (laughs). When I draw, things like “I might draw this tear-inducing, good-things-saying character the same way I drew that mean lady” happen.<br>
+
 
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青山:そのあたりは、ご想像にお任せします(笑)。あの事件自体、まだ解決していない感じですからね。
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池田:じゃあ、生きていると信じて、本当の再登場を待ってます(笑)。それにしても、赤井が撃たれるまでのあの話は面白かったですね。衝撃のラストも含めて、長い物語の中に、いろんな伏線が散りばめられていて、僕自身もすこく楽しめました。
  
登場人物の名前は?<br>
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青山:あの話はすこく考え抜いてやっていますからね。おかげで評判もかなり良かったです。でも、作画を含めて死ぬほど大変でした。黒い組織の話は、やっていて楽しいんですが、負担も大きいんですよね。
What about the characters' names?<br>
 
青山:僕は空の話だったら、鳥の名前をつけるなど、作品ごとのテーマに合わせます。読者から「今回は鳥ですね」と手紙が来たりしますよ。自己満足ですけどね。<br>
 
Aoyama: For me, I match with the theme of the work – for example, if the story was about the sky, I would give bird-related names. I get letters like “this time, [the names are based on] birds, right?” This is for self-satisfaction, though.<br>
 
さとう:実際にありそうな名前は使わないですね。<br>
 
Sato: We don't use realistic names, do we?<br>
 
天樹:以前に出てきた名前とイメージが重ならないようには考えてます。登場シーンの短いキャラは3話ぐらいだし、長くても15話ぐらいで使い切ってしまうキャラですから、ある程度は名前でキャラを立たせる意識はあります。ヤバそうな奴にはヤバそうな名前。<br>
 
Amagi: We try not to repeat the mood of the previous names. Characters that don't appear for long lasts only about three chapters, up to maybe 15 chapters, so in a sense the characters are built on the name. Give dubious names to dubious guys.<br>
 
青山:なるほど。<br>
 
Aoyama: I see.<br>
 
さとう:不幸なヒロインには、冬とか寒々しいイメージの漢字を使ったり。<br>
 
Sato: For forsaken heroins, we may use kanji's meaning “winter” or something that feels cold.<br>
 
青山:「金田一」は名前をつけるのがうまい。名前が結構怖い。ネーミングは本当に大事ですよ。<br>
 
Aoyama: Characters are named well in Kindaichi. The names are quite scary. Names are truly important, aren't they?<br>
 
さとう:名前の字で、イメージが伝わってきますから。<br>
 
Sato: You can convey a mood through the name's ideographs.<br>
 
  
「コナン」も「金田一」もいろんな場所が舞台になってます。取材にも行かれますか?<br>
+
池田:『コナン』では、これからもガンダムネタが出たりはしそうですか?
Both Conan and Kindaichi take place at various locations. Do you go to places for reference?<br>
 
青山:寝台列車・北斗星の話を描いたときには実際に乗りました。でも、写真を撮ったら、途中下車しましたけど。<br>
 
Aoyama: When I drew the story about the sleeping car train Hokutosei, I actually rode it. When I took pictures, I had to get off in the middle, though.<br>
 
さとう:列車モノを描いたけど、いかなかった・・・・・・<br>
 
Sato: I drew material about trains, but I never went . . .<br>
 
青山:でも、編集さんと2人で旅行してもつまんないでしょ。<br>
 
Aoyama: But traveling with the editor is dull, isn't it?<br>
 
さとう:それはある!<br>
 
Sato: That happens!<br>
 
天樹:「金田一」の時は、どうしたんでしたっけ?<br>
 
Amagi: What did we do at Kindaichi's time?<br>
 
さとう:あれはスタッフが写真を撮ってきました。北海道も行ってないんだよ!高校生のクセに、ハジメは何回も行っているのに。<br>
 
Sato: The staff went and took pictures. We never went to Hokkaido! Even Hajime went many times, though he's only a high school student.<br>
 
青山:(笑)<br>
 
Aoyama: (laughs)<br>
 
  
「金田一」は雪国が多い。その理由は?<br>
+
青山:コナンの味方であるキャラクターの最高ランクにあたるのが赤井でしたから、黒ずくめの組織側にもガンダム系の名前のキャラが出せたら面白いですよね。例えば、「安室徹」とか(笑)。ガンダムと敵味方が逆なのがいい。そうなると、声は誰がやるか決まっていますが(笑)。
Snowy places appear often in Kindaichi. What is the reason?<br>
+
 
さとう:冬は、人を孤立させやすいから。<br>
+
池田:そうですね、あの人しかいない(笑)。それにしても『コナン』もずいぶんと長い作品になりましたね。
Sato: Because it's easy to isolate people in winter.<br>
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青山:塩をまいて足跡を出現させるトリックがありましたよね。あれはいいなと思いました。<br>
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青山:連載開始から15年くらいですからね。僕の中じゃ、4年くらい前に始まったような感覚なんですけどね。少年サンデーの中でも1番の長期連載になってしまいましたから。そういう意昧では、ガンダムは30年ですから、本当に長いですよね。
Aoyama: There was a trick that made footprints appear by sprinkling salt, wasn't there? I thought that it was good.<br>
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天樹:シンプルでわかりやすいし、きれいですよね。サクラ雪という言葉もいい。あの時は、すごく楽しく書いてました。<br>
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池田:そうですね。でも、僕もガンダムをそんなに長い間やっている感じはしないですね。
Amagi: It was simple and easy to understand, and it was beautiful, too, wasn't it? I like the phrase “sakura snow”, too. I had a lot of fun writing it at the time.<br>
+
 
青山:あの時は?(笑)<br>
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青山:でも、そのおかげでみんなが恥ずかしがらずに「ガンダム好きです」って言えるようになったんですよね。そして、その世代が今、社会を動かしているわけですから。
Aoyama: At the time? (laughs)<br>
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さとう:少しテイストを変えてみようと話して描いたんですよ。なにしろ長くやってたから。<br>
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池田:関わった作品が認知されていくのは嬉しいですね。少年サンデーは50周年ですよね。僕にとっては、『少年サンデー』は思い出深い雑誌なんです。創刊されたとぎには、僕は子役としてこの業界に入っていたんですが、当時1日の小遣いが決まっていたんです。そこで、NHKの食堂で食べる昼飯を安いメニューにして、節約したお金で買って読んでいたことを覚えていますね。その少年漫画誌で最長連載されている漫画に、自分と関わりの深いキャラクターが出ていることは感慨深いです。
Sato: We tried to change the taste a little for that, since we'd done this for a long time back then.<br>
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青山:今日は、夢のような1日で、最初はすこく緊張しました(笑)。でも、池田さんは気さくで優しい方で、お話ししていてすこく楽しかったです。話しているうちに、30年前の記憶がどんどん蘇ってくるんですから、やっぱリガンダムはすこいですね。
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池田:僕も、青山さんはいろんな推理トリックを考える方だから、もう少し難しい方だと思っていました。なんか、しかめっ面しているような、勝手なイメージがあったんです。
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青山:みなさん、僕に会われた方はそう言われますね。推理作家というと、松本清張さんなんかを思い浮かべるみたいで。でも、ただのガンダムオタクですから(笑)。
  
その時のロケハンは?<br>
+
池田:僕は子役時代にドラマの『少年探偵団』(1960年~63年放送)に、少年探偵団のメンバーの一人として出演していたんですが、それが今は現代の少年探偵の代名詞である『名探偵コナン』に出させていただいているという偶然が面白いですね。『少年探偵団』という番組は、謎解きとかはそんなに難しい内容ではなくて、「推理」や「冒険」を、テレビを通して気軽に楽しめる内容だったんですよね。『ガンダム』のような作品もいいけど、「頭脳で事件を解決する」みたいなものに、今も昔も子供は刺激されるし、やっぱりなくてはならないものですよね。そういう意味では『コナン』は責重な作品だなと、改めて思いました。これからも、長く愛されるように続けていただけたらと思います。
Did you do location hunting at the time?<br>
 
さとう:まったくないですよ!<br>
 
Sato: No, not at all!<br>
 
青山:(笑)<br>
 
Aoyama: (laughs)<br>
 
  
ミステリーまんがの魅力はなんだと思いますか?<br>
+
青山:ありがとうございます。僕も頑張ります!
What do you think is the appeal of mystery manga?<br>
+
</spoiler>
天樹:一番の魅力は、謎解き。そこは今のまんが的ですね。<br>
 
Amagi: The number one appeal would be solving mysteries. That aspect is manga-esque now, isn't it?<br>
 
さとう:謎があって解決するというセオリーに尽きる。<br>
 
Sato: In the end, if there is a mystery, one must solve it.<br>
 
青山:「金田一」と「コナン」で言えばラブコメ要素。<br>
 
Aoyama: Love comedy is an element in Kindaichi and Conan.<br>
 
  
女子高生のヒロインやセクシーな女性が出てきますね。<br>
+
===Masters Of Manga Interview (no raw)===
Characters like female high school student heroines and sexy women appear, don't they?<br>
+
Masters of Manga, published July 6, 2010<br>
天樹:お約束ですよ。<br>
+
Text submitted by: Chekhov
Amagi: It's a promise.<br>
+
<spoiler>
青山:「コナン」は、あまりセクシーな女の子は出ないです。「金田一」は、お風呂場に全裸で美女が浮いたりしてますけど。<br>
+
Gōshō Aoyama is one of the most successful shōnen manga artists of our time and its most successful work, Detective Conan (Case Closed in the US), serialized on Shōnen Sunday (Shōgakukan) since 1994 (68 paperbacks so far), has been one of the biggest hits of the 1900s and 2000s. Detective Conan, a detective story whose main character, little Conan Edogawa, is a teenager detective trapped in a body of a little kid, is still going on. Uber-busy Aoyama, who is required to draw twenty pages of manga every week, wasn’t able to meet me for a face to face interview, but even so he was so kind as to agree to answer to my questions via e-mail. Here I transcribe the interview in full.
Aoyama: Not much sexy girls appear in Conan, though beautiful women might float naked in a bathtub in Kindaichi.<br>
 
さとう:それは「少年マガジン」だから(笑)<br>
 
Sato: That's because we're at Shonen Magazine (laughs).<br>
 
天樹:シャワーシーンとかね。<br>
 
Amagi: Shower scenes and such.<br>
 
青山:「少年サンデー」だと編集部から止められます(笑)<br>
 
Aoyama: The editorial department would stop it in Shonen Sunday (laughs).<br>
 
さとう:「少年サンデー」は、むかしからあまりやりませんよね。<br>
 
Sato: Shonen Sunday doesn't do it much from the old days, do they?<br>
 
天樹:ミステリー漫画って、理屈っぽくて判りにくいじゃないですか。だから読者を限定したくないという意味でアイキャッチ的にパンチラを入れて、読んでみようと思わせてるんです。<br>
 
Amagi: Mystery mangas are logical and hard to understand, aren't they? So you include eye-catching panty shots to make the readers want to try reading, because you don't want to limit the audience.<br>
 
さとう:まんがって、本当にそういうところの引っ掛かりが、きっかけになることってあるんですよね。かわいい女の子が出てくるまんがというだけで、読み始める読者もいるし。<br>
 
Sato: Those kind of pulls really does become the start sometimes in manga, doesn't it? Some readers start reading simply because cute girls appear in the manga.<br>
 
青山:僕は、最初から「コナン」にはラブコメの要素を入れるつもりで描いてました。主人公がちっちゃくなるというのは、まさにラブコメですから。小さい少年と元の自分が好きな女の子が出てきたら面白いかなと。<br>
 
Aoyama: For me, I drew with the intention to include elements of love comedy in Conan from the beginning. The protagonist becoming small is truly a love comedy, you see. I thought that having a small boy and a girl that the boy's real self loves would be interesting.<br>
 
天樹:ミステリーまんがじゃなくても、面白くなりそう。<br>
 
Amagi: That sounds interesting, even if it wasn't a mystery manga.<br>
 
青山:そう、推理じゃなくて、そっちだけでもいいかなと。<br>
 
Aoyama: Yes, that part by itself without deductions would be good, I think.<br>
 
天樹:小さい男の子が、ちらっとスカートの中を見たりね。<br>
 
Amagi: The small boy might look inside a skirt really quick.<br>
 
さとう:それは「少年マガジン」だけでしょ!<br>
 
Sato: That's only in Shonen Magazine!<br>
 
天樹:そっか(笑)<br>
 
Amagi: That's true (laughs).<br>
 
  
では、ミステリーまんがをやる上で特に大変なのは?<br>
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Please do not publish this interview on other blogs or publications without my permission. (Tough cookies Masters of Manga, if the originals go down, someone's gotta rehost for the good of the fandom)
Then, what is especially troublesome doing a mystery manga?<br>
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天樹:事件の動機がすごく大切なんだけと、実はバリエーションがそんなにないんですよね。<br>
+
1. Why did you decide to become a mangaka? How did it all start?<br>
Amagi: Though the motive for the case is really important, in truth there aren't much variation, is there?<br>
+
It all happened because I wanted to give shape to stories that were only in my head in order to show them to everybody.
青山:やりつくして、面白い動機がネタ切れ寸前です(笑)<br>
 
Aoyama: You use everything, and running out of ideas on interesting motives become imminent (laughs).<br>
 
天樹:まんがは、読者層も広いので、ドラマチックに盛り上げないと読者から不満が出る。<br>
 
Amagi: Since the readership is wide in manga, you have to hype up dramatically or else the readers may start feeling unsatisfied.<br>
 
さとう:殺人の動機も変わってきてます。むかしは「恋人が殺されて・・・・・・」だけど、最近は「本当は恋人ですらなかった!」みたいに、ひねくれてる。<br>
 
Sato: The motive for the murder starts changing, too. In the old days, you use “my lover was killed . . .”, but recently it became “in truth the person wasn't even my lover!” - it becomes distorted like this.<br>
 
青山:確かにひねりは必要。<br>
 
Aoyama: That's true, twists are essential.<br>
 
天樹:シンプルな復讐モノとかにすると、「もう、やったじゃん」と言われてしまいます。<br>
 
Amagi: If you make it a simple revenge and the like, you get told that you've already done it before.<br>
 
青山:自分で描くときにも「やったよな」と思っちゃう。<br>
 
Aoyama: I think “I did this, didn't I?”, even when I'm drawing myself.<br>
 
天樹:そうそう。動機は最初の1,2年で尽きました。あとはずっと苦労してます。<br>
 
Amagi: Yes, yes. I ran out of ideas for motives in the first 1~2 years. I've had difficulty ever since.<br>
 
  
決めゼリフも特徴ですね。<br>
 
Catch phrases are characteristic, too, aren't they?<br>
 
天樹:話が引き締まるし、ここから逆転していくという期待感が出せるのがいい。「ジッチャンの名にかけて」があるおかげで1話分は得する感じです。<br>
 
Amagi: They tighten the story, and I like how it gives the expectation that the tables will be turned from that point on. Thanks to “In the name of grandpa”, I feel that I've gained one chapter's worth.<br>
 
青山:「コナン」の場合は「江戸川コナン、探偵さ」というのを時々言うぐらい。1回ぐらい言わせてやろうかな。「●●の名にかけて」って。<br>
 
Aoyama: In Conan's case, he says “Edogawa Conan – a detective” from time to time, and that's it. Maybe I should make him say “In the name of ___”, at least once.<br>
 
全員:(笑)<br>
 
Everyone: (laughs)<br>
 
天樹:ぜひ交換しましょう!<br>
 
Amagi: Yes, let us exchange!<br>
 
青山:「金田一ハジメ、探偵さ」って言うの?<br>
 
Aoyama: You'll make him say “Kindaichi Hajime – a detective”?<br>
 
天樹:いいなあ、それ。<br>
 
Amagi: I like it!<br>
 
さとう:でも高校生だよ。<br>
 
Sato: But he's a high school student.<br>
 
天樹:「探偵じゃないだろ」ってツッコミが入るとか。<br>
 
Amagi: Someone might joke, “He's not [officially] a detective, is he?”<br>
 
  
2作品の影響で、テキストの多い漫画も増えましたね。<br>
+
2. What other mangaka or artists had influence on you?<br>
As a result of the two works' influence, manga with a lot of text increased, didn't it?<br>
+
Tetsuya Chiba, Monkey Punch and Mitsuru Adachi.
青山:確かにそれはあるかも。<br>
 
Aoyama: Maybe, perhaps.<br>
 
天樹:ヒットしたことで、OKになったんですよね。<br>
 
Amagi: It became acceptable due to the hits, didn't it?<br>
 
さとう:今の読者は読んで「判った」とスカッとするみたい。<br>
 
Sato: The readers nowadays can apparently understand better.<br>
 
天樹:例えば映画化もされた某漫画のテキスト量は、昔だとありえない。新人賞に応募してきたら、「テキストを3分の1にしろ」と言われるレベル。<br>
 
Amagi: For example, in the old days, the amount of text in this manga, which was also made into a film, was impossible. It's at the level that if you applied for the New Talent Award, you'll be told to cut down the text to a third.<br>
 
青山:でも、それが読者が「アリ」だと思えるようになった。<br>
 
Aoyama: But readers came to accept this.<br>
 
さとう:ゲームもあるし、テキストを多く読む事に読者がなれたんですよね。<br>
 
Sato: Games exist, too – readers got accustomed to reading more text, didn't they?<br>
 
青山:でも、その大元を作ったのが「金田一」ですからね。<br>
 
Aoyama: But the one that created most of this is Kindaichi, isn't it?<br>
 
  
では、まんがで禁じ手にしてるものはありますか?<br>
 
Then, do you prohibit yourselves from doing anything in the manga?<br>
 
青山:無差別殺人ですね。無差別に見えても、なんか動機があるように描いています。<br>
 
Aoyama: That would be indiscriminate killings. I take care to include a motive, even if it looks indiscriminate.<br>
 
さとう:サイコキラーをやると、違うまんがになってしまう。<br>
 
Sato: It'll be a different manga if we do a psycho killer.<br>
 
天樹:無差別殺人の類は、ネタ切れ感もあるし、残虐性に面白さが向かう怖さもありますね。<br>
 
Amagi: Indiscriminate killings and the like feel like you've run out of ideas, and there's the fear that they might interest those with cruel tendencies.<br>
 
青山:そうですね。犯人に共感を持たれて、殺人をマネされても困りますからね。<br>
 
Aoyama: That's true. It would be problematic if people sympathized with the culprit and attempted murder.<br>
 
  
「金田一」は長編中心で、「コナン」は短編中心ですよね。<br>
+
3. Do you usually read or watch detective stories? What kind of stories do you prefer?<br>
Kindaichi focus on longer cases, and Conan focus on shorter cases, don't they?<br>
+
I watch a lot of movies and TV series, so many I’m even unable to count them. Sherlock Holmes, Furuhata Ninzaburō, Columbo, and the novels of Hercule Poirot would be good examples of what I like.
天樹:だいたい14,15話ぐらい。<br>
+
 
Amagi: About 14, 15 chapters.<br>
+
 
青山:すごいですね。「コナン」は、3話で1篇、最長で6話ぐらい。最初に事件で人が死んで、その謎が提示されて、最後に解決する。これが黄金パターンです。今、これ以上は描けない。お二方は、よくできますね。<br>
+
4. Outside Japan there are a lot of famous authors specializing in detective stories, such as Sir Arthur Conan Doyle or Agatha Christie. I believe that the same can be said about Japan, where there are also many novelists specialized on the genre. But what about manga? Were there other manga stories before Detective Conan whose main character was a detective? If the answer is “no”, was Conan a pioneer of the genre?<br>
Aoyama: That's amazing. In Conan, one case is three chapters, six chapters at the longest. First, a person dies, then the mystery is presented, and finally the case gets solved. This is the golden pattern. Right now, I can't draw more than that. You two are doing well.<br>
+
If I’m not mistaken, Kindaichi Shōnen no jikenbo (The Case Files of Young Kindaichi) serialization began earlier than Conan’s.
さとう:それはプロットを天樹先生と分けているから。<br>
+
 
Sato: That's because the plot is divided with Amagi-sensei.<br>
+
 
天樹:でもプロットの完成前に始めたりしますから。<br>
+
5. What was the driving force behind your decision to draw Detective Conan?<br>
Amagi: But sometimes you begin before you complete the plot.<br>
+
I wanted to write/draw a romantic comedy whose main character was a detective that has been made small again.
青山:つじつまが合わなくなっちゃうとかないんですか?<br>
 
Aoyama: Do you never contradict each other?<br>
 
さとう:ありますね。<br>
 
Sato: It does happen.<br>
 
天樹:結婚式なのに、花婿がいないみたいな。後からネームで出すから、袋でもかぶせてっていったら、本当にかぶってた。<br>
 
Amagi: For example, even though it's a wedding, the bridegroom is missing. [In another example,] I said that, since I'll put it in the pre-manuscript later, why don't you put a bag or something over the head, and there really was a bag over the head.<br>
 
青山:さとう先生は、原作を変えたくならないですか?<br>
 
Aoyama: Does Sato-sensei never want to change the original work?<br>
 
さとう:さすがにトリックは変えられないですけど、泣かせの部分を変えたりはしてます。<br>
 
Sato: As you'd expect, I can't change the trick, but sometimes I change the emotional parts.<br>
 
天樹:キャラクターの描き方は、おまかせの部分もあるので、そこはある程度は自由ですよね。<br>
 
Amagi: On how to draw the characters, there are parts that I leave completely to you – with those parts, you have some degree of freedom, yes?<br>
 
青山:僕は自分で考えて自分で描いているから、編集さんとの打ち合わせを勝手に変える事もあるんです。一緒にやっていると、そこが大変そうかなと。<br>
 
Aoyama: Since I think [of ideas] on my own and draw on my own, sometimes I arbitrarily change arrangements with the editor. If you work with someone, I thought that that aspect seems troublesome.<br>
 
天樹:意外と大丈夫です。<br>
 
Amagi: It's actually all right.<br>
 
さとう:時々、アドリブでギャグを入れたりしてますし。最後の流れも変えたこともあります。<br>
 
Sato: Sometimes I add a gag ad lib. I've changed the flow in the end at times.<br>
 
  
では最後に何かあれば。<br>
 
Finally, do you have anything you want to say?<br>
 
天樹:僕から行っていいですか?青山先生、死ぬまで「コナン」を続けてください!<br>
 
Amagi: Can I start? Aoyama-sensei, please continue Conan until your death!<br>
 
青山:過労死しそうですよ(笑)<br>
 
Aoyama: I do feel like dying from exhaustion (laughs).<br>
 
天樹:青山先生がやっていると思えば、僕らもがんばれます。<br>
 
Amagi: If Aoyama-sensei does it, we can work hard, too.<br>
 
さとう:そうそう。まんがって、同じジャンルのライバルがないと廃れやすくなるし。<br>
 
Sato: Yes, yes. In manga, if you don't have a rival in your genre, it's easier for your work to go to waste.<br>
 
青山:僕も励みにしてますよ。<br>
 
Aoyama: It's an incentive for me, too.<br>
 
天樹:実はファン層が微妙にずれていて、いい感じに棲み分けもできていますよね。<br>
 
Amagi: In truth, our fan bases are slightly different, so we can divide our habitats well.<br>
 
青山:巨人と阪神じゃないけど、ライバル同士で頑張りましょう。<br>
 
Aoyama: We're no [Yomiuri] Giants and Hanshin [Tigers]*, but let us work hard as rivals.<br>
 
* Famous Japanese baseball teams<br>
 
</spoiler>
 
Raw interview images
 
<spoiler>
 
[[File:Conan and Kindaichi interview images1.jpg‎|500px|]]<br>
 
[[File:Conan and Kindaichi interview images3.jpg‎|500px|]][[File:Conan and Kindaichi interview images2.jpg‎|500px|]]<br>
 
[[File:Conan and Kindaichi interview images5.jpg‎|500px|]][[File:Conan and Kindaichi interview images4.jpg‎|500px|]]<br>
 
[[File:Conan and Kindaichi interview images6.jpg‎|500px|]]<br>
 
</spoiler>
 
  
===Conan and Lupin Interview #1 (MIXED IN RAW)===
+
6. Detective Conan is now a big hit and many other stories of the same kind have been appearing here and there on other manga magazines of other publishing houses. What do you think about this phenomenon?<br>
Aoyama & Monkey Punch interview from 2009<br>
+
I think that this is happening because there is a detective inside every person in the world. We all like mysteries, this is why.
Translated by: justwantanaccount
+
 
<spoiler>
 
アニメでルパン三世とコナンが夢の競演を実現させます。最初に聞いたときの感想は?<br>
 
The dream confrontation between Lupin III and Conan in anime will be realized. What were your impressions when you first heard of this?<br>
 
青:コナン側からいえば、今考えられる最大の強敵。かなりワクワクです。<br>
 
Aoyama: From Conan's side, [Lupin III is] the most powerful adversary currently imaginable. I'm highly excited.<br>
 
モ:最初にお話を聞いたときは、はたして本当に実現できるのかと思いました。でも、できたら絶対に面白くなるはずだと思いました。<br>
 
Monkey Punch: When I first heard of the talk, I thought, is it possible to realize this? But I thought that, if it is, then it definitely must become interesting.<br>
 
青:僕も実現できるのかなと思っていました(笑)。<br>
 
Aoyama: I also wondered if it was possible (laughs).<br>
 
  
確かにすごい企画です。<br>
+
7. Detective Conan’s world has expanded hugely; it has been adapted to anime, movies, live action TV series and many more media. What do you think about this?<br>
That's true, it's a stunning project.<br>
+
I think that I’m very happy and very lucky (laughs).
モ:脚本家の方は大変だったでしょう。どういうストーリーになるのか、まったくわからない。<br>
 
Monkey Punch: The scriptwriter must have gone through a lot of trouble. I have absolutely no idea what the story will be like.<br>
 
青:僕もそこそこは脚本をチェックしました。コナンが登場する部分はもちろんですけど、原作の「ルパン三世」が大好きで、「ルパンはこうじゃないだろう」って修正を入れてました(笑)。<br>
 
Aoyama: I, too, checked the script here and there. Of course [I went over] the parts where Conan appears, but since I love the original work for Lupin III, [I also] included revisions like “Lupin isn't like this” (laughs).<br>
 
  
不二子のシャワーシーンなど「ルパン三世」のお約束もありますし、いつもの「名探偵コナン」とは、少し違うかもしれません。<br>
 
Since there is the Lupin III promise to include Fujiko's shower scene and so on, [this show] might be a little different from the usual Detective Conan.<br>
 
モ:それは楽しみです。<br>
 
Monkey Punch: [I'm] excited for that.<br>
 
  
両作品に登場する刑事同士が知り合いという設定もあります。<br>
+
8. Why did you decide to make Conan a child? Do you think that the series would have been equally successful had the main character been a teenager detective, as it was in the very beginning?<br>
It's also established that the police detectives appearing in both series are acquaintances.<br>
+
I think that precisely because I made him become a child again, I could gain the attention and faithful readership of a broader range of readers, from children to adults.
青:目暮警部と銭型警部は、どっちも警視庁ですから(笑)。<br>
+
 
Aoyama: Both Inspector Megure and Inspector Zenigata are from the Metropolitan Police Department, aren't they? (laughs)<br>
+
 
 +
9. Is it very hard to be in charge of the same series during years and years? Exactly how hard is it?<br>
 +
It’s so hard I cannot sleep for more than three hours a day (laughs).
  
青:「名探偵コナン」で(アルセーヌ・ルパン生みの親である)モーリス・ルブランが、怪盗紳士を描いた作家として名前だけ出てきます。そのルブランが書いたルパンの孫と言うことは、ルパン三世は「名探偵コナン」の世界では架空の人物。それと対決するわけですから、本用に夢の対決です。カットになったけど、本当は“ルパンの孫”というセリフを、ぜひ入れたかったなあ。<br>
 
Aoyama: In Detective Conan, Maurice Leblanc (creator of Arsene Lupin) appears as the name of the writer who wrote the gentleman thief. Since [Lupin III is] the grandchild of the Lupin written by that Leblanc, Lupin III is a fictitious person in Detective Conan's world. [Conan will] have a face-off with that [fictitious character], so this truly is a “dream” confrontation. Although this got cut, I really wanted to include the “Lupin's grandchild” line.<br>
 
モ:今回のアニメでは、コナンは少年、ルパンは青年。それをどう組み合わせるんだろうとは思いました。江戸川乱歩の小説でも、怪人二十面相と少年探偵団の対決はあったので、そういう感じで面白い対決だといいな。<br>
 
Monkey Punch: In this anime, Conan is a boy, and Lupin is a young man. I wondered how they'll put these together. In Edogawa Ranpo's novels, there was a face-off between the Kaijin Niju-Menso (Twenty-Faced Fiend) and Shounen Tanteidan (Boy Detective League) - I'd like it if that kind of feel is used.<br>
 
青:コナンの場合、本人が少年探偵団であり、明智小五郎でもあります。コナン世界で一番切れる人物が小さい奴ですからね。その意味では、いい対決になっています。<br>
 
Aoyama: In Conan's case, the main character is both the Shounen Tanteidan and Akechi Kogoro. The small guy is the sharpest person in the Conan world. In that sense, the confrontation is a good one.<br>
 
  
ちなみに今回の見どころは?<br>
+
10. Have you already decided the end of Detective Conan?<br>
Also, what's worth watching this time?<br>
+
Yes, I have. However, I don’t know when I’ll be able to draw it (laughs).
青:コナンはルパン&次元との絡みです。特に次元とコナンの絡みはオススメ。次元の手を見たコナンが「あなた、タダものじゃないですね」っていうシーンは、僕が付け足しました。その後に、次元らしいせりふを言うんですよ。<br>
 
Aoyama: For Conan, the entanglement with Lupin & Jigen. I especially recommend the entanglement between Jigen and Conan. I added the scene where Conan, who has looked at Jigen's hands, said “You're no ordinary man, are you?”<br>
 
  
青山先生にお伺いしますが、「ルパン三世」の魅力は?<br>
 
I would like to ask Aoyama-sensei – what is Lupin III's appeal?<br>
 
青:子供のころから原作が大好きですが、やはり作品全体から感じるクールなカッコよさ。昔の「007」ぽいところもありますね。<br>
 
Aoyama: I have loved the original work since childhood - [I would] definitely [say] the cool feel [you] can get from the entire work. It's also similar to 007 in the old days.<br>
 
モ:それは、僕も意識して描いていました。<br>
 
Monkey Punch: I have consciously tried to draw that way.<br>
 
青:絵柄もかっこいいですよ。キャラクターの手足が細くて。実は、コナンが笑ったときの口元の感じは、モンキー・パンチ先生のマネ。かなり影響を受けました。<br>
 
Aoyama: The style is cool, too. The characters' limbs are thin. In truth, the atmosphere of Conan's mouth when he grins is in Monkey Punch-sensei's imitation. I received quite an influence.<br>
 
モ:それはありがとうございます。当時、連載していた雑誌の読者が少年ではなく青年層だったので、絵柄はそれを意識して、大人っぽく描いてました。<br>
 
Monkey Punch: Thank you kindly for that. At the time, serial magazines' readers were not boys but young adults, so with that in mind, I tried to draw with an adult-like style.<br>
 
青:僕が「ルパン三世」にふれたのは小学3年生ぐらい。本屋さんで買ってきて家の本棚に並べていたら、エッチすぎるからと親に処分されて、後でまた買い直したこともあります(笑)。(編集部注 扉のページでモンキー・パンチ先生が持っているコミックは、青山先生が持参した私物)<br>
 
Aoyama: I came across Lupin III around third grade. There was one time, when I bought it from the bookstore and lined it up on the bookshelf, my parents thought that it was too sensual so they confiscated it - I had to buy it again afterward (laughs). (Editorial notice: The comic Monkey Punch-sensei is holding on the front page is Aoyama-sensei's)<br>
 
  
当時の小学生には、「ルパン三世」は刺激的すぎたんですね。<br>
+
11. Do you think all the cases of Detective Conan by yourself? Or does somebody help you with that?<br>
Lupin III was too stimulating for elementary school children back then, wasn't it?<br>
+
I painfully think them all with my very limited brain with the help of my editor in charge (laughs).
モ:実は「ルパン三世」を描いていた当時、本屋さんで幼稚園ぐらいの子が母親に「ルパン買って」と言うと、母親が「こういうのは読んじゃダメ」って(笑)。<br>
 
Monkey Punch: Actually, back when I was drawing Lupin III, a child who might be in kindergarten said “Buy Lupin!” to the mother at a bookstore, and the mother replied, “[You] can't read things like these!” (laughs)<br>
 
青:いや、当時の僕は、ページをめくるたびにワクワクでした。<br>
 
Aoyama: Back then, I felt excited from turning the page.<br>
 
  
青:「名探偵コナン」を知っていると聞いて大感激です。実は聞いたいことがあります。モンキー・パンチというペンネームは、どうやって名付けたんですか?<br>
 
Aoyama: I am deeply moved to hear that you know about Detective Conan. Actually, I have something I want to ask. How did you get the pen name, Monkey Punch?<br>
 
モ:新人の頃に某編集部でつけられました。最初は変な名前だから断ろうと思った(笑)。当時、カタカナのペンネームは当たらないというジンクスがあって、当時の編集長が「そのジンクスをお前が破れ。一年だけやってイヤだったら好きな名前にしていい」と言われて。それがきっかけです。<br>
 
Monkey Punch: I got the name at a certain editorial department. I first wanted to decline [the name] since I thought it was strange (laughs). At the time, there was a jinx where pen names in katakana did't become successful, and the editor-in-chief at the time told me, “You break that jinx. If you don't like it after a year, you can pick your favorite name.” That was the start.<br>
 
青:ペンネームは、絵柄に会ってますし、最初は外国人かと思っていました。背景のハイコントラストな描き方はアメコミですよね。<br>
 
Aoyama: The pen name suits your style, and I first thought that [the name] was a foreigner's. American comics have backgrounds with high contrast, right?
 
モ:欧州の作家が好きで影響を受けて、そういうものが組み合わさってこうなりました。<br>
 
Monkey Punch: I like European artists and received their influence – things like that combined together and here I am.<br>
 
青:「ルパン三世」の発想は、どこからですか?<br>
 
Aoyama: Where did Lupin III's idea come from?<br>
 
モ:新雑誌が出るときに「表紙と巻頭をあげるから」と言われ、その場で浮かんだのが、「アルセーヌ・ルパン」。それで後先考えずにルパンものをやりたいと言って、その後で作り込みました。<br>
 
Monkey Punch: I was told that I'll get the cover and the opening page when the new magazine comes out, at right there I thought, Arsene Lupin. Then I said that I want to do something Lupin-related without reflection, and I started working.<br>
 
青:僕は原作のクールなるパン三世が好きです。原作では、ルパン帝国の三代目でゴージャズだし、世界各地に手下がいて、アルセーヌ・ルパンぽいのが魅力でした。<br>
 
Aoyama: I prefer the cool Lupin III in the original work. In the original work, [Lupin III was] Lupin Empire's third generation and had minions all over the world; the similarity to Arsene Lupin was appealing.<br>
 
  
モンキー・パンチ先生が考える「名探偵コナン」の魅力は?<br>
+
12. How many assistants do you have? Some of them went on to create new stories based on your characters and situations with the title of Detective Conan Special. What do you think about this? How do you feel having your characters and plots in others’ hands?<br>
What is Detective Conan's appeal according to Monkey Punch-sensei?<br>
+
I have five assistants. About how I feel letting others take control of my plot and characters, I felt anxious at first, but later on I’ve discovered they really make me think: “Wow, this situation is not bad at all, why didn’t I come up with it before?” (laughs).
モ:実は「ルパン三世」でも探偵者をやってみたいなと思っていて、僕が考える探偵ものはアガサ・クリスティーみたいな本格推理。そうなると最後のところで相当な文字数が必要になって、漫画的じゃない。だから、いい方法を見つけたらやろうと思っていました。それで初めて「名探偵コナン」を見て、なるほどこういうやり方があったのかと目からウロコが落ちました。あとは高校生でありながら小さい少年。これが子供達に受けていると思います。本当にやられたなという感じです。ルパン三世にも薬を飲ませて子供にすればよかった(笑)。<br>
+
 
Monkey Punch: I actually wanted to do mysteries in Lupin III; personally, when I think of detectives I think of Agatha-Christie-like, genuine deductions. In that case, the word count becomes considerable at the end and no longer manga-like. So I wanted to find a good way to do this. Then I watched Detective Conan for the first time, and my eyes were opened. A boy who's actually a high school student – I think that this is what appeals to children. I feel that [Aoyama Gosho] really did it. I should have made Lupin III swallow a pill and become a child, too (laughs).<br>
 
  
モ:今、「名探偵コナン」は、何年目ぐらいですか?<br>
+
13. Enough about Conan for now. Did you inspire yourself on the story of Musashi Miyamoto to create Yaiba?<br>
Monkey Punch: How long has Detective Conan continued so far?<br>
+
Yes, of course. Some characters have been taken directly from that story (laughs).
青:もう15年ぐらいです。<br>
 
Aoyama: About 15 years already.<br>
 
モ:そんなに続けてられるのはすごいです。<br>
 
Monkey Punch: It's amazing that you've continued for so long.<br>
 
青:いやいや、ネタ出しが大変で(笑)。今日も朝から何時間もネタ出ししてから来ました。<br>
 
Aoyama: Oh no, coming up with ideas is a lot of trouble (laughs). I came here after spending hours from morning coming up with ideas today, for example.<br>
 
モ:僕は、いろいろなことを吸収していた時期に連載をしていて、ネタ出しの苦労はなかった。連載終盤は、頭にあるものを広げていく作業で大変だったけど。<br>
 
Monkey Punch: For me, I serialized when I absorb several things, so I didn't struggle coming with ideas. Although, the ending involved expanding what was in the head and was a lot of trouble.<br>
 
青:僕は、三話目ぐらいからネタ切れしてました(笑)。1巻分で終わるかなと思っていましたし、こんな文字数の多い漫画は誰も読まないと思っていました。<br>
 
Aoyama: For me, I ran out of ideas from the third chapter (laughs). I thought that the series would end by the first volume, and that no one would read manga with such high word count.<br>
 
  
お2人は、作品を描く上で気を付けていることはありますか?<br>
 
What do you two take care to do when drawing your work?<br>
 
モ:アニメ化されて声優さんの声にキャラクターが引っ張られることですね。山田康雄さんの声でアニメを見てたら、だんだん漫画のセリフも山田さんが言いそうなセリフになっていった。<br>
 
Monkey Punch: I got influenced by the voice actors' voices for the characters after my work got animated. After I watch the anime with Yamada Yasuo-san's voice, the manga's lines become ones that Yamada-san might say.<br>
 
青:そういう影響もあります。<br>
 
Aoyama: That's true.<br>
 
モ:クールなるパンが「あらあらあら」ってなっちゃう。アニメのルパンに引っ張られないように苦労しました。<br>
 
Monkey Punch: The calm Lupin becomes the “Ara ara ara”-type. I struggled trying not to be influenced by the anime's Lupin.<br>
 
青:「名探偵コナン」では、小五郎の声が神谷明さんで、漫画のセリフで「お父さんのしゃがれ声で言われたくないわ」と言うセリフを使ったりしました。あと円谷光彦の声優さんの大谷育江さんの声がかわいいので、だんだんカワイイキャラになった。アニメが本物と思っている子供達もいて、ファンレターで「アニメと違う」と書かれると、こっちが本当なのにと思いつつ・・・<br>
 
Aoyama: In Detective Conan, Kamiya Akira-san does Kogoro's voice, so lines like “I don't want to be told by dad's hoarse voice” were used. Also, since Tsuburaya Mitsuhiko's Ootani Ikue-san's voice is cute, Mitsuhiko gradually became a cute character. There are children who think that the anime is the original, too, and when I receive fan letters that say “[The manga is] different from the anime”, I can't help but think, the [manga] is the one that's original . . .<br>
 
モ:アニメのルパン三世を見ながら僕の絵を見て、「これは違う」と子供達に言われたこのも(笑)。アニメになって、描き始めた頃の尖った部分は柔らかくなったり、絵柄や印象も子供を意識し始めて変わりました。最初の頃と最後の方では、作品の雰囲気がかなり違いますね。<br>
 
Monkey Punch: Children, looking at my drawings while watching anime's Lupin III, told me that “This is different” (laughs). After becoming an anime, the sharper parts from the times I started drawing became softer, and I changed the style and atmosphere, keeping children in mind. The work's atmosphere is quite different when comparing the beginning and the end, isn't it?<br>
 
  
最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。<br>
+
14. Yaiba, which is a kendo-themed story, is famous all over the world. What, in your opinion, is the key to that success?<br>
For the end, please leave a message for all the fans.<br>
+
I think that maybe the fact of setting a story in which the characters can put different “orbs” in their swords was the decisive factor, as it makes it feel like a videogame.
モ:僕も視聴者の一人として、ルパン三世と江戸川コナンの組み合わせの面白さは楽しみたい。それを楽しんでもらえれば、原作者としてもうれしいです。<br>
+
 
Monkey Punch: As one of the viewers, I want to enjoy the interesting combination of Lupin III and Edogawa Conan. If you could enjoy that, I am happy as the original author.<br>
+
 
青:実はコンテを全くチェックしていないのでオンエアがとても楽しみです。皆さんも是非ワクワクドキドキしながら観てください。<br>
+
15. You are one of the most prominent shōnen manga authors of our times. From that position, I’d really like to know your views on nowadays’ shōnen manga scene.<br>
Aoyama: Actually, I haven't checked the contents at all, so I am excited about the airing. Everyone please be sure to watch with excitement.<br>
+
I’m so focused on my own work and circumstances that I’ve never really thought about it, sorry (laughs).
</spoiler>
 
  
===Gundam Ace Interview (MIXED IN RAW)===
 
ガンダムエース3月号 (Gundam Ace March issue) between Ikeda Shuuichi and Aoyama Gosho, published January 26, 2010 <br>
 
Partially Translated by: justwantanaccount
 
<spoiler>
 
池田「ところで、どういった経緯で『赤井秀一』というキャラクターが生まれたんですか?
 
コナンでは、キャラクターの名前は有名な探偵の名前をもじったりするのがお約束なのに、
 
ガンダムが元ネタなのが不思議ですよね」<br>
 
Ikeda (voice actor for Char Aznable, the namesake of Akai Shuuichi, in case you didn't know): By the way, under what circumstance did a character named "Akai Shuuichi" emerge?
 
In Conan, the characters are always named after famous detectives.
 
It's curious that Gundam is the basis of this name.
 
  
青山「実は探偵ネタが尽きたというのもありまして(笑)
+
16. Of all your works, which is your favorite and why?<br>
お話の中で、主人公の江戸川コナンに味方をするFBI捜査官を出すことになった時に、
+
Well, that would be Detective Conan. We have been together now for too long not to be friends, in fact (laughs).
イメージ先行でその敏腕捜査官はシャアっぽくしたいなと思ったんです。
 
だから最初はシャアから取って『赤井』という名字だけ決まっていたんです。
 
その後、下の名前をどうしようかと悩んだ結果、池田さんのお名前からいただいて
 
『秀一』にしてしまいました(笑)
 
コナンの本名が『新一』なので、『新一』と『秀一』は、似た名前だから
 
本来は採用しないんですが、今回だけはいいやと思って」 <br>
 
Aoyama: There's also the possibility that (I) ran out of detective-based names (laughs)
 
When it was decided that (we) would introduce an FBI agent who would side with the protagonist, Conan,
 
I wanted to base the image of that astute investigator on Char.
 
That's why (I) decided on just the last name to be "Akai (red)" at first.
 
After that, when (I) pondered on what the first name should be, (I) decided it to be "Shuuichi" after you, Ikeda-san (laughs)
 
Since Conan's real name is "Shinichi," and "Shinichi" and "Shuuichi" sound similar,
 
(I) wouldn't normally pick (this name), but I thought that it would be okay, just this once.
 
  
池田「いやあ、光栄ですね。そして、TV版では声もやらせてもらってる訳ですから、
 
すごい縁を感じます」 <br>
 
Ikeda: What an honor! Since I get to voice the TV-version as well,
 
I feel a quite a deep bond (to the character? to Gosho?).
 
  
青山「アニメ版の重要キャラクターのキャストは、Pから『誰かイメージはありますか』
+
17. What kind of manga would you like to draw if you had the chance?<br>
と希望を聞かれるんですが、赤井の時には『そりゃ池田さんでしょう!』
+
A story about Sun Wukong (Son Gokū).
ってリクエストしたら、夢が叶ってしまいました。 <br>
+
 
Gosho: For the anime's important character's, I get asked by P (I don't know what the heck P is), "Do you have an image (of who the voice actor should be) in mind?"
+
 
For Akai, I requested (by replying), "Who else but Ikeda-san!" and the wish came true!
+
18. What do you think that your manga is popular in son many countries all over the world?<br>
 +
It’s a huge honor.
  
(中略)<br>
 
(omitted)<br>
 
  
池田「コナンでは、これからもガンダムネタは出たりはしそうですか?」 <br>
+
19. Manga has finally become a worldwide phenomenon. What do you think about that?<br>
Ikeda: Will there be more Gundam-based (ideas? characters?) in Conan?
+
I’m convinced that Japan, and Japanese people, should be proud of manga and anime. I really believe it.
  
青山「コナンの味方であるキャラクターの最高ランクにあたるのが赤井でしたから、
 
黒ずくめの組織側にもガンダム系の名前のキャラが出せたら面白いですよね。
 
例えば『安室徹』とか(笑)
 
ガンダムと敵味方が逆なのがいい。そうなると、
 
声は誰がやるか決まってしまいますが(笑)」 <br>
 
Aoyama: If Conan's ally's highest ranking member is Akai,
 
then it would be interesting if there were characters with Gundam-based names in the Black Organization as well.
 
Like "Amuro Akira/Tooru" (徹 can be read both as Tooru or Akira) (laughs)
 
For Gundam, the good guys and bad guys should be reversed. In this case,
 
the voice actor is more or less decided (laughs).
 
  
池田「そうですね、あの人しかいない(笑)」<br>
+
20. Could we ask for a final comment from you to manga readers all over the world?<br>
Ikeda: That's true, there's only that person (laughs)
+
Conan is full to the brim with tricks and ciphers only Japanese can understand and, even so, many foreign readers keep faithful to his stories. I’m very grateful for that and I hope they continue to do so. Thank you very much, really.
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Masters Of Manga Interview (no raw)===
+
===Magic Kaitou Treasured Editions: Playback Episode Interviews (no raw)===
Masters of Manga, published July 6, 2010<br>
+
Released at the end of the Treasured Editions through out 2011<br>
Text submitted by: Chekhov
+
Translated from German to English by : Cocoa moth / Cocoa <br>
 
<spoiler>
 
<spoiler>
Gōshō Aoyama is one of the most successful shōnen manga artists of our time and its most successful work, Detective Conan (Case Closed in the US), serialized on Shōnen Sunday (Shōgakukan) since 1994 (68 paperbacks so far), has been one of the biggest hits of the 1900s and 2000s. Detective Conan, a detective story whose main character, little Conan Edogawa, is a teenager detective trapped in a body of a little kid, is still going on. Uber-busy Aoyama, who is required to draw twenty pages of manga every week, wasn’t able to meet me for a face to face interview, but even so he was so kind as to agree to answer to my questions via e-mail. Here I transcribe the interview in full.
+
Volume 1
  
Please do not publish this interview on other blogs or publications without my permission. (Tough cookies Masters of Manga, if the originals go down, someone's gotta rehost for the good of the fandom)
+
Hello, it's me, Aoyama.
  
1. Why did you decide to become a mangaka? How did it all start?<br>
+
In the course of the republication of Magic Kaito I take the liberty to show my memories of this time straightforwardly. (grin)
It all happened because I wanted to give shape to stories that were only in my head in order to show them to everybody.
 
  
 +
The Revived Phantom Thief
  
2. What other mangaka or artists had influence on you?<br>
+
The memorable first chapter! Actually I became a Mangaka because I wanted to write about a high school phantom (grin) and so I drew it under great tension! Well and back then I was short of money which is the reason why his hatband around his tophat isn't shaded with screen tone...
Tetsuya Chiba, Monkey Punch and Mitsuru Adachi.
 
  
 +
The Police Are Everywhere
  
3. Do you usually read or watch detective stories? What kind of stories do you prefer?<br>
+
The original title „Keikan ga ippai” referred to a movie... „Taiyou ga ippai”, a movie with Alain Delon („Purple Noon”). Detective Doron is an allusion, too, because „Delon” is written as „Doron” in Japan. (grin) By the way! The words „When you bend them, they...” Kaito announces the light-emitting diode were literally written on the package of one of those things I purchased on a public festival as a kid. (grin) Appearantly they're actually known as „glow stick”.
I watch a lot of movies and TV series, so many I’m even unable to count them. Sherlock Holmes, Furuhata Ninzaburō, Columbo, and the novels of Hercule Poirot would be good examples of what I like.
 
  
 +
The Clockwork Heart
  
4. Outside Japan there are a lot of famous authors specializing in detective stories, such as Sir Arthur Conan Doyle or Agatha Christie. I believe that the same can be said about Japan, where there are also many novelists specialized on the genre. But what about manga? Were there other manga stories before Detective Conan whose main character was a detective? If the answer is “no”, was Conan a pioneer of the genre?<br>
+
A science-fiction-thriller! A rarity for Kaito (grin). I recall that I perceived it as really exhausting to draw all the parts of the robot and that I had no computer, so that I had to write Kaito's farewell letter by hand (Haha!). By the way! In the panel the robot says „I'm Kuroba Kaito... Haha!!” Kaito's pupils look kinda strange (?). There I mimicked Akemi Matsunae of which I was a big fan back then. (grin)
If I’m not mistaken, Kindaichi Shōnen no jikenbo (The Case Files of Young Kindaichi) serialization began earlier than Conan’s.
 
  
 +
Kaitou Kid's Busy Day Off
  
5. What was the driving force behind your decision to draw Detective Conan?<br>
+
Back then, the 3D movie „Captain EO” starring Michael Jackson was being played in cinemas and has been satirized in this chapter, although I never thought 3D movies could have been revived because of „Avatar”... (grin) By the way! When I read the closing scene today I think that the phrase „But, ice cream... still tastes great!” is my most embarrassing quote ever (grin).
I wanted to write/draw a romantic comedy whose main character was a detective that has been made small again.
 
  
 +
The Pirate Ship Unsurfaced
  
6. Detective Conan is now a big hit and many other stories of the same kind have been appearing here and there on other manga magazines of other publishing houses. What do you think about this phenomenon?<br>
+
A sea adventure with Kaito? This is a rarity, too! (grin) I can't remember at all why I wanted to draw this story, but maybe I wanted a confrontation between a thief from the mainland and a thief of the seas...? (Ha!) Well, and so Kaito brought his costume of Kaitou Kid even to this place...?! (grin)
I think that this is happening because there is a detective inside every person in the world. We all like mysteries, this is why.
 
  
 +
The Scarlet Temptress
  
7. Detective Conan’s world has expanded hugely; it has been adapted to anime, movies, live action TV series and many more media. What do you think about this?<br>
+
There she is! Mistress Akako! To be honest, she, as practitioner of black magic, is the reason who drove me into the corner the most during Kaitos appearances in Conan. Well, you just have to accept these works as parallel universes. (grin) By the way, Kaito Kuroba is written on the handkerchief, this probably was a prank done by his mom (Chikage)... (grin)
I think that I’m very happy and very lucky (laughs).
 
  
 +
Aoyama Kid ♥
  
8. Why did you decide to make Conan a child? Do you think that the series would have been equally successful had the main character been a teenager detective, as it was in the very beginning?<br>
+
Volume 2
I think that precisely because I made him become a child again, I could gain the attention and faithful readership of a broader range of readers, from children to adults.
 
  
 +
Stay Away From Him
  
9. Is it very hard to be in charge of the same series during years and years? Exactly how hard is it?<br>
+
Although it's more of a romantic tale than a thief story I really like this one ♥ Especially the panel with „Well, excuse me for being an idiot...“ is a real gem, because of how often I had to redraw it! (laughs) Additionally, Superman and Top Gun appear... which is according to my taste! It's also revealed in this story that Aoko is flat-chested. (laughs)
It’s so hard I cannot sleep for more than three hours a day (laughs).
 
  
 +
Japan's Most Irresponsible Prime Minister
  
10. Have you already decided the end of Detective Conan?<br>
+
A story I used one of my then-favourite actors Hitoshi Ueki, who has passed away in the meantime, as model! I also dared to use the Japanese prime minister - this was probably really audacious... And then characters appear who look like the past leaders of the USSR and the USA, Gorbachev and Reagan... (sweating). By the way, did anyone notice the „Akako balloon“ in the night sky? (laughs)
Yes, I have. However, I don’t know when I’ll be able to draw it (laughs).
 
  
 +
I Am the Master!
  
11. Do you think all the cases of Detective Conan by yourself? Or does somebody help you with that?<br>
+
This story was purely written because I felt like it! Anyway, I really wanted to draw how Kaitou Kid makes a balls to the wall ride down the facade of a building... (laughs). I would be nice if they one day made an Anime out of it ♫ Oh well, even if Cleopatra's Vanity case should really exist, two thousand years later one probably couldn't use it anymore... (laughs)
I painfully think them all with my very limited brain with the help of my editor in charge (laughs).
 
  
 +
Would You Grow Up
  
12. How many assistants do you have? Some of them went on to create new stories based on your characters and situations with the title of Detective Conan Special. What do you think about this? How do you feel having your characters and plots in others’ hands?<br>
+
If I remember correctly, the hang-glider associated with Kaitou Kid lifted the first time in this story. Well, one could also say that Kaitou Kid could have fled from the get-go with it, instead of stretching a rope to the Tokyo Tower first (laughs). I'd really like to bring the motorized roller skates again.
I have five assistants. About how I feel letting others take control of my plot and characters, I felt anxious at first, but later on I’ve discovered they really make me think: “Wow, this situation is not bad at all, why didn’t I come up with it before?” (laughs).
 
  
 +
The Boy Who Bet on the Ball
  
13. Enough about Conan for now. Did you inspire yourself on the story of Musashi Miyamoto to create Yaiba?<br>
+
It has also been really daring to take real professional baseball player as a model... (laughs). I think the story was created after I talked with my editor in charge about how thrilling it would be if Kaitou Kid appeared on a pole in Tokyo Dome. Well, the Yomiuri Giants are working together with Conan in several ways anyway, so I hope they can turn a blind eye to this... (fierce laughter)
Yes, of course. Some characters have been taken directly from that story (laughs).
 
  
 +
Ghost Game
  
14. Yaiba, which is a kendo-themed story, is famous all over the world. What, in your opinion, is the key to that success?<br>
+
If I remember correctly, I was frantically busy because I had to draw „Tantei George no Minimini Daisa-kusen“ („Detective George's Mini-Mini Big Strategy“) three weeks in a row for the Sunday magazine, so I finished this chapter in a very short time... (laughs). Directly afterwards my series „Yaiba“ started, because of which „Magic Kaito“ had to pause for a while. Hard to believe that the series is continued until today...! (laughs)
I think that maybe the fact of setting a story in which the characters can put different “orbs” in their swords was the decisive factor, as it makes it feel like a videogame.
 
  
 +
Hustler vs. Magician
  
15. You are one of the most prominent shōnen manga authors of our times. From that position, I’d really like to know your views on nowadays’ shōnen manga scene.<br>
+
Originally this was the true second chapter of „Magic Kaito“! But... it was rejected! Since my debut in „Sunday“ there was never a story before or after it that was rejected. It's real luck that it made it into this volume! (laughs)
I’m so focused on my own work and circumstances that I’ve never really thought about it, sorry (laughs).
 
  
 +
Omake
  
16. Of all your works, which is your favorite and why?<br>
+
„Magic Kaito“ was the first Manga I was allowed to publish as a Mangaka, which could be the reason I drew this story with zest and high motivation... Oh well, this probably was my youthful enthusiasm... (laughs)
Well, that would be Detective Conan. We have been together now for too long not to be friends, in fact (laughs).
 
  
 +
Aoyama Kid ♥
  
17. What kind of manga would you like to draw if you had the chance?<br>
+
Volume 3
A story about Sun Wukong (Son Gokū).
 
  
 +
Star Wars
  
18. What do you think that your manga is popular in son many countries all over the world?<br>
+
The first „Magic Kaito“ story I drew in the Heisei era (since 1989 -editor's note). There are several stories in which someone tries to gain profit from using a false Kid, but this is the shining first one! At the crime scene Kid announced a lot of Kid fans have assembled and shout "Kid! Kid!". Pretty clever idea, huh? Because this has developed to a classical element until today.
It’s a huge honor.
 
  
 +
The Great Detective Appears!!
  
19. Manga has finally become a worldwide phenomenon. What do you think about that?<br>
+
Entrance of Saguru Hakuba! No, not only that, the chief inspector also shows his face...! Perhaps the junior was just worried because the top policeman never appears at the crime scene? (grin)
I’m convinced that Japan, and Japanese people, should be proud of manga and anime. I really believe it.
+
By the way, Kid is so bad at ice skating because I'm so lousy in it myself.
  
 +
Kaitou Under Scrutiny
  
20. Could we ask for a final comment from you to manga readers all over the world?<br>
+
The skirt of Aoko's school uniform is so long and Kid's television is so big! From this you can tell the time! (Haha!) Apropos, the newspaper appearing on the last page is called „Oshima Daily Paper“ in the original version. Most of the newspapers shown in „Magic Kaito“ were named after my then editors. I beg your pardon. (grin)
Conan is full to the brim with tricks and ciphers only Japanese can understand and, even so, many foreign readers keep faithful to his stories. I’m very grateful for that and I hope they continue to do so. Thank you very much, really.
 
</spoiler>
 
  
===Magic Kaitou Treasured Editions: Playback Episode Interviews (no raw)===
+
Akako's Delivery Service
Released at the end of the Treasured Editions through out 2011<br>
 
Translated from German to English by : Cocoa moth / Cocoa <br>
 
<spoiler>
 
Volume 1
 
  
Hello, it's me, Aoyama.
+
Kaitou Kids measurements, 1.74 m (~ 5'9") and 58 kg (~ 128 lbs), naturally are my measurements from back then! The same goes for his blood type! (grin) Back then I thought it's really cool that it's possible to figure out skin colour and age of a person just by a single hair, but today, with DNA analysis you can figure out the whole identity of the person the hair belongs to. The progress of science is frightening... (Haha!)
  
In the course of the republication of Magic Kaito I take the liberty to show my memories of this time straightforwardly. (grin)
+
(Extra Chapter) Yaiba vs. Kaito!
  
The Revived Phantom Thief
+
I was told to draw a short, self-contained story and this dream sequence is the result. Back when I was a kid I already loved collaborations like „Mazinger Z vs. Devilman“, so I wanted to draw something like this. This is also the reason Kaitou Kid appears in Conan... (grin)
  
The memorable first chapter! Actually I became a Mangaka because I wanted to write about a high school phantom (grin) and so I drew it under great tension! Well and back then I was short of money which is the reason why his hatband around his tophat isn't shaded with screen tone...
+
Blue Birthday
  
The Police Are Everywhere
+
The first time the gem Kaitou is after is the name origin for the title! Because this was the first „Magic Kaito“ after a very long time I debuted Kaitou Kid's arch-enemy and I can remember how much this motivated me... but it's also a story about a nightly firework in the midst of the city which must have made a lot of trouble in the surroundings... (grin)
  
The original title „Keikan ga ippai” referred to a movie... „Taiyou ga ippai”, a movie with Alain Delon („Purple Noon”). Detective Doron is an allusion, too, because „Delon” is written as „Doron” in Japan. (grin) By the way! The words „When you bend them, they...” Kaito announces the light-emitting diode were literally written on the package of one of those things I purchased on a public festival as a kid. (grin) Appearantly they're actually known as „glow stick”.
+
Green Dream
  
The Clockwork Heart
+
Oh well, this story is nothing special, but to be honest, it's this story which grew dear to my heart. (grin) What should I say about it? The rhythm is felicitous. This story was the first time I drew Kid's „signature“ we've grown so accustomed to. You can also tell from the name of one of the persons appearing that I really loved „Furuhata Ninzaburō“ back then - a japanese police detective drama.
  
A science-fiction-thriller! A rarity for Kaito (grin). I recall that I perceived it as really exhausting to draw all the parts of the robot and that I had no computer, so that I had to write Kaito's farewell letter by hand (Haha!). By the way! In the panel the robot says „I'm Kuroba Kaito... Haha!!” Kaito's pupils look kinda strange (?). There I mimicked Akemi Matsunae of which I was a big fan back then. (grin)
+
Aoyama Kid ♥
  
Kaitou Kid's Busy Day Off
+
Volume 4
 +
 +
Hello, it's me, Aoyama.
  
Back then, the 3D movie „Captain EO” starring Michael Jackson was being played in cinemas and has been satirized in this chapter, although I never thought 3D movies could have been revived because of „Avatar”... (grin) By the way! When I read the closing scene today I think that the phrase „But, ice cream... still tastes great!” is my most embarrassing quote ever (grin).
+
Since Magic Kaito is being republished I allow myself to show my memories about the past without further delay. (grin)
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Crystal Mother
  
The Pirate Ship Unsurfaced
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This is the Kaito-train story I always wanted to draw! Including some allusions to "Lupin III" or "Sherlock Holmes" it became a story during which I could live it up... (grin) Snake, who got severely hurt in the tunnel returns in the following chapter completely unharmed. That's what I call "tough“! (Ha, ha!)
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Red Tear
  
A sea adventure with Kaito? This is a rarity, too! (grin) I can't remember at all why I wanted to draw this story, but maybe I wanted a confrontation between a thief from the mainland and a thief of the seas...? (Ha!) Well, and so Kaito brought his costume of Kaitou Kid even to this place...?! (grin)
+
Back when this story was published the first time, the thre first pages were in color! In fact, this created a mystery: „The gem on page 1 is blue, but the one on the cover page is red... Why oh why?“ Great that we can revive this mystery in all its glory! (grin) By the way, the closing scene in which all the photos containing the fondest memories are projected against the wall is an homage to the closing scene of the movie  „Cinema Paradiso“. ♪ I used this highlight again in „Detective Conan – The Last Wizard of the Century“. (grin)
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Black Star
  
The Scarlet Temptress
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The first confrontation with the one and only Shinichi Kudo! In this story, Kaito says: „The inspector couldn't catch him even if he used a satellite system!“ But really, it's kind of surprising that he hasn't caught him before, isn't it?! (grin) Shinichi is firing a pistol? Akako wants to use magic to get rid of Shinichi? Little Kaito is flirting with Aoko? What a crazy story! (grin) Well, the scene in which Akako uses her magic powers was cut from TV syndication, but it was restored for the DVD, so everyone who wants to watch it, can do so now. ♥ Oh yeah, the title „Black Star“! I believe there are some readers who ask themselves why this gemstone served as the namesake of the story even though it's just mentioned in passing at the end. That's because Kaitou Kid himself is the "Black Star" after all ★ – hence the title! ♪
 +
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Golden Eye
  
There she is! Mistress Akako! To be honest, she, as practitioner of black magic, is the reason who drove me into the corner the most during Kaitos appearances in Conan. Well, you just have to accept these works as parallel universes. (grin) By the way, Kaito Kuroba is written on the handkerchief, this probably was a prank done by his mom (Chikage)... (grin)
+
The first duel of the phantoms! (... maybe.) Catherine Zeta-Jones was the model for the character Ruby Jones. Well, they don't look very much alike... (Ha, ha!) In this story it's made clear that Kaito was born in June and Aoko in September! Exactly... Kaitou Kid may be a thief, but he is also a magician, so it really delighted me to slip in the name of the grandiose real-life magician Harry Houdini. (grin) There are a lot of tricky moments that show how much Detective Conan "poisoned" this story... (Ha, ha!)
 +
 +
Dark Knights
  
Aoyama Kid ♥
+
The mask Nightmare is wearing is based on one I bought during a vacation in Spain, because I really liked it. It now hangs at the wall of my living room. (Ha, ha!) Again, in this story is a lot to analyze and moreover, it ends in a thought-provoking, grim mood, which isn't very typical for „Magic Kaito“. On the other hand, this isn't bad either, isn't it? Superintendent Chaki, an old acquaintance from Detective Conan, had his origin in this story. Further on, Hakuba's nanny „Baaya“ has her very first appearance in here! Actually, it's said that there is another nanny for him who has a more docile personality, but that's a different story altogether... (He, he...)
 +
 +
Phantom Lady (Preannouncement)
  
Volume 2
+
This story revolves around how the original Kaitou Kid obtained a wonderfully beautiful jewel for the first time. ♥ It will be the first in Volume 5... I wonder when it will be released? (grin)
 +
</spoiler>
  
Stay Away From Him
+
===Otona Fami Interview #3 (MIXED IN RAW)===
 
+
オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 20, 2011 <br>
Although it's more of a romantic tale than a thief story I really like this one ♥ Especially the panel with „Well, excuse me for being an idiot...“ is a real gem, because of how often I had to redraw it! (laughs) Additionally, Superman and Top Gun appear... which is according to my taste! It's also revealed in this story that Aoko is flat-chested. (laughs)
+
RAW IMAGES: http://imgur.com/a/m7Qen <br>
 +
Proof of Origin: http://www.famitsu.com/blog/otona/2011/04/post_687.html <br>
 +
Included with a section called "Detective Conan Best Episode File 50"<br>
 +
(Alternate translation found [http://detective-conan-news.blogspot.com/2011/05/2011-aoyama-gosho-interview.html here])<br>
 +
Below Translated by: justwananaccount
 +
<spoiler>
  
Japan's Most Irresponsible Prime Minister
+
I'm guessing at the pronounciation of some names, so it might not be entirely accurate. ^^; Also, some characters were so fuzzy that I couldn't make it out – in that case I left a ? in the Japanese text and got the translation from the Chinese translation. As before, let me know if I've mistranslated or I've taken too much liberty in the English or something.
  
A story I used one of my then-favourite actors Hitoshi Ueki, who has passed away in the meantime, as model! I also dared to use the Japanese prime minister - this was probably really audacious... And then characters appear who look like the past leaders of the USSR and the USA, Gorbachev and Reagan... (sweating). By the way, did anyone notice the „Akako balloon“ in the night sky? (laughs)
+
青山剛昌インタビュー<br>
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Aoyama Gosho Interview<br>
 +
四半世紀に亘り、少年漫画を描き続けてきた青山剛昌。’86年の漫画家デビューから「マジック快斗」、「YAIBA」、そして「名探偵コナン」の今とこれからを語る。<br>
 +
Aoyama Gosho has continued drawing shounen manga for a quarter of a century. Debuted as a manga artist in '86, he will discuss Magic Kaito, YAIBA, Detective Conan, and future plans.
  
I Am the Master!
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Profile<br>
 +
1963年、鳥取県生まれ。’86年、「ちょっとまってて」でデビュー。
 +
「YAIBA」,「名探偵コナン」はそれぞれ小学館漫画賞の??部門と少年部門を受賞。<br>
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Born in Tottori prefecture in 1963. Debuted in '86 with Wait a Minute. YAIBA and Detective Conan won Shougakukan Manga Award in Youth (I got this from the Chinese translation, I can't read the Japanese 'cause it's so fuzzy) and Shounen Divisions, respectively.<br>
  
This story was purely written because I felt like it! Anyway, I really wanted to draw how Kaitou Kid makes a balls to the wall ride down the facade of a building... (laughs). I would be nice if they one day made an Anime out of it ♫ Oh well, even if Cleopatra's Vanity case should really exist, two thousand years later one probably couldn't use it anymore... (laughs)
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Q:先生は小さな頃、どんな少年だったのでしょうか?<br>
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What kind of boy was sensei like during childhood?<br>
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A:少年探偵団みたいに友達と探偵遊びをよくしました。僕はコナンというより、光彦タイプ。調達や場所探しをするポジションで、実家の自動車整備工場の廃車置場を秘密基地にしていました。<br>
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Like the Detective Boys, I played detective with friends. I was more of a Mitsuhiko-type than a Conan-type. I was in a position to search provisions and places, with my family's car maintenance factory's scrap yard as the secret base.<br>
  
Would You Grow Up
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Q:その頃から漫画は好きでしたか?<br>
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Did you like manga from that time?<br>
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A:そうですね。ニャロメの絵ばかり描いてました。初めて買った漫画は、大好きなちばてつや先生の「おれは鉄平」(should be 鉄兵, seems that the magazine has a misprint)。鉄平が好きで剣道部に入りましたね。でも、親が「漫画なんて読んでも、ロクな人間にならない」という考えの厳しい人で、中学高校時代はこっそり隠れて読んでました。<br>
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Yes. I kept drawing pictures of Nyarome. The first manga I bought was my favorite artist, Chiba Tetsuya sensei's I am Teppei. I entered the kendo club because I liked Teppei so much. But, my parents held harsh beliefs like “Those who read manga don't become a worthy human being,” so I read secretly during my middle and high school years.<br>
  
If I remember correctly, the hang-glider associated with Kaitou Kid lifted the first time in this story. Well, one could also say that Kaitou Kid could have fled from the get-go with it, instead of stretching a rope to the Tokyo Tower first (laughs). I'd really like to bring the motorized roller skates again.
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Q:漫画家への道を歩み始めたのは?<br>
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When did you start walking down the path of a manga artist?<br>
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A:親に反対されていたので、高校の頃には漫画家の夢は諦めかけていました。そのかわり、絵の先生になろうと思って日大芸術学部に入学したんです。するとそこには、田舎の高校にはなかった漫研が(笑)。そこのOBに漫画家の阿部ゆたかさん(「くまちゃんのクリスマス」、「名探偵コナン特別編」ほか)がいたんです。阿部さんの仕事場にアシスタントに行って、「お前本格的に漫画描いてみないか?」と言われたのがきっかけです。<br>
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I was opposed by my parents, so I almost gave up my dream of becoming a manga artist during high school. Instead, I entered Nihon University College of Art to become an art teacher. There, manga research (?) existed, which didn't exist in my countryside high school (laughs). An alumni manga artist, Abu Yukata-san (Bear-chan's Christmas, Detective Conan Special Edition, etc.) was there. I went to be an assistant at Abu-san's work place, and he said, “Do you want to draw manga for real”? That's where it started.<br>
  
The Boy Who Bet on the Ball
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Q:ちなみに大学の専攻は?<br>
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Just wondering, what was your major at your university?<br>
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A:美術学科の絵描コースです。「コナン」の巻末の名探偵図鑑はタッチが違うでしょ?今でも描けるんですよ。当時は絵を描くバイトもしていました。フジテレビの「ポンキッキ」の背景や、東京ディズニーランドの、”カリブの海賊”の背景も描きました。海賊が町を荒らしているバックのレンガ。命縄をつけられて、一枚の写真を渡されてこのとうりに描けって。給料も良かったのでがんばりました(笑)。その絵はもうないですけど。教職も取りましたよ。地元の高校に、美術の教育実習に行って。親も僕は先生になると思っていたので、突然、漫画家になると言ったら案の定反対されましたね。親父からは「わしの友達には、今にも動き出しそうなカニを描けるやつがいる。でもそいつは全然食えてない。それでもお前は漫画家になるのか?」って(笑)。でも、「もう大人だから勝手にやる」と宣言して、出版社に作品を持ち込んでみたんです。<br>
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The Fine Arts Department's artist course. The touch in Conan's end-of-the-volume Illustrated Guide to Famous Detective is different, isn't it? I can still draw. I also used to draw for part time jobs. I drew the background for Fuji TV's Ponkikki, and for Tokyo Disneyland's Pirates of the Carribean*. I drew on the brick wall behind the town that the pirates are vandalizing (I think . . . I'm not completely sure). I was put on a life line, and they gave me a picture and told me to draw just like it. The pay was good, so I did my best (laughs). That picture doesn't exist anymore, though. I also took up a teaching job. At my hometown's high school, I even went to art education training. My parents thought I was going to become a teacher, so when I suddenly said I was going to be a manga artist, they stubbornly opposed me like I expected. My old man said, “I had a friend who can draw a crab that looks like it's about to start moving. But that person can't eat, at all. Do you still want to be a manga artist?” (laughs) Still, [he? I?] declared “[I'm? You're?] an adult already, do whatever [I? you?] like,” and I brought in a work to a publisher.<br>
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*I know the timeline doesn't make sense, but I typed in カリブの海賊 into Google and that's what I got. :\<br>
  
It has also been really daring to take real professional baseball player as a model... (laughs). I think the story was created after I talked with my editor in charge about how thrilling it would be if Kaitou Kid appeared on a pole in Tokyo Dome. Well, the Yomiuri Giants are working together with Conan in several ways anyway, so I hope they can turn a blind eye to this... (fierce laughter)
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Q:最初は週刊少年マガジンに持ち込まれたんですよね。<br>
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You first submitted to Weekly Shonen Magazine, right?<br>
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A:はい、マガジンでは「さりげなくルパン」(「マジック快斗」の原型)で佳作を獲りました。でも、後にマガジンの編集長になった野内さんに「君の絵はマガジンに向いていない」と言われ、今度は週刊少年サンデーへ。そこで描いた投稿3作目の「ちょっとまってて」(SFラブコメ)が、’86年の小学館新人コミック大賞の入選を受賞。デビューへこぎ着けました。<br>
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Yes, I performed well with Nonchalantly Lupin (Magic Kaito's prototype) at Magazine. However, Nouchi-san, who later became Magazine's head editor, told me, “Your art doesn't suit Magazine,” so I headed for Weekly Shonen Sunday next. There, I won Shougakukan Newcomer Comic Award with my third contributed work Wait a Minute (SF love comedy) in '86. I finally managed to debut.<br>
  
Ghost Game
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Q:翌年には初連載作「まじっく快斗」がスタート。順調ですね。<br>
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Magic Kaito, your first serial work, started the following year. Things are going favorably.<br>
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A:大学の同級生や後輩にアシスタントをしてもらっているんですが、初めて原稿料をいただいたときにみんなで寿司屋に行ってお祝いしました。自分をプロとして実感できたのは単行本の1巻が出たとき。うれしくっておまけ漫画をつけたりして、めちゃめちゃ?りました。そんな初連載作が今も続いていますからね(笑)。もうライフワークです。また夏ごろに新作を描きますよ。快斗の母・怪盗淑女(ファントム・レディ)の話・・・になる予定。でも、最初は編集さんにけちょんけちょんに言われたんです。トリックやラブコメの部分が大人や女の子にはウケるけど、少年にはウケないと。「ニャロー!」と思って描いたのが、「YAIBA」。でも、今度は少年にしかウケなかった(笑)。<br>
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Though my university classmates and lowerclassmen were assisting me, when contribution fees were paid for the first time, we all went to a sushi restaurant to celebrate. I felt like a pro when the first volume came out. I was so happy, I added extra manga. That first serial work still continues, even now (laughs). It's a life work now. I'm going to put out a new work in the summer. It'll be about Kaito's mother, Phantom Lady . . . or it's planned to be. Although, editor[s] really complained to me at first. The parts about tricks and love comedy is popular with adults and girls, but not with boys, [they/he/she] said. With Yaiba, I thought “you” while drawing it. But this time, only boys liked it (laughs).<br>
  
If I remember correctly, I was frantically busy because I had to draw „Tantei George no Minimini Daisa-kusen“ („Detective George's Mini-Mini Big Strategy“) three weeks in a row for the Sunday magazine, so I finished this chapter in a very short time... (laughs). Directly afterwards my series „Yaiba“ started, because of which „Magic Kaito“ had to pause for a while. Hard to believe that the series is continued until today...! (laughs)
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Q:「YAIBA」の思い出を是非。<br>
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Please, tell us memories of YAIBA.<br>
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A:当時は初めての週刊連載でなりふり構わずやってましたからね。無我夢中ですよ。刀の雷神剣の中にいろんな玉を入れて強くなっていくというのは、RPGのアイテムを集めて強くなるイメージで描いていたので、そこがウケてもらえて良かったです。でも、逆に子供っぽくしすぎちゃって失敗したとも思いますね。終盤のヤマタノオロチ編は気に入ってます。うまく描けたなと思うんですが、オロチ編はアニメになっていない(笑)。今のクオリティでアニメ化してほしいですね。<br>
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At the time, it was the first weekly series so I did stuff without care. I was completely absorbed in it. The idea of putting in jewels into the sword Raijinken (Sword of Thunder God) to make it stronger came from RPG, with the image of collecting items to become stronger – I'm glad that part was received well. Although, I think I failed because the work became too childish, in contrast [to Magic Kaito]. I like the final stage, the Yamatanoorochi (a Japanese mythical monster with eight heads and eight tails) arc. I thought I drew well, but the arc hasn't been animated (laughs). I wish that it will be animated, with current quality.<br>
  
Hustler vs. Magician
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Q:「YAIBA」の次はついに「名探偵コナン」ですが、どんな雰囲気をイメージして作られたんでしょうか?<br>
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After YAIBA is finally Detective Conan, what atmosphere did you imagine to make it?<br>
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A:「三毛猫ホームズ」です。猫がわかるわけないのに、証拠品に触ったりして事件が解決していく。コナンも一緒。子供がわかるわけないのに、「あれれ~?」とか言って。コナンは三毛猫ホームズが喋っているイメージです。<br>
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Calico Cat Holmes. Though a cat shouldn't understand, it touches around evidence and such and the case gets solved. Same thing with Conan. Though a child shouldn't understand, he says things like “arere~?” I imagine Conan to be Calico Cat Holmes talking.<br>
  
Originally this was the true second chapter of „Magic Kaito“! But... it was rejected! Since my debut in „Sunday“ there was never a story before or after it that was rejected. It's real luck that it made it into this volume! (laughs)
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Q:最初はどのくらい続く予定で?<br>
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How long did you plan on continuing it at first?<br>
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A:こんなに長い連載になるとは思ってなかったですよ。最初の1巻で終わるかなと。コナンっていう名前も、編集長からアニメの「未来少年コナン」(宮崎駿監督作品)があるから、「名探偵ドイル」にしろって言われたんですが、「『未来少年』を超えてやるから!」って通しました。なのに新連載の告知記事のタイトルが「探偵少年コナン」になってて、いやいや、それはまずいだろうと(笑)。でも、10年くらい前にジブリの方に「今、コナンと言えば命探偵のほうですよね」と言われまして、「やった!」と思いましたね。<br>
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I never thought the serialization would be so long. I thought it would end with the first volume. The head editor said that since there is the anime, Future Boy Conan (directed by Miyazaki Hayao), I should change the title to “Detective Doyle,” but I persuaded him/her by saying, “I'll surpass Future Boy Conan!” But the new serialization notification article listed the title as “Detective Boy Conan”, and I thought, that's not good (laughs). However, about ten years ago, a person from Studio Ghibli told me, “Conan means the detective now, doesn't it?” and I thought, “Yes!”<br>
  
Omake
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Q:「コナン」の好きなエピソードベスト5を教えてください。<br>
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Tell me your Top 5 episodes.<br>
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A:一番は「揺れる警視庁1200万人の人質」(本記事#28)です。読者人気も一番ですね。あとはなんだろう?アニメで2時間半スペシャルだった「黒の組織と真っ向勝負満月の夜の二元ミステリー」(本記事#35)かな。平次が初登場する「外交官殺人事件」(本記事#10)は、新一の「そいつはちがうな・・・」って言う見開きのシーンが、演出的にうまくいったかなと思います。「真実はいつも・・・たった一つしかねーんだからな・・・」って台詞もお気に入り。アニメの台詞で「真実はいつもひとつ!」ってあるじゃないですか。あれはアニメの脚本者が書いたんですが、僕が書いたのと同時期だったんです。偶然一緒で驚きました。「なぞめいた乗客」(本記事#24)も好きかな。コナンの「逃げるなよ灰原・・・自分の運命から・・・逃げるんじゃねーぞ・・・」って台詞が印象に残ってます。新一は台詞に気を使いますね。あと、最初の「ホームズの黙示録」(本記事#50)。コナンの憧れの地でしたから力が入りました。現場取材もして。<br>
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#1 would be “Shaken Police Headquarters: 12 Million Hostages” (FILE 369-373). What else? I guess “Head to Head with the Black Organization: Full Moon Night's Dual Mystery” (FILE 429-434), which ran as a two-and-a-half-hour special in the anime. Ïn “The Case of the Murdered Diplomat” (FILE 92-96), where Heiji first makes an appearance, I liked Shinichi's eye-opening scene, where he said, “That's not right . . .” - I thought it went well, performance-wise. I also like the line, “There is . . . only one truth . . . don't you see?” In the anime, they say, “One truth remains!”, right? The anime's writer came up with this line, but I also came up with this line at the same time. I was surprised by the coincidence. “The Mysterious Passenger” (FILE 287-289) is a favorite, too. Conan's “Don't run away, Haibara . . . Don't run away . . . from your own destiny . . .” remains impressed in my memory. Shinichi picks his lines carefully, doesn't he? I'd also like to add “Following Holmes” (FILE 743-752). Since it was Conan's admired place, I put in some effort. I did some site research for it, too.<br>
  
„Magic Kaito“ was the first Manga I was allowed to publish as a Mangaka, which could be the reason I drew this story with zest and high motivation... Oh well, this probably was my youthful enthusiasm... (laughs)
+
Q:’03年のインタビューでは、次はロンドン編と仰られていましたね。<br>
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You said that the next arc would be the London arc in the '03 interview, didn't you?<br>
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A:そうか、だいぶ時間かかったね。描いてみてやっぱり英語に苦労しました。ウィンブルドンを舞台するのは最初から決めていて、ミネルバ・グラスはテニス選手のシュテフィ・グラスがモデルです。コナンが観客席からグラスに「ボクが助けてあげるよ!!」って言うシーンがありますが、あれは’96年のウィンブルドンのエピソードを基にしてます。グラフと伊達公子準決勝、流れを変えるためだかでファンが「シュテフィ!僕と結婚して!」って言ったんです。それに、グラフは「お金いくら持ってるの?」ってジョークで返したんですよ(笑)。<br>
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Wow, some time has passed since then, hasn't it? I tried drawing it, and I definitely struggled with the English. I decided from the beginning to feature Wimbledon, and I modeled Minerva Glass with the tennis player, Steffi Graf. The scene where conan says “I'll help you out!!” to Glass from the audience is based on an episode in Wimbledon in '96. During the semifinal between Graf and Date Kimiko, a fan said “Steffi, will you marry me?”, maybe to change the flow [of the game]. Then, Graf replied jokingly, “How much money do you have?” (laughs)<br>
  
Aoyama Kid ♥
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Q:ロンドン取材はいかがでしたか?<br>
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How was the research in London?<br>
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A:作中に登場する場所は取材に行って撮ったところばかりです。コナンが新一に戻った電話ボックスも、ビッグ・ベンの橋を渡った先にあります。”恐怖の谷”と漫画で描いた排水溝もちゃんとありますよ。泊まったホテルもそのまま。行けなかったところはグーグルマップで調べました。あ、じゃあ取材しなくても描けたかも?(笑)<br>
 +
The places that show up in the manga mostly consist of places I took pictures of during the research. The telephone box where Conan turned back to Shinichi really was at the end of crossing the Big Ben bridge. The gutter with “Valley of Fear” written across the top in the manga exists, too. I drew the hotel I stayed at as it was. For places I couldn't go, I investigated with Google Map. Maybe I could have drawn without the site research? (laughs)<br>
  
Volume 3
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Q:エピソードのラスト(72巻収録6月発売予定)には新一と蘭の念願のシーンがありましたね。<br>
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The end of that arc (Volume 72 planned to be sold in June) contained the much-awaited-for scene between Shinichi and Ran, didn't it?<br>
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A:あれは反撃?が大きかったですね。恋愛に苦手なホームズに絡めようと思ったり、「厄介な難事件」ってう台詞も前から決めていて。計算通りです。<br>
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The reaction was huge for that scene. I thought about tying in the fact that Holmes is weak in romance, and the “A bothersome, difficult case” line was decided before. Things went as planned.<br>
  
Star Wars
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Q:ラブコメと組織の戦い、それぞれのエピソードを描くタイミングには、ルールや周期があるのでしょうか?<br>
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Is there a rule or a cycle behind deciding the timing for love-comedy and Black Organization episodes?<br>
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A:そろそろかなって言う勘ですね(笑)。ファンレターが結構影響あるかもしれない。「新一と蘭の子供時代が読みたいです!」、「そろそろ組織編描いてください!」とか。組織は読者からの期待も高いです。ただ、普通のフィールドとちがって、ハードボイルドに描かなければならないのでなかなか大変。でもハードボイルドは好きです。<br>
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I decide when I feel it's time (laughs). Maybe fan letters have a pretty significant influence. I get stuff like “I want to read about Shinichi and Ran's childhood!” or “Please draw the BO arc soon!” The readers expectations for the BO arc is high. It's just, unlike normal fields, I have to draw hard core so it's quite a lot of work. But I like hard core things.<br>
  
The first „Magic Kaito“ story I drew in the Heisei era (since 1989 -editor's note). There are several stories in which someone tries to gain profit from using a false Kid, but this is the shining first one! At the crime scene Kid announced a lot of Kid fans have assembled and shout "Kid! Kid!". Pretty clever idea, huh? Because this has developed to a classical element until today.
+
Q:描いて楽しいキャラは?<br>
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Which character is fun to draw?<br>
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A:灰原かな。初登場時から人気もありますね。自分が思ったとおりのことをやってくれて、言いたいことを代弁してくれるキャラです。公式HPの”コナン通信社”で僕のコメントを灰原に言わせてるのも、そんな理由です。<br>
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Haibara, perhaps. She's popular since her appearance, isn't she? She does exactly what I want her to do, and I can say what I want to say though her. This is pretty much the reason why I have Haibara say my comments at the official homepage, Conan News Agency.<br>
  
The Great Detective Appears!!
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Q:読者人気の高いキャラは?<br>
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Which character is popular among the readers?<br>
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A:今は最近登場した世良真純。どうやらぶっちぎりらしいです。名前もまあ、わかる人にはわかっちゃうんだけどね。こんなに「ガンダム」でいいのかなって(笑)。ある大物キャラの妹のかも・・・(笑)。アニメの声優さんも今から楽しみです。<br>
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Sera Masumi, the new character. It seems that she's winning by an landslide. The name seems to be understood by people who understands. Is it good to have so much Gundam? (laughs) Maybe she's the sister of a major character . . . (laughs). I'm excited to see who the voice actor will be.<br>
  
Entrance of Saguru Hakuba! No, not only that, the chief inspector also shows his face...! Perhaps the junior was just worried because the top policeman never appears at the crime scene? (grin)
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Q:高木刑事と佐藤刑事の恋愛も、今後の動向が気になります。<br>
By the way, Kid is so bad at ice skating because I'm so lousy in it myself.
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I also wonder about the direction of Detective Takagi and Detective Satou's romance.<br>
 +
A:高木と佐藤は結婚式も描く予定です。本当は去年の映画のときに怪盗キッドと絡めて結婚しきしてやろうと思ってたんですが、映画でやっちゃうと、原作でできなくなるのでとめました。<br>
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I plan on drawing Takagi and Satou's marriage ceremony. The thing is, during last year's movie, I thought about getting them married with a Kid plot involved, but if it's done in a movie, then I can't do it in the manga, so I decided against the idea.<br>
  
Kaitou Under Scrutiny
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Q:「コナン」は学年読の漫画・アニメ・映画・実写ドラマと、メディアミックスも幅広く展開されています。どんな形でプロデュースを?<br>
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Conan has expanded broadly into student-read manga, anime, movies, live action drama, and media franchise. How do you produce them?<br>
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A:主に映画の脚本と原画に携わっています。ほかのメディアはだいたいお任せにしてますね。<br>
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I'm mainly involved in the movie script and the original pictures. I entrust the other media in others.<br>
  
The skirt of Aoko's school uniform is so long and Kid's television is so big! From this you can tell the time! (Haha!) Apropos, the newspaper appearing on the last page is called „Oshima Daily Paper“ in the original version. Most of the newspapers shown in „Magic Kaito“ were named after my then editors. I beg your pardon. (grin)
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Q:最新映画「名探偵コナン沈黙の15分(クォーター)」には、どう関わられたんでしょうか?<br>
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How were you involved in the newest movie, Detective Conan: Quarter of Silence?<br>
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A:15という数字をテーマにしたことに関しては、映画15周年ということで僕とスタッフの総意です。舞台の雪山は僕から提案しました。雪崩に埋まって、助かるまでのリミットが15分だったのでちょうどいいかなと。<br>
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About making the number '15' the theme, this was a consensus among the staff and myself to celebrate the 15th year of films. Having the stage be set on a snowy mountain was my idea. I thought that getting buried in an avalanche with a rescue time limit of 15 minutes would be just right.<br>
  
Akako's Delivery Service
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Q:今作の見どころは?<br>
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What are the scenes to watch for in this film?<br>
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A:最初のトンネルのスケボーシーンですね。あれかっこよかったでしょ?あと、僕が原画を描いた「言葉は刃物。使い方を間違えると、凶器になる。」ってコナンが言うシーン。原作でも一回使った台詞で気に入ってます。雪崩に飲み込まれるシーンの、コナンと蘭がすれ違うときに現れる新一の願も僕が原画を担当しました。<br>
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The skateboard in a tunnel scene at the beginning. Wasn't it cool? Also, the scene where Conan says, “Words are knives. When used wrong, they become weapons.” (I drew the original picture for this). I also used this line in the manga once, I like it. I also was in charge of the original picture of the scene where Shinichi's prayer(?) appears when Conan and Ran miss each other in the avalanche <br>
  
Kaitou Kids measurements, 1.74 m (~ 5'9") and 58 kg (~ 128 lbs), naturally are my measurements from back then! The same goes for his blood type! (grin) Back then I thought it's really cool that it's possible to figure out skin colour and age of a person just by a single hair, but today, with DNA analysis you can figure out the whole identity of the person the hair belongs to. The progress of science is frightening... (Haha!)
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Q:歴代の映画版で先生のオススメは?<br>
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What is your recommended film so far?<br>
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A:5作目の「天国へのカウントダウン」ですね。いろんなことがうまく歯み合った自信作です。僕の弟もこれが一番好きだといっていました。弟は医者でアニメオタクなんですよ(笑)。よく相談に乗ってもらっています。死亡推定時期とか、死亡要因とかね。まさに生きる医学書、超便利!声優にも詳しいので、「灰原役の声優さんは林原さんがいいぞ!」って電話が来たり。「あれじゃ人気にあぐらかいてる」なんてダメだしされたりもします(笑)。<br>
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The fifth film, Countdown to Heaven. Many things fit just right in that work, I'm proud of it. My little brother says he also likes this film the best. My little brother is a medical doctor who's also an anime otaku (laughs). I often consults with him. About the estimated time of death, the cause of death and such. A living medical book, super convenient! He's also knows about voice actors very well, so he calls and says things like, “Hayashibara-san would be great as Haibara's voice actor!” He also points out my faults, like “You're getting conceited with popularity” (laughs).<br>
  
(Extra Chapter) Yaiba vs. Kaito!
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Q:「コナン」は連載開始から17年、既刊71巻の長編となりましたが、長期連載を続けるコツはありますか?<br>
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Conan has become a long series that has continued for 17 years since the beginning of serialization, with 71 volumes published – any tips on continuing a long serialization?<br>
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A:ないですね。逆に、新しい事件を描くときはいつもこれが最後という気持ちでかかります。でも進んでるうちに次の話が始まるという。<br>
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No tips. On the contrary, when I draw a new case, I always draw with the feeling that this will be the last. Though when advancing forward the next story begins.<br>
  
I was told to draw a short, self-contained story and this dream sequence is the result. Back when I was a kid I already loved collaborations like „Mazinger Z vs. Devilman“, so I wanted to draw something like this. This is also the reason Kaitou Kid appears in Conan... (grin)
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Q:長期連載で辛いと感じたことは?<br>
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What felt tough from the long serialization?<br>
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A:昔書いた伏線を忘れてしまうところ(笑)。ベルモットの伏線を明かした時はすごく大変でした(本記事#35)。あれもこれも入れなきゃみたいな感じで。前に複線をすべてメモした紙をアニメのスタッフに渡したんだけど、返してほしい(笑)。それを見れば、”あの方”の正体がわかるかも?<br>
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When I forget about the foreshadows I wrote a long time ago (laughs). It was a lot of work when I clarified Vermouth's foreshadows. I felt like I needed to include everything. I noted down all the foreshadows on a paper before and I handed it to the anime staff – I wish they'd return it (laughs). Maybe anokata's identity will be understood if the paper is seen?<br>
  
Blue Birthday
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Q:’08年の本誌インタビューで、次の山場はバーボンと仰っていましたね。<br>
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In the '08 interview with this magazine, you said that the next arc will be about Bourbon.<br>
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A:バーボン編はまだ続きますよ。それとは別の山場に世良と灰原の対決を考えてあります。これは見事ですよ。どちらも”オオカミ”ですからね(笑)。<br>
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The Bourbon arc is still continuing. Aside from that arc, I've thought about a confrontation between Sera and Haibara. This will be spectacular. Both of them are “wolves,” after all (laughs).<br>
  
The first time the gem Kaitou is after is the name origin for the title! Because this was the first „Magic Kaito“ after a very long time I debuted Kaitou Kid's arch-enemy and I can remember how much this motivated me... but it's also a story about a nightly firework in the midst of the city which must have made a lot of trouble in the surroundings... (grin)
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Q:楽しみです!内容は決まっていると仰っていた最後回はいつごろに?<br>
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I'm excited to see it! When do you think you can write the last episode that you said you decided the contents of?<br>
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A:それはわからないですね。でも「こち亀」の巻数は越えないと思います(笑)。台詞はもう決まってます。ラストはハッピーエンドですよ。だって僕の作品なんだからね。<br>
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I don't know. But I don't think I'll exceed KochiKame in volume number (laughs). I've already decided the lines. The ending will be a happy one. This is my work, after all.<br>
  
Green Dream
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Q:20年以上週刊連載をされていますが、1週間どんなサイクルで描かれていらっしゃるのでしょうか?<br>
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You've done weekly serializations for 20 years, what does the one week cycle look like?<br>
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A:ネームに2日半~3日、画に4日~4日半くらい。1週間使い切ってる(笑)。トリック考える時間ないですよ。だから、どんどんずれていっちゃって。たまに休載させていただいてるんですが、全然休んでいないんです。だって、原作に加え映画の打ち合わせして原画も描いてるんだもん(笑)。だから、締め切りギリギリになっても、誰も文句言わないんです。原稿落としたことは1回もないですよ。1回落とすと、ずっと落としちゃいそうで。<br>
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Two and a half to three days on the pre-manuscript, four to four and a half days on the drawing. The week is used up (laughs). I don't have the time to think of tricks. That's why things keep getting off. They let me take a break from time to time, but I don't rest at all. Because, on top of the manga, I have to make arrangements with the movie staff to draw the original pictures (laughs). That's why, when I turn in things at the last minute, no one complains. I've never failed to turn in my work, not once. I feel like I'll stop turning in work if I fail once.<br>
  
Oh well, this story is nothing special, but to be honest, it's this story which grew dear to my heart. (grin) What should I say about it? The rhythm is felicitous. This story was the first time I drew Kid's „signature“ we've grown so accustomed to. You can also tell from the name of one of the persons appearing that I really loved „Furuhata Ninzaburō“ back then - a japanese police detective drama.
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Q:休暇が取れたらやりたいことは?<br>
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What do you want to do if you managed to take a break?<br>
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A:ねる。ひたすら寝る。ちょっと起きて、映画見て、また寝る(笑)。それが夢の生活ですね。あとはホテル住まいをしてみたいなぁ・・・。<br>
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Sleep. Do nothing but sleep. Wake up a little, watch a movie, sleep again ( laughs). That would be my ideal life. Hotel living sounds nice, too . . .<br>
  
Aoyama Kid ♥
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Q:ご実家に帰られることは?<br>
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Do you return home?<br>
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A:毎年正月だけ帰ってます。色紙を持って、サインしてくれってファンがきてくれるから。さらに、親が1年間溜めたサイン色紙を持ってきます(笑)。コピーしたやつを200枚と普通の色紙が20枚くらい。でもまあ、田舎に帰ると何もないから、絵が描きたくなってきます。<br>
 +
Just on New Years every year. Since there are fans who bring shikishi's (in Japan, fans get signatures on papers called shikishi) and ask for signatures. On top of that, my parents save up one year's worth of shikishi's (laughs). Two hundred of them are copies, about twenty are the normal shikishi's. Still, when I return to the country nothing happens, so I start wanting to draw pictures.<br>
  
Volume 4
+
Q:やはりお仕事がお好きなんですね。<br>
+
As I thought, you like to work, don't you?<br>
Hello, it's me, Aoyama.
+
A:そうなのかな?そういえば観るドラマも刑事者とかばかりですね。最近はテレビの新番組を全部録画して、ミステリーや刑事もの以外は全部削除しています。下書き中に流しています。会話劇なら、作業中でも内容がわかりますからね。最近では「SPEC」を観ました。超能力者が出てくるのに、ちゃんとミステリーを成立させている。終盤で、当麻(戸田恵梨香)が一(神木隆之介)との頭脳戦に勝って「あたしの勝ちだ!」って言ったところがかっこよかった!戸田さんが10代だったら、実写「コナン」の蘭役をやってもらいたかったですね(笑)。<br>
 +
You think? Now that I think about it, the dramas that I watch are all about police detectives. These days, all the new shows are recorded, and shows that aren't mysteries or about police detectives are eliminated. I play them when drafting. With dramas, you can understand the contents even while working. Recently, I've watched SPEC. Even though ESP people appear, the mystery is set up properly. In the last episode, I thought that when Touma (Toda Erika) said “I won!” (when she won the intellect battle against Ninomae (Kamiki Ryuunosuke)), she was really cool. If Toda-san was in her teens, I would have liked her to play Ran in the live action Conan drama (laughs).<br>
  
Since Magic Kaito is being republished I allow myself to show my memories about the past without further delay. (grin)
+
Q:今年の元旦には「泥棒」に鑑識役で出演されましたね。<br>
+
You've played the role of a police crime lab staff in Thief during this year's New Years.<br>
Crystal Mother
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A:水谷豊さんとも相談させていただいて、念願叶いました。すごくいい人で、右京さんそのものでした。<br>
 +
I was also kindly allowed to consult with Mizutani Yutaka-san, my wish came true. He was a truly good person, he was just like Ukyou-san!<br>
  
This is the Kaito-train story I always wanted to draw! Including some allusions to "Lupin III" or "Sherlock Holmes" it became a story during which I could live it up... (grin) Snake, who got severely hurt in the tunnel returns in the following chapter completely unharmed. That's what I call "tough“! (Ha, ha!)
+
Q:ドラマの脚本などに興味は?<br>
+
Do you have an interest in scripts for dramas?<br>
Red Tear
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A:隠居したらやってもいいかも。でも、僕は絵を描かなくちゃだめっていわれるんじゃない?(笑)<br>
 +
After I retire, maybe. But I think I'll be told that I should draw instead (laughs).<br>
  
Back when this story was published the first time, the thre first pages were in color! In fact, this created a mystery: „The gem on page 1 is blue, but the one on the cover page is red... Why oh why?“ Great that we can revive this mystery in all its glory! (grin) By the way, the closing scene in which all the photos containing the fondest memories are projected against the wall is an homage to the closing scene of the movie  „Cinema Paradiso“. ♪ I used this highlight again in „Detective Conan – The Last Wizard of the Century“. (grin)
+
Q:先生が漫画を描く上で大事なさっていることは?<br>
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When sensei draws manga, what do you value?<br>
Black Star
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A:男の子はかっこよく、女の子は可愛くですね。最近は蘭や世良などの女の子もかっこよくなってきちゃいましたけどね(笑)。<br>
 +
To draw cool boys and cute girls. Though Ran and Sera and such girls are becoming cooler these days (laughs).<br>
 +
 
 +
Q:今年で画業25周年を迎えられましたが、どんな四半世紀でしたか?<br>
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This year marks the 25th anniversary of your job; how would you describe this past quarter century?<br>
 +
A:半分くらい「コナン」ですからね。人生返せって感じですよ(笑)。始めたときは29歳だったのに。あっという間でした。自分の中では4年くらいしか経っていない感覚です。<br>
 +
Half of it was Conan. I feel like I want to demand my life back (laughs). I was 29 when I started. Time passed by, really fast. I feel like it's only been four years.<br>
  
The first confrontation with the one and only Shinichi Kudo! In this story, Kaito says: „The inspector couldn't catch him even if he used a satellite system!“ But really, it's kind of surprising that he hasn't caught him before, isn't it?! (grin) Shinichi is firing a pistol? Akako wants to use magic to get rid of Shinichi? Little Kaito is flirting with Aoko? What a crazy story! (grin) Well, the scene in which Akako uses her magic powers was cut from TV syndication, but it was restored for the DVD, so everyone who wants to watch it, can do so now. ♥ Oh yeah, the title „Black Star“! I believe there are some readers who ask themselves why this gemstone served as the namesake of the story even though it's just mentioned in passing at the end. That's because Kaitou Kid himself is the "Black Star" after all ★ – hence the title!
+
Q:何歳まで現役でいたいですか?<br>
+
Until what age do you want to stay active?<br>
Golden Eye
+
A:まあできる限り。阿笠博士の年(53歳)までには隠居したいな、とも思いますけど、隠居したらまた漫画描きたくなるんじゃないかって。最初からずっと一緒にやってるアシスタントたちも年を取ってますから大変です。でもチャップリンみたいに「代表作は次回作」って言っときます!<br>
 +
As long as I can. I want to retire when I reach Agasa's age (53), I think, but once I retire I think I'll start wanting to draw manga again. The assistants who've been with me since the beginning are aging, too – there's a lot of trouble. But, just like Chaplin, I'll keep saying “My best work is my next work”!<br>
  
The first duel of the phantoms! (... maybe.) Catherine Zeta-Jones was the model for the character Ruby Jones. ♥ Well, they don't look very much alike... (Ha, ha!) In this story it's made clear that Kaito was born in June and Aoko in September! Exactly... Kaitou Kid may be a thief, but he is also a magician, so it really delighted me to slip in the name of the grandiose real-life magician Harry Houdini. (grin) There are a lot of tricky moments that show how much Detective Conan "poisoned" this story... (Ha, ha!)
+
Q:次回作といえば、’08年の本誌インタビューで仰られていた「西遊記」はいかがでしょうか?<br>
+
Speaking of your next work, what about the Journey to the West that you mentioned in your interview with this mazagine in '08?<br>
Dark Knights
+
A:「西遊記」は描きたい!悟空のキャラデザインはできていて、読みきりをサンデーに乗せる予定はあったんですが、昔の中国の背景を描くのが大変だからもう無理かな。たぶん描かないから言いますけど、超面白いですよ(笑)。<br>
 +
I want to draw Journey to the West! I've finished the character design for Goku, and there was a plan to publish a one-shot on Sunday, but drawing ancient Chinese backgrounds is quite troublesome so maybe not. I'll say this since I don't think I'll keep drawing, but it's quite interesting (laughs).<br>
  
The mask Nightmare is wearing is based on one I bought during a vacation in Spain, because I really liked it. It now hangs at the wall of my living room. (Ha, ha!) Again, in this story is a lot to analyze and moreover, it ends in a thought-provoking, grim mood, which isn't very typical for „Magic Kaito“. On the other hand, this isn't bad either, isn't it? Superintendent Chaki, an old acquaintance from Detective Conan, had his origin in this story. Further on, Hakuba's nanny „Baaya“ has her very first appearance in here! Actually, it's said that there is another nanny for him who has a more docile personality, but that's a different story altogether... (He, he...)
+
Q:描いてください!!では、読者に向けてメッセージをお願いします。<br>
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Please do draw! Finally, please leave a message for the readers.<br>
Phantom Lady (Preannouncement)
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A:長い間、青山剛昌ワールドに付き合ってくれてありがとうございます。そしてこれからもよろしく。「さぁ、次の事件です」ってね(笑)。<br>
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Thank you kindly for putting up with Aoyama Gosho's world for a long time. And I hope we'll get along in the future. “Let's get to the next case!(laughs)<br>
  
This story revolves around how the original Kaitou Kid obtained a wonderfully beautiful jewel for the first time. ♥ It will be the first in Volume 5... I wonder when it will be released? (grin)
+
EDIT: Fixed 'Three-Haired cat' to 'Calico cat' - my bad, ha ha.
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  
===Otona Fami Interview #3 (MIXED IN RAW)===
+
===Monthly BLT Interview RAW===
オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 20, 2011 <br>
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月刊BLT 6月号 2012 (Monthly BLT June issue of 2012), published April 24, 2012<br>
RAW IMAGES: http://imgur.com/a/m7Qen <br>
+
http://conan-4869.net/post-20045<br>
Proof of Origin: http://www.famitsu.com/blog/otona/2011/04/post_687.html <br>
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Raw text
Included with a section called "Detective Conan Best Episode File 50"<br>
 
(Alternate translation found [http://detective-conan-news.blogspot.com/2011/05/2011-aoyama-gosho-interview.html here])<br>
 
Below Translated by: justwananaccount
 
 
<spoiler>
 
<spoiler>
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斉藤…「青山先生も、サッカーファンだと聞いています。いつ頃から、どういうきっかけでサッカーが婦きになったんですか?」。
  
I'm guessing at the pronounciation of some names, so it might not be entirely accurate. ^^; Also, some characters were so fuzzy that I couldn't make it out – in that case I left a ? in the Japanese text and got the translation from the Chinese translation. As before, let me know if I've mistranslated or I've taken too much liberty in the English or something.
+
青山剛昌先生(以下、青山先生)「サッカーが好きになったのは”ドーハの悲劇(93年に開催された日本代表とイラク代表のサッカーの国際試合の頃からだね。あの試合は93年だから、コナンが始まる前だね。日本中が、がっかりした試合だったけど・・・頑張れって気持ちにもなった、あの頃からサッカーは好きですね」。
  
青山剛昌インタビュー<br>
+
斉藤「ロベルト・バッジョ選手(イタリアの至宝と呼ばれた選手)が好きだと聞いたのですが、他に好きな選手は?」。
Aoyama Gosho Interview<br>
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四半世紀に亘り、少年漫画を描き続けてきた青山剛昌。’86年の漫画家デビューから「マジック快斗」、「YAIBA」、そして「名探偵コナン」の今とこれからを語る。<br>
+
青山先生「確かにバッジョ選手は好き。他にはCSKAモスクワで活躍している本田圭佑選手もいい。カッコいいよね、喋りが。面白いし、ああいう選手が好き。あと昔だと、ヒデかな。コナンにもヒデっているけど、コナンの方のヒデ”赤木英雄”の方が先ですから(笑)」。
Aoyama Gosho has continued drawing shounen manga for a quarter of a century. Debuted as a manga artist in '86, he will discuss Magic Kaito, YAIBA, Detective Conan, and future plans.
 
  
Profile<br>
+
内山「そんなサッカーファンの先生だからこそ、今回、劇場版シリーズとして”サッカー”を題材にするにいたって、先生のこだわりが込められたと思いますが、いかがですか?」。
1963年、鳥取県生まれ。’86年、「ちょっとまってて」でデビュー。
 
「YAIBA」,「名探偵コナン」はそれぞれ小学館漫画賞の??部門と少年部門を受賞。<br>
 
Born in Tottori prefecture in 1963. Debuted in '86 with Wait a Minute. YAIBA and Detective Conan won Shougakukan Manga Award in Youth (I got this from the Chinese translation, I can't read the Japanese 'cause it's so fuzzy) and Shounen Divisions, respectively.<br>
 
  
Q:先生は小さな頃、どんな少年だったのでしょうか?<br>
+
青山先生「やっぱり前回のワールドカップ南アフリカ大会での遠藤選手のプリーキック、凄かったよね。遠藤選手の、あのときのフリーキックは凄いカーブで、弧を描きゴールネットに・・・これを、コナンに蹴らせたい!!そう思ったんだよね。その思い入れは、込められたかな(笑)。本田の無回転シュートもいいんだけど・・・今回の作品的に無回転だと無理かなと思って(何で無理かは劇場で確認して下さいね)」。
What kind of boy was sensei like during childhood?<br>
 
A:少年探偵団みたいに友達と探偵遊びをよくしました。僕はコナンというより、光彦タイプ。調達や場所探しをするポジションで、実家の自動車整備工場の廃車置場を秘密基地にしていました。<br>
 
Like the Detective Boys, I played detective with friends. I was more of a Mitsuhiko-type than a Conan-type. I was in a position to search provisions and places, with my family's car maintenance factory's scrap yard as the secret base.<br>
 
  
Q:その頃から漫画は好きでしたか?<br>
+
斉藤「劇中でコナン君、リフティングがすごく上手でしたね」。
Did you like manga from that time?<br>
 
A:そうですね。ニャロメの絵ばかり描いてました。初めて買った漫画は、大好きなちばてつや先生の「おれは鉄平」(should be 鉄兵, seems that the magazine has a misprint)。鉄平が好きで剣道部に入りましたね。でも、親が「漫画なんて読んでも、ロクな人間にならない」という考えの厳しい人で、中学高校時代はこっそり隠れて読んでました。<br>
 
Yes. I kept drawing pictures of Nyarome. The first manga I bought was my favorite artist, Chiba Tetsuya sensei's I am Teppei. I entered the kendo club because I liked Teppei so much. But, my parents held harsh beliefs like “Those who read manga don't become a worthy human being,” so I read secretly during my middle and high school years.<br>
 
  
Q:漫画家への道を歩み始めたのは?<br>
+
青山先生「えっ~とね、1巻ぐらいにしか出てこないんだけど・・・コナンが推理をするときに、リフティングをしていたら面白いなあ~と思ったんだけど、リフティングのシーンを描くと意外とコマをくっちゃうんだよね(笑)。だから1回しか、やってないんだよ。だから今回は、せっかくだし・・・コナンにリフティングを思う存分、やらせてみました(笑)」。
When did you start walking down the path of a manga artist?<br>
 
A:親に反対されていたので、高校の頃には漫画家の夢は諦めかけていました。そのかわり、絵の先生になろうと思って日大芸術学部に入学したんです。するとそこには、田舎の高校にはなかった漫研が(笑)。そこのOBに漫画家の阿部ゆたかさん(「くまちゃんのクリスマス」、「名探偵コナン特別編」ほか)がいたんです。阿部さんの仕事場にアシスタントに行って、「お前本格的に漫画描いてみないか?」と言われたのがきっかけです。<br>
 
I was opposed by my parents, so I almost gave up my dream of becoming a manga artist during high school. Instead, I entered Nihon University College of Art to become an art teacher. There, manga research (?) existed, which didn't exist in my countryside high school (laughs). An alumni manga artist, Abu Yukata-san (Bear-chan's Christmas, Detective Conan Special Edition, etc.) was there. I went to be an assistant at Abu-san's work place, and he said, “Do you want to draw manga for real”? That's where it started.<br>
 
  
Q:ちなみに大学の専攻は?<br>
+
内山「現役の選手の方々に声優を実際にして戴きましたが、どうでしたか?」。
Just wondering, what was your major at your university?<br>
 
A:美術学科の絵描コースです。「コナン」の巻末の名探偵図鑑はタッチが違うでしょ?今でも描けるんですよ。当時は絵を描くバイトもしていました。フジテレビの「ポンキッキ」の背景や、東京ディズニーランドの、”カリブの海賊”の背景も描きました。海賊が町を荒らしているバックのレンガ。命縄をつけられて、一枚の写真を渡されてこのとうりに描けって。給料も良かったのでがんばりました(笑)。その絵はもうないですけど。教職も取りましたよ。地元の高校に、美術の教育実習に行って。親も僕は先生になると思っていたので、突然、漫画家になると言ったら案の定反対されましたね。親父からは「わしの友達には、今にも動き出しそうなカニを描けるやつがいる。でもそいつは全然食えてない。それでもお前は漫画家になるのか?」って(笑)。でも、「もう大人だから勝手にやる」と宣言して、出版社に作品を持ち込んでみたんです。<br>
 
The Fine Arts Department's artist course. The touch in Conan's end-of-the-volume Illustrated Guide to Famous Detective is different, isn't it? I can still draw. I also used to draw for part time jobs. I drew the background for Fuji TV's Ponkikki, and for Tokyo Disneyland's Pirates of the Carribean*. I drew on the brick wall behind the town that the pirates are vandalizing (I think . . . I'm not completely sure). I was put on a life line, and they gave me a picture and told me to draw just like it. The pay was good, so I did my best (laughs). That picture doesn't exist anymore, though. I also took up a teaching job. At my hometown's high school, I even went to art education training. My parents thought I was going to become a teacher, so when I suddenly said I was going to be a manga artist, they stubbornly opposed me like I expected. My old man said, “I had a friend who can draw a crab that looks like it's about to start moving. But that person can't eat, at all. Do you still want to be a manga artist?” (laughs) Still, [he? I?] declared “[I'm? You're?] an adult already, do whatever [I? you?] like,” and I brought in a work to a publisher.<br>
 
*I know the timeline doesn't make sense, but I typed in カリブの海賊 into Google and that's what I got. :\<br>
 
  
Q:最初は週刊少年マガジンに持ち込まれたんですよね。<br>
+
青山先生「みなさん、頑張って戴いてよかった。カズさん(三浦知良選手)は、とても自然な感じだったし」
You first submitted to Weekly Shonen Magazine, right?<br>
 
A:はい、マガジンでは「さりげなくルパン」(「マジック快斗」の原型)で佳作を獲りました。でも、後にマガジンの編集長になった野内さんに「君の絵はマガジンに向いていない」と言われ、今度は週刊少年サンデーへ。そこで描いた投稿3作目の「ちょっとまってて」(SFラブコメ)が、’86年の小学館新人コミック大賞の入選を受賞。デビューへこぎ着けました。<br>
 
Yes, I performed well with Nonchalantly Lupin (Magic Kaito's prototype) at Magazine. However, Nouchi-san, who later became Magazine's head editor, told me, “Your art doesn't suit Magazine,” so I headed for Weekly Shonen Sunday next. There, I won Shougakukan Newcomer Comic Award with my third contributed work Wait a Minute (SF love comedy) in '86. I finally managed to debut.<br>
 
  
Q:翌年には初連載作「まじっく快斗」がスタート。順調ですね。<br>
+
松田「今回の作品の構想期間はどれぐらいでしたか?」
Magic Kaito, your first serial work, started the following year. Things are going favorably.<br>
 
A:大学の同級生や後輩にアシスタントをしてもらっているんですが、初めて原稿料をいただいたときにみんなで寿司屋に行ってお祝いしました。自分をプロとして実感できたのは単行本の1巻が出たとき。うれしくっておまけ漫画をつけたりして、めちゃめちゃ?りました。そんな初連載作が今も続いていますからね(笑)。もうライフワークです。また夏ごろに新作を描きますよ。快斗の母・怪盗淑女(ファントム・レディ)の話・・・になる予定。でも、最初は編集さんにけちょんけちょんに言われたんです。トリックやラブコメの部分が大人や女の子にはウケるけど、少年にはウケないと。「ニャロー!」と思って描いたのが、「YAIBA」。でも、今度は少年にしかウケなかった(笑)。<br>
 
Though my university classmates and lowerclassmen were assisting me, when contribution fees were paid for the first time, we all went to a sushi restaurant to celebrate. I felt like a pro when the first volume came out. I was so happy, I added extra manga. That first serial work still continues, even now (laughs). It's a life work now. I'm going to put out a new work in the summer. It'll be about Kaito's mother, Phantom Lady . . . or it's planned to be. Although, editor[s] really complained to me at first. The parts about tricks and love comedy is popular with adults and girls, but not with boys, [they/he/she] said. With Yaiba, I thought “you” while drawing it. But this time, only boys liked it (laughs).<br>
 
  
Q:「YAIBA」の思い出を是非。<br>
+
青山先生「う~ん、だいたい2年前から始めたね。それぐらいから始めないと、間に合わないから」。
Please, tell us memories of YAIBA.<br>
 
A:当時は初めての週刊連載でなりふり構わずやってましたからね。無我夢中ですよ。刀の雷神剣の中にいろんな玉を入れて強くなっていくというのは、RPGのアイテムを集めて強くなるイメージで描いていたので、そこがウケてもらえて良かったです。でも、逆に子供っぽくしすぎちゃって失敗したとも思いますね。終盤のヤマタノオロチ編は気に入ってます。うまく描けたなと思うんですが、オロチ編はアニメになっていない(笑)。今のクオリティでアニメ化してほしいですね。<br>
 
At the time, it was the first weekly series so I did stuff without care. I was completely absorbed in it. The idea of putting in jewels into the sword Raijinken (Sword of Thunder God) to make it stronger came from RPG, with the image of collecting items to become stronger – I'm glad that part was received well. Although, I think I failed because the work became too childish, in contrast [to Magic Kaito]. I like the final stage, the Yamatanoorochi (a Japanese mythical monster with eight heads and eight tails) arc. I thought I drew well, but the arc hasn't been animated (laughs). I wish that it will be animated, with current quality.<br>
 
  
Q:「YAIBA」の次はついに「名探偵コナン」ですが、どんな雰囲気をイメージして作られたんでしょうか?<br>
+
蛇川「作品中に出てくる東京スピリッツ、ビッグ大阪のユニフォームデザインは、どこかのチームのユニフォームからインスピレーションはありました?」。
After YAIBA is finally Detective Conan, what atmosphere did you imagine to make it?<br>
 
A:「三毛猫ホームズ」です。猫がわかるわけないのに、証拠品に触ったりして事件が解決していく。コナンも一緒。子供がわかるわけないのに、「あれれ~?」とか言って。コナンは三毛猫ホームズが喋っているイメージです。<br>
 
Calico Cat Holmes. Though a cat shouldn't understand, it touches around evidence and such and the case gets solved. Same thing with Conan. Though a child shouldn't understand, he says things like “arere~?” I imagine Conan to be Calico Cat Holmes talking.<br>
 
  
Q:最初はどのくらい続く予定で?<br>
+
青山先生「そうですね、東京スピリッツはイタリア、セリエA”ユベントス”。昔(ロベルト・バッジョがいた、あのチーム。ビッグ大阪は、特にないんだけど・・・あえて言うなら、昔の浦和レッズ、鹿島アントラーズの襟部分など参考にしたかな」。
How long did you plan on continuing it at first?<br>
 
A:こんなに長い連載になるとは思ってなかったですよ。最初の1巻で終わるかなと。コナンっていう名前も、編集長からアニメの「未来少年コナン」(宮崎駿監督作品)があるから、「名探偵ドイル」にしろって言われたんですが、「『未来少年』を超えてやるから!」って通しました。なのに新連載の告知記事のタイトルが「探偵少年コナン」になってて、いやいや、それはまずいだろうと(笑)。でも、10年くらい前にジブリの方に「今、コナンと言えば命探偵のほうですよね」と言われまして、「やった!」と思いましたね。<br>
 
I never thought the serialization would be so long. I thought it would end with the first volume. The head editor said that since there is the anime, Future Boy Conan (directed by Miyazaki Hayao), I should change the title to “Detective Doyle,” but I persuaded him/her by saying, “I'll surpass Future Boy Conan!” But the new serialization notification article listed the title as “Detective Boy Conan”, and I thought, that's not good (laughs). However, about ten years ago, a person from Studio Ghibli told me, “Conan means the detective now, doesn't it?” and I thought, “Yes!”<br>
 
  
Q:「コナン」の好きなエピソードベスト5を教えてください。<br>
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小林「私は試験勉強など集中したいときは朝起きて、自分の世界に入り込むようにするのですが、先生は作品を描かれるときどうされていますか?」。
Tell me your Top 5 episodes.<br>
 
A:一番は「揺れる警視庁1200万人の人質」(本記事#28)です。読者人気も一番ですね。あとはなんだろう?アニメで2時間半スペシャルだった「黒の組織と真っ向勝負満月の夜の二元ミステリー」(本記事#35)かな。平次が初登場する「外交官殺人事件」(本記事#10)は、新一の「そいつはちがうな・・・」って言う見開きのシーンが、演出的にうまくいったかなと思います。「真実はいつも・・・たった一つしかねーんだからな・・・」って台詞もお気に入り。アニメの台詞で「真実はいつもひとつ!」ってあるじゃないですか。あれはアニメの脚本者が書いたんですが、僕が書いたのと同時期だったんです。偶然一緒で驚きました。「なぞめいた乗客」(本記事#24)も好きかな。コナンの「逃げるなよ灰原・・・自分の運命から・・・逃げるんじゃねーぞ・・・」って台詞が印象に残ってます。新一は台詞に気を使いますね。あと、最初の「ホームズの黙示録」(本記事#50)。コナンの憧れの地でしたから力が入りました。現場取材もして。<br>
 
#1 would be “Shaken Police Headquarters: 12 Million Hostages” (FILE 369-373). What else? I guess “Head to Head with the Black Organization: Full Moon Night's Dual Mystery” (FILE 429-434), which ran as a two-and-a-half-hour special in the anime. Ïn “The Case of the Murdered Diplomat” (FILE 92-96), where Heiji first makes an appearance, I liked Shinichi's eye-opening scene, where he said, “That's not right . . .” - I thought it went well, performance-wise. I also like the line, “There is . . . only one truth . . . don't you see?” In the anime, they say, “One truth remains!”, right? The anime's writer came up with this line, but I also came up with this line at the same time. I was surprised by the coincidence. “The Mysterious Passenger” (FILE 287-289) is a favorite, too. Conan's “Don't run away, Haibara . . . Don't run away . . . from your own destiny . . .” remains impressed in my memory. Shinichi picks his lines carefully, doesn't he? I'd also like to add “Following Holmes” (FILE 743-752). Since it was Conan's admired place, I put in some effort. I did some site research for it, too.<br>
 
  
Q:’03年のインタビューでは、次はロンドン編と仰られていましたね。<br>
+
青山先生「音楽がかかっていると集中できないかな、だから無音ですね。たまに気分転換したいときに、音楽をかけたり気晴らしに映画を見たりします。集中して考えるときは、絶対に音はない。逆に絵を描くときは、音楽をかけますね。昔は大滝詠一さんとか、ブルーハーツ(後のハイロウズ)。ブルーハーツは”100のバイオリン”という曲が大好き。がっかりすることがあると、この曲を聴くんです。だいたい、オレの頭の中って、この曲の歌詞みたいですよ。ちなみにブルーハーツって、コナンの最初の主題歌寿ル(”胸がドキドキ”という曲)。あとはアニメを流したり・・・もしますね。例えば”ちはやふる”は超面白くて、あれはいいですね。”ちはやふる”を流しながら、コナンの殺人シーンを描いたりしましたよ(笑)」。
You said that the next arc would be the London arc in the '03 interview, didn't you?<br>
 
A:そうか、だいぶ時間かかったね。描いてみてやっぱり英語に苦労しました。ウィンブルドンを舞台するのは最初から決めていて、ミネルバ・グラスはテニス選手のシュテフィ・グラスがモデルです。コナンが観客席からグラスに「ボクが助けてあげるよ!!」って言うシーンがありますが、あれは’96年のウィンブルドンのエピソードを基にしてます。グラフと伊達公子準決勝、流れを変えるためだかでファンが「シュテフィ!僕と結婚して!」って言ったんです。それに、グラフは「お金いくら持ってるの?」ってジョークで返したんですよ(笑)。<br>
 
Wow, some time has passed since then, hasn't it? I tried drawing it, and I definitely struggled with the English. I decided from the beginning to feature Wimbledon, and I modeled Minerva Glass with the tennis player, Steffi Graf. The scene where conan says “I'll help you out!!” to Glass from the audience is based on an episode in Wimbledon in '96. During the semifinal between Graf and Date Kimiko, a fan said “Steffi, will you marry me?”, maybe to change the flow [of the game]. Then, Graf replied jokingly, “How much money do you have?” (laughs)<br>
 
  
Q:ロンドン取材はいかがでしたか?<br>
+
内山「今回のようにサッカーという要素の中に、事件、推理、爆破などの要素を入れて、一つの作品として完成させるのは大変だったと思いますが、どうでしたか?」。
How was the research in London?<br>
 
A:作中に登場する場所は取材に行って撮ったところばかりです。コナンが新一に戻った電話ボックスも、ビッグ・ベンの橋を渡った先にあります。”恐怖の谷”と漫画で描いた排水溝もちゃんとありますよ。泊まったホテルもそのまま。行けなかったところはグーグルマップで調べました。あ、じゃあ取材しなくても描けたかも?(笑)<br>
 
The places that show up in the manga mostly consist of places I took pictures of during the research. The telephone box where Conan turned back to Shinichi really was at the end of crossing the Big Ben bridge. The gutter with “Valley of Fear” written across the top in the manga exists, too. I drew the hotel I stayed at as it was. For places I couldn't go, I investigated with Google Map. Maybe I could have drawn without the site research? (laughs)<br>
 
  
Q:エピソードのラスト(72巻収録6月発売予定)には新一と蘭の念願のシーンがありましたね。<br>
+
青山先生「もう大変でしたよ(笑)。たぶん知っていると思うけど、漫画の原作でサッカースタジアムで犯人が狙撃して、コナンが阻止するというのをやってしまったので、狙撃はもうできないし(笑)。狙撃できないなら爆発しかないよね(笑)」。
The end of that arc (Volume 72 planned to be sold in June) contained the much-awaited-for scene between Shinichi and Ran, didn't it?<br>
 
A:あれは反撃?が大きかったですね。恋愛に苦手なホームズに絡めようと思ったり、「厄介な難事件」ってう台詞も前から決めていて。計算通りです。<br>
 
The reaction was huge for that scene. I thought about tying in the fact that Holmes is weak in romance, and the “A bothersome, difficult case” line was decided before. Things went as planned.<br>
 
  
Q:ラブコメと組織の戦い、それぞれのエピソードを描くタイミングには、ルールや周期があるのでしょうか?<br>
+
内山「打ち合わせは何度も重ねるんですよね?」。
Is there a rule or a cycle behind deciding the timing for love-comedy and Black Organization episodes?<br>
 
A:そろそろかなって言う勘ですね(笑)。ファンレターが結構影響あるかもしれない。「新一と蘭の子供時代が読みたいです!」、「そろそろ組織編描いてください!」とか。組織は読者からの期待も高いです。ただ、普通のフィールドとちがって、ハードボイルドに描かなければならないのでなかなか大変。でもハードボイルドは好きです。<br>
 
I decide when I feel it's time (laughs). Maybe fan letters have a pretty significant influence. I get stuff like “I want to read about Shinichi and Ran's childhood!” or “Please draw the BO arc soon!” The readers expectations for the BO arc is high. It's just, unlike normal fields, I have to draw hard core so it's quite a lot of work. But I like hard core things.<br>
 
  
Q:描いて楽しいキャラは?<br>
+
青山先生「打ち合わせは、だいたい僕の家でするんだけど、暗号をどうしようとみんなで悩んでいたとき、仕事場でトリックの一部を完成させて。これにしよう”と言って決めたり・・・。トリックは思い浮かんで決まるときは早いんですよ。作品を完成させるときは、まず。トリックを完成させる、トリックが決まらないと全然、語しにならないので。今回の場合だと、サッカーに全体が引っ張られ過ぎると、よくないし。トリックをしっかり決め、そしてサッカーの要素などを加えて、完成させました」。
Which character is fun to draw?<br>
 
A:灰原かな。初登場時から人気もありますね。自分が思ったとおりのことをやってくれて、言いたいことを代弁してくれるキャラです。公式HPの”コナン通信社”で僕のコメントを灰原に言わせてるのも、そんな理由です。<br>
 
Haibara, perhaps. She's popular since her appearance, isn't she? She does exactly what I want her to do, and I can say what I want to say though her. This is pretty much the reason why I have Haibara say my comments at the official homepage, Conan News Agency.<br>
 
  
Q:読者人気の高いキャラは?<br>
+
児玉「今回の作品は、今までの作品と比べて実在する人が登場人物として出演していましたが、実在する方が登場する上での、先生のご苦労を教えて下さい」。
Which character is popular among the readers?<br>
 
A:今は最近登場した世良真純。どうやらぶっちぎりらしいです。名前もまあ、わかる人にはわかっちゃうんだけどね。こんなに「ガンダム」でいいのかなって(笑)。ある大物キャラの妹のかも・・・(笑)。アニメの声優さんも今から楽しみです。<br>
 
Sera Masumi, the new character. It seems that she's winning by an landslide. The name seems to be understood by people who understands. Is it good to have so much Gundam? (laughs) Maybe she's the sister of a major character . . . (laughs). I'm excited to see who the voice actor will be.<br>
 
  
Q:高木刑事と佐藤刑事の恋愛も、今後の動向が気になります。<br>
+
青山先生「オレの苦労はなくて、出演交渉する人が大変だったと思う(笑)。オレは”こんな選手がいいよね”とか言っていただけだから。脚本家の古内さんが遠藤選手や実在する選手に合わせた台詞を考えたりするのも大変だったと思う」。
I also wonder about the direction of Detective Takagi and Detective Satou's romance.<br>
 
A:高木と佐藤は結婚式も描く予定です。本当は去年の映画のときに怪盗キッドと絡めて結婚しきしてやろうと思ってたんですが、映画でやっちゃうと、原作でできなくなるのでとめました。<br>
 
I plan on drawing Takagi and Satou's marriage ceremony. The thing is, during last year's movie, I thought about getting them married with a Kid plot involved, but if it's done in a movie, then I can't do it in the manga, so I decided against the idea.<br>
 
  
Q:「コナン」は学年読の漫画・アニメ・映画・実写ドラマと、メディアミックスも幅広く展開されています。どんな形でプロデュースを?<br>
+
児玉「これまでの作品で、実在する人がモデルになっているキャラクターはいますか?」。
Conan has expanded broadly into student-read manga, anime, movies, live action drama, and media franchise. How do you produce them?<br>
 
A:主に映画の脚本と原画に携わっています。ほかのメディアはだいたいお任せにしてますね。<br>
 
I'm mainly involved in the movie script and the original pictures. I entrust the other media in others.<br>
 
  
Q:最新映画「名探偵コナン沈黙の15分(クォーター)」には、どう関わられたんでしょうか?<br>
+
青山先生「う~ん、あったかな?そうそう、高木刑事だけ実在ではないけど、漫画家”よしまさこ”さんの作品で、です・ます調のキャラクターがいて、そのキャラの見た目でなく、中身を参考にさせてもらった」。
How were you involved in the newest movie, Detective Conan: Quarter of Silence?<br>
 
A:15という数字をテーマにしたことに関しては、映画15周年ということで僕とスタッフの総意です。舞台の雪山は僕から提案しました。雪崩に埋まって、助かるまでのリミットが15分だったのでちょうどいいかなと。<br>
 
About making the number '15' the theme, this was a consensus among the staff and myself to celebrate the 15th year of films. Having the stage be set on a snowy mountain was my idea. I thought that getting buried in an avalanche with a rescue time limit of 15 minutes would be just right.<br>
 
  
Q:今作の見どころは?<br>
+
藤田「先生が今回の作品を実際に観て特に印象に残ったシーンや”細かいところだけど、ここにも気づいて欲しい”というシーンがあれば、教えて下さい」。
What are the scenes to watch for in this film?<br>
 
A:最初のトンネルのスケボーシーンですね。あれかっこよかったでしょ?あと、僕が原画を描いた「言葉は刃物。使い方を間違えると、凶器になる。」ってコナンが言うシーン。原作でも一回使った台詞で気に入ってます。雪崩に飲み込まれるシーンの、コナンと蘭がすれ違うときに現れる新一の願も僕が原画を担当しました。<br>
 
The skateboard in a tunnel scene at the beginning. Wasn't it cool? Also, the scene where Conan says, “Words are knives. When used wrong, they become weapons.” (I drew the original picture for this). I also used this line in the manga once, I like it. I also was in charge of the original picture of the scene where Shinichi's prayer(?) appears when Conan and Ran miss each other in the avalanche <br>
 
  
Q:歴代の映画版で先生のオススメは?<br>
+
青山先生「お~っと思ったのは、スタジアムの電光掲示板が爆発して・・・あることがおきるじゃない!?あとコナンのサスペンダーが(あとは劇場で)。それとカズのシーンが良かった、全体的にアップテンポな進行の中で、ゆったりとしていて」。
What is your recommended film so far?<br>
 
A:5作目の「天国へのカウントダウン」ですね。いろんなことがうまく歯み合った自信作です。僕の弟もこれが一番好きだといっていました。弟は医者でアニメオタクなんですよ(笑)。よく相談に乗ってもらっています。死亡推定時期とか、死亡要因とかね。まさに生きる医学書、超便利!声優にも詳しいので、「灰原役の声優さんは林原さんがいいぞ!」って電話が来たり。「あれじゃ人気にあぐらかいてる」なんてダメだしされたりもします(笑)。<br>
 
The fifth film, Countdown to Heaven. Many things fit just right in that work, I'm proud of it. My little brother says he also likes this film the best. My little brother is a medical doctor who's also an anime otaku (laughs). I often consults with him. About the estimated time of death, the cause of death and such. A living medical book, super convenient! He's also knows about voice actors very well, so he calls and says things like, “Hayashibara-san would be great as Haibara's voice actor!” He also points out my faults, like “You're getting conceited with popularity” (laughs).<br>
 
  
Q:「コナン」は連載開始から17年、既刊71巻の長編となりましたが、長期連載を続けるコツはありますか?<br>
+
藤田「先生は劇場版のコナンを一般の映画館で観たりしますか?」。
Conan has become a long series that has continued for 17 years since the beginning of serialization, with 71 volumes published – any tips on continuing a long serialization?<br>
 
A:ないですね。逆に、新しい事件を描くときはいつもこれが最後という気持ちでかかります。でも進んでるうちに次の話が始まるという。<br>
 
No tips. On the contrary, when I draw a new case, I always draw with the feeling that this will be the last. Though when advancing forward the next story begins.<br>
 
  
Q:長期連載で辛いと感じたことは?<br>
+
青山先生「いやいや、恥ずかしくて、一般の映画館では観ない。でも、”世紀末の魔術師”という作品で、”怪盗キッドを出そう”ってオレが言ったんだけど、本当に作品に登場するのか?と思って、映画館へ、”世紀末の魔術師”の予告編だけを確認しに、ガメラか何かの作品を観に行きましたよ(笑)。あのときの怪盗キッドはオレが描いた原画だったし、スクリーンサイズで観れて感動した」。
What felt tough from the long serialization?<br>
 
A:昔書いた伏線を忘れてしまうところ(笑)。ベルモットの伏線を明かした時はすごく大変でした(本記事#35)。あれもこれも入れなきゃみたいな感じで。前に複線をすべてメモした紙をアニメのスタッフに渡したんだけど、返してほしい(笑)。それを見れば、”あの方”の正体がわかるかも?<br>
 
When I forget about the foreshadows I wrote a long time ago (laughs). It was a lot of work when I clarified Vermouth's foreshadows. I felt like I needed to include everything. I noted down all the foreshadows on a paper before and I handed it to the anime staff – I wish they'd return it (laughs). Maybe anokata's identity will be understood if the paper is seen?<br>
 
  
Q:’08年の本誌インタビューで、次の山場はバーボンと仰っていましたね。<br>
+
内出「先生は映画がお好きで、多くの映画を見ていると聞きました。5作目”天国へのカウントダウン”で蘭が飛び降りるシーンがありますが、あれはダイ・ハードですよねー!?」
In the '08 interview with this magazine, you said that the next arc will be about Bourbon.<br>
 
A:バーボン編はまだ続きますよ。それとは別の山場に世良と灰原の対決を考えてあります。これは見事ですよ。どちらも”オオカミ”ですからね(笑)。<br>
 
The Bourbon arc is still continuing. Aside from that arc, I've thought about a confrontation between Sera and Haibara. This will be spectacular. Both of them are “wolves,” after all (laughs).<br>
 
  
Q:楽しみです!内容は決まっていると仰っていた最後回はいつごろに?<br>
+
青山先生「はい、そうですよ」。
I'm excited to see it! When do you think you can write the last episode that you said you decided the contents of?<br>
+
 
A:それはわからないですね。でも「こち亀」の巻数は越えないと思います(笑)。台詞はもう決まってます。ラストはハッピーエンドですよ。だって僕の作品なんだからね。<br>
+
内山「今回のコナン君は、冒頭からハードアクションでしたが、どんなアクション作品のイメージとかあったのでしょうか?」。
I don't know. But I don't think I'll exceed KochiKame in volume number (laughs). I've already decided the lines. The ending will be a happy one. This is my work, after all.<br>
+
 
 +
青山先生「そうだなあ~、ダイ・ハードか24(トゥエンティフォー)かな。それと”パニック・イン・スタジアム”というスタジアムの中が大騒ぎになる作品も少しイメージしたかな」。
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松田「コナン君の持っている道具で何か追加してみたいとお考えの道具ってありますか?」。
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青山先生「そうね~っ、やはりメガネとか普段から使っているものじゃないとね。もうサスペンダー、ベルトまでやっちゃったからね(笑)。コナンがピアスしているのもヘンだし(笑)。難しいね・・・でもありそうで、なさそうなのがいいね」。
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松田「今回の作品で蘭が新一に携帯電話で連絡をするシーンがありましたが・・・」。
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青出先生「原作では既にエクスペリアじゃなくてエクスペリカンというスマホを使っていますし、灰原はプ〇ダフォンだし、ベルモットはアイ〇オンだしね」。
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松田「コナン君はそのうち、ツイッターとかするようになりますか?」。
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青山先生「え~っ、あいつは、つぶやくようになるのかな!?でもオレは”週刊少年サンデー”のツイッターで、つぶやきますよ」。
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斉藤「今回も蘭など素敵な女の子たちが登場していましたが”名探偵コナン”という作品の中で特に好きな女の子は誰ですか?」。
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青山先生「女の子、限定!?う~ん、やっぱヒロインの蘭かな。好きなのは蘭、そして特別なのが灰原かな」。ミスキャンパス「うん、わかります(一同うなずく)」。
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青山先生「”こなん通信社”の中で灰原の一言もオレが考えているんだけど、ほぼ灰原はオレの代弁者になっているね。あと蘭は勇往遭進というか(新一のことを)待っていてくれるのは嬉しいというか・・・あと強いしね。
 +
 
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ちなみに、女の子が強いシーンを描くのって嬉しいんですよ。今、世良(真純)ちゃんも出ているけど、描くのが楽しいですよ…・・・目の下にクマがあるけど(笑)。
 +
 
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藤田「学生時代、剣道をされて、今は野球をされ、それもジャイアンツが好きだと聞きました。劇場版の作品で、スポーツに関する題材としてどんなスポーツをやってみたいですか?」。
  
Q:20年以上週刊連載をされていますが、1週間どんなサイクルで描かれていらっしゃるのでしょうか?<br>
+
青山先生「野球だね。でもジャイアンツに肩入れするのも・・・ね(笑)。やるなら世界的に有名なスポーツがいいと思う。オレね、スポーツを観戦するのが好きなんですよ。基本、何でも見ますから」。
You've done weekly serializations for 20 years, what does the one week cycle look like?<br>
 
A:ネームに2日半~3日、画に4日~4日半くらい。1週間使い切ってる(笑)。トリック考える時間ないですよ。だから、どんどんずれていっちゃって。たまに休載させていただいてるんですが、全然休んでいないんです。だって、原作に加え映画の打ち合わせして原画も描いてるんだもん(笑)。だから、締め切りギリギリになっても、誰も文句言わないんです。原稿落としたことは1回もないですよ。1回落とすと、ずっと落としちゃいそうで。<br>
 
Two and a half to three days on the pre-manuscript, four to four and a half days on the drawing. The week is used up (laughs). I don't have the time to think of tricks. That's why things keep getting off. They let me take a break from time to time, but I don't rest at all. Because, on top of the manga, I have to make arrangements with the movie staff to draw the original pictures (laughs). That's why, when I turn in things at the last minute, no one complains. I've never failed to turn in my work, not once. I feel like I'll stop turning in work if I fail once.<br>
 
  
Q:休暇が取れたらやりたいことは?<br>
+
内山「私たちミスキャンパスのみんなは色々な学部の子がいるのですが”ミスキャンパス殺人事件”という感じの作品を、もし先生が考えて戴く場合、どういう展開をお考えになりますか?」。
What do you want to do if you managed to take a break?<br>
 
A:ねる。ひたすら寝る。ちょっと起きて、映画見て、また寝る(笑)。それが夢の生活ですね。あとはホテル住まいをしてみたいなぁ・・・。<br>
 
Sleep. Do nothing but sleep. Wake up a little, watch a movie, sleep again ( laughs). That would be my ideal life. Hotel living sounds nice, too . . .<br>
 
  
Q:ご実家に帰られることは?<br>
+
青山先生「例えば”私が一番なのに”みたいなことから事件が・・・。あとミスコン当日に皆さんが審査員をやることになるなら、それが動機になったりしそうだよね」。
Do you return home?<br>
 
A:毎年正月だけ帰ってます。色紙を持って、サインしてくれってファンがきてくれるから。さらに、親が1年間溜めたサイン色紙を持ってきます(笑)。コピーしたやつを200枚と普通の色紙が20枚くらい。でもまあ、田舎に帰ると何もないから、絵が描きたくなってきます。<br>
 
Just on New Years every year. Since there are fans who bring shikishi's (in Japan, fans get signatures on papers called shikishi) and ask for signatures. On top of that, my parents save up one year's worth of shikishi's (laughs). Two hundred of them are copies, about twenty are the normal shikishi's. Still, when I return to the country nothing happens, so I start wanting to draw pictures.<br>
 
  
Q:やはりお仕事がお好きなんですね。<br>
+
斉藤「ミスコンの当日はウェディングドレスや、振袖を着たりはします」。
As I thought, you like to work, don't you?<br>
 
A:そうなのかな?そういえば観るドラマも刑事者とかばかりですね。最近はテレビの新番組を全部録画して、ミステリーや刑事もの以外は全部削除しています。下書き中に流しています。会話劇なら、作業中でも内容がわかりますからね。最近では「SPEC」を観ました。超能力者が出てくるのに、ちゃんとミステリーを成立させている。終盤で、当麻(戸田恵梨香)が一(神木隆之介)との頭脳戦に勝って「あたしの勝ちだ!」って言ったところがかっこよかった!戸田さんが10代だったら、実写「コナン」の蘭役をやってもらいたかったですね(笑)。<br>
 
You think? Now that I think about it, the dramas that I watch are all about police detectives. These days, all the new shows are recorded, and shows that aren't mysteries or about police detectives are eliminated. I play them when drafting. With dramas, you can understand the contents even while working. Recently, I've watched SPEC. Even though ESP people appear, the mystery is set up properly. In the last episode, I thought that when Touma (Toda Erika) said “I won!” (when she won the intellect battle against Ninomae (Kamiki Ryuunosuke)), she was really cool. If Toda-san was in her teens, I would have liked her to play Ran in the live action Conan drama (laughs).<br>
 
  
Q:今年の元旦には「泥棒」に鑑識役で出演されましたね。<br>
+
青山先生「そうなの?ウエディングドレスを着るなら殺人事件に合いそう、やはり白いから血の赤がはえそう」。ミスキャンパス「それ、凄く面白い展開になりそうですね。」
You've played the role of a police crime lab staff in Thief during this year's New Years.<br>
 
A:水谷豊さんとも相談させていただいて、念願叶いました。すごくいい人で、右京さんそのものでした。<br>
 
I was also kindly allowed to consult with Mizutani Yutaka-san, my wish came true. He was a truly good person, he was just like Ukyou-san!<br>
 
 
 
Q:ドラマの脚本などに興味は?<br>
 
Do you have an interest in scripts for dramas?<br>
 
A:隠居したらやってもいいかも。でも、僕は絵を描かなくちゃだめっていわれるんじゃない?(笑)<br>
 
After I retire, maybe. But I think I'll be told that I should draw instead (laughs).<br>
 
 
 
Q:先生が漫画を描く上で大事なさっていることは?<br>
 
When sensei draws manga, what do you value?<br>
 
A:男の子はかっこよく、女の子は可愛くですね。最近は蘭や世良などの女の子もかっこよくなってきちゃいましたけどね(笑)。<br>
 
To draw cool boys and cute girls. Though Ran and Sera and such girls are becoming cooler these days (laughs).<br>
 
 
 
Q:今年で画業25周年を迎えられましたが、どんな四半世紀でしたか?<br>
 
This year marks the 25th anniversary of your job; how would you describe this past quarter century?<br>
 
A:半分くらい「コナン」ですからね。人生返せって感じですよ(笑)。始めたときは29歳だったのに。あっという間でした。自分の中では4年くらいしか経っていない感覚です。<br>
 
Half of it was Conan. I feel like I want to demand my life back (laughs). I was 29 when I started. Time passed by, really fast. I feel like it's only been four years.<br>
 
 
 
Q:何歳まで現役でいたいですか?<br>
 
Until what age do you want to stay active?<br>
 
A:まあできる限り。阿笠博士の年(53歳)までには隠居したいな、とも思いますけど、隠居したらまた漫画描きたくなるんじゃないかって。最初からずっと一緒にやってるアシスタントたちも年を取ってますから大変です。でもチャップリンみたいに「代表作は次回作」って言っときます!<br>
 
As long as I can. I want to retire when I reach Agasa's age (53), I think, but once I retire I think I'll start wanting to draw manga again. The assistants who've been with me since the beginning are aging, too – there's a lot of trouble. But, just like Chaplin, I'll keep saying “My best work is my next work”!<br>
 
 
 
Q:次回作といえば、’08年の本誌インタビューで仰られていた「西遊記」はいかがでしょうか?<br>
 
Speaking of your next work, what about the Journey to the West that you mentioned in your interview with this mazagine in '08?<br>
 
A:「西遊記」は描きたい!悟空のキャラデザインはできていて、読みきりをサンデーに乗せる予定はあったんですが、昔の中国の背景を描くのが大変だからもう無理かな。たぶん描かないから言いますけど、超面白いですよ(笑)。<br>
 
I want to draw Journey to the West! I've finished the character design for Goku, and there was a plan to publish a one-shot on Sunday, but drawing ancient Chinese backgrounds is quite troublesome so maybe not. I'll say this since I don't think I'll keep drawing, but it's quite interesting (laughs).<br>
 
 
 
Q:描いてください!!では、読者に向けてメッセージをお願いします。<br>
 
Please do draw! Finally, please leave a message for the readers.<br>
 
A:長い間、青山剛昌ワールドに付き合ってくれてありがとうございます。そしてこれからもよろしく。「さぁ、次の事件です」ってね(笑)。<br>
 
Thank you kindly for putting up with Aoyama Gosho's world for a long time. And I hope we'll get along in the future. “Let's get to the next case!” (laughs)<br>
 
 
 
EDIT: Fixed 'Three-Haired cat' to 'Calico cat' - my bad, ha ha.
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
 
+
Translation of [https://ameblo.jp/story0816/entry-11233039221.html a fans-rephrased version] (MIXED IN RAW)<br>
===Otona Fami Interview #4 (MIXED IN RAW)===
 
オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 2012 <br>
 
 
Translated by: justwantanaccount<br>
 
Translated by: justwantanaccount<br>
 
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<spoiler>
Line 4,839: Line 5,092:
 
[[File: File 865 Special booklet 7.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 8.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 9.jpg|370px|]]<br>
 
[[File: File 865 Special booklet 7.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 8.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 9.jpg|370px|]]<br>
 
[[File: File 865 Special booklet 10.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 11.jpg|190px|]]
 
[[File: File 865 Special booklet 10.jpg|370px|]][[File: File 865 Special booklet 11.jpg|190px|]]
</spoiler>
 
 
===Asahi Evening Newspaper Interview (no raw)===
 
Asahi Evening Newspaper, published January 6, 2014<br>
 
Translated by: bluesun<br>
 
Originally sourced from : http://www.asahi.com/articles/ASG1534JCG15PUUB001.html (page dead)
 
<spoiler>
 
'The Boss of the Black Organisation has already appeared' --Conan author, Aoyama-san<br>
 
Image: Aoyama Goushou-san answering fan questions at Yurashuku, Hokuei.
 
 
On the 4th, Aoyama Goushou-san, the manga artist known for "Detective Conan" interacted with around 400 fans from around Japan in Hokuei, in his home prefecture of Tottori. The event, held at the town's Daiei Rural Environment Improvement Centre[大栄農村環境改善センター] to celebrate Aoyama-san's annual homecoming was full of excitement.
 
 
This year, the series has been running for 20 years. With the story nearing its climax, fans asked him pressing questions one after another. When asked "What gender is the boss of the Black Organisation", Aoyama-san wryly grinned and said "I can't say". "[The boss] has already appeared. And it's not Prof. Agasa." he followed up by saying, and the audience was filled with laughter.
 
 
Another fan also followed up by asking "By saying 'the boss has already appeared', does that mean his face has appeared too?", but he laughed and said "You never know. That's a bit of a secret. Wait and find out. I can't say."
 
 
When asked about tricks he uses when designing characters, he answered "I usually always draw the culprit first. If, say, the culprit has drooping eyes, then the supporting characters will have slanted eyes, or be looking aside. Drawing culprits that don't look like culprits is the trick."
 
 
At the event, there were quiz games held to predict Aoyama-san's answers, and a rock-paper-scissors tournament with the winner to have their name appear in the manga. The winner, Oono Kouhei-kun (6) [note: reading may be wrong -- JP is 大野康平君(6)], from the fourth district of Wakabadaikita, Tottori, said "I'm so happy. I'm so excited".
 
(By Satoshi Yamazaki)
 
 
</spoiler>
 
</spoiler>
  

Revision as of 03:18, 11 May 2018

Contents

Gosho's Official Commentary and Interview list

Untranslated Interviews

The interviews listed here are ones that I found listed on the DCW Translating interview thread. These did not have translations provided or had broken links which made it impossible to see either the Raw or the translation. It would be preferable if we could get the remaining interviews found and translated. http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/

The remaining interviews come from this page : http://conan-4869.net/post-5361

Mid 90s Newtype Interview

Unknown issue of the magazine "Newtype"
Pictures from: http://ayase.blog4.fc2.com/blog-entry-803.html

Complete Color Works Interview Aoyama x Takayama RAW

May 1, 2003
first few sentences typed

Raw Images

Mini Documentary: Secret of Creation

青山剛昌ふるさと館(青山剛昌の仕事部屋 創作の秘密)
Video shows Gosho drawing File 593, which was released Dec 2006
https://www.youtube.com/watch?v=7f7SLxnVPI0

10 Year Cinema Guide interview

Aoyama Long Interview, 10 Year Cinema Talk 2006

Magic Kaito Volume 4 Interview RAW (images)

The volume was released sometime between Feb and Mar 2007
There are 4 pages, the first 2 seem to be an interview and special message
and the next 2 are a recap of all of the Kaito heists up to that point.

Otona Fami Interview #1 (no raw)

オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 21, 2008
Partial information below recovered from 2008

Shonen Sunday Interview #1 (no raw)

週刊少年サンデー17号 (Weekly Shonen Sunday #17), published March 27, 2009
no script

Shonen Sunday 50th Anniversary Interview RAW

少年サンデー1983 (Shonen Sunday 1983, a special issue commemorating Sunday's 50 years of publishing), published July 15, 2009
http://conan-4869.net/post-19901

Raw Images

Otona Fami Interview #2 RAW

オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 20, 2010
Raw Images

Mystery Magazine Interview RAW

ミステリマガジン6月号 (Mystery Magazine June issue), published April 25, 2011
http://conan-4869.net/post-5413

Raw Images

Club Sunday Interview RAW

『クラブサンデー』青山剛昌先生へのインタビュー
October 28th, 2011
http://conan-4869.net/post-5847

Sankei News Interview RAW

『産経ニュース』のインタビュー 「転機 話しましょう」
June 23rd, 2012
http://conan-4869.net/post-7967

distant photograph of newspaper Raw

Gosho's True Intentions Interview RAW

剛昌先生の本音 ─ ホントの声
November 2012
Posted at : http://andantets.blog90.fc2.com/blog-entry-550.html

Otona Fami Interview #4 RAW

オトナファミ6月号(2013)
June 2013
http://conan-4869.net/post-20020

Shonen Sunday Lupin Vs Conan Secret Report RAW

少年サンデー51号|ルパン3世 VS コナン SECRET REPORT
November 20th, 2013
http://conan-4869.net/post-17477

Otona Fami Interview #5 RAW

オトナファミ1月号 2014 (Otona Fami or Adult Family January issue of 2014), published November 20, 2013
Raw Images

Lupin the Third VS Detective Conan: Money Punch and Aoyama Gosho interivew

ルパン三世 VS 名探偵コナン『モンキー・パンチ&青山剛昌☆作品がひとり歩きしていくのもいい』
December 04, 2013
Source: link
Link includes video interview with Monkey Punch and Aoyama Gosho
as well written interview with soccer player Kazuyoshi Miura, a guest star in the movie

Monkey Punch and Gosho Aoyama Special Talk RAW

モンキーパンチ先生×青山剛昌先生のスペシャル対談
Unknown 2013
Special talk on the official website of "Lupin the Third VS Detective Conan The Movie"
http://conan-4869.net/post-19729

Original link : http://lupicona-movie.com/specialtalk.html (page died)
Webpage screenshot

New Years Postcard list RAW

「青山先生の年賀状」まとめ
Collected postcard list from 2014 and 2015
http://conan-4869.net/post-24061

AnimeAnime Interview RAW

劇場版「名探偵コナン 異次元の狙撃手」公開直前 原作・青山剛昌先生インタビュー
(before) April 18, 2014
http://animeanime.jp/article/2014/04/18/18340.html
http://conan-4869.net/post-20166

Da Vinci Interviews (WITH RAWS)

Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the Japanese actor Takeru Satoh, leaked April 13, 2014
Leaked interview notes from the May issue of the magazine 「ダ・ヴィンチ」 (da Vinci) with the fans/reporters/whatever, leaked April 15, 2014
Translated by ALAKTORN

So apparently a large chunk of this interview was never typed up AND this is only the cross talk with Takeru Satoh,
not the "LONG INTERVIEW" from this issue of the magazine.

Takeru Satoh x Gosho Aoyama Cross Talk translated (partial interview)



TAKERU SATOH x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW



YUKI SUETSUGU x GOSHO AOYAMA CROSS TALK RAW



LONG INTERVIEW RAW

Detective Conan Character Visual Book Voice Actor interviews

Voice Actor interviews September 2014


20th Anniversary DVD collection guidebook interviews RAW

Pictures from: https://bbs.aptx.cn/thread-295749-1-1.html
Aoyama Interview

Aoyama Video Interview
Spanish post: http://tanteikid.blogspot.it/2016/08/detective-conan-20th-anniversary.html
Red Thread English post with video: https://www.facebook.com/DCTheRedThread/videos/1199107286807889/

Voice Actors

Staff

Song Artist

Movie 20 "Truth in Black" Booklet

Pictures from : http://tieba.baidu.com/p/4508220071

Animedia Gosho Interview

June issue of 2016
released May 10th, 2016
Issue has the phrase "Next Conan's Dream" across the bottom in pink cursive letters
Also has interviews with a few of the voice cast like Takayama Minami

Sources of the images http://imgur.com/a/3g1cj
http://tieba.baidu.com/p/4539147071

Gosho Interview

Complete Color Works Interview Aoyama 2016

Interview with Gosho from 2016 inserted into book after a reproduction of 2003 interview
images from : https://bbs.aptx.cn/thread-295984-1-1.html

20 Year Cinema Guide interviews

Interviews with the cast and crew of the movies as well as Gosho 2016.

Asahi Newspaper Interview 2016

「名探偵コナン」青山剛昌さんがエール July 16, 2016
Source: https://bbs.aptx.cn/thread-296434-1-1.html
Raw text

Raw image

Akai and Amuro Secret Files Voice Actors Interview 2016

11/29/2016

Interviews

The interviews listed here are ones that I found listed on the DCW Translating interview thread. It would be preferable if we could find more interviews and get them located here. http://www.detectiveconanworld.com/forum/topic/1555-translating-interviews/

Mystery Museum Interview

June 10th, 1997
Gosho profile, Gosho's 4 special secrets
Movie 1 producer and director interviews
Voice actors talk
Movie, and tv op / ed themes profiles
Translation by Yuniechan : part 1, part 2

Raw Images


Conan Drill Official Book (WITH RAW)

コナンドリル オフィシャルブック (Conan Drill Official Book), published May 1 2003
Translated by: justwantanaccount

Raw Images

Love Conan (Rabu Conan) Interview RAW

ラブコナン―名探偵コナンオフィシャルファンブックforガールズ,2004/3/31
http://conan-4869.net/post-19909
Raw Text

Translation by Yunniechan : link

Raw Images

Partial Translation
Source from yangti1674 ( link )
text copied from Chekov's post ( link )

Conan Vs Kaitou Kid Perfect Edition RAW

Detective Conan vs. Kaitou Kid Perfect Edition pg 169
Posted by: skyechan

Translation by Yunniechan : link

RAW IMAGES

Unknown Fan Gathering 2005 (partial text) (no raw)

Unknown interview 2005 Fan gathering
Translated by: justwantanaccount

Anime 10 Year Anniversary Interview 1 (WITH RAW)

読売新聞 「親子で夢中 コナン10年」
Translated by Startold
""It was published on NTV's website in 2006.""
January 6th 2006
http://conan-4869.net/post-19657

Raw Text

Asahi Newspaper Interview "the boss's name has already appeared" (WITH RAW)

朝日新聞夕刊 (Asahi Evening Newspaper), published January 13, 2006
Posted by: Cindy Xin
Comment from Chekhov: "The last file before this boss's name has appeared interview was 551 (Nail and Snake)
and was in Shounen Sunday issue #5-6 2006 (a double issue with a week break afterwards) which was published January 4, 2006."
Fully Translated by Startold

Raw Image

Raw Text

Erlangen, Germany Interview (WITH GERMAN)

Press conference in Erlangen, Germany on June 17, 2006
Video: link (may cause you to wait 45 secs to view)
Translated by: Aki-kun

Original German Text

Anime 10 Year Anniversary Interview 2

Aoyama Anime 10th anniversary interview in 2006 on the Yomiuri Television (YTV) website
Original link : http://www.ytv.co.jp/conan/index_set.html (page died)
Posted at : https://reiarashi.wordpress.com/2006/09/10/aoyama-10th-anniversary-interview/

Raw text

Urusei Yatsura Volume 21 Interview RAW

うる星やつら(新装版)21巻のインタビュー September 18th, 2007
A Detective Conan website had this listed as an interview
so it must have some relevance
http://conan-4869.net/post-19866

The poster also had this to say about things from much later
in the Conan series like Rum and volume 85 (Scarlet Series)

Translation by Yunniechan : link

Akigoro Interview RAW

2007年秋ごろのインタビュー 「最終回の構想できている」
Unknown interview
http://conan-4869.net/post-5412

Translation by Yunniechan : link

Conan and Kindaichi Files Interview #1 (WITH RAW)

名探偵コナン&金田一少年の事件簿01 (Detective Conan & Kindaichi Case files #1), published April 10, 2008
Translated by: justwantanaccount

Raw interview images

Conan and Lupin Interview #1 (MIXED IN RAW)

Aoyama & Monkey Punch interview from 2009
Translated by: justwantanaccount

Gundam Ace Interview (MIXED IN RAW)

ガンダムエース3月号 (Gundam Ace March issue) between Ikeda Shuuichi and Aoyama Gosho, published January 26, 2010
Partially Translated by: justwantanaccount

Full raw text
http://conan-4869.net/post-6208

Masters Of Manga Interview (no raw)

Masters of Manga, published July 6, 2010
Text submitted by: Chekhov

Magic Kaitou Treasured Editions: Playback Episode Interviews (no raw)

Released at the end of the Treasured Editions through out 2011
Translated from German to English by : Cocoa moth / Cocoa

Otona Fami Interview #3 (MIXED IN RAW)

オトナファミ6月号 (Otona Fami or Adult Family June issue), published April 20, 2011
RAW IMAGES: http://imgur.com/a/m7Qen
Proof of Origin: http://www.famitsu.com/blog/otona/2011/04/post_687.html
Included with a section called "Detective Conan Best Episode File 50"
(Alternate translation found here)
Below Translated by: justwananaccount

Monthly BLT Interview RAW

月刊BLT 6月号 2012 (Monthly BLT June issue of 2012), published April 24, 2012
http://conan-4869.net/post-20045
Raw text

Translation of a fans-rephrased version (MIXED IN RAW)
Translated by: justwantanaccount

Nihon Uiversity College of Art Lecture Interview (2ch RAW ONLY)

2011/06/24
various collected posts by: justwantanaccount at the bottom of the
DCW interview list forum post : link (see bottom of first post)

Interview with Aoyama Gosho and Shibasaki Kou, Movie 17 (WITH RAW)

柴咲コウ&青山剛昌『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』
コナン史上、最もハードでダイナミックな作品
Original Japanese version: http://www.cinematoday.jp/page/A0003661
Interview occurred around April 2013
Translated by : http://meitanteikonanplot.blogspot.com/2013/04/special-post-interview-with-aoyama.html

RAW text

Shonen Sunday Special Booklet File865 (WITH RAW)

少年サンデー33号特別付録の作者インタビュー
Shonen Sunday interview July 17th, 2013
http://conan-4869.net/post-14509
File 865 Shounen Sunday Special Booklet
Post organized by : Chekhov
Partially translated, comment by Chekhov: """(DCTP translation page no longer exists). Since in its current form it is likely to be disarrayed,
I have organized the text here. Credit goes to the translators which include Fujiwara, Zenthisoror, and Wakarimashita."""
Heiji, Kaitou, Yaiba, and Drawing Conan sections translated by: Cocoa, from German

File 865 RAW text and images

Monthly Conan Newspaper 2014 (partial raw)

March (part 1) 2014 and April (part 2) 2014 edition of the Monthly Conan Newspaper
Translated by: meitanteikonan blogspot page
Part 1: http://meitanteikonanplot.blogspot.in/2014/03/special-post-two-part-1-interview-with.html
Part 2: http://meitanteikonanplot.blogspot.in/2014/04/special-post-two-part-2-interview-with.html

Part 1 Raw

Gosho Aoyama X Yomuri Giants Hayato Sakamoto (WITH RAW)

青山剛昌X坂本勇人SP対談(クロストーク)
Officially released in the March 16th, 2016 Shonen Sunday #16,
but happened the previous week

Raw Images

Movie 20 interview CimemaToday (WITH RAW)

「名探偵コナン」漫画家・青山剛昌インタビュー:劇場版で原作者として名前がクレジットされる意味
http://www.cinematoday.jp/page/A0004961
April 14, 2016

Raw Text

Gosho Singapore visit Interview

Novemnber 12-13, 2016

Q AND A SLIDE SHOW
Audio only : https://clyp.it/mwoiwshx (slide show and Q & A)

attempt at transcript of audio, stops at 19:23 of 57:52

(videos are missing some of the questions found in the above auido)
Slide show Qs part 1: https://www.youtube.com/watch?v=eGGhvkmku-c
Slide show Qs part 2: https://www.youtube.com/watch?v=cXJQWwhq4Io
Slide show Qs part 3: https://www.youtube.com/watch?v=7ODk__NhljE
Slide show Qs part 4: https://www.youtube.com/watch?v=nP8foBO6cPU
Q & A part 1 : https://www.youtube.com/watch?v=E6YqtasJmtE
Q & A part 2 : https://www.youtube.com/watch?v=mI0jANZcPeI

TWO COMIC ICONS AND POST MOVIE INTERVIEW
Text

GOSHO AOYAMA MEETS SONNY LIEW Q & A 1 : https://www.youtube.com/watch?v=-AofBjLCbJ4
GOSHO AOYAMA MEETS SONNY LIEW Q & A 2 : https://www.youtube.com/watch?v=eYFBZ9SPMh8
GOSHO AOYAMA MEETS SONNY LIEW Q & A 3 : https://www.youtube.com/watch?v=otZFryt92a0

Post Movie screening Q & A 1 : https://www.youtube.com/watch?v=CKiGBa3KGx8
Post Movie screening Q & A 2 : https://www.youtube.com/watch?v=kzqEE7riqQg

Book signing part 1 : https://www.youtube.com/watch?v=0WDfaI9D20Q
Book signing part 2 : https://www.youtube.com/watch?v=op9HON7v9Jc
Book signing part 3 : https://www.youtube.com/watch?v=DDF_ywmI0Y8